
ミランダ

岡田さん
今度英語でプレゼンする機会があるんですけど、うまくできるか不安で、、。

ミランダ
なるほどね。良いプレゼンには良いプレゼン資料が不可欠よ!英語のプレゼンに自信がない人ほど、プレゼン資料をしっかり作っておくべきね!

岡田さん
英語でプレゼン資料を作ったことがないんですが、作り方を教えてもらえますか?

ミランダ
もちろん!英語のプレゼン資料の作り方やコツを紹介していくわね!
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英語のプレゼンはスライドで勝負?
英語でプレゼンをする時、そのプレゼンの内容や話し方はとても重要です。しかし、プレゼンを成功させる上でそれと同じくらい重要なのが、プレゼン資料です。特に英語のプレゼンに自信がない方にとって、スライドは、言葉が足りない部分や言葉だけで伝えきれない部分をうまく説明してくれる、いわばプレゼンの相棒になります。
この記事では、パワーポイントを使ったプレゼン資料の作り方をご紹介していきます。サンプル例を使いながらステップごとにご紹介していくので、是非参考にしてみてください。
英語スライドの作り方①:流れを決める
パワーポイントを作る前に、プレゼンの流れを決めましょう。流れを考えることでどういった資料が何ページくらい必要なのかがわかります。
特にあらかじめ制限時間が決まっているプレゼンの場合、ここでしっかり計画を立ててどのトピックにどれくらいの時間をかけるかなども決めておき、それに合わせてパワポを作りましょう。一般的には、1スライド1〜3分ほどが適切だと言われています。
英語スライドの作り方②:デザインを決める
次に、パワーポイントのデザインを決めます。パワポにあらかじめ入っているサンプルのテンプレートからテーマに合ったものを選ぶこともできますが、プレゼン資料に目新しさが欲しい方は、Googleなどでプレゼンのテーマと一緒に「powerpoint templates」と検索してみてください。無料で使えるテンプレートがたくさん出てきますので、その中から発表テーマに合ったものを選んで使ってみましょう。
パワーポイントデザインの選び方
パワポのデザインを選ぶときに大切なのは、シチュエーションにあったものを選ぶということです。例えば、学会発表などではあくまで発表内容が重要なので、内容を強調するためにパワポ自体は白地に文字が並んでいるだけのこともあります。ビジネスの場面では、シンプル過ぎるものよりはもう少しスタイリッシュなパワポの方が受け入れられるでしょう。自分の発表する場面に合わせてふさわしいデザインを選びましょう。
英語スライドの作り方③:タイトルスライドを作る
デザインが決まったところで、次はパワーポイントの中身を作っていきましょう。まず始めに入れるのが、タイトルスライドです。このスライドで発表者である自分が誰なのかと、プレゼンの内容を紹介します。上のサンプル例を使って、必要な要素を解説していきます。
タイトル
プレゼンのタイトルは、1番大きな文字で入れましょう。サンプルでは単語の頭文字だけが大文字ですが、すべて大文字にしても大丈夫です。一目でタイトルだと分かるようにしておきましょう。
自分の名前
タイトルの下に発表者である自分の名前を書きます。サンプル例のとおり、タイトルよりは小さな文字を使って区別します。ただし、フォントはタイトルと同じ方が統一感が出ます。
自分の連絡先
大勢の相手や不特定多数の聴衆に向けてプレゼンする場合には、プレゼンを聞いて興味を持った人があなたと連絡を取りたいと思ってくれる場合があります。パワポの最初と最後には、メールアドレスなど連絡先を入れておきましょう。プレゼン発表後に話す機会がなかった人から、後日連絡があるかもしれません。
英語スライドの作り方④:中身のスライドを作る
タイトルスライド以降のスライドの作り方をご紹介します。
サブタイトルを付ける
それぞれのスライドには、そのスライドの中身を簡単に説明したサブタイトルが必要です。例えば今回のサンプル資料「How To Make A Good Presentation」では、「Tips For Good Slides」がサブタイトルです。サブタイトルをつけることで、1つの内容につき1つのスライドでまとめることができ、分かりやすい資料になります。1スライドにまとまりきらない場合は、同じサブタイトルに数字の「2」をつけて続きだということを示してください。
重要ポイントをシンプルに書く
サブタイトルを決めたら、サブタイトル毎に伝えたいことを書いていきます。あれもこれも詰め込まず、重要なポイントだけを簡潔にまとめることを意識してください。実際にどのような流れで話すかを考えながら作っていきましょう。
英語スライドの作り方⑤:Thank youスライドを作る
プレゼンの最後に「Thank you」と書いたスライドを用意して、聞いてくれた人たちに感謝を示しましょう。ここにも連絡先を書いておくと、プレゼンを見て興味をもった方から連絡がくるかもしれません。
英語スライド作りのコツ
ここまでスライドの作り方についてご紹介してきましたが、分かりやすいプレゼン資料にするために気をつけるべきことをいくつかご紹介しておきます。
英語スライドのコツ①:なるべくシンプルに
伝えたいこと全てを詰め込んだパワーポイントをたまに見かけますが、これはNGです。パワポは原稿ではありません。自分自身の言葉をサポートするものだということを忘れず、なるべくシンプルにまとめましょう。シンプルな資料にするために意識すべきポイントは以下です。
文章は短く、少なめに
理解しやすいシンプルなパワポとは、パッと見て一目で内容が理解できるものです。そのために、できるだけ箇条書きや簡単な表現でまとめましょう。例えばサンプル例のように、伝えたい重要なポイントを2つ箇条書きにし、それぞれに対する付随説明も箇条書きで羅列します。要点のまとまった文を作ることを心がけてください。
文章よりも数字やグラフを優先
パワポは、言葉だけでは伝えることが難しい情報を伝えることができます。数字やグラフがある場合は、文章よりもそちらを優先して載せましょう。それに対する説明は資料にあまり盛り込みすぎないようにし、口頭で説明するようにしてください。
フォントやサイズは統一
フォントや文字サイズがバラバラだととても見づらく、ごちゃごちゃしたパワポに見えてしまいます。テキスト内で変化をつけたい時には、フォントを変えるのではなく太字やアンダーラインで対応しましょう。サンプルでは「Arial」というフォントを使っていますが、いくつかのフォントを試して自分のスライドのデザインにあったものを選んでみてください。ちなみに、プレゼンにおすすめのフォントは、「Gill Sans」「Helvetica」「Garamond」などです。
英語スライドのコツ②:画像は効果的に
パワポに画像を入れる際は、プレゼンの邪魔にならない入れ方を意識してください。画像は聴衆の興味を引いたり、直感的な理解を助ける上で役に立ちますが、画像の数が多すぎたり画像の印象が強すぎたり、画像を的確に使うことができていないとそちらに意識がいってしまい、逆にプレゼンの邪魔になってしまうことがあります。そうならないために、見ている人の視点から考えて効果的に画像を使うことが大切です。
スライドいっぱいに出す画像
商品や場所の紹介など画像が大きな役割を果たす場合は、スライドいっぱいに画像を出すのも一つのコツです。サブタイトルに画像の簡単な説明を書き、その他の説明は全て口頭で行うと、画像だけのシンプルなスライドになりわかりやすいプレゼンができます。
おまけの画像
プレゼンには必要ではないけど文字だけだと寂しいから画像を入れるという場合もあります。そういう場合は、なるべく画像が目立ちすぎないようにスライドの余白に小さく入れるようにしましょう。
英語スライドのコツ③:アニメーションは少なめに
パワポでは様々なアニメーションが用意されているためついつい使ってみたくなりますが、使いすぎには注意です。アニメーションを多用しすぎるとかえって見づらいスライドになってしまうので、あくまで強調したい場所やアニメーションにすることでより伝わりやすくなる部分だけに絞って使用しましょう。「ちょっとここをアニメーションにしてみよう」ではなく、「何故ここをアニメーションにするのか」という視点を持って作成することが大切です。
また、プレゼンに集中してもらうためには、できるだけ気が散る要素を排除することが大切です。もちろん、何のアクセントもない単調なプレゼンも、それはそれで集中力が切れてしまいますが、あまりにアクセントの多いプレゼンも気が散って集中できません。
終わりに
この記事では、英語のプレゼン資料の作り方をご紹介してきました。言葉では伝えきれない部分を伝えることができたり、言葉で伝えたことを簡潔に表すことができたり、分かりやすいプレゼンにする上で、分かりやすいプレゼン資料は必要不可欠です。英語に自信がない方は特に、自分を助けるためにも良いパワーポイントを作ることを意識しましょう。
是非この記事でご紹介した作り方やコツを参考に、プレゼン資料を作ってみてください。
岡田さん、元気がないけどどうしたの?