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英語でストーリーを上手に説明するには?映画のあらすじを分かりやすく伝えたい!

好きな映画のストーリーを説明したいのに、上手く説明できず良さを伝えられなかった経験はありませんか?英語で上手にストーリーを伝えるには、話の構成方法や英語の表現を知っておく必要があります。この記事では、映画などのストーリーを英語で上手に伝える方法をご紹介します。

もくじ

英語でストーリーを上手に説明するには?

休日中に見た映画がすごく面白かったとき、その映画を見たことがない友人に映画のストーリーを説明したいときはありませんか?しかし、約2時間ものストーリーを上手にまとめて内容を説明するのは、母国語だとしても中々難しいものです。それを英語でやるとなると、長くなりすぎて取り止めがなくなってしまったり、逆に短すぎて面白さを分かってもらえなかったり、なかなか簡単ではありません。

実は、映画のあらすじなどのストーリーを説明するには、「話を要約する」技術が必要となります。この記事では、ネイティブがストーリーテリングするとき心がけている話の構成方法やよく使う英語表現をご紹介していきます。映画のあらすじだけでなく、英語のプレゼンテーションなどにも応用可能なので、是非ご覧ください。

英語でストーリーを説明する際のポイント

英語でストーリーを上手に説明するには、いくつかポイントがあります。

①英語のストーリーテリングは最初にインパクトを置く

日本語と英語の日常会話での話の進め方には大きな違いがあります。日本語が詳細説明から全体へと話を進めていくのに対して、英語では先に主題や重要なポイントを説明して聴き手の関心を引き付けてから、次に詳細へと移ります。ビジネスのプレゼンテーションのような構成と発想法が、日常会話にも取り入れられています。映画のあらすじなどストーリーを説明するときも、この進め方で説明すれば簡潔かつ的確に説明することができます。

②5W1Hを意識してストーリーの説明を構成する

英文法で耳にする「5W1H(Who, What, Where, When, Which, How)」。ここにはストーリーテリングの極意が隠されています。誰が(who)、どこで(where)、どのように(howまたはwhich)、何をしたか(what)を説明できれば、大抵の映画のあらすじを簡潔にまとめることが出来ます。

③最後にストーリーのまとめ、感想、見所などを付け加えて全体をブラッシュアップ

せっかくストーリーを伝えたのなら、相手に「観に行きたい」と思ってもらえるような一言や情報を最後に加えて終わりたいですよね。もしも全体的に散漫な感じに終わってしまった場合には、「まとめると」「最後にこの映画のポイントは」などと一言付け加えて話すとすっきり終わることも出来ます。これはネイティブがプレゼンテーションなどでよく使うテクニックです。

④英語の映画のあらすじ説明には現在形を使う

映画のあらすじを説明するときには、「現在形」を使うということを覚えておいてください。

Michael, the hero, travels around the world in order to find his parents.
ヒーローのマイケルが両親を探し出すために世界中を旅する。


ただし、映画の中での過去の出来事、例えば「卒業した」「仕事をクビになった」「離婚した」などは、過去形で表します。

Rachel, who graduated from Harvard University, starts her new life in India.
レイチェルはハーバード大学卒業なんだけど、インドで新しい生活を始めるんだ。

英語のストーリー説明のポイントまとめ

上記ポイントを抑えた、分かりやすいストーリーテリングの構成は以下の通りです。

  1. 映画のストーリーの主題を説明する
  2. 誰が?―主要人物の名前、職業、性格などを説明する
  3. どこで?-国、架空の場所など物語において重要な設定を説明する
  4. 何をした、どうなった、どうした?-物語の核となる部分を説明する
  5. 映画の見どころ、またはまとめ-ネタバレをしないように自分の感想、おすすめの点などをまとめる

英語でストーリー説明①主題を説明する表現

ここからは上記で見た構成に沿って、英語でのあらすじ説明によく使う表現を見ていきます。まずは主題を説明する表現です。

It is about XX who ―

「この映画はXXについてだ」というニュアンスで、映画のメインストーリーを簡潔に説明する際に便利な表現です。「What is the film about?」と聞かれた際には下記のような表現を使ってストーリーの主題を伝えてみましょう。

It is about a boy who finds that he is a wizard.
男の子が自分のことを魔法使いだと発見する話だよ。


モノや動物が主人公なら以下のようにも表現できます。

It is about dinosaurs which try to escape from the special island for them.
恐竜が彼らのための特別な島から抜け出そうとする話だよ。

The movie follows XX

「follow」は「追う」という意味で、主人公の行動を主題として説明したい時に使える表現です。XXには主に主人公の名前が入ります。

This movie follows Frodo who inherited a special magical ring from his uncle.
この映画は、おじさんから特別な力を持つ指輪を受け継いだフロドの話だ。

The film focuses on XX

こちらは「この映画はXXに重点を置いていて」という意味で、ずばり主題を説明する表現です。

This film focuses on the group of scientists who try to avoid the collision between a comet and the Earth.
この映画は彗星と地球の衝突を避けようと努力する科学者達に焦点を当てた映画だ。

英語でストーリー説明②主人公を説明する表現

次に主人公について説明する表現をみていきましょう。

The hero whose name is XX

こちらは「主人公の名前はXXといって」から始まる表現です。「The main character called XX」と言うことも出来ます。

The hero, whose name is John, is a mathematical genius, but he has difficulty in committing to human relationships.
主人公の名前はジョンといって数学の天才なんだけど、人間関係を築くのが苦手なんだ。

The main character, called Harry, is an orphan, and he finds that he had parents who were a witch and a wizard.
主な登場人物はハリーといって孤児なんだけど、自分の両親が魔女と魔法使いだったことを知るんだ。


ご覧のように、主人公の名前を説明した後、物語の核となるような主人公の設定について、説明を付け加えます。

英語でストーリー説明③話の舞台を説明する表現

次に、話の舞台を説明する表現です。

The film is set in XX

「映画はXXという場所に設定されている」という意味で、XXには場所や時代を入れます。または「It is set in XX」で「設定はXXで」のように表現することもできます。

The Lord of the Rings is set in the imaginative place called Middle Earth.
「指輪物語」は「中つ国」と呼ばれる架空の場所に設定されている。

〇説明

SF映画や空想世界を映像化したものの設定説明には、「imaginative」「fictional」(架空の)という表現が便利です。

The story starts when/where XX

「話はXXから始まる」のような意味合いの表現で、時間や場所の説明に使えます。

The story starts when Ethan Hunt, the main character, escapes from a prison in Moscow.
物語はメインキャラのイーサン・ハントがモスクワの牢屋から脱獄するところから始まる。

英語でストーリー説明④ストーリーの核を説明する表現

次は、ストーリーの核となる部分を説明する表現です。

She/He tries to XX

「彼女/彼はXXしようとする」という表現で、主人公の行動やその目的などを説明できます。

She tries to escape from a violent husband, and seeks help from her childhood friend.
彼女は暴力的な夫から逃れるために、幼馴染に助けを求めるんだ。

She/He is accidentally involved in XX

「彼女/彼は偶然XXに巻き込まれて」 という表現です。「be involved in」だけでも「巻き込まれた」という意味になりますが、「accidentally」をつけることで「自分の意志に関係なく巻き込まれた」ということが強調できます。

The hero, called Max, is accidentally involved in the battle between two kingdoms.
マックスという名前のヒーローは、偶然2つの王国の戦いに巻き込まれるんだ。

She/He happened to be XX

「彼女/彼はたまたまXXしていて」という表現で、上記と同じように主人公が「偶然何かをしていて」物語に関わっていくことを説明するのに便利な表現です。

She happened to be meeting her friend there, then she is accidentally shot by the villain.
 彼女はたまたまそこで友達と待ち合わせしていて、偶然その悪い奴に撃たれてしまうんだ。

〇説明

「villain(ヴィラン)」は「悪人、悪役」の意味で、映画や物語のストーリーテリングでよく使われる言葉です。

She/He runs into trouble like XX

「彼女/彼はXXのような問題に直面する」という表現で、映画の中のトラブルを説明するのに便利な表現です。

She runs into trouble like trying to escape from the police with the hero, called Bourne, all over Europe.
彼女はボーンという主人公と、ヨーロッパ中を警察から逃げ回るというトラブルに直面するんだ。

英語でストーリー説明⑤まとめに使える表現

最後に、映画の見所を伝えたりまとめの説明をするときに使える表現です。

Star

「XXが登場する」のような意味で、映画に出てくる主役、おすすめ俳優を伝えたい時に便利な表現です。

Robert Downey Jr. stars as Sherlock Holmes in this film.
ロバート・ダウニー・ジュニアがシャーロック・ホームズ役で出演しているんだよ。


同じように、登場する俳優紹介をしたい場合に便利な表現として「appear」も使えます。こちらの表現は、ほんの少し登場する友情出演、チョイ役のような意味になります。

Michael Jackson appears as one of the agents in this film.
マイケル・ジャクソンがエージェントの一人としてこの映画に登場するんだよ。

At the end of the story, XXX

「物語の最後には」という意味で、結末を伝えるときに便利な表現です。

At the end of the story, he destroys the ring, and the dark power fails to rule the world.
物語の最後には彼は指輪を壊して、悪のパワーは世界征服に失敗するんだ。


まとめを導入する言葉として、以下のような表現もあります。どちらも「結果として」という意味です。

Consequently,
As a result,

To sum up

「まとめると」の意味で、最後にズバリと映画の主題を繰り返すのに便利な表現です。

To sum up, this film reminds us of the importance of friendship during childhood.
まとめると、この映画は子供時代の友情の重要性を思い出させる映画なんだ。

The point of this film is XX

「この映画のポイントは」という意味で、上記と同様に映画の主題、重要なメッセージを説明するのに使える表現です。

The point of this film is to show us the brutality of the history of old England. 
この映画のポイントは、昔のイギリス史の凄惨さを伝えることなんだ。

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映画のあらすじ説明の練習になるサイト

ここまでストーリー説明で使える表現をご紹介してきましたが、ここでは映画のあらすじ説明の練習に役立つサイトをご紹介します。自分の好きな映画のあらすじをまとめた後は、是非以下のサイトのあらすじ紹介と比べてみてください。

Writing Excercise

イギリスの書き方練習サイトで、100以上の新旧有名映画のあらすじがシンプルに2-3行で書かれています。

Famous Film Plots

IMDb

有名な映画やテレビ番組、ゲームのデータベースです。映画のあらすじ(plot)は読者が投稿したものが掲載されており、それぞれを比べるだけでも勉強になります。

IMDb – Movies, TV and Celebrities – IMDb

ストーリーの説明には慣れが必要

今回は、英語でストーリーを説明する方法や表現をご紹介してきましたが、いかがでしたか?映画のあらすじ説明には「要約」という技術が必要となり、その技術を身につけるにはやはり慣れが必要です。まずは好きな映画をいくつかまとめる練習から始めてみましょう!

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Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてプログリットのカリキュラム開発を行う。

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