
岡田さん

ミランダ
確かにネイティブ特有の英語表現は多いわね。今日はネイティブがよく使うかっこいいフレーズを教えてあげるわ!

岡田さん
ありがとうございます!
ネイティブがよく使う英語表現とは?
英語学習がある程度進みそれなりに英語を理解できるようになってくると、ネイティブが使うようなかっこいい英語表現を自分も使いたいと思うようになりませんか?海外ドラマや映画を見ていると、ネイティブが使うこなれた表現やおしゃれな一言に憧れてしまいますよね。
しかし「ネイティブがよく使うかっこいい英語表現」とは、実際どんな表現なのでしょうか?
ネイティブは、少ない単語で正確に意味を伝えられるフレーズや、ちょっとしたニュアンスを加えられるフレーズを好んで使用します。
この記事では、ネイティブがよく使う言い回しや、日本人がニュアンスを間違えやすい英語表現をカテゴリーに分けてご紹介していきます。これらの表現は、英語の教科書に出てくることはほとんどありませんが、実際の英会話シーンの中では頻繁に使われるため、是非しっかり勉強しておきましょう。
ネイティブがよく使う英語表現①挨拶
まずは、会話の基本となる挨拶の表現からご紹介していきます。英語圏では知らない人同士でも気軽に挨拶をしますので、ネイティブがよく使うかっこいい挨拶表現を覚えて、みなさんも是非積極的に使ってみて下さい。
基本の挨拶
英文:Morning.
和訳:おはよう!
〇解説
「Good morning.」 をかっこよく言いたい時には「Morning.」と省略して言ってみましょう。ネイティブらしいフレーズの多くは、このように文を省略した表現が多いです。「Mornig, Mike」のように相手の名前を付けてみると、よりこなれた表現になります。
英文:What's up?
和訳:調子はどう?何してる?
〇解説
このフレーズは「What is up?」の省略形で、「How are you?」同様、会話のきっかけや挨拶として使える言い回しです。「What's up?」のほうが「How are you?」よりもくだけた言い回しなので、自然に使えるととてもかっこいいですよ。ただ、友達や家族など親しい人同士の間で使われる会話表現になるので、あまり親しくない相手やビジネスの場面では使わないようにしましょう。
お別れの挨拶
英文:See Ya!
和訳:じゃあね!
〇解説
こちらは「 See you.」が省略された言い回しです。親しい間柄でよく使う会話表現で、「See Ya!」の後に、場所や時間を付け加えると「何時にね!」「(場所)でね!」のようにより詳しい内容を相手に伝えることが可能です。
英文:Have a nice day!
和訳:よい1日を!
〇解説
英語には、日本語の「いってらっしゃい」に相当する表現がありません。その代わり、相手が家を出る時にはこの「Have a nice day!」という言い回しがよく使われます。「day」を他の表現に変えて、「Have a nice trip!」「Have a nice holiday!」のように応用することもできますよ。
その他の挨拶
英文:How was your day?
和訳:どんな1日だった?
〇解説
「I’m home.(ただいま)」と言って家に帰ってきた、家族や恋人に話しかけるときによく使われる会話表現です。1日の出来事を聞くきっかけのフレーズで、英語圏ではほぼ毎日使われます。
英文:I'm off!
和訳:出かけるよ!
〇解説
こちらは、家を出るときの「行ってきます!」に相当するフレーズです。文末に「to work」などの行き先を加えることで、「I'm off to work.(仕事に行ってくる。)」のような言い回しに応用することができます。
ネイティブがよく使う英語表現②日常生活
次に、日常生活で使えたらかっこいい英語表現をご紹介していきます。これらは日常の様々な場面で使える会話表現ですので、繰り返し練習して身につけておくと便利ですよ。
日常生活で使えるフレーズ
英文:How does that sound?
和訳:どう思いますか?
〇解説
相手に意見を求める際に使えるフレーズです。単に「What do you think?」 と表現しても間違いではありませんが、「sound」を使うことで「あなたにはどう響きましたか?」というこなれたニュアンスで相手に意見を求めることができます。
英文:I wish I could.
和訳:できればそうしたかったんだけど。
〇解説
この表現は日本人が間違えやすいと言われている仮定法過去を用いた表現で、「そうであれば良かった(残念ながら現実では違う)」という意味のフレーズです。少し難易度の高い文法もさらっと使いこなせるとかっこいいですね。
英文:Could you do me a favor?
和訳:お願いを聞いてもらえませんか。
〇解説
こちらは、何かお願い事をしたいときに使える表現です。ちなみに、「favor」 は「親切」という意味の名詞です。
和訳:ちょっとだけ待って。
〇解説
親しい間柄であれば「second 」を省略して「Give me a sec.」と表現するとよりかっこいい響きになります。もう少し長い時間待ってほしい場合は「Give me a minute.」のように「sec」の部分を「minute」 に置き変えましょう。
英文:It’s up to you.
和訳:あなた次第です。
〇解説
誰かに決断してほしいときに使える言い回しで、「It's entirely up to you.(それはまったく君次第だ)」のように使われます。「up to〜」は他にもさまざまな意味があり間違えやすいので注意しましょう。
英文:Take it easy!
和訳:気楽にいこうよ!
〇解説
何か気に病んでいたり、緊張している相手にかけてあげる、かっこいい気遣いの会話表現です。
日常生活で使えるイディオム
英文:twenty-four seven
和訳:四六時中、年中無休
〇解説
「ずっと、休みなく」という意味で使われる言い回しです。こちらも日常会話でよく使う会話表現です。
英文:nine times out of ten
和訳:十中八九
〇解説
直訳は「10回のうち9回」という意味ですが、日本語の「十中八九」に相当する表現です。「We are going to win nine times out of ten.(十中八九勝つに違いない)」のように使います。
ネイティブがよく使う英語表現③かっこいいフレーズ・イディオム
次に、ネイティブがよく使うかっこいい英語のフレーズ・イディオムをご紹介していきます。
かっこいいフレーズ
英文:Play it by ear.
和訳:出たとこ勝負で行こう!
〇解説
「臨機応変にやる」「成り行きに任せる」という意味のフレーズです。元々「play ~ by ear」 は「(楽譜に頼らず)演奏する、耳コピで演奏する」という意味の表現で、ここから「成り行きに任せる」という意味になりました。
和訳:みんなに任せる、合わせるよ。
〇解説
「流れに身を任せる」という意味から、「特に意見がないのでみんなに合わせて行動する」という表現として使える言い回しです。
英文:I will sleep on it.
和訳:考えておくよ。
〇解説
このフレーズは、その場での回答を避けたい場合に使える言い回しです。直訳すると「考えながら寝る」という意味になるので使い方を間違えやすいですが、「その話は一旦家に持ち帰って一晩くらい寝かせて考える」というニュアンスで使われます。
かっこいいイディオム
英文:pros and cons
和訳:賛否両論
〇解説
「Everything has pros and cons. (何事にも賛否両論がある)」のように使える会話表現です。
英文:now and then
和訳:ときどき
〇解説
「sometimes(ときどき)」 と同じ意味の表現ですが、「now and then」も日常会話で使えるとかっこいいですよ。
英文:by and large
和訳:大概は
〇解説
「おおむね、ほとんど」という意味で使われる表現です。「By and large, I enjoyed my time at school.(学校は大概楽しく過ごしてるよ)」というように使います。
ネイティブがよく使う英語表現④副詞
最後に、ネイティブスピーカーがよく使う副詞のこなれた使い方と、間違えやすいニュアンスの違いをご紹介していきます。副詞のニュアンスはどれも似ているものが多く間違えやすいので、シチュエーションごとの使い方を勉強して、適切に使えるようにしておきましょう。
間違えやすい副詞①「Absolutely」と「Certainly」
英文:Absolutely.
和訳:まさにおっしゃる通り。確実にそうです。
英文:Certainly.
和訳:おっしゃる通りです。かしこまりました。
〇解説
「Absolutely」と「Certainly」は、日本語にすると「おっしゃる通り、確実に」という訳になりますが、ニュアンスが若干異なるので注意しましょう。「Absolutely」は、相手の発言や意見に対して「100%賛成」、「まさにその通り」と思っている場合に使う英単語で少し強い表現になります。一方「Certainly」は、「Absolutely」よりもやわらかく丁寧なニュアンスです。また、「Certainly」は、相手の依頼を受け入れるときの返答として使われることも多いです。返答の意味で使う場合の使い方をみてみましょう。

Could you print it out for me?
これを印刷してくれるかな?

Certainly.
承知いたしました。
上記のやり取りは、会社のオフィスでよく見られます。目上の人から何か指示を受け、その返答として「はい」という場合には、「Yes」よりも「Certainly」を使ってみましょう。
間違えやすい副詞②「Definitely」と「Exactly」
英文:Definitely.
和訳:(疑いようもなく)確実に
英文:Exactly.
和訳:(正確な、ちょうどの)確実に
〇解説
「Definitely」と「Exactly」も、ニュアンスを間違えやすい英単語なので注意しましょう。「Definitely」と「Exactly」は、どちらも日本語にすると「確実に、ちょうど」という訳になりますが、「Definitely」は「疑いようのない確実さ」を意味し、「Exactly」は「ぴったりな確実さ」を意味します。以下のシチュエーションが、使い分けの例です。

Could you call me exactly at 6 pm?
6時ちょうどに、私に電話してもらえませんか?

Definitely, I will.
もちろん、承知しました。
「6時ちょうどに」というように「ぴったりな正確さ」を表現したい場合には「exactly」、「もちろん電話をしますよ」と「確実に電話する」というニュアンスを表現する場合には「Definitely」を使います。
ネイティブがよく使う英語表現まとめ
今回は、ネイティブがよく使う英語表現をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
実際のネイティブとの会話では、教科書で習った表現よりも今回ご紹介したような表現の方が頻繁に使われます。間違えやすい表現もあるので、是非何度も練習をして習得してみて下さい!
ワンランク上のこなれた会話表現が使えると、かっこいいでだけでなく楽しく英語学習できますよ。
海外のドラマや映画を見ていると、学校で習ったことがないような表現をよく耳にします。ネイティブが日常で使う英語表現を使えたらかっこいいなと思うのですが、教えてもらえませんか?