
岡田さん

ミランダ
あら、それはいい心がけね!雑誌を使って英語を勉強するのは、楽しく勉強を続けられるしおすすめよ!

岡田さん
ただ、海外の雑誌だとどのようなものがあるのかよく知らなくて……。どの洋雑誌を読むのが英語学習に効果的でしょう?

ミランダ
それじゃあ今回は、英語学習におすすめの洋雑誌を紹介していくわね!
英語雑誌を英語学習に取り入れよう
英語雑誌や英字新聞を読みながら勉強している人ってかっこいいし、海外っぽくて憧れますよね。しかし、いざ自分が実際に学習に取り入れるとなると、少し敷居が高いと感じる方もいるのではないでしょうか?
しかし、英語雑誌の中でも、そのレベルや文章の性格は様々です。中には英語学習者に向けて作られている雑誌も多く、学習の際に飽きることがないような工夫もさまざま施されているので、最初から難しそうだと諦めず、是非一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
また、雑誌の中にはオンライン上で無料で閲覧できるものもあります。一度使ってみると、英語雑誌が良い英語教材であることに気づくかもしれませんよ?
英語雑誌を学習に取り入れるメリットとは?
皆さんは、英語を勉強する際にどのような教材を取り入れていますか?しっかりと文章構造を学べる文法書で文法を学び、単語帳で語彙を増やすのもいいですが、私がおすすめするのは洋雑誌を取り入れた勉強法です。
洋雑誌というと難しそうに聞こえますが、やり始めてみると案外こちらのほうが自分に合っているということもあるかもしれません。
洋雑誌を勉強に取り入れるメリットは以下のようなものがあります。
学習のリズム・ペースを作ることができる
雑誌は季刊、隔月、月刊、週刊のように、一定の期間で発刊されます。そのため、月刊ならひと月で一冊、週刊なら1週間で一冊というように、発刊の周期が学習の良いペースメーカーとなってくれます。
英語の勉強が楽しくなる
学校で使うような英語学習用の問題集を使って勉強するのに比べて、雑誌での勉強は楽しみながら学習できるという利点があります。
英語学習にとって最も重要なのは、学習を継続すること。興味を持って勉強に取り組める、魅力的な教材を使うことは、継続する上でとても大きなカギとなります。
無理なく続けられる
雑誌での学習は、英語の問題集のように「この一冊を絶対最後までやり遂げる!」と気負う必要はありません。今月号の内容があまり興味が沸かないものであれば、今月号を読むのはやめにしてまた来月号からリフレッシュした気持ちで取り組めばよいだけのことです。
「気軽に・無理なく続けられる。」これも、洋雑誌を使った勉強をおすすめする理由の一つです。
海外のトレンドにあった語彙力を身に着けることが出来る
当然のことですが、言語は時代と共に移り変わるものです。
日本語でも一昔前まで使っていた言葉が今では死語として扱われている場合もありますよね。それは英語でも同じであり、英語を学習する時代が違えば、求められる語彙も変わってきます。
洋雑誌を使えば、その時期の海外のトレンドごとの鮮度の高い語彙力や表現を身に着けることができ、英語力の幅が広がります。
無料で閲覧できる
雑誌の中には、WEBサイト上で一部無料で閲覧できるものもあります。まずは、無料バージョンを読んでみて、気に入れば購読するということができるのも、雑誌を教材として使うメリットの一つです。
自分にあった洋雑誌!選び方のコツは?
洋雑誌を勉強に取り入れると決めたら、次はどのような雑誌を選ぶかです。
自分のレベルに合わなかったり、全く興味のないことについての雑誌だったりすると、効率がよくありません。せっかくなら、楽しく効率的に勉強したいですよね。
購読をせずとも無料で始められるものもありますので、洋雑誌はよくよく吟味しながら選ぶようにしましょう。
自分の興味に合わせた洋雑誌を選ぶ
洋雑誌を英語学習に取り入れる最大の魅力の一つは、自分の興味のあるジャンルを選んで学習できるということです。
ファッションに興味がある人はファッション雑誌を読めば、流行のファッションのアイテムやポイントを英語で言えるようになるでしょうし、料理好きの人は料理の雑誌を読めば、レシピなどを説明するための語彙や食材に関する語彙を増やして日常生活で役立てることができるかもしれません。
自分の好きなジャンルのものならば楽しく学習に取り組めるので、ある程度の期間継続して読み続けるためには、ジャンル選びは非常に大切です。
自分のレベルに応じて選ぶ
自分の興味に合わせて選べることが洋雑誌の魅力ですが、自分の読めるレベル以上の内容だと、いくら興味のある分野でも読むことに疲れてしまって、学習が億劫になってしまいます。また、そもそもレベルに合っていない教材を使った学習は、効果が出づらいです。
雑誌を選ぶ際には自分の英語力をしっかり把握したうえで、適切な難易度のものを選ぶようにしましょう。
英語学習におすすめの洋雑誌ランキング10選
以上の内容を踏まえたうえで、私がおすすめする英語雑誌をランキング形式でご紹介していきます。
より多くの人が自分にあった雑誌を見つけられるよう、ジャンルは様々なものをチョイスしました。ものにもよりますが、無料でWebサイトからアクセスできるものもあるのでぜひ気軽に見てみてください。また、それぞれの雑誌の英語レベルも記載しているので参考にしてみてください。
それではランキングスタートです!
初級~中級者向けランキング5選
まずは、「これから英語学習に雑誌を取り入れていきたいけど、ネイティブレベルのものはまだ自信がない・・・」という、初級〜中級の英語学習者向けの洋雑誌ランキング5選です。
1.『 ENGLISH JOURNAL』
レベル:英語初級~中級(英検3級~、TOEIC500~)
まずは、英語学習者に大人気の雑誌『ENGLISH JOURNAL』をご紹介します。
人気の秘密は、学習教材としての使い勝手の良さと豊富な記事内容。海外の有名人のインタビューや世界中のニュースなどの連載の他に、読者の興味を引くような面白い企画や特集が多く組まれており、質・量ともに英語学習者を満足させることのできる内容となっています。
また、英語学習者に向けて英語学習のポイントを取り上げたコーナーも組まれており、英語学習教材として非常に優秀な雑誌です。
2. 『Japan Times ST』
レベル:英語初級~中級(英検3級~、TOEIC500~)
次にご紹介するのは、日本で発行されている英字新聞の週刊版『Japan Times ST』です。英語学習者にとって知的好奇心を刺激されるようなバラエティーに富んだ話題が盛りだくさんで、難易度は易しめです。
週刊で発行されているので学習のペースメーカーになりますし、適度な文章量と低めの価格設定で、無理なく英語学習を続けられます。
全ての記事に和訳があるわけではありませんが、内容が難しい文章には日本語訳が用意されており、それが英語学習者にとって学習しやすいポイントの一つとなっています。
3. 『Cooking Light』
レベル:英語初級~中級(英検3級~、TOEIC500〜)
続いて、料理雑誌『Cooking Light』をご紹介します。こちらは、アメリカで販売されているクッキングマガジンで、健康的で手軽に作れるレシピが毎号70種類以上掲載されています。
料理の作り方の手順を表す英語表現や食材の名称についての語彙量が増えるので、日常生活でも役立つ英語力が身に着きます。ある程度料理に関する知識がある人であれば、料理の手順と単語を結び付けて効率的に英語力を鍛えられるのではないでしょうか。
海外ならではのレシピが数多く掲載されているので、単純に料理本としても楽しめる一冊です。ホームページで紹介されているレシピも多いので、ホームページを確認したうえで自分に合っていると感じたら、雑誌を購読してみるというのもいいかもしれません。
4. 『CNN English Express』
レベル:英語中級(英検2級~、TOEIC600~)
こちらの『CNN English Express』は、朝日出版がニュース専門チャンネルのCNNとタイアップして刊行している英語力養成誌です。3ステップアップの編集方針により難易度によってステップアップする構成なので、初級者から上級者まで幅広いレベルの方におすすめです。
実際のCNNニュースが文字化され対話と解説も付いているので、確かな英語力をつけることができます。
5. 『Bloomberg Businessweek』
レベル:英語中級(英検2級~、TOEIC600〜)
こちらはアメリカ発行の経済雑誌で、世界中のビジネスリーダーを読者に持っています。ビジネスを成功に導くためのノウハウや、普段は触れられないような新鮮なビジネス情報をいち早くキャッチできるのが魅力です。
英文自体は長めですが、内容はストレートで分かりやすいので、経済やビジネスに関する語彙や知識がある程度ある方であれば、比較的とっつきやすい雑誌といえます。
上級者向けランキング5選
ここからは、英語の文章を読むことに慣れてきて、ネイティブが読んでいるような雑誌にも手を出していきたいというような、英語上級者向けの洋雑誌ランキングです。
当然、内容やボキャブラリーの難易度は上がりますが、その分自分が使える表現の幅がグッと広がりますので、英語初級者の方もゆくゆくはこちらの雑誌も読めるようになりたいですね!
1. 『NATIONAL GEOGRAPHIC』
レベル:英語上級(英検1級~、TOEIC900~)
こちらの『NATIONAL GEOGRAPHIC』は、日本でもよく知られている老舗の科学雑誌です。
サイエンス誌は難易度が高そうと敬遠されがちですが、サイエンス誌の英文は実のところ、文学的な文章に比べ非常に簡潔に構成されており、英文としての難易度はそこまで高くなく、むしろ読みやすいことが多いです。地理や自然、科学に関する記事を掲載するこちらの雑誌は、現在、世界180か国以上で販売されている人気雑誌で、日本語訳版もあります。
プロの写真家が撮影しているので、冊子中の写真も非常に美しくて読んでいて飽きることがありません。また、英語教育の分野にも関わっており、日本語版のウェブサイトを参照すると、独自の英語教材や翻訳講座の情報が掲載されています。
2. 『VOGUE』
レベル:英語上級(英検1級~、TOEIC900~)
続いてご紹介する『VOGUE』は、1892年からアメリカで発刊されている女性向けファッション雑誌です。
アメリカ女性の10人に1人が購読しているといわれるほどの人気雑誌で、2006年には世界で最も影響力のあるファッション雑誌という評価もされているほど。美容やライフスタイルに関するコンテンツも数多く掲載されており、海外のファッションについて興味がある方だけでなく、アメリカ女性のトレンドやライフスタイルを知りたいという方にお勧めできる雑誌です。
内容は基本的にはネイティブ向けなので、英語上級者におすすめです。
3. 『GQ』
レベル:英語上級(英検1級~、TOEIC900~)
日本でも発行されている『GQ』は、ファッションやスポーツ、政治や音楽といった幅広いテーマを取り扱っているメンズ向けの総合雑誌で、各種コラムやゴシップも充実しています。現在、世界19か国で発行されています。
「クオリティー・ライフスタイル男性情報誌」というコンセプトで、スタイリッシュなライフスタイルを追及する若いビジネスマンに広く支持されています。写真やイラストの質が高いアートな紙面が魅力で、英語学習も飽きずに続けられます。
4. 『The Economist』
レベル:英語上級(英検1級~、TOEIC900~)
続いてご紹介する『The Economist』は、政治経済、科学から始まりアートなど多岐にわたる領域を報道している雑誌です。海外の最新ニュースを英語で読みたい、もしくは時事英語を学びたいと思う方には間違いなくおすすめできる雑誌です。
語彙レベルが高く、記事を一度読んだだけでは新しい英単語を習得できない場合もありますが、ニュースがその後どのようになっていったかを継続してチェックするようにすると、語彙が定着しやすくなります。また、スマホのアプリもあるので、移動中などにもチェックできるのがうれしいところです。
英語レベルもボリュームも高いので、総合的な英語力アップを目指す上級者向けの一冊です。
5. 『TIME』
レベル:英語上級(英検1級~、TOEIC900~)
最後にご紹介する『TIME』誌は、ノンネイティブの英語学習者のリーディングのゴールともいえる、代表的英語雑誌です。
文法構造自体はそこまで難しくありませんが、語彙は英検1級レベル。誰にでもおすすめできるというわけではありませんが、英語学習者なら、最終的には手を出してみたい雑誌の一つです。
MBA留学を目指しているなど、ハイレベルな英語を身に付けたいという方は、ぜひ読んでみて下さい。
英語雑誌を使って楽しく英語力アップ!
この記事では、おすすめの洋雑誌をランキング形式でご紹介しましたが、いかがでしょうか?
英語学習で洋雑誌を取り入れると、海外の新鮮な情報をキャッチしつつ生きた英語力を身に着けることができます。また、「最初から購読するのはちょっと・・・」という方は、無料のフリーペーパーやWEBサイト上の無料コンテンツなどから始めてみてください。
それぞれの興味やレベルに合った洋雑誌を見つけて、是非学習に取り入れてみてくださいね。
英語の勉強のために、英語の雑誌を定期購読しようと思います!