コンテンツ [表示]
- 1オンラインサイトを利用して効果的かつ無料でTOEIC対策
- 2はじめに、TOEICリスニング・リーディングテストとは?
- 2.1TOEICリスニング・リーディングテストは全部で7パート
- 3TOEICの全体像を理解するのに適した無料サイト
- 3.1TOEICの問題を思わせる教材が豊富:IIBC (国際ビジネスコミュニケーション協会) (日本語サイト)
- 3.2実際にTOEICを受けているような気分になれる:ETS TOEIC (英語サイト)
- 3.3無料ミニ模試で実力判定もできる:アルク (日本語サイト)
- 4TOEICの各パート対策に便利な無料サイト
- 4.1TOEICの情報、勉強方法などがほぼ毎日更新:TOEICオンライン (日本語サイト)
- 4.2大量の問題を解いてTOEIC脳を作ろう:過去問.com (日本語サイト)
- 4.3パート毎でも全パートでも。自分のニーズに合わせてTOEIC対策が出来る:ETS (英語サイト)
- 4.4英語の問題ならやっぱりネイティブ作成のものが安心:Testwise.com (英語サイト)
- 5TOEIC全パートの問題に無料で挑戦できるサイト
- 5.1TOEICの全パートが練習できる:4tests.com (英語サイト)
- 5.2TOEICと他の英語テストも目指す人は要チェック:English Club (英語サイト)
- 5.3全パートの無料ワークブックが魅力的:PASS THE TOEIC TEST (英語サイト)
- 6無料サイトを賢く使ってTOEICの模試、例題に沢山挑戦しよう!
オンラインサイトを利用して効果的かつ無料でTOEIC対策
TOEICの成功の秘訣は、「とにかく沢山の例題にあたること」といわれています。しかし世の中に溢れかえるTOEICの学習教材。どれもそれなりに効果がありそうですが、教材への出費は痛いところです。しかし調べてみると、TOEICの学習コースを主催しているサイトには、無料の模試や問題を載せているところがあります。中には資料が無料でダウンロードできるところも。このようなサイトを巡ればかなりの問題数をこなせるはずです。サイトにお邪魔してその学習方法が気に入れば、そのままコースに申し込むのもよし。さらに他のサイトで無料の武者修行を続けるのもよし。この記事ではそんなTOEICのリスニング・リーディングテストに重点を置いた国内、国外のサイトのご紹介をします。
「TOEICを理解する」「パート毎の練習・学習」などに分けてご紹介しますので、目的に合わせて読んでみてください。
はじめに、TOEICリスニング・リーディングテストとは?
これからご紹介する学習サイトの問題は、リスニング・リーディングテストのすべてのパートをカバーしているもの、一部をカバーしているものなどそれぞれに特徴があります。各サイトの優れた点をより深くご理解頂くために、実際のTOEICリスニング・リーディングテストの構成を簡単にご説明しておきます。
日本では2016年5月から新しい構成になっています。古い参考書などは旧構成のものもあるので注意してください。
TOEICリスニング・リーディングテストは全部で7パート
<リスニング(4パート)>
パート1:写真描写問題。一枚の写真の説明を聞いて最もふさわしい描写を選ぶ。
パート2:応答問題。質問や意見、発言などの短い文を聞いて内容について答える。
パート3:会話問題。会話を聞いてその内容に沿った質問に答える。
パート4:説明文問題。アナウンスなど長めの文章を聞いてその内容について答える。
<リーディング(3パート)>
パート5:短文穴埋め問題。
パート6:長文穴埋め問題。
パート7:広告、メール、SNSなど与えられた英語の媒体を読んで、内容に関する質問に答える。
リスニング、リーディングの各部門が100問の合計200問からなるテストです。
TOEICの全体像を理解するのに適した無料サイト
TOEICの問題を思わせる教材が豊富:IIBC (国際ビジネスコミュニケーション協会) (日本語サイト)
サンプル問題としてリスニングの音声を含む、全パートを網羅した200問に無料でチャレンジできます。特におすすめはサイト内の「学習サポート・教材」というセクション。このセクションにはTOEICに使われそうないろいろなシーン別リスニングの音声とスクリプトなどがあり、ダウンロードもできます。また「英語メール強化塾」と称してより良いビジネスメールの書き方を説明した特集もあり、そのメールがパート7に出てきてもおかしくないような出来になっています。解説も実に丁寧です。登録(無料)すると、週に一度パート5や6の練習になる穴埋めエクササイズがメールで送られてきます。TOEIC初心者、上級者ともに役立つサイトです。
<おすすめ理由>
- 公式サイトとしての信頼できる資料と問題のクオリティ
- リスニングの音声やスクリプトがダウンロードできて隙間時間勉強に最適
実際にTOEICを受けているような気分になれる:ETS TOEIC (英語サイト)
オンライン上の無料問題はありませんが、TOEICに実際に使われる形式の問題がダウンロードできて本番の練習に使えます。2018年4月から全世界のTOEICが日本、韓国ですでに行われている構成に代わるため、そのための新方式問題(200問)と旧方式問題(164問)の2種類がダウンロードできます。残念ながらリスニングは音声がありませんが、新方式問題にはリスニングのスクリプトがついています。解答に詳しい説明がないので、ある程度TOEICの勉強後に実力テストのように利用するのが良いかもしれません。
<おすすめ理由>
- 公式サイトなので情報が確か
- ペーパー式無料問題で疑似本番を体験できる
無料ミニ模試で実力判定もできる:アルク (日本語サイト)
英語教育、教材といえばアルク。英語の勉強でお世話になった方も多いはずです。目標突破点数別の独自のTOEICコースを開催しています。
TOEIC対策のページにはTOEICの最新解説、勉強法、目標点数別のおすすめ教材などの読み物が豊富に掲載されています。日替わりで無料のリスニングやリーディングの例題も掲載しています。登録(無料)すれば、日替わり例題の過去問題にもアクセス可能です。一番のおすすめは15分ほどのミニ模試。実際のTOEICのリスニングテストに準拠したリスニング、リーディングの25問程度の模試が3セットあります。テスト終了時には点数が出て、これからの勉強法のアドバイスがあります。初めてTOEICに挑戦する人には、特におすすめの模試です。解答の解説も丁寧です。
<おすすめ理由>
- ミニ模試で今の自分の実力が把握できる
- 短い日替わり例題で、毎日飽きずに続けられる
TOEICの各パート対策に便利な無料サイト
TOEICの情報、勉強方法などがほぼ毎日更新:TOEICオンライン (日本語サイト)
TOEICのパート毎の出題傾向、勉強対策やレベル別に適した参考書や勉強方法を紹介しているサイトです。TOEICに関する情報もほぼ毎日更新されていて、まさしく「TOEICオンライン」です。
TOEIC学習には、パート1、2、3、7の練習問題が特に充実しています。パート5の穴埋め問題は200問以上用意されています。リスニングの例題は音声付きで、TOEICリスニングの雰囲気をつかむのにとても便利です。
<おすすめ理由>
- TOEICのパート毎の出題傾向、勉強対策記事は特にTOEIC初心者におすすめ
- リスニング例題の音声がハイクオリティ
大量の問題を解いてTOEIC脳を作ろう:過去問.com (日本語サイト)
TOEICだけでなく、国家試験や資格試験の過去問を無料で載せている人気のサイトです。
TOEICのセクションは、特にパート1、5、6をターゲットにした問題を500問以上無料で公開しています。登録(無料)をすれば学習履歴も記録してくれて、正答が得られるまでランダムに過去問を選んで出題する機能も付いています。解答の説明も丁寧です。パート1の問題に音声がついていないのが残念ですが、解答説明で答えの日本語訳を載せているので、英語表現を覚えるといういう意味で使えます。
<おすすめ理由>
- 大量の無料問題集
- 正答するまで繰り返し同じ問題に触れることで自然に英語用法を覚えられる
パート毎でも全パートでも。自分のニーズに合わせてTOEIC対策が出来る:ETS (英語サイト)
TOEICサイトには全200問のTOEIC無料テストがあり、登録すればオンライン上で挑戦できます。全部終わるまで2時間半程度かかり、正解率は最後までわかりません。TOEIC本番に挑戦している緊張感が味わえます。リスニングセクションに沿った音声付きテストやリーディングセクションに沿ったリーディングテストも豊富です。また多数の穴埋め問題集、単語問題集などもあります。残念ながらほとんどの資料は2015年以前で少し古いかもしれませんが、いろいろ挑戦して英語力を上げたいという方にはおすすめです。問題集はダウンロードも可能です。
<おすすめ理由>
- 豊富な音声付きリスニング問題集あり
- 本番気分が味わえる200問の模試が魅力
英語の問題ならやっぱりネイティブ作成のものが安心:Testwise.com (英語サイト)
TOEFLのための勉強素材で評判のアメリカのサイトが、TOEICの問題作成にも着手しました。
カリフォルニア大学のTOEIC専門家が作成した例題集は主にパート5をターゲットとしていて、全250問の穴埋め問題と50問のボキャブラリー問題が無料で公開されています。解答つきですが解説はないので、ある程度の勉強後に「TOEICの本番のつもりで時間設定をして解く」というような使い方が良いでしょう。
<おすすめ理由>
- ネイティブのTOEIC専門家が作成した豊富な例題集
TOEIC全パートの問題に無料で挑戦できるサイト
TOEICの全パートが練習できる:4tests.com (英語サイト)
上述の「過去問.com」のように英語試験、カレッジ用入学試験、資格試験などの過去問の例題を載せている海外サイトです。
TOEICのセクションは、全パートの例題をそれぞれ15-20問ほど網羅しています。パート毎に選んで解答練習することも可能です。英語サイトには珍しく、一問毎に解答の解説も載っています。リスニングセクションは音声付きですが、質問部分は音声なしのスクリプトのみです。注意したいのはパート6の部分。2016年からの新形式でなく昔の「正誤問題」形式ですが、練習としては問題ないでしょう。登録(無料)をすれば、解答記録を残しておいてくれます。
<おすすめ理由>
- TOEIC全パートの無料練習問題
- セクション毎に選んで練習できるので隙間時間勉強に便利
TOEICと他の英語テストも目指す人は要チェック:English Club (英語サイト)
TOEICのセクションには、全パートをカバーした練習問題が無料で公開されています。全体の問題数は25問程度で多くはありません。しかしリスニングセクションは音声付きの上スクリプトも掲載されており、自分のリスニングの正確さを確認するのに便利です。解答の解説に加え、TOEIC挑戦のヒントも掲載されています。英語サイトなので様々な記事を流し読みするだけでも、自然とTOEIC対策になります。
<おすすめ理由>
- 少ない問題数ながら全パートを網羅しているので短時間でTOEICの概要がつかめる
- 音声スクリプトで自分のリスニング力が確認できる
全パートの無料ワークブックが魅力的:PASS THE TOEIC TEST (英語サイト)
Introductory(初級)、 Intermediate(中級)、 Advanced(上級)別にコースを主催する海外のTOEIC学習サイトです。新構成に準拠した問題を提供しています。
素晴らしいのは、各パート毎に用意された無料のワークブックがダウンロードできる点。そのパート毎の趣旨と問題形式に慣れるための1-2ページのワークブックが、PDF形式でダウンロードできるようになっています。全部ダウンロードすると50ページ以上はあるでしょう。全パートを網羅した単語集や、リスニング、リーディングの能力を上げるためのヒント集もダウンロード可能です。更にリスニング音声も付いた全パートを網羅した125問程度の無料模試もあります。無料模試の解説も、さすがにコースを主催するサイトだけあって丁寧です。すべて英語での解説なのでそれを読むのもTOEICの練習になるでしょう。
<おすすめ理由>
- 無料ワークブックのダウンロードで繰り返し勉強できる
- 英語の解説、ワークブックを読むだけでもTOEICの勉強になる
無料サイトを賢く使ってTOEICの模試、例題に沢山挑戦しよう!
いかがでしたか?学習サイトの無料模試や問題集を利用するだけでTOEICの高得点を狙うのは無理かもしれません。しかし、基本情報収集や実力判定、苦手パートを克服するなど、いろいろな目的別に使い分ければ、効果的にTOEIC対策が出来るでしょう。ご紹介したサイトを使いこなして、更に高得点を目指してください。