
岡田さん

ミランダ
確かに、日本の学校の英語教育ではインプットの学習がほとんどだから、アウトプット練習に何をしていいか分からない人は多いかもね。

岡田さん
そうなんです。アウトプットの勉強法を教えてもらえませんか?

ミランダ
もちろん。それじゃあ今日は、英語の効果的なアウトプット練習方法について紹介するわね!
英語の効果的なアウトプット練習方法とは?
みなさんは、アウトプットの練習をどのように行っていますか?日本の英語教育では、単語の暗記や文法の理解などインプットトレーニングの方が多く、アウトプットする機会がほとんどありません。そのため、いざ独学で英語を学習しようと思った時、アウトプットの練習をどのように行えば良いのか分からないという方は多いのではないでしょうか。
英語を習得するためには、インプットとアウトプット両方のトレーニングをバランス良く行うことが大切です。この記事では、アウトプットの練習方法が分からないという方のために、効果的なアウトプット勉強法をご紹介していきます。
英語のアウトプット勉強法①ライティング
おすすめのアウトプット勉強法1つ目は、英語のライティングです。ライティングは、英語の語順を身につける上でとても効果的です。また、スピーキングと違って自分の間違っているところをはっきりと目視できるので、どの単語が分からなかったのか、どの文法が使えなかったのかが一目瞭然です。自分の弱点を見つけて克服したいという方には、ライティングはとてもおすすめです。
ライティング勉強法
ステップ1:英語の並び替え練習
いきなりライティングするのは難しいという方は、まずは英単語を並べ替えて文を作成するところから始めてみましょう。文法の教材など、並べ替え問題が付いているものを探して練習します。
英文:He (studying/is/math)
和訳:彼は数学を勉強しています。
解答:He is studying math.
英語の語順ルールが曖昧な方や文法知識が少ない方がいきなりライティングにチャレンジしてしまうと、全く歯が立たず挫折してしまう可能性があります。自信がない方は、まずはこういったアウトプット練習から始めてみましょう。
ステップ2:和文英訳練習
英語の語順ルールや文法を理解しているという方は、日本語を英訳する練習をしてみましょう。英訳するときのコツは、何を主語にしたら英語にしやすいかを考えることです。例えば下記例文を見て下さい。
和文:そのニュースを聞いて私は嬉しかったです。
英文:The news made me happy.
もしこの文を「私は」を主語にして英訳すると「I was happy to hear the news.」になります。どちらを主語にしてもほとんど意味は同じですが、何を主語にするかによって使用する文法は全く異なってきます。自分が知っている文法で英作できるようにするためには、主語選びがとても大切です。
ステップ3:自由英作文
決められた和文を英訳できるようになったら、次は思ったことを自由にライティングできるようになりましょう。何かお題を決めて英作文したり、その日あったことを日記のように書いたり、自分で考えたことを英語にする練習をします。
1文ではなく長い文章を書くとなると、つなぎの言葉を知っておくことが大切です。「Therefore」「On the other hand」のような、文と文を結ぶつなぎの言葉のボキャブラリーを増やしておくことも、ライティングの上達に有効です。
英文添削による更なるスキルアップ
英文のライティングを練習する際は、ただ書いて終わりではなく、自分の書いた英文が正しいかを振り返ることが大切です。最近では英文添削をしてくれるアプリもあり、スマホで気軽に英文添削サービスが利用できるので、是非活用してみて下さい。
英語のアウトプット勉強法②スピーキング
英語のアウトプット練習と聞いて、まず1番にスピーキングが思い浮かんだ方は多いのではないでしょうか。ここでは、スピーキングの練習方法についてご紹介していきます。
スピーキング勉強法
ステップ1:単純な文から練習
ライティングと同じで、スピーキングもいきなり難しい文章を話すのは難しいです。まずは、中学校で習ったようなごくごく簡単な文法を、完璧に使いこなせるようになることを目指しましょう。「中学校で習った文法くらい話せるよ」と思ったそこのあなた、どんなに簡単な文法でも話すとなると案外難しいものですよ。もし中学校の教科書があれば、是非見てみて下さい。日本語を見てすぐに英語が出てこないものもあるはずです。
まずは、簡単な日本語を英語に直す練習を繰り返し、中学校レベルの英語を完璧に使いこなせるようになりましょう。その際、中学校の教科書がある方はそれを使ってもいいですし、ない方は書店で教材を探してみて下さい。スピーキングの教材として、中学校レベルの文法を集めたようなものはたくさんあります。
ステップ2:徐々に複雑な文章を練習
簡単な文章を話せるようになったら、徐々に教材のレベルを上げて複雑な文章にもチャレンジしてみましょう。やり方は単純な文章のときと同じく、日本語を瞬時に英語に変換できるレベルになるまで何度も英作を繰り返します。
ステップ3:お題を決めて話す練習
一通り英語の文章を作れるようになったら、次はお題を決めてそれについて話す練習をしてみましょう。自分の仕事についてでも自分の趣味についてでもなんでも良いので、できるだけ自分が話せそうなものを選んで、それについて話します。その際、毎回制限時間を設けて計っておくと、自分がどれくらいの文量話せるようになっているのか成長を可視化することがきるのでおすすめです。
交流会やイベントの活用
スピーキングの練習は、いつまでも1人でやるには限界があります。ある程度話せるようになったら、英語のイベントや交流会などに積極的に参加して、英会話する機会を作りましょう。相手に質問する力や、相手からの質問に答える力は、英会話の中でしか上達しません。最近では、「Meetup」というイベントを探すことができる便利なサービスもあるので、是非活用してみて下さい。
英語のアウトプット勉強法③SNSやスマホアプリの活用
英語のアウトプットは、ライティングやスピーキングのようなトレーニング以外にも、もっと気軽に行えるものがあります。それは、SNSやスマホアプリを利用したアウトプット練習です。
英語でブログやTwitterを書く
SNSの普及により、今や世界中の人々といつでもすぐにつながることができます。ブログやTwitterなどをやっている方は、それらを英語で書くようにしてみましょう。口語表現の勉強法としても有効ですし、英語で書いていれば海外の方からコメントがくることもあります。
人に読まれるという軽い緊張感があると、書く前に調べたり考えたりもしますよね。それだけでも十分な学習になりますし、何よりいつも手元にあるスマホでサクッととできてしまうので毎日続けることができます。
スマホアプリを使う
スマホが普及した現代では、英語の学習アプリがたくさん出ています。発音チェックや英文添削など、アウトプットの練習に使えるアプリもたくさんあるので、是非活用してみて下さい。
また、Skypeを利用したオンライン英会話も多くあります。スマホ1つで気軽に英語学習を続けられるなんて、良い時代ですね。
英語の効果的なアウトプット練習方法まとめ
この記事では、英語のアウトプット練習方法についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?アウトプットの練習は、継続することがとても大切です。日記を書くなど些細なことでもいいので、毎日英語のアウトプットの機会を作るようにしましょう。
また、アウトプットの練習をする上でもう1つ重要なのが、恥ずかしがらないということです。方法にもよりますが、アウトプットするということは、誰かしらに向けて発信するということです。間違っていたらどうしようと億劫にならず、是非楽しみながらアウトプットの練習をしてみてください!
英語学習はインプットとアウトプットをバランスよく行うことが大切だと言いますが、アウトプットの練習方法ってどうやればいいんでしょうか?