
岡田さん

ミランダ
それなら、とても良い参考書があるわよ!「ビジュアル英文解釈」っていうテキストを知ってる?

岡田さん
「ビジュアル英文解釈」?聞いたことあるような、、、。

ミランダ
「ビジュアル英文解釈」は、Part1が中学レベルから始まって、Part2まですべて終わる頃には、難関国立大学レベルの英文にも対応できるようになると言われているわ。

岡田さん
そうなんですか?今の僕にぴったりの参考書だ!

ミランダ
今日は「ビジュアル英文解釈」の特徴と、レベル別の使い方をレクチャーするわね。良い参考書だから、あなたもきっと気に入ると思うわ!

岡田さん
ありがとうございます!楽しみです!
「ビジュアル英文解釈」とは?
「ビジュアル英文解釈」をご存知でしょうか?
駿台予備校の伝説の講師、故・伊藤和夫先生が書いた、難関大学の受験性は必読と言われた名著です。
大学受験生が英文解釈でつまずくポイントを丁寧に抑え、
その分かりやすさゆえにサクサクと進めることができ、Part1が終わるころにはセンター試験、Part2が終わる頃には何と難関国立大学の入試問題にも対応できるようになる、と言われています。(※到達できるレベルには個人差があります。)
今回はそんな名著「ビジュアル英文解釈」
「ビジュアル英文解釈」Part1・Part2の特徴
「ビジュアル英文解釈」は、Part1とPart2の2冊から成ります。
Part1は、中学レベルの英文法は分かるという人がセンター試験レベルの英文が読めるようになるまでの橋渡しをしてくれます。
Part2は、Part1を終わらせた人が、難関国立大学(旧帝大レベル)の英文に対応できるようになることを見据えて作られています。(※到達できるレベルには個人差があります。)
「ビジュアル英文解釈」は、1章あたり次のような構成になっています。
- 焦点
- 例題
- 研究
- 大意
- Home Room
焦点
焦点では、英文を読むために必要な文法事項や、
この焦点は、以下の観点でとても優秀です。
- 取り扱っている文法項目の網羅性
- 解説の分かりやすさ
焦点は「ビジュアル英文解釈」の根幹をなす部分の1つですので、しっかりと読み込みましょう。
例題
焦点で取り扱った文法事項やルールを身につけられるような例題が用意
Part1であれば、中学レベルの英文法が身についていればそこまで難しくないはずです。
研究
焦点と並んで、この「ビジュアル英文解釈」を最高の参考書たらしめる部分です。研究では、例題で取り扱った英文の一文一文を、講義調で分かりやすく丁寧に解説しています。
この研究の特徴として、
「“なんとなく”や”曖昧”を許さない」
という点が挙げられます。
ビギナー英語学習者がやってしまいがちな感覚的な読み方に喝を入
今まで「何となく」で読んでいた英語の霧が晴れるような感覚を味わえる解説です。
大意
例題で取り扱った英文の大意、つまり翻訳された文です。
1つ注意点を挙げておくと、この大意は、
というのも、
翻訳の勉強をしない限り思いつかないような訳がポンポン出てきて、研究で紹介されていた訳と異なることも多々あります。大意は参考程度に留めておけばOKです。
Home Room
「ビジュアル英文解釈」
研究ほど重要でありませんが、
「ビジュアル英文解釈」Part1の使い方~初心者向け~
ここでは「ビジュアル英文解釈 」Part1の使用法を解説していきます。
中学レベルの英文法しか理解していない自分が「ビジュアル英文解釈」Part1を使うとしたら、という観点で使用法を解説していきますので、
焦点を読む
まずは焦点をガッツリ読み込みます。ガッツリです。
焦点で得た気づきは、どんどんテキストに書き込んでいきます。もちろん、
この焦点は、「ビジュアル英文解釈」の肝の1つでもあるので、
例題に取り組む
続いて、例題に取り組みます。
取り組むと言っても、設問などはないので基本的に読むだけです。
上級者であれば本文をそのまま読めば文構造を把握できると思います。しかし初心者のうちは、一文一文の文構造をメモして、自分の解釈があっているか後で確認
訳す必要はあるのか?
「ビジュアル英文解釈」の使用法として、著者の伊藤先生は、
しかし私は、Part 1に取り組む段階では訳さなくて良いと思っています。
1つ目の理由は、時間がかかりすぎてしまうからです。
2つ目の理由は、「ビジュアル英文解釈」
考え方は人それぞれですが、
研究を読み込む
次に研究を読みましょう。とにかく、頭に染み込むまで読みましょう。
私は、研究で解説された文法事項が自分の最初の解釈と異なっていた時、
この研究は、「ビジュアル英文解釈」の根幹をなす部分。一文も漏らさず読み込みましょう。
大意とHome Roomをさらっと読む
大意とHome Roomはさらっと読みましょう。上でも説明しましたが、焦点や研究に比べて重要なパートではありません。
大意は、今後きれいな和訳ができるようになりたいのであれば、参考までに読んでおきましょう。
Home Roomではプラスαの文法事項が解説されていることもあるので、時間があれば読んでおきましょう。
例題の文章を音読する
できれば、例題の文章を音読しましょう。焦点や研究で学んだことを思い出しながら、読んでいる最中に英文の構造が一瞬で把握できるようになるまで音読しましょう。だいたい3回ほど音読すれば十分です。
例題のCDなどは用意されていませんので、ネイティブスピーカーの発音を参考にしながら音読することはできません。とは言うものの、やらないよりやったほうが絶対に良いです。
「ビジュアル英文解釈」Part2の使い方~上級者向け~
Part2の使用法も、基本的にはPart1と同じですが、Part1でしっかり基礎力をつけた方であれば、Part2は自分なりにアレンジを加えた使用法を試してみても良いでしょう。
上で私は、「初心者のうちは一文一文訳さなくてもよい」とお伝えしましたが、Part2に取り組めるくらいのレベルにいるのであれば、大意と見比べながら自分なりの訳を作るのも良いでしょう。
「ビジュアル英文解釈」Part2までこなせば、英文和訳の多い難関国立大学に対応できるレベルになると言われています。「訳せるようになる」ことを最終目的とした参考書ではありませんが、研究パートに載っている基礎的な訳し方と大意パートに載っているユニークな訳に触れることにより、様々な訳の引き出しを身につけることができます。
Part2は、Part1に比べてかなり難易度が上がるので、覚悟して取り組みましょう。
「ビジュアル英文解釈」の使い方まとめ
以上が、英語学習者の必読書「ビジュアル英文解釈」の初心者向けの使用法です。
もちろん紹介した方法はあくまで一例です。使っていくうちに自分なりにしっくりくる使い方が分かってくると思いますので、色々と試してみてください。
「ビジュアル英文解釈」で学び、英文をなんとなくで読んでいた自分とお別れしましょう!
「ビジュアル英文解釈」の使い方まとめ
- 焦点から研究までは、とにかくガッツリ読み込む
- Part1では大意を読む必要はない
中学レベルの文法で読める英文ならなんとかなるんですが、高校レベルの英文になるとさっぱり読めなくて困っています、、、。