英語の発音記号の読み方をマスターしたい!アクセントのつけ方もまとめて解説!

英語の発音記号の読み方をマスターしたい!アクセントのつけ方もまとめて解説!

英語には日本語にない音がたくさん存在しますが、この英語特有の音を理解するためには、まず発音記号の読み方をマスターしなければなりません。この記事では、発音記号の一覧表などを用いながら、正しい発音やアクセントのコツをご紹介していきます。

岡田さん

岡田さん

今までずっと発音の学習を後回しにしてきたせいで、いまだに発音記号を正しく読むことができません。

ミランダ

ミランダ

発音記号を読めない日本人の方は多いわよね。でも英語特有の発音を習得するためには、発音記号を読めないことには何も始まらないわよ。

岡田さん

岡田さん

そうですよね、、。発音記号の読み方を教えてもらえませんか?

ミランダ

ミランダ

もちろん!それじゃあ今日は英語の発音について学んでいきましょう!

記事の目次

  1. 1.「カタカナ英語」は伝わらない?
  2. 2.英語を正しく発音するために①英語と日本語の音声の違いを知る
  3. 3.英語を正しく発音するために②発音記号を知る
  4. 4.英語を正しく発音するために③音声器官の仕組みを理解する
  5. 5.英語を正しく発音するために④母音の発音記号の読み方を学ぶ
  6. 6.英語を正しく発音するために⑤子音の発音記号の読み方を学ぶ
  7. 7.英語を正しく発音するために⑥日本語と英語のアクセントの違いを知る
  8. 8.発音記号の読み方をマスターして正しい発音を身に着けよう!

「カタカナ英語」は伝わらない?

スピーカー
Photo byFree-Photos

正しい英語を話しているのに、発音が原因でネイティブにうまく英語が伝わらなかったという経験はありませんか?

せっかくたくさんの英単語や英文法を覚えて、スピーキングのトレーニングを積んできたにも関わらず、発音が原因で英語が伝わらないというのはとてももったいないですよね。

この記事では、発音記号や音声学のルールから、正しい発音やアクセントのコツをご紹介していきます。

英語を正しく発音するために①英語と日本語の音声の違いを知る

認識能力のイメージです。
Photo byTheDigitalArtist

いきなりですが、以下の文を発音してみてください。

I will take a bus.
I will take a bath.


「bus」も「bath」も「バス」と読んでしまった方はいませんか?「bus」と「bath」は、日本人の方はどちらも「バス(basu)」と発音してしまうことが多いですが、ネイティブにとって「th」と「s」は全く違う音です。

英語を正しく発音するためには、まずは日本語と英語の音の違いを知ることが大切です。

日本語と英語の音の違い

日本語を母語とする私たちは、「日本語にない英語の音」を「1番近い日本語の音」に置き換えて発音してしまいがちです。その結果、いわゆる「カタカナ英語」の発音になってしまうのです。

もう少し具体的にご説明していきましょう。

日本語と英語の子音の違い

日本語は、ご存知の通り「五十音」で出来ています。この五十音は、母音「アイウエオ」と「ン」を除けば、すべて母音と子音の組み合わせで音が成立しています。例えば「カキクケコ」なら、「ka, ki, ku, ke, ko」のように、子音「k」と母音「a, i, u, e, o」で成り立っていますね。つまり日本語は、「ン」を除くと、子音だけで成り立つ音は存在しません。

それに比べて英語は、1つの子音だけで音が成り立ちます。例えば、「scroll」という単語の「s」と「c」は、子音だけで音が成立しています。しかし、子音だけの音を知らない日本人は、「sucuro-lu(スクロール)」のように子音それぞれの後に母音をつけて発音してしまうのです。

日本語と英語の母音の違い

また、母音についても日本語と英語には大きな違いがあります。

日本語の母音は「アイウエオ」の5つの音しか存在しませんが、英語の母音は「a」1つとってみても、様々な音が存在します。

このように、まずは「英語には日本語にない音がたくさん存在する」ということを理解しておくことが重要です。

英語を正しく発音するために②発音記号を知る

クエスチョンマーク
Photo byqimono

英語には日本語にない音がたくさん存在するとご説明しましたが、これら英語特有の音を発音できるようになるためには、英語の発音記号を読めなければなりません。

発音記号とは、英語の音声を表した記号のことです。英語は一音ごとにこの発音記号が割り当てられており、その組み合わせで単語の読み方が分かるようになっています。

試しに、「bus」と「bath」を辞書で引いてみると、発音記号は以下のように記載されています。

「bus」:[bʌs]
「bath」:[bæθ]


日本人が「バス」と発音するこの2つの英単語は、発音記号で見ると全く別の音であることが分かりますね。英語の音声を理解するためには、この発音記号を読めるようになることが大切です。

発音記号を習得するために、まずは母音と子音それぞれの音を一覧表で確認してみましょう。読み方や発音方法に関しては後ほど詳しく解説します。

(本記事で使用している発音記号一覧表は、IPA国際音声学会の発音記号表を参考に作成したものです。)

IPA国際音声学会 一覧表ダウンロードページ
IPAが公開する一覧表ダウンロードページ。

英語の母音の発音記号一覧

母音の発音記号(筆者自作)

英語の子音の発音記号一覧

子音の発音記号

※子音発音記号一覧表の[r]について
通常、英語では「そり舌音」の[r]が使用され、「巻き舌音」の[ɹ]の使用はまれです。しかし、辞書の表記によっては[ɹ]が使用される場合があること、また諸方言においては発音される場合があることから、本記事では採用しています。

英語を正しく発音するために③音声器官の仕組みを理解する

スピーカー
Photo byFree-Photos

発音記号の一覧表を見ただけでは、英語の発音方法は分かりませんよね。発音記号は人間の口から発する音声を表しているものなので、人間の音声器官の仕組みを理解しておいた方が発音のコツをつかみやすくなります。

まずは音声器官の名前と場所を図で確認しましょう。

音声器官の説明図(自作)

声を発する際の空気の通り道は以下のようになっています。

空気の流れを説明する図です(筆者作成)

空気の流れ:肺→声帯→口腔内(舌)→歯・口唇

肺から送り出された空気は声帯を通って振動を生みます。声を出しながら首に触ったときビリビリ震える場所が声帯です。

さらに、その空気は口腔内へ到達します。口腔内の広がり方や歯、舌の位置によって調整された空気が、音声として発せられます。

発音記号は、このような音声器官の動きと位置に対応しています。

英語を正しく発音するために④母音の発音記号の読み方を学ぶ

母音の発音説明図(自作)

ここでは、母音の発音記号の読み方について詳しくみていきましょう。

母音は、口腔内で空気を妨げられずに出る音で、口の開け方と口唇の形で音を変化させます。先程もご紹介した母音の一覧表は、母音を発音するときの「口の大きさ」と「舌の位置」に注目して母音の分布を表したものです。

図の見方:
・横軸「Front」、「Central」、「Back」:舌の位置
・縦軸「Close」、「Close-mid」、「Open-mid」、「Open」:口の大きさ
・緑枠:中間の音
・青枠:イギリス英語に顕著、もしくは方言で発生する音


一覧表の①〜⑤の番号順に、口が「広い→狭い」、舌が「前→後ろ」に変化します。例えば①[a]は、「Open」と「 Front」が交わる場所にあるので、「口の開きは一番大きく、舌は前面の低い位置」ということになります。

英語の母音の発音記号一覧

英語母音の発音記号表(筆者作成)

一覧表をもとに、英語と日本語共通の母音[a, e, i, o, u]の発音方法を見ていきましょう。

①[a]:口の開きは一番大きく、舌は前面の低い位置
②[e]:口はやや閉じ、前舌面がやや高い
③[i]:口は閉じ、前舌面が一番高い
④[o]:やや口を閉じた状態で後舌面は一番高い
⑤[u]:口は閉じ、後舌面がやや高い

英語を正しく発音するために⑤子音の発音記号の読み方を学ぶ

電球
Photo byTeroVesalainen

次に、子音の発音記号の読み方について詳しくみていきましょう。

子音は、空気が口腔内で何らかの調音器官に妨げられて出る音です。一覧表の音すべての読み方をご紹介したいところですが、ここでは英語の子音の中でも日本人が特に苦手とする「TH」「L」「R」に絞って読み方をご説明します。

日本人が苦手な発音記号「TH」の読み方

「th」の発音図(自作)

「TH」の音の作り方のコツは、上の歯と舌の間に隙間を作り、そのわずかな隙間から空気を出すことです。上の図の矢印が空気の流れです。

また、「TH」には、「清音」と「濁音」が存在します。「think」と「this」の「TH」の発音は、舌の位置や口の形は同じですが、「th(θ)ink」が濁らない音(清音)なのに対し、「th(ð)is」は濁る音(濁音)になっています。ちなみに、喉を触ってみて声帯が震えていれば濁音、震えていなければ清音です。

日本人が苦手な発音記号「R」の読み方

「R」の発音図(自作)

「R」の発音は「舌を巻く」と言われるように、舌が上向きに丸まります。上顎に向けて舌を丸めますが、舌の先はわずかに離し、空気の通り道を作ります。その状態で声を出すと、どもった声が出ますよね。それが「R」の発音です。

日本語の「ラ行」の音と混同する方がいますが、英語の「R」と日本語の「ラ行」の音は全く異なります。

日本語の「ラ行」は、舌で上の歯茎のすぐ後ろを弾いて発音します。英語の「R」の発音が舌先をどこにもつけずに巻くのに対して、日本語の「ラ行」は舌先が上の歯茎と接触するというのが大きな違いです。

日本人が苦手な発音記号「L」の読み方

「L」の発音図(自作)

「L」の音も日本人が「ラ行」で発音してしまいがちな音声ですが、確かに「L」は日本語の「ラ行」の音と非常によく似ています。

「L」は、日本語の「ラ行」を発音する時と同じく上歯茎に舌を置きますが、「L」はそのままの状態で音を出し続けます。舌先の中央は上顎に密着し、両側面をわずかに隙間を開けて空気を逃すイメージです。

「l」の発音説明図(自作)

英語を正しく発音するために⑥日本語と英語のアクセントの違いを知る

楽譜
Photo bygeralt

英語を正しく発音するためには、正しいアクセントをつけることも重要です。アクセントを付ける位置によって単語の品詞が変わる場合もあるので、英語においてアクセントは軽視できません。

1番注意したいのは、日本語で外来語として使用されている英語のアクセントです。外来語として使われている英語は、本来のアクセントと異なる場合が非常に多いです。

例えば「communication」のアクセントをみてみましょう。

日本語の「コミュニケーション」は、「コ」にアクセントが置かれますが、英語の「communication」は、[kəmjù:nəkéiʃən]となり「ca」の部分に1番強いアクセントが置かれます。

英語のアクセントの鍵は「音節」

アクセントを置く場所の基準は、「音節(syllable)」ごとになります。

音節とは、「母音を主体とした音のまとまり」のことで、「単語内の母音の数=音節数」と言うことができます。もちろん例外はありますが、まずはそう覚えてしまいましょう。

例えば、「pen」は母音が1つなので「1音節」と数えます。

基本のアクセント型①名前動後

英単語には、同じスペルでも品詞によってアクセントの位置が変わるものがあります。名詞は前半、動詞は後半にアクセントが置かれることが多いため、このようなアクセント型は「名前動後(めいぜんどうご)」と呼ばれます。

名詞 動詞
record record
conduct conduct

基本のアクセント型②2音節の単語

2音節の単語には、第1音節にアクセントが置かれるものと、第2音節にアクセントが置かれるものがあります。

第1音節 corner, lily, morning, over, teacher, context, female, profile, program, window
第2音節 ago, behind, machine, police, reply

基本のアクセント型②3音節の単語

3音節の単語もそれぞれの音節にアクセントが置かれます。

第1音節 animal, character, happily, policy, sentiment appetite, educate, infantile, photograph, telephone
第2音節 direction, enormous, important, Pacific, together, athletic, postponement, reopen, September, tobacco, tomato, banana
第3音節 afternoon, disappoint, engineer, seventeen, understand

基本のアクセント型④4音節の単語

4音節の単語は第1音節、第2音節、第3音節にアクセントが置かれます。

第1音節 beautifully, cowardliness, nationalist, educated, helicopter, television, capitalize, citizenship
第2音節 democracy, impossible, peninsula, communicate, negotiate, solidify, activity, rhinoceros, unfortunate, humidity, identify, renominate
第3音節 education, continental, democratic

基本のアクセント型⑤接尾辞がついた単語

接尾辞とは、単語の語尾についてその単語の意味を決定するものです。例えば、「teacher」の「-er」は、「〜する人」という意味で、「教える人=先生」となっています。

このような接尾辞がついた場合、ある程度規則的にアクセントの場所が決まります。

アクセントの場所 接尾辞
接尾辞自体 -ee, -eer, -ese, -ology, -meter guarantee, engineer, Japanese, psychology, barometer
接尾辞から1音節前 -ian, ic, ity, -sion, -tion, -ual musician, atomic, ability, confusion, ambition, individual
接尾辞から2音節前 -ate, -graph, -ite, -tude communicate, photograph, appetite, attitude

基本のアクセント型⑥複合語

複合語とは、2つの語が結合した単語のことで、いわば漢字の熟語のようなものです。例えば「bookstore」は「book」と「store」が結合した複合語です。

複合語を構成する単語は「要素」と呼ばれ、はじめの単語は「第1要素」、2番目は「第2要素」のように言います。「bookstore」で言うと、「book」が第1要素、「store」が第2要素です。

複合語のアクセントは、第1要素に置かれる場合と、両方に置かれる場合があります。
 

第1要素にアクセント airport, honeymoon police dog, grandfather, slot machine, police station, traffic control
両方の要素にアクセント downstairs, secondhand, broad-minded, mass-produce

アメリカ英語とイギリス英語で異なるアクセント

アメリカ英語とイギリス英語ではアクセントが異なる場合があります。例えば、アメリカ英語では第1アクセントの次に強く発音する第2アクセントがあるのに対し、イギリス英語では第2アクセントがありません。

イギリス英語とアメリカ英語の発音を比較しながら覚えたい方は、以下のサイトが便利です。

Oxford Learner's Dictionaries
オックスフォード大学出版の提供するオンライン辞書。

発音記号の読み方をマスターして正しい発音を身に着けよう!

会議をまとめる女性
Photo byrawpixel

この記事では、発音記号や音声学のルールから、正しい発音やアクセントのコツをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

ここでご紹介したことは、英語の発音やアクセントの規則のほんの一部です。もっと詳しく発音や音声について知りたいという方は、専門のサイトや、音声学の本を読むことをおすすめします。

この記事が、みなさまの英語発音習得の一助になることを願ってます。

Ohshima2520

Ohshima2520

自身も英語学習者で、英語力ブラッシュアップのため勉強しております。「英語が得意になりたい!」という、学習者の皆さまと一緒に問題を考えていきたいです。


関連記事

RANKING