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英語の接続詞「while」の使い方|意味や用法を例文付きで解説!

英語の接続詞「while」には、「〜する間に」という意味と「一方で」という意味があります。この記事では、接続詞「while」の2つの使い方を確認するとともに、名詞や動詞としての用法も合わせてご紹介していきます。「while」の使い方が曖昧な方は是非ご覧下さい。

もくじ

英語の接続詞「while」の使い方とは?

接続詞「while」は、英語を使用する上でとても登場頻度の高い英単語ですが、みなさんはこの「while」の使い方をしっかりと理解できていますか?

英語の接続詞「while」には、「〜する間に」という意味と「一方で」という意味があります。この記事では、接続詞「while」の用法を確認するとともに、名詞や動詞としての用法もご紹介していきます。

英語の接続詞「while」の使い方①「〜する間に」

まずは、「〜する間に」という意味の接続詞「while」の使い方です。

例文

「〜する間に」を表す接続詞「while」の用法を、例文とともに見ていきましょう。

I went grocery shopping while my husband was sleeping.
私は夫が寝ている間に買い出しに行った。


While he drinks a cup of coffee, I clean our bed room quickly every morning.
彼がコーヒーを飲んでいる間に、毎朝寝室をさっと掃除します。


「while」の節が文頭に来るときは、カンマを付けます。

用法の注意点①主語が同じ場合は省略できる

接続詞「while」が結ぶ2つの出来事の主語が同じ場合、「while」節の主語とそれに続くbe動詞を省略することができます。例文で見てみましょう。

I finished my homework while waiting for you.
あなたを待っていた間に宿題を終わらせました。


こちらは、「I finished my homework while I was waiting for you.」の「I was」が省略されています。

用法の注意点②未来形は使えない

「〜する間に」を表す「while」は時を表す副詞節になります。そして、時を表す副詞節の中では未来形を使うことができません。例文で見てみましょう。

While I stay in Tokyo, I will eat a lot of sushi.
東京に滞在する間、たくさんお寿司を食べよう。


このように、未来形の文であっても「while」節は現在形になります。

用法の注意点③前置詞「during」との使い分け

「during」も、「〜する間に」という意味でよく使われますが、「while」とは使い方が異なります。接続詞「while」の後ろに完全文がくるのに対し、「during」は前置詞のため後ろに名詞が続きます。例文を見てみましょう。

I stay at my grandparents’ house during my summer vacations every year.
私は毎年夏休みは祖父母の家で過ごします。


「while」と「during」の違いを端的に表している動画をご紹介するので、分かりづらいと思った方は是非ご覧になってみて下さい。

ちなみに、期間を表す前置詞というともう1つ「for」が思いつきますが、こちらは数字とその単位を使って期間の長さを表すときに用います。

I spent at a coffee shop for two hours.
私はコーヒーショップで2時間過ごしました。

用法の注意点④接続詞「while・when・as」の使い分け

「〜する間」という意味を持つ「while」の使い方とよく似ている単語が、接続詞「when」と「as」です。3つの接続詞の使い方を混同してしまわないように、それぞれの使い方を確認しておきましょう。

まず「when」は、起きたアクションが比較的短い場合に用いられます。

When he got home, he heard the phone was ringing.
家に着いたとき、彼は電話が鳴っているのを聞いた。


このように、一時的なことを表すのが「when」です。それに対して「while」は起きたアクションが比較的長い時に使われます。

また、「as」はより同時性が強い時に用いられます。

I saw her as I was getting off a train.
電車から降りようとしたときに彼女を見かけた。

He showed up just as I was leaving there.
私がちょうどそこを離れようとしたときに彼は現れた。


このように、「when」よりも同時性が強いのが「as」です。

ちなみに、「while」と「when」は主語やbe動詞を省略できますが、「as」は省略できません。

英語の接続詞「while」の使い方②「一方で」

次に、2つの物事や出来事の対比を表す「一方で」という意味の接続詞「while」の使い方です。

例文

「一方で」を表す接続詞「while」の用法を、例文とともに見ていきましょう。

My sister worked at an office, while I stayed at home yesterday.
姉は昨日オフィスで働いたが、一方で私は家にいた。


While he prefers black coffee, I prefer hot chocolate.
彼がブラックコーヒーを好む一方で、私はココアを好む。


例文のように、2つのことを対比して表現するときに用います。「while」が文頭の場合も文頭でない場合も、どちらもカンマを入れます。

用法の注意点①「while」は単に物事の対比を表す

「while」は単純に2つの物事を対比させて言うニュアンスなので、ものの良し悪しやものの形容の度合いを表す場合にはあまり用いられません。例えば以下の例文のように、「〜だが」「〜なのに」のようなニュアンスの文は、「while」よりも「although」や「but」を使った方が適切です。

My brother can run so fast although I can’t run so fast.
兄はとても早く走れますが私はそんなに早く走れません。

用法の注意点②「while」の類似表現との違い

「while」と同じような意味を持つ接続詞は他にもありますが、「while」の特徴は2つ以上の物事を比べることもできる点です。

My brother likes coffee, my sister likes tea, while I like hot chocolate.
私の兄はコーヒーが好きで、姉はお茶が好きで、私はココアが好きです。

名詞・動詞としての「while」の使い方

ここからは、名詞・動詞としての「while」の使い方を例文と一緒にご紹介していきます。

名詞「while」の意味と使い方

名詞「while」は、「a period of time」つまり「ひとまとまりの限定された時間」という意味で、ほとんどの場合決まったフレーズの中で使われます。

名詞「while」を使ったフレーズ

■for a while (しばらくの間、少しの間)

Can you leave me alone for a while?
しばらく一人きりにしてもらえないかな?


■all the while(その間ずっと)

All the while he was out, we were worried about him.
彼が外に出ている間ずっと、私たちは彼を心配していた。

■once in a while(ときどき、定期的に)

I usually take a shower, but I take a bath once in a while.
私は普段はシャワーを浴びるのみだけど、ときどきお風呂に入る。


■in a while(少しの時間のうちに)

I’ll take a shower in a while.
もう少ししたらシャワーを浴びます。


■after a while(少しの時間の後に) 

I’ll leave here after a while.
もう少ししたらここを離れます。


■a while ago(少し前に)

A while ago, he showed up and left already.
少し前に彼はここに現れたけどもう行ってしまいました。

■It’s(has) been a while(しばらく経った)

It’s been a while since I visited here the last time. 
最後にここを訪れてからしばらくが経ちました。


■take (someone) a while(しばらく掛かる)

It took me a while to finish all tasks.
全てのタスクを終わらせるのにしばらくかかりました。


■worth someone’s while(時間を使う価値がある)

It may be worth your while to read this book.
この本はあなたの時間を使うに値するでしょう。


「quite a while(結構長い時間)」「a short while / a little while(少しの時間)」のように、形容詞をつけて長い時間なのか短い時間なのかを表すこともできます。

動詞「while」の意味と使い方

動詞「while」は、「やる事がないときに、リラックスして楽しく時間を過ごす」という意味で、「while away」の形で使われます。

例文

I whiled away the Sunday night with my brother.

日曜の夜は弟と一緒にリラックスして時間を過ごしました。

「while」の読み方

Photo byPexels

最後に、「while」の読み方をご紹介しておきます。

「while」の読み方は「(h)wάɪl」です。「(h)w」という出だしの音は、口をすぼめたところからカタカナの「ワ」に近い音を出します。「while」の読み方はそんなに難しくないですね。

「while」の使い方まとめ

この記事では、「while」の使い方をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

「while」は用法が多いですが、名詞や動詞としての使い方も一緒にまとめて覚えることで、使い方をしっかり整理しておきましょう。

実際に英語を話す際には読み方も大事になるので、最後にご紹介した読み方も参考になさってください。

Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてプログリットのカリキュラム開発を行う。

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