
岡田さん

ミランダ
慣れない英語を使ったプレゼンにおいては、分かりやすいパワポ資料を作っておくことはとても重要ね。

岡田さん
そうですよね。英語のパワポ資料作成のコツを教えてもらえませんか?

ミランダ
いいわよ。それじゃあ今日は、良い例、悪い例などサンプルも用いながら、プレゼン資料作成のコツを紹介するわね!
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- 1英語のプレゼンはパワーポイントの出来にかかっている?
- 2英語のパワーポイント作成のコツ①|アウトラインを作成する
- 2.1①「何を伝えるか」を明確にする
- 2.2②必要な項目のみ入れる
- 2.3③パワポなしでも成立するように作成する
- 3英語のパワーポイント作成のコツ②|KISSを意識する
- 3.1①ワンスライド・ワンメッセージを意識する
- 3.2②箇条書きにする
- 4英語のパワーポイント作成のコツ③|画像を使用する
- 5英語のパワーポイント:悪い例
- 5.1文字が多すぎる
- 5.2単調すぎる
- 6英語のパワーポイント:良い例
- 6.1パワポ資料の良い例①
- 6.2パワポ資料の良い例②
- 7英語プレゼンのサンプル「TED Talks」
- 7.1体全体を使ってメッセージを伝えるとは?
- 8まとめ
英語のプレゼンはパワーポイントの出来にかかっている?
みなさんは、英語のプレゼンにおいて大切なことは何だと思いますか?
プレゼン内容やプレゼンターの英語力など大切な要素はたくさんありますが、最も重要な要素の1つがプレゼン資料です。
特に英語力に自信がない方にとって、プレゼン資料の良し悪しは英語のプレゼンの成功を大きく左右します。
この記事では、英語のプレゼン資料作成のコツをご紹介していきます。英語のプレゼンが控えているという方は、是非ご覧ください。
英語のパワーポイント作成のコツ①|アウトラインを作成する
パワポで資料作成にとりかかる前に、まずはプレゼンのアウトラインを作成しましょう。アウトラインが定まっていない状態では、的を得たプレゼン資料を作ることはできません。
アウトライン作成時には以下の3つのポイントを意識します。
①「何を伝えるか」を明確にする
アウトライン作成時には、そのプレゼンによって何を伝えたいのか「目的」を明確にします。目的などの軸がないままにアウトラインを作成すると、プレゼン内容がぶれ、最も伝えたいことが伝わらないプレゼンになってしまいます。
②必要な項目のみ入れる
プレゼンの目的が明確になったら、次はどういった根拠や例を用いてそのテーマをサポートするのか考えます。
その際注意したいのが、プレゼンのテーマに沿った情報のみを入れるということです。当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、プレゼンではついつい色々な情報を入れたくなるものです。
「今回のプレゼンの目的に沿っているか、その情報は本当に必要か」という視点を持ってプレゼンを構成していきましょう。
③パワポなしでも成立するように作成する
もしも、プレゼン当日、使用するはずだったプロジェクターが壊れてしまったらどうしますか?考えただけでもぞっとしますが、プレゼン当日は何が起こるか分かりません。
そんな場合に備えて、アウトラインはパワポ資料なしでもプレゼンが成立するように作成しておきましょう。
アウトラインの作り方については、以下のサイトで詳しく解説してあるので、是非ご覧になってください。
英語のパワーポイント作成のコツ②|KISSを意識する
KISSとは、「Keep It Short and Simple」の頭文字をとった言葉で、日本語で言うと「短く、シンプルに」という意味です。パワポ資料はこのKISSを意識して作成するのがコツです。
具体的にどのようなことを意識すれば良いのかみていきましょう。
①ワンスライド・ワンメッセージを意識する
「ワンスライド・ワンメッセージ」とは、「1枚のパワポスライドに盛り込むメッセージは1つにする」ということです。
1枚のパワポスライドの中に言いたいことを2つも3つも盛り込んでしまうと、結局そこで何を言いたいのか伝わらなくなってしまいます。
ワンスライド・ワンメッセージにすることで、自分が主張したいポイントを明確にできるため、聞き手が理解しやすいプレゼンになります。
②箇条書きにする
パワポ資料は基本的に箇条書きで作成しましょう。
伝えたい情報を文章にしてパワポ資料に載せてしまうと、聞き手はそのスライドを「読まなければならない」という状況に陥り、文字を読むのが面倒に感じる聞き手は、プレゼンテーションに対する興味を失ってしまいます。
箇条書きでシンプルな資料を作成することは、聞き手の注意を逸らさない上でとても重要です。
英語のパワーポイント作成のコツ③|画像を使用する
プレゼン資料は、画像を効果的に挿入することで、聞き手の関心を引きつける資料にすることができます。
例えば「日本に住んでいる」と伝えたいとき、「I live in Japan」と文字で書くのに加えて、上記のような富士山の写真も一緒に出すと、よりインパクトが強くなりますよね。
このように、画像を使ってところどころに変化を持たせることで、魅力的なプレゼン資料にすることができます。
英語のパワーポイント:悪い例
ここまで英語のパワーポイント作成のコツをご紹介してきましたが、ここからは具体的にパワポ資料の例を用いながら作り方をご紹介していきます。
まずは悪い例からご紹介します。
プレゼンの最初には簡単に自己紹介をしますが、その際上記サンプルのようなパワポを作ってしまってはNGです。
何がいけないのか、具体的にみていきましょう。
文字が多すぎる
この自己紹介サンプルは、文字が多すぎて内容が全く頭に入ってきません。
これをパワポとして使用してしまうと、聞き手の意識はパワポの文章を読む方に向かい、目の前で話しているプレゼンターの話を聞いてくれなくなります。
自分のプレゼンに集中してもらうためにも、パワポ上の情報は箇条書きにし、一目で分かるようなシンプルな資料にすることを心がけましょう。
単調すぎる
見ていただければ分かる通り、このサンプルの文字はすべて同じ大きさ、フォントで統一されています。
文字の大きさやフォントを統一することでパワポ資料全体に統一感は出るものの、どこに注目して良いのか分からない単調な資料になってしまいます。
名前だけ目立たせるなど、資料にメリハリをつけることも重要です。
英語のパワーポイント:良い例
次に良いパワーポイントの例をみていきましょう。
ここでは、「slideshare」というプレゼンテーション用資料を共有しているサイトから、パワポ資料の良い例を2つご紹介します。
パワポ資料の良い例①
まず1つ目は、自己紹介パワポ資料のサンプルです。注目してほしいのは、しっかりと「ワンスライド・ワンメッセージ」になっているところです。
パワポ資料の良い例②
こちらのサンプルは、イメージ写真をうまくつかいながら自然に聴衆を引き込むパワポ資料になっています。1つ1つのメッセージも短くシンプルで、何を強調したいのかが非常に分かりやすい資料です。
英語プレゼンのサンプル「TED Talks」
ここまでパワポ資料作成のコツをご紹介してきましたが、プレゼンテーションのイメージが付いていない方のために、プレゼンの参考例として「TED Talks」の動画をご紹介しておきます。
「こんなプレゼン私には出来ない」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、「TED Talks」のプレゼンターがやっていて私たちもすぐに真似できることがあります。
それは、「体全体を使ってメッセージを伝える」ということです。
体全体を使ってメッセージを伝えるとは?
「TED Talks」に登場するプレゼンターは皆、体全体を使って話します。
声の出し方、アイコンタクト、ジェスチャー、表情など、まるで舞台の役者かのように体全体を使って表現することで、自分が伝えたいメッセージをより正確に伝えています。
また、これらの動きは聞き手の注意を引きつけることができるため、飽きることのない魅力的なプレゼンになっています。
まとめ
この記事では、良い例悪い例などサンプルを用いながら、英語のプレゼン資料作成のコツをご紹介してきました。
慣れない英語を使ったプレゼンにおいて、自分を助けてくれるのはパワポ資料だけです。多少英語が拙くても1番大切なメッセージだけは確実に伝えられるよう、パワポ資料はしっかりとポイントを抑えて作っておきましょう。
来月、海外の取引先相手に英語でプレゼンする機会があるんですが、英語でプレゼン資料を作ったことがなくて、いまいち良い資料が作れません。