
岡田さん

ミランダ
新しく覚えた英単語の記憶を定着させるのはそう簡単ではないわよね。

岡田さん
はい、、。なにか良い方法はないでしょうか?

ミランダ
それじゃあ今日は、おすすめの英単語勉強法や暗記のコツを教えてあげるわ!
英語を覚えられないあなたに送る、英単語勉強法&暗記のコツとは?
「英語を聞き取ることができない」「英語を話せるようにならない」など、英語を習得したいと考えている方にとって英語学習の悩みは尽きることがありませんが、このような、英語を聞けない、話せないことの原因の1つが「英語のデータベース不足」です。
英語のデータベース不足とは?
英語のデータベースとは、英単語・英文法など自分の頭の中に蓄積されている英語に関する知識のことで、このデータベースが少ないことがスピーキングやリスニングの弊害になっているケースは多々あります。そのため、このデータベースの強化は、英語の習得においてとても重要になります。
この記事では、データベースの中でも特に英単語のデータベースを強化する上で効果的な勉強法や暗記のコツをご紹介していきます。「英単語を覚えられない」と悩んでいる方は、是非ご覧ください。
英語を覚えられない人がやるべき勉強法①同じ英単語に何度も出会う
突然ですが、頭の中に以下の2人のことを思い浮かべてみてください。
1人目は昨日コンビニかどこかでレジを担当してくれた店員。
2人目は毎日職場で顔を合わす同僚。
さて、この2人のうちどちらの方がより鮮明に顔や声を思い出せるでしょうか?
言うまでもなく、2人目の「毎日職場で顔を合わす同僚」ですよね。
ではなぜ、2人目の方がより鮮明に思い出せるのでしょうか?
至極当然のことですが、それは、「何度も会っているから」です。
これは英単語の暗記においても同じことが言えます。
昨日単語帳で1度見ただけの英単語はぼんやりとしか意味を思い出せませんが、しょっちゅう出てくる英単語は、しばらく見ていなくてもすぐに思い出すことが出来ますよね。
これは同じ英単語に何度も出会うことで、その英単語がしっかりと知識に定着しているからです。言うまでもありませんが、単語帳で1回出会ったくらいでは記憶には残りません。英単語を記憶に定着させるためには、「どれだけその単語に出会ったことがあるか」が重要なのです。
では、同じ英単語に何度も出会うにはどうしたらいいのでしょうか?
同じ英単語にたくさん遭遇するには?
「have」や「buy」などの頻出英単語であれば、こちらが意識せずとも英文などで何度も見かけることができますが、普段あまり出てこないような単語に何度も会うためには、意識的にその機会を作り出す必要があります。
意識的に何度も会う機会を作り出すとは、つまり「復習する」ということです。
英単語の復習の重要性
みなさんは「エビングハウスの忘却曲線」というものを聞いたことがありますか?エビングハウスの忘却曲線とは、ロシアの心理学者エビングハウスが行った、無意味な綴りを暗記させたあとの記憶保持率を測った実験結果をグラフにしたものです。
これを見ると、記憶保持率は1日ごとにどんどん減っていることが分かりますよね。
英単語を記憶に定着させるためには、英単語帳を何度も見て復習することが重要なのです。
また、英単語帳を見直す以外にも、新しく覚えた単語を積極的に使うという方法も効果的です。新しく覚えた単語をオンライン英会話で使ってみたり、その単語を使って日記を書いてみたり、意識的にその単語の登場回数を増やすのも記憶を定着させるコツの1つです。
英語を覚えられない人がやるべき勉強法②単語を分解する
英単語を覚えられないという方には、単語を分解して意味を覚えるという方法もおすすめです。
しかし、単語を分解するとはどういうことでしょうか?
ここでは、最近よく耳にする「Influencer(インフルエンサー)」という言葉を使って、単語の分解を実践してみましょう。
実践!単語の分解「Influencer(インフルエンサー)」
「Influencer(インフルエンサー)」は、「影響を与える人」という意味ですが、なぜそういう意味になるのか単語を分解して考えてみましょう。
①「influencer」=「influence」+「er」
まず、「influencer(影響を与える人)」は、動詞「influence(影響を与える)」と接尾辞「er(~する人)」でできています。
もう少し分解してみましょう。
②「influence」=「in」+「fluence」
「influence」はラテン語の「influere(流れ込む)」が語源とされています。「influence(影響を与える)」は接頭辞「in(中に)」と、動詞「fluence(流れ込む)」でできています。
いかがですか?「influencer」という単語をただ見ただけのときよりも、分解して考えたときの方が英単語の意味を格段に覚えやすくなりませんか?
もう1つ単語を分解してみましょう。
実践!単語の分解「reminder(リマインダー)」
それでは、「reminder(リマインダー)」という単語を分解するとどうなるでしょうか?
「reminder」=「re」+「mind」+「er」
「remind」は、接頭辞「re(再び)」と、動詞「mind(思い起こす、心に残す)」と、接尾辞「er(~する人、もの)」からできており、これらを組み合わせて、「再び思い起こさせるもの」という意味になっています。
このように単語を分解して考えると、「reminder」という単語を知らずとも意味を理解することができますよね。
今回は「influencer」と「reminder」を分解してみましたが、実はほぼ全ての英単語をこのように分解することができます。少し長めの英単語に出会った時など、単語を覚えづらいと感じたときには、是非単語の分解を試してみてください。分解するときのコツは、単語の始めについている接頭辞や最後についている接尾辞に注目することです。
英語を覚えられない人がやるべき勉強法③優先順位をつける
時々、英文に出てきた英単語やふと出会った英単語をすべて覚えようとする人がいますが、やみくもに色々な英単語を暗記するのは非効率です。もしすべての英単語を覚えることができるのならばそれがベストですが、そんなことはほぼ不可能ですよね。英単語を暗記する際には、ある程度自分の目的に沿って覚えるべき単語量を制限するのもコツの1つです。
覚えるべき単語量を制限するとは?
覚えるべき単語量を制限するとは、つまり単語に優先順位を付けるということです。
「自分はなぜ英語の勉強しているのか?」ということを考えると、今の自分にとって優先順位の高い単語と低い単語が出てくるはずです。英文を読んでいるときに出てきた、二度と出てこないような難しい単語の暗記に時間を費やすのはやめましょう。
最近は、TOEIC・TOEFLなどの英語試験用単語帳、ビジネス英会話用単語帳、日常英会話用単語帳など、目的別の英単語帳がたくさんあるので、自分の目的に合ったものを選んで、必要な単語の習得に力を割けるようにしておきましょう。
いくつかTOEIC対策におすすめの英単語帳を載せておくので、よろしければご覧ください。
「英語を覚えられない」から卒業しよう!
この記事では、英単語暗記におすすめの勉強法やコツをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
英語には「誰でもこれをやっておけば大丈夫」という勉強法やコツは存在しませんが、人それぞれ自分に合った勉強法は存在します。自分に合うベストな勉強法を見つけるためにも、是非今回ご紹介したような方法を試してみていただければと思います。
この記事が、読者の皆様の英語学習の一助となれば幸いです。
英単語をなかなか覚えることができなくて困っています、、。一度覚えてもすぐ忘れてしまうんです。