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僕が英語を勉強しようと思ったきっかけとは?
英語が話せないコンプレックス
僕は、兵庫県生まれの大阪育ち、21歳まで海外に出たこともない純ジャパニーズでした。「英語が話せればかっこいい!」という漠然とした憧れはあったものの、いまいち本気で勉強するモチベーションは生まれませんでした。
ふらっと立ち寄った本屋で1500円くらいの英語教材を買い、帰りの電車で30分くらい読んでは家の本棚に葬り去られるというのが、毎回の決まったパターンでした。
高校生の頃から英語を話すことに憧れてはいましたが、結局何も行動せず、日本から一歩も出ることのないまま、いつの間にか大学3年生になっていました。
「このままでは、一生英語がしゃべれないまま、日本だけで生きていくことになる、、。」
危機感を感じた僕は「とりあえず日本を出てみよう」と思い立ち、インドでバックパッカーとして旅行をすることにしました。
初めての海外旅行でインドへ
しかし現地では、英語が話せないためにぼったくられたり、同じようにバックパッカーとして旅行している外国人とのコミュニケーションが取れなかったり、様々な悔しい経験をしました。
「英語が話せればもっと違うんだろうなあ、、。」
こう感じる瞬間が何度も訪れ、この気持ちが、「なんとしてでも、英語をマスターしたい!」と僕を一念発起させました。
海外留学や英会話スクールなど様々な英語学習法を検討しましたが、何か人と違った突き抜けた経験が欲しいと思っていた僕は、「どうせやるなら過酷な環境で英語を一気にマスターしよう」と思うようになります。
インドで働くことが決まる!
そこからさまざまな情報収集を行っていた僕は、ある日Twitterで「インドでインターン生募集」のツイートを発見しました。
これに僕は迷わず応募し、運よくインドで新しい事業を立ち上げる機会を得ることができました。
インド渡航までに英語力を上げる必要があった僕は、ここから英会話の猛勉強を開始します。
「話すための英語」の猛勉強をスタート
「今の英語力では絶対にビジネスで通用しない、、。」
そんな危機感から、僕はビジネスレベルの英語力をつけるための猛勉強をスタートします。
とはいっても、当時の僕は英会話力がほぼゼロ。ビジネスレベルどころか、外国人に道を聞かれても、Googleマップを指さして「Here, here!」と言ってしまうくらいでした。
そのため最初は、「一体何からやればいいんだ、、。」と途方に暮れていました。
そんな僕の運命を大きく変えたのが、英語の勉強法をネットでリサーチしているときに出会った1冊の本です。
運命を変えた本「英語上達完全マップ」との出会い
僕の英語学習の指針を示してくれたのは「英語上達完全マップ」という1冊の本でした。
話せるようになるための英語学習を始めた当時の僕は、次のような部分でつまずいていました。
- オンライン英会話をやってみたけど、話せるようになっている実感がない
- 英単語帳をとりあえず開いてみるけど、会話で使えるような単語がない
- TEDの音声を聞き流しているけど、意味が理解できるようにならない
この本には、英語を上達させるための体形的なノウハウが書かれており、「何を具体的にどれくらいやるのか?」ということが、ステップバイステップで紹介されていました。
当時は、目からうろこが落ちるような思いで、早速テキストに書いてあることを実践していきました。
英語を話せるようになるまでの3つのステップ
それではここからは、実際に僕がやっていた、英語を話せるようになるための3つのステップをご紹介していきます。
現状の英語レベルによって効果に差が出るので、学習当時の僕の英語力を共有しておきます。
- TOEIC500点程度
- 大学受験で英単語を2000語くらい覚えた
- リスニングがかなり苦手(ネイティブと話すと理解度40%程度)
- 学生時代の英語の成績は、得意でも不得意でもないという程度
- 簡単なフレーズを瞬時に英語にするトレーニング
- 音読・シャドーイング
- 海外に渡り、仕事で使う英語に特化
1.簡単なフレーズを瞬時に英語にするトレーニング
まず行ったのは、中学レベルの英文法やフレーズを瞬間的に英訳していく「瞬間英作文」というトレーニングです。
これは「英語上達完全マップ」の作者の方が考案されたトレーニングで、以下のように進めていきます。
①簡単な日本語の音声が流れる
「もし明日晴れたら、僕たちはピクニックに行きます。」
②瞬時に英訳し、声に出して話す
「If it's fine tomorrow, we will go on a picnic.」
このような例文が全部で700文くらいあるヘビーな教材なのですが、僕は約2ヵ月で合計30周やり込みました。
このトレーニングで英会話力が上がることを信じてやり切った結果、次のようなことが起きました。
- 英語を使って今日起きたことが言える
- 外国人の友達とFacebookメッセージをする時に文法で悩まない
- 文法構造が分かるのでリスニングの理解力が上がる
2.音読・シャドーイング
次にやったのが、音読とシャドーイングのトレーニングです。
こちらも、「英語上達完全マップ」の中で紹介されていた「音読パッケージ」という書籍を使ってトレーニングを行いました。「音読パッケージ」は、1冊で音読・リスニング・リピーティング・シャドーイングというトレーニングをパッケージ化して行うことができるテキストです。
音読やシャドーイングなど音声系のトレーニングは、「構造や意味が分かっている英文を自分の口から発する」ことの繰り返しによって、リスニングを中心に英会話力の底上げをしてくれます。
こちらも、瞬間英作文と並行して1ヵ月半程で30周行いました。
正直かなりハードでしたが、筋トレをしているような感覚でどんどんレベルアップしていく達成感を味わうことができました。
「簡単なフレーズを瞬時に英語にするトレーニング」と「音読・シャドーイング」を3ヵ月間行うことで、次のような変化が起きました。
- ネイティブの音声変化(take itなら「テイキッ」になるなどネイティブ独特の発音)が聞き取れる
- リスニング力が飛躍的に伸び、相手の言っていることが英語の語順のまま理解できる
- 電車や飛行機内での英語アナウンスが理解できるようになる
3.海外に渡り、仕事で使う英語に特化
そのあとは、インドに渡航して実際にビジネスの現場で英語を使うようになりました。
「自分の英語レベルでビジネスで通用するのかな、、?」
と最初はかなり不安でしたが、実際に仕事が始まると思ったよりスムーズに会話ができました。中には「あなた英語うまいね!」と褒めてくれるインド人経営者の方もいたりと、自分の英語力に自信を持つことができました。
そして、様々な商談を現地のビジネスマンと行うことで、「こんな時にはこう言えば通じるのか!」と、フレーズや単語のストックをどんどん増やしていきました。
気づいたときには、仕事で英語を使うことには困らないレベルになっていました。
英語の勉強を成功させる3つのコツとは?
ここまで、実際に僕が行っていた英語の勉強法についてご紹介してきましたが、ここでは、英語の勉強をする上で大切にすべきことを3つご紹介します。
1.英語学習の全体像を把握する
まず大切なのは、何をやれば英語を話せるようになるのか、全体像を知って戦略を作ることです。
英語学習の初心者の方にありがちなのが、単語や文法のインプットがないまま「とにかくアウトプットだ!」と考え、オンライン英会話や英会話スクールでのスピーキングトレーニングを重視することです。
もちろん、全く勉強しないよりはマシかもしれませんが、あくまでもアウトプットは「インプットしたものが伝わるか検証するためのもの」です。インプットがない状態で会話をしても、会話で使えるフレーズが一気に増えていくわけではありません。
重要なのは、英語学習の全体像を把握した上で、「今の自分はどこに課題があるのか?」を見極め、最適なトレーニングをすることです。
全体像を知る→自分が取り組むべき課題を明確にする→学習をスタートする
このような流れで学習をすることが、効率的に英語を習得するための最大のコツです。
2.短期間で一気にやりきる
英語の学習は短期間でやりきることをおすすめします。
もちろん、短期間でネイティブレベルになることはあり得ませんし、僕もこれからずっと学習を続けていくつもりです。
しかし、英語学習において最も大切な「話すための基礎能力」を身につけるのは、集中すれば数カ月でも可能だと考えています。
また、モチベーション維持や時間確保の観点から考えても、一気に短期間でやり切った方が、1年以上かけて長期的に取り組むよりも成功確率が上がると感じます。
3.とにかく1冊のテキストを信じて繰り返す
学習を始めたばかりの頃は、様々な参考書を購入して、どれも中途半端に途中で投げ出していました。
しかし、「これだ!」と思う勉強法に出会ってからは、そのテキストに書かれていることを信じ、徹底してマネをしました。
そして、1冊あたり30周やりこむなど、繰り返し学習を行いました。
物事を習得する上での「守破離」という言葉がありますが、最初は徹底して「守る」ことが重要です。
これまで自己流の勉強法で散々失敗していた僕は、「守る」ことの重要性を、英語の学習を通して改めて学ぶことができました。
英語の勉強をスタートしたい方へ
英語が話せるようになったことで、僕の人生は大きく変わりました。
英語の勉強をせずに海外にもチャレンジしていなければ、今頃は「英語苦手なんで、、」と英語を話すことを拒否する人生を送っていたと思います。
「話すための英語」の基礎は、国内にいても短期間で習得することが可能ですが、もし完全な独学が厳しいという方は、英語のスクールに通われることをおすすめします。
ただ、一般的な「ネイティブと話すだけ」の英会話スクールは、インプットを軽視することが多い印象です。そのため、初心者の方ほど「いつまでたっても成長実感がない」と感じてしまいます。
英語力を身につけたいのであれば、学習の全体像を示したうえで現状の課題と最適な学習法を示してくれ、アウトプットよりもインプットを重視する「PROGRIT(プログリット)」のようなスクールに通うことをおすすめします。
英語の学習をスタートするのに、今日より早い日はありません。小さな一歩で構いませんので、行動してみましょう。
英語学習のノウハウが知りたい方は、僕の運営するサイト「忍者の英語研究所」も是非ご覧ください。