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英単語の読み方がわからない!英語を正しく読むために知るべき法則とは?

読み方がわからない英単語に遭遇した時、みなさんはどうしていますか?もしかするとそのまま放置している人もいるのではないでしょうか。今回は、英単語の正しい読み方を習得する方法の一つである「フォニックス」の法則について、詳しく解説していきます。

もくじ

英単語の読み方がわからないあなたへ

初めて見る英単語で、正しい発音が全く分からない!そんなとき、皆さんはどうしていますか?

辞書を引いてみても発音記号がよくわからなかったりして、結局正しい発音を覚えることを諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか。

そんな方々におすすめなのが「フォニックス」!

フォニックスとは、綴り字と発音との間の規則性を使って、正しい英語の読み方を学習する方法の一つです。もともとは英語圏の子供たちが英語の綴りを習うときの勉強法ですが、内容は大人にとっても非常におすすめなものとなっています。

この記事では、そんな英語の読み方の学習法「フォニックス」について、その主な法則をご紹介していきます。

フォニックスとは?

フォニックスとは「綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法」、つまり正しい英語の発音のルールのことです。

英語は日本語と違い、綴り字(アルファベット)と発音が一対一で対応していません。例えば日本語の「あ」は、英語では「a」「u」「o」「er」など様々な綴りで書かれるし、逆に英語の「a」という文字一つには「ア」「エィ」など様々な発音が存在します。

このように英語と日本語では発音のルールが大きく異なります。英語は、アルファベットと発音の関係、ルールをしっかりと理解することで、正しく発音できるようになります。

英単語の読み方:フォニックスの法則①短母音

アルファベットには「a」「e」「i」「o」「u」の5つの母音があります。そして、母音の発音の仕方には「長母音」と「短母音」の2つがあります。

まずは、短母音についてみていきましょう。

短母音とは?

短母音とは読んで字のごとく、伸ばすことなく短く発音される母音のことです。

「a」は「ア」、「e」は「エ」のように、ローマ字読みに近い形で発音されます。

短母音の法則

短母音の基本的なルールをご説明しておきます。

  • 母音の後ろに子音が1つ続く時はその母音を短く発音する
  • 母音の後ろに子音が2つ続く時はその母音を短く発音する

短母音の発音の仕方

短母音は、「a」を「ア」と読むように、アルファベットのローマ字読みに近い形で発音します。
 

短母音の発音短母音の単語
a(ア)「apple」「alligator」
e(エ)「pencil」「end」
i(イ)「insect」「win」
o(オ)「ox」「top」
u(ウ)「plug」「cup」

英単語の読み方:フォニックスの法則②長母音

次に長母音について見ていきましょう。

長母音とは?

長母音とは、短く発音される短母音に対し、伸ばすように発音される母音のことです。

短母音がローマ字読みのように発音されたのに対し、長母音は「a」→「エイ」のようにアルファベットの元々の読み方に近い形で発音されます。

長母音の法則

  • 母音が独立している時はその母音を長く発音する
  • サイレントの「e」がある場合は最初の母音を長く発音する
  • 母音が2つ続く時は1つ目を長く発音して2つ目は発音しない

※サイレントの「e」とは、 単語の語尾に出てくる発音しない「e」のことです。Bike(バイク)やStone(ストーン)などの「e」が当てはまります。

長母音の発音の仕方

短母音がアルファベットのローマ字読みのように発音したのに対し、長母音はアルファベットの名前で発音します。
 

長母音の発音長母音の単語
a(エイ)「aim」「again」
e(イー)「we」「peach」
i(アイ)「item」「lie」
o(オゥ)「coat」「go」
u(ウー)「blue」「clue」 

英単語の読み方:フォニックスの法則③1文字の子音

母音以外のアルファベットを子音といいますが、母音と同じく子音にも発音の法則があります。

この子音は母音に比べ、読み方になじみがないものが多いです。また、一つの子音に複数の読み方があったりと、法則もやや複雑です。

一つ一つしっかりと覚えるようにしましょう

まずは、1文字の子音の読み方を整理していきます。
 

子音の発音英単語
b(ブッ)「book」「absent」
c(クッ)「cook」「picture」
c(ス)「city」「rice」
d(ドゥ)「dog」「child」
f(フ)「chief」「fly」
g(グッ)gの後にa,o,uのとき
「good」「gold」
g(ジュ)gの後にe,I,yのとき
「gym」「stage」
h(ハ)「hat」「hand」
j(ジュ)「Japan」「juice」
k(クッ)「knock」「king」
l(ル)「lift」「glass」
m(ム)「mop」「room」
n(ン)「ten」
p(プッ)「top」「pen」
q(クッ)「queen」「question」
r(ゥル)「rabbit」「radio」
s(ス)「sun」「disk」
t(トゥ)「hit」「toast」
v(ヴ)「vegetable」「above」
w(ウッ)「waffle」「water」
x(クス)「box」「fox」
y(イャ)「yo-yo」「yacht」
z(ズゥ)「zebra」「zoo」

英単語の読み方:フォニックスの法則④2文字の子音

次に、2文字の子音が組み合わさったときの子音の読み方についてみていきます。

英語では子音が2つ以上連続して使われた場合、読み方が変化することがあります。

例えば、「c」と「h」のアルファベットは、単独ではそれぞれ「クッ」「ハ」と読みますが、「Ch」と連続した場合「チ」と発音されます。Channel(チャンネル)やChina(チャイナ)などはその典型例です。

少し覚えにくいですが、しっかりと押さえておきましょう。
 

子音の発音英単語
ch(チ)「China」「church」
gh(フ)「cough」「enough」
ph(フ)「elephant」「dolphin」
ng(ング)「lung」「sing」
sh(シュ)「shrimp」「British」
th(ス)「think」「birthday」
th(ズ)「they」「although」
wh(ウッ)「wheel」「whale」

今解説している「phonics(フォニックス)」も、「phがフに変化する」というフォニックスの法則がわからないと、読むのが難しいですね。

英単語の読み方:フォニックスの法則⑤読まない子音

長母音の解説ででてきた「サイレントのe」以外にも、組み合わせによっては子音が消失し、読まれない場合があります。法則をみてみましょう。

  • kn」が文頭に来た場合、「k」は発音しない→「know」「knife」
  • 「wr」が文頭に来た場合、「w」は発音しない→「write」「wrestling」
  • 「mb」が語尾に来た場合、「b」は発音しない→「comb」「thumb」

英単語の読み方まとめ

今回はフォニックスの主な法則についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

もちろんフォニックスにも例外はありますが、この法則をしっかりと覚えておけば、大抵の英単語の読み方はわかるはずです。

「英語の読み方がわからない!」と悩んでいる方は、是非フォニックスの法則を覚えて、英単語を正しく発音できるようになりましょう!

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Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてプログリットのカリキュラム開発を行う。

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