英語の前置詞の使い分け方が分からない?前置詞の種類一覧、使い方の例付きで解説!

英語の前置詞の使い分け方が分からない?前置詞の種類一覧、使い方の例付きで解説!

英語の前置詞は膨大な数存在し、似たものもたくさんあります。そのため使い分けの難しい前置詞も多く存在します。この記事では、使い分けがややこしい英語の前置詞を一覧にして解説しています。状況に合わせて正しい前置詞を使い、綺麗な英語を身につけましょう。

英語の前置詞の使い分け一覧

前置詞とは「in」「on」「of」など、その後にくる名詞と他の文との関係を表す言葉です。英語の文章を理解するにはとても大切な部分で、その種類は膨大な数存在します。これだけたくさんの種類があるため、使い方や使い分けが難しいことが多いです。似たような種類の前置詞があったり、どちらでも正しいけれど微妙にニュアンスが違うものなどもあり、時にはネイティブでさえ混乱したり間違えてしまいます。この記事では、そんな使い方の難しい前置詞を一覧にして、例を使いながらイメージで理解できるようにまとめました。

OFの写真です。

前置詞使い分け一覧:時間を表すのは「at」「on」「in」?

時間や日付の話をする時に、どの種類の前置詞を使うのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。日本語では「正午に」「2000年に」「1月10日に」とすべてに「〜に」を使いますが、英語では状況によって「at」「on」「in」がそれぞれ「〜に」の意味を持ちます。だからこそ、正しい使い方を知っておかないと使い分けができずに迷ってしまいます。一覧にして、1つずつ見ていきましょう。

時計の写真です。

英語で時間を表す前置詞:「at」

「at」はイメージとしてはっきりとした正確な時間を表す時に使います。例えば、「3時に」は英語で「at」を使って「at 3 o'clock」です。また夕食時などもはっきりとした正確な時間なので、夕食を意味する dinnertime を使って「at dinnertime」となります。いくつか例文をあげるので、イメージをつかんでみてください。

The shop closes at 9pm. 
そのお店は午後九時に閉まります。

Clara went home at the lunchtime. 
クララはお昼の時間に家に帰った。

英語で時間を表す前置詞:「on」

英語で日付や曜日など特定の日を表す時に使う前置詞は「on」です。月曜日は「on Monday」となり、私の誕生日にはというのは「on my birthday」となります。なぜ on を使うのかは、カレンダーの上の1日とイメージすると覚えやすいかもしれません。また、便利な使い方として、曜日の後に複数形の s をつけ「on Mondays」のようにすると、「毎週月曜日には」という意味になります。イメージを掴みやすいように、いくつか例文をあげます。

His birthday is on 20 November. 
彼の誕生日は11月20日です。

I go to church on Sundays.
私は毎週日曜日に教会に行きます。

英語で時間を表す前置詞:「in」

英語で時間を表す時の「in」の使い方は、イメージとして長い期間を表す時に使います。例えば、月、年、世紀、一定期間続いた出来事などを話す時には「in」を使うのが正解です。なので、氷河期の話をする時や、過去の話をする時には「in」を使って、「in the Ice Age」や「in the past」とします。いくつか例文を紹介します。

In Hokkaido, it often snows in November. 
北海道では、11月にしばしば雪が降ります。

What do you want to be in the future?
あなたは将来何になりたいですか?

時間を表す「at」「on」「in」を使わないケース

時間を表す前置詞を使う時に気をつけておくべきことがあります。時間を表す時にもし「last」「next」「every」「this」などをつけるなら、前置詞は使いません。例として、「去年の12月にパリに行った」という意味の文は「I went to Paris last December」となり12月を意味するDecemberにはどんな種類の前置詞もつけません。

前置詞使い分け一覧:「in」と「into」?「on」と「onto」?

「in」と「into」も「on」と「onto」もとてもよく似た前置詞です。意味もよく似ていますが、微妙なニュアンスの違いがあるため、使い分けられるようになればより正しい英語を話せるようになります。

Oの中にinが入っている写真です。

英語の前置詞の使い分け:「in」と「into」

「in」と「into」は使い分けの難しい似たような意味の前置詞です。「in」はそこにあるという状態を表します。そして、「into」は入っていくという動きをイメージする前置詞です。いくつか例をあげます。

My friend lives in that house. 
私の友達はあの家に住んでいる。

Ben walked into the room smiling. 
ベンは微笑みながら部屋に入った。


◯解説
最初の例文は友達が家に住んでいるという状態を表しているため、「in」を使います。2つ目の例文ではベンが部屋の中に入ったという中への動きを意味しているため、使う前置詞は「into」です。
 

英語の前置詞の使い分け:「on」と「onto」

同じように「on」と「onto」もよく似た種類の前置詞です。「on」は上にあるという状態をイメージさせる前置詞ですが、「onto」は何かを他の物の上に乗せるという動きをイメージさせる前置詞です。例をみてイメージをつかんでください。

Your book is on that table.
あなたの本はそのテーブルの上にあるよ。

Matt put the book onto the table.
マットはその本をテーブルの上に置いた。


◯解説
1つ目の例文では、本はテーブルの上にあるという状態なので、止まっているイメージの「on」を使います。2つ目では、本をテーブルの上に置くという動きを表しているので、動いているイメージの「onto」を使っています。

 

前置詞使い分け一覧:「besides」「beside」「by」

「besides」「beside」「by」という良く似た文字面の単語の内、1つだけ意味がぜんぜん違うものがあるのがわかるでしょうか?この中で意味が全く異なるのは、「besides」です。あとの「beside」と「by」は似た意味を持つ前置詞です。似た響きで間違えやすい前置詞ですが、それぞれがどういう意味を持つのかを一覧で見ていきます。

河原の写真です。

英語の前置詞の使い方:「besides」

「besides...」には「〜のほかにも」という付け足しの意味があります。例えば、「私の他にも3人遅刻した人がいた」と英語で言うのに「There were three others who were late besides me」というような使い方をします。否定文や疑問形にすると、「〜を除いて」という意味にもなるので、こちらの使い方で使うことも多いです。例文をいくつかみてみましょう。

There is so much work to do besides the normal tasks. 
いつもの仕事のほかにもやる仕事がたくさんあります。

Tom has no friends besides me. 
トムには私以外に友達がいないです。


 

英語の前置詞の使い方:「beside」

「beside」は「besides」から「s」がなくなっただけですが、その意味は全く異なります。「beside...」は「〜の隣に」という意味です。他の前置詞で「next to」も同じ意味で同じ使い方です。イメージがわかりやすいように、例文をあげます。

Tom is seated beside Maria.
トムはマリアの横に座っている。

Hang your coat beside mine over there.
そこの私のコートの横にあなたのコートもかけてください。

英語の前置詞の使い方:「by」

「beside」と同じように使われるのが「by」です。似たような文脈で、似たような意味で使われるため、使い分けが難しいと感じる方もいるのではないでしょうか。「beside」が右か左にあることを指す「〜の隣に」という意味なのにたいし、「by」は周りにあるということを指す「〜のそばに」という意味の前置詞です。なので「beside」より少し曖昧なイメージです。似た種類の前置詞に「near」もありますが、「by」の方がより近いイメージです。いくつか例文を紹介します。

Please don't stand by me. 
私のそばに立たないでください。

Clara's house is by Lake Biwa. 
クララの家は琵琶湖のそばにあります。

前置詞使い分け一覧:「between」「among」「amid」

「between」「among」「amid」はいずれも辞書で調べると、「〜の間に」という意味を持つ似た種類の前置詞です。けれども、それぞれに微妙に使い方が違ったり、ニュアンスが違ったりします。1つ1つ一覧にしてみていきましょう。

光がさす森の写真です。
Photo byjplenio

英語の前置詞の使い方:「between」

「between」は対象となるものが他の2つのものに挟まれているときに使います。なのでイメージとしては、囲まれているというよりは挟まれているという意味の「〜の間に」です。なにかが2つのものに挟まれているときは基本的には「between」を使ってください。例文です。

Tom is between John and Peter in that picture. 
その写真の中でトムはジョンとピーターの間にいます。

Seattle is located between Vancouver, Canada and Portland, Oregon. 
シアトルはカナダのバンクーバーとオレゴン州のポートランドの間にあります。

英語の前置詞の使い方:「among」

一見「between」との使い分けが難しい「among」ですが、実は使い分けのルールは簡単です。「between」が2つのものに挟まれたときに使われるのにたいして、「among」は3つ以上のものに囲まれているときに使います。なので、「among」の使い方はイメージとして「〜に囲まれて」となります。意味さえわかれば、似た種類の前置詞でも簡単に使い分けられます。ちなみに、「amongst」も同じ意味を持つ前置詞です。「among」より少し硬い表現で、イギリス英語でときどき使われます。いくつか例文です。

Sometimes we can see deer among trees. 
ときどき木の間に鹿を見ることができます。

I don't know who among us was the most nervous. 
私たちの間で誰が一番緊張していたかわからないです。


◯解説
between との使い分けで、紹介したいずれの例文も among の後に続く名詞は3つ以上のものです。

英語の前置詞の使い方:「amid」

「among」が木や人など数えることができるものに囲まれているときに使うのにたいして、「amid」は囲まれている対象が数えられないものや状況であることが多いです。例えば囲まれている対象が海、雪、暗闇などの数えられないものであったり、実態のないものの場合は「amid」を使います。例文です。

She could see nothing amid snow and darkness.
雪と暗闇の中にいて、彼女はなにも見えなかった。

This book was written amid many difficulties.
この本は多くの困難の中で書かれた。

前置詞使い分け一覧:お金を表す前置詞

金額の話をするときに使う前置詞にも使い分けが難しい種類の前置詞があります。一覧にして順番に見ていきましょう。

緑のお金関係のいろいろな記号の写真です。

お金の前置詞使い分け:「for」と「at」

「〇〇円で買った」と英語で言いたいときには、どの種類の前置詞を使えばよいのでしょうか。実際に使った金額をはっきりという場合には「for」を使って「for 〇〇 yen」と表現します。反対に、実際の金額を言わない場合に使うのは「at」です。例えば、「安く」を英語でいうと「at a cheap price」となります。例文です。

I bought a book for six hundred yen.
私は600円で本を買いました。

I can't buy it at such a high price. 
そんなに高い値段では買えません。

お金の前置詞:spend money on? to?

「〇〇にお金を使う」というときに「spend money to 〇〇」と言いたくなってしまいますが、正解は「spend money on 〇〇」です。また同じように「〇〇に時間を使う」というときも「to」ではなく「on」を使って、「spend time on 〇〇」となります。日本人が間違えやすい使い方ですので、気をつけて使い分けてください。いくつか例文を紹介します。

Tommy spent a lot of money on computer games. 
トミーはパソコンゲームにたくさんのお金を使った。

I waste too much time on YouTube. 
私はユーチューブで多くの時間を無駄にしすぎています。




 

前置詞使い分け一覧:方法を表す前置詞

どういう方法で出来事が起きたのかを話したいときに、「by」「with」「via」など使えそうな前置詞はたくさんあります。どの状況でどれを使ったらいいのかを一覧にして紹介します。

空と道の写真です。

方法を表す前置詞の使い分け:「by」と「with」

「by」と「with」の使い分けは主に2つあります。1つ目は「with」はある行動を行うのに使われた方法や道具を表すために使い、「by」はある行動を行った人が誰かを表すときに使います。例文です。

This photo is taken by my older sister.
私の姉がこの写真を撮った。

My older sister took this photo with her phone.  
私の姉が携帯でこの写真を撮った。


2つ目の使い分けを紹介します。「with」は意図を持って行われた故意の行為に対して使われ、「by」は偶然起きた出来事にたいして使われます。例文でイメージをつかんでください。

He was killed with a knife.
彼はナイフで殺害された。

He was killed by a falling stone. 
彼は落石によって亡くなった。


 

方法を表す前置詞の使い分け:「by」と「via」

「by」と「via」はとてもよく似た種類の前置詞で、「メールで送る」などは「send via/by email」とどちらでも表すことができます。ただ、使い分けが必要な場合もあります。air、land、seaなどの名詞の前に付けて「空路で」「陸路で」「海路で」などを表すときには「by」が使われます。「via」はどこどこを経由してというときに使われます。例文です。

Should I send this parcel by air? 
この小包を空輸で送るべきかな。

I couldn't fly to Tokyo direct and had to go via Seoul. 
東京に直行便で行けなかったから、ソウル経由で行かないといけませんでした。

前置詞使い分け一覧:丁寧な前置詞

たくさん種類のある前置詞の中には、同じ意味を持つけれども丁寧度合いが異なるものもあります。そんな前置詞を一覧で紹介します。

スーツの人々の会議のような風景の写真です。
Photo byrawpixel

丁寧な前置詞:「until」と「till」

「until」と「till」はどちらも「〜まで」という意味の前置詞です。この2つはどちらを使っても文の意味が変わることはありません。唯一の違いは「until」の方が少し丁寧な言い方です。なので、正式な文書などでは「until」を使いましょう。いくつか例文です。

I can’t wait till the pizza gets here.
ピザが届くまで待ちきれないです。

Yesterday I slept until noon. 
私は昨日正午まで寝ました。

丁寧な前置詞:「circa」と「around」

「circa」と「around」はどちらも、「だいたい」や「およそ」という意味の前置詞です。「circa」はラテン語から英語になった言葉で、とても丁寧な言い方です。なので、普段の会話で使うと少し場違いに聞こえてしまいます。基本的には「around」を使って、改まった場面では「circa」を使うのがちょうど良いです。いくつか例文を紹介します。

Historians believe that the war took place circa 3000 years ago. 
歴史家たちはその戦争がおよそ3000年前に起きたと考えている。

It was the time around sunset that I kissed her. 
だいたい日の入りくらいの時間に彼女とキスをした。

 

前置詞使い分け一覧のまとめ

ここまで使い方の似ている前置詞をどうやって使い分けるのかを学んできました。最後に紹介した前置詞をまとめて一覧にします。是非使い分けをクリアにして、ややこしい前置詞も正しく使えるようになりましょう!
 

  前置詞 使い方
時間を表す at  正確な時間
  on 日付・曜日・特定の日
  in 月・年など長い期間
位置を表す in  中にある状態
  into 入るという動き
  on 上にある状態
  onto 乗るという動き
音の似た前置詞 besides 〜の他にも
  beside 〜の横に
  by 〜の近くに
「〜の間に」を意味する between 2つのものに挟まれている
  among 3つ以上に囲まれている
  amid 実態のないものに囲まれている
お金を表す for 金額をはっきりいうとき
  at  金額はいわないとき
  spend money on  〜にお金を使う
方法を表す with 使った道具
  by 行動をした人
  by 送る方法
  via 経由地
丁寧な言い方 till 〜まで
  until tillの丁寧な言い方
  around およそ
  circa aroundの丁寧な言い方

種類がたくさんあるので難しいですが、前置詞を理解すると英語が一気にわかりやすくなります。

ENDの写真です。

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