
岡田さん

ミランダ
確かに、ビジネスで頻繁に英語書類のやり取りをする機会があるならば、ササっと書ける英語のサインは用意しておいてもいいわね。

岡田さん
でも英語のサインってどう書いたらいいんでしょうか?ローマ字を書いただけじゃなんだかサインっぽくないですよね。

ミランダ
英語のサインは簡単に真似されないようにオリジナリティのあるものにした方が良いわよ。今回は有名人のサインなどを参考に、英語サインの作り方・書き方についてみていきましょう!
英語でかっこいいデザインのサインを作ろう!
日本では、契約書や重要書類の承認を証明するとき、印鑑というツールを使用します。しかし、欧米では印鑑が存在しないため、個人が独自のサインを署名して承諾の証とします。
アメリカでは、小学生でも新学期が始まる前に学校の規則を読み署名することがあるほど、小さい頃からサインに慣れ親しみ、書く習慣がついています。ビジネスレター、契約書、小切手、金融関係や医療関係の書類など、ビジネスや日常の様々な場面でサインを書く機会はあるため、海外に駐在する方や留学に行く方は、是非自分のサインを作っておくことをおすすめします。
そして、日常でもビジネスでも、どうせ書くならかっこいいデザインのサインを書きたいですよね?この記事では、かっこいいサインの作り方、書き方をご紹介していきます。
「signature」と「autograph」
書類などのサインは、英語で「signature」と言います。しかし、有名人が色紙に書くようなサインのことは、英語では「signature」ではなく「autograph」と言います。例えば、アメリカの人気歌手アリアナ・グランデの「autograph」はこちらです。
もし海外の有名人にサインを求める機会があったら、
May I have your autograph, please?
サインをもらえませんか?
と聞いてみましょう。「signature」と言わないように気を付けてください。アリアナさんのサインは「x」や「♡」が付いていて可愛いですね。ただ、ハートなどが付いたサインはあくまで「autograph」なので、ビジネスなどの公式な書類で使用するサインとしては不向きです。
英語サインの種類
英語のサインにはどのようなものがあるのでしょうか?サインは、書かれている名前が他人に認識されなくても問題ありません。ただし、本人だと証明できるように常に同じサインを書けるようにしておく必要があります。
シンプルなブロック体のローマ字のサインや走り書きした筆記体のようなサインは書きやすいですが、真似をされる恐れもあるので、その人自身の特徴のあるサインにするのがおすすめです。
いくつかサインの種類を見てみましょう。
英語サインの種類:筆記体の延長のようなサイン
一般的に多いのが、筆記体の延長線のようなサインです。名前と苗字の頭文字のアルファベットを大きめに書き、その他の字は筆記体を崩したように書きます。筆記体を書けない方は、小文字同士をつなげるような感じで書くだけでも大丈夫です。
ビル・ゲイツのサイン
マイクロソフトの創始者であるビル・ゲイツのサインは、まさに頭文字を誇張したこのタイプのサインの代表的な例で、本人の筆跡を生かしたサインです。
スティーブ・ジョブズのサイン
アップルの創設者スティーブ・ジョブズもこのタイプのサインを使っていましたが、彼は頭文字も小文字にしていました。サインでは、各個人の持つこだわりを表現できます。
英語のサインの種類:バランスの取れたサイン
サインは、丸みを付けたり全体を線で囲んだりすると、バランスの取れた洗練された印象になります。
オプラ・ウインフリー
日本ではあまり知られていませんが、アメリカの芸能界や政界に大きな影響力を持つ姉御的タレント、オプラ・ウインフリーのサインです。最初の頭文字の「o」で名前を囲んでいるのが特徴的です。オリジナリティのあるデザイン性の高いサインですね。
ブルース・リー
ハリウッドのカンフー映画の先駆けであるブルース・リーのサインは、大変バランスの取れた美しいサインです。頭文字の「b」と言い、ラストネームの「l」と「e」の線のはね方と言い、少し書道を思わせるような美しい筆跡ですね。
英語のサインの種類:個性的なサイン
サインは必ずしもフルネームがしっかり書かれている必要はありません。個性的なサインである方が、真似される心配も少なく安心です。
マーク・ザッカーバーグ
FaceBookのCEOであるマーク・ザッカーバーグは、名前と苗字それぞれのローマ字の、頭文字と最後の文字を使ってサインを書いています。個性的でかっこいいですね。
J.K.ローリング
ハリーポッターの著者であるJ.K.ローリングのサインはとても個性的です。「J」「K」「R」のローマ字はなんとか認識できますが、他の部分に関してはアートというか落書きというか、とても自由で独創的な、デザイン性の高いサインです。
英語サインの作り方・書き方
英語のサインがどのようなものかは何となく分かったものの、いざ自分で作るとなると作り方や書き方がいまいち分かりませんよね。そういう方のために、具体的にサインの作り方・書き方を教えてくれるウェブサイトやYouTube動画をご紹介します。
英語サインの作り方・書き方説明サイト「wiki HOW」
こちらは英語のサイトですが、どうやったら理想的なデザイン性の高いサインを書くことができるのか、構想から作り方・書き方まで丁寧に説明してくれています。英語圏に住む人々が、個性的でデザイン性の高いサインを作りたいと思っていることがよく分かります。
英語サインの書き方紹介動画「オシャレなサインの作り方書き方」
こちらは、実際に紙に書きながら様々なサインの書き方を紹介しているYouTube動画です。
「Signature」と「Print」について
欧米では日常やビジネスなど様々な場面でサインを使う機会が多いとご説明しましたが、書類によっては 「Signature」と「Print (your name)」の2種類の署名を記入する欄があることがあります。Signature欄にはこれまでお話してきたオリジナルのサインを書きますが、Print欄にはローマ字(ブロック体)でわかりやすく名前を記入します。また、「Initials」と書かれている欄には、名前のイニシャルを記入します。イニシャルの場合、シンプルにローマ字のアルファベットを書いても良いですし、オリジナルサインで使っている筆記体を誇張した文字で書く人も多いです。ビジネス書類などでは特に、どんなサインが求められているのかしっかりと使い分けられるようにしておきましょう。
終わりに
サインは公式な書類に使われ、本人が書いたことを証明する大切なものです。一度サインが決まったら、それをずっと使い続けていくことになるので、納得のいくかっこいいサインを作りたいものですね。
サインを作ったら何度も練習していつでも同じサインが書けるようにしておくことも重要です。ローマ字をブロック体で書くときと違って、サインは再現するのが最初は少し難しいです。
私自身の経験ですが、以前アメリカの銀行で口座を作り、旧姓の名前でサインを登録していたのですが、しばらくそのサインを書くことがなく何年かのちに久しぶりにサインをした際、「登録したものと違うので認められない」と言われたことがあります。その時は再登録してもらえましたが、書くたびに筆跡が違っていては毎回面倒な手続きを踏むはめになります。同じサインが書けるようしっかり練習しておくことをおすすめします。
海外では日常でもビジネスでもサインを書く機会は多くあります。是非この機会にかっこいいサインを考えておきましょう!
また、「出張や赴任などで海外に行く前に、ビジネス英語を習得したい!」という方は、是非一度プログリットで無料の英語力診断を受けてみてはいかがでしょうか。
英語力を上げるためには、まず現状の自分の課題を正しく知ることが大切です。
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英語の書類にサインをするとき、「かっこいいサインを書けたらいいのになあ」と思うことがあります。