「ビジュアル英文解釈」の使い方 I Part1・Part2のレベル別使用法とは?

「ビジュアル英文解釈」の使い方 I Part1・Part2のレベル別使用法とは?

「ビジュアル英文解釈」とは、伝説の予備校講師、故・伊藤和夫先生の名著です。英文解釈でつまずくポイントを丁寧に抑えてあり、Part2が終わる頃には難関大学にも対応できるレベルを身につけることが出来ます。今回は「ビジュアル英文解釈」のレベル別の使い方を解説します。

岡田さん

岡田さん

中学レベルの文法で読める英文ならなんとかなるんですが、高校レベルの英文になるとさっぱり読めなくて困っています、、、。

ミランダ

ミランダ

それなら、とても良い参考書があるわよ!「ビジュアル英文解釈」っていうテキストを知ってる?

岡田さん

岡田さん

「ビジュアル英文解釈」?聞いたことあるような、、、。

ミランダ

ミランダ

「ビジュアル英文解釈」は、Part1が中学レベルから始まって、Part2まですべて終わる頃には、難関国立大学レベルの英文にも対応できるようになると言われているわ。

岡田さん

岡田さん

そうなんですか?今の僕にぴったりの参考書だ!

ミランダ

ミランダ

今日は「ビジュアル英文解釈」の特徴と、レベル別の使い方をレクチャーするわね。良い参考書だから、あなたもきっと気に入ると思うわ!

岡田さん

岡田さん

ありがとうございます!楽しみです!

「ビジュアル英文解釈」とは?

「ビジュアル英文解釈」をご存知でしょうか?

駿台予備校の伝説の講師、故・伊藤和夫先生が書いた、難関大学の受験性は必読と言われた名著です。

大学受験生が英文解釈でつまずくポイントを丁寧に抑え、その圧倒的な解説の分かりやすさで、何と初版から30年経った今でも人気参考書として名を連ねています。

その分かりやすさゆえにサクサクと進めることができ、Part1が終わるころにはセンター試験、Part2が終わる頃には何と難関国立大学の入試問題にも対応できるようになる、と言われています。(※到達できるレベルには個人差があります。)

今回はそんな名著「ビジュアル英文解釈」の特徴と使い方を、写真付きでご紹介していきます。

「ビジュアル英文解釈」Part1・Part2の特徴

「ビジュアル英文解釈」は、Part1とPart2の2冊から成ります。

Part1は、中学レベルの英文法は分かるという人がセンター試験レベルの英文が読めるようになるまでの橋渡しをしてくれます。

Part2は、Part1を終わらせた人が、難関国立大学(旧帝大レベル)の英文に対応できるようになることを見据えて作られています。(※到達できるレベルには個人差があります。)

「ビジュアル英文解釈」は、1章あたり次のような構成になっています。

  • 焦点
  • 例題
  • 研究
  • 大意
  • Home Room
それぞれ詳しくみていきましょう。

焦点

焦点では、英文を読むために必要な文法事項や、読みやすくなるために覚えておくべき法則などがまとめられています。
この焦点は、以下の観点でとても優秀です。

  • 取り扱っている文法項目の網羅性
  • 解説の分かりやすさ
焦点に出てくる文法事項や、ルールとしてまとめられているものを覚えるだけでも、かなりの力になります。しかも、図解もありとても分かりやすい。

焦点は「ビジュアル英文解釈」の根幹をなす部分の1つですので、しっかりと読み込みましょう。

例題

焦点で取り扱った文法事項やルールを身につけられるような例題が用意されています。

Part1であれば、中学レベルの英文法が身についていればそこまで難しくないはずです。焦点でやった文法事項を思い出しつつ取り組みましょう。

研究

焦点と並んで、この「ビジュアル英文解釈」を最高の参考書たらしめる部分です。研究では、例題で取り扱った英文の一文一文を、講義調で分かりやすく丁寧に解説しています。

この研究の特徴として、

「“なんとなく”や”曖昧”を許さない」

という点が挙げられます。

ビギナー英語学習者がやってしまいがちな感覚的な読み方に喝を入れ、規則に則った読み方を丁寧に解説してくれています。

今まで「何となく」で読んでいた英語の霧が晴れるような感覚を味わえる解説です。必ず読みましょう。

大意

例題で取り扱った英文の大意、つまり翻訳された文です。例題で解釈できなかった部分はここで理解しましょう。

1つ注意点を挙げておくと、この大意は、自分で例題の文を訳す時には参考にしなくてもいいということです。

というのも、例題の英文があまりにも意訳されすぎているからです。

翻訳の勉強をしない限り思いつかないような訳がポンポン出てきて、研究で紹介されていた訳と異なることも多々あります。大意は参考程度に留めておけばOKです。

Home Room

「ビジュアル英文解釈」中のキャラクターが各々の感想などを述べる部分で、研究の後ろにきます。Part1とPart2では若干顔ぶれが異なります。

研究ほど重要でありませんが、プラスαの解説が載っている場合もあります。Part1ユーザーは、出来ればここまで読み込んでおきたいところです。

「ビジュアル英文解釈」Part1の使い方~初心者向け~

ここでは「ビジュアル英文解釈 」Part1の使用法を解説していきます。

中学レベルの英文法しか理解していない自分が「ビジュアル英文解釈」Part1を使うとしたら、という観点で使用法を解説していきますので、是非参考にしてみてください!

焦点を読む

まずは焦点をガッツリ読み込みます。ガッツリです。

焦点で得た気づきは、どんどんテキストに書き込んでいきます。もちろん、必要に応じて文法事項をノートなどにまとめ直すのもOKです。

”焦点”の文法事項をノートにまとめた例。

↑”焦点”の文法事項をノートにまとめた例。”ルール”は絶対に覚えよう!

この焦点は、「ビジュアル英文解釈」の肝の1つでもあるので、絶対に理解しましょう。1焦点あたり20分もかからずに終わるかと思います。

例題に取り組む

続いて、例題に取り組みます。

取り組むと言っても、設問などはないので基本的に読むだけです。

上級者であれば本文をそのまま読めば文構造を把握できると思います。しかし初心者のうちは、一文一文の文構造をメモして、自分の解釈があっているか後で確認できるようにしておきましょう。(書き込みorノート)

例題をノートに写し、文構造把握の過程をメモした例。

↑例題をノートに写し、文構造把握の過程をメモした例。

訳す必要はあるのか?

「ビジュアル英文解釈」の使用法として、著者の伊藤先生は、例題の文章を一文一文訳す事を推奨しています。また、「ビジュアル英文解釈」の使い方を説明した個人ブログなどでも、訳すことを推奨されていることがあります。

しかし私は、Part 1に取り組む段階では訳さなくて良いと思っています。

1つ目の理由は、時間がかかりすぎてしまうからです。サクサクと取り組めることが「ビジュアル英文解釈」の良さなのに、これでは1章あたり2時間くらいかかってしまいます。Part1の段階でそれほど時間がかかってしまっていては、勉強に取り組む意欲がなくなってしまう可能性があります。

2つ目の理由は、「ビジュアル英文解釈」は英文を解釈できるようになるためのものであって、英文を訳せるようになるためのものではないからです。「ビジュアル英文解釈」では英文解釈のありとあらゆる技術が載っていますが、訳すためのテクニックはあまり出てきません。しかも、大意にある伊藤先生の訳はレベルが高く、残念ながら参考にならない(笑)

考え方は人それぞれですが、私が実際にこの参考書に取り組んでいた時は、上記の考えから特に訳し出したりなどはしませんでした。それでもとても効果があったので、訳す必要はないと考えています。もちろん、あなたのレベルに応じて伊藤先生の大意と見比べながら訳すという使用法もありです。

研究を読み込む

次に研究を読みましょう。とにかく、頭に染み込むまで読みましょう

私は、研究で解説された文法事項が自分の最初の解釈と異なっていた時、赤ペンでメモしていました。(上の写真を参照)

この研究は、「ビジュアル英文解釈」の根幹をなす部分。一文も漏らさず読み込みましょう。

大意とHome Roomをさらっと読む

大意とHome Roomはさらっと読みましょう。上でも説明しましたが、焦点や研究に比べて重要なパートではありません。

大意は、今後きれいな和訳ができるようになりたいのであれば、参考までに読んでおきましょう。

Home Roomではプラスαの文法事項が解説されていることもあるので、時間があれば読んでおきましょう。

例題の文章を音読する

できれば、例題の文章を音読しましょう。焦点や研究で学んだことを思い出しながら、読んでいる最中に英文の構造が一瞬で把握できるようになるまで音読しましょう。だいたい3回ほど音読すれば十分です。

例題のCDなどは用意されていませんので、ネイティブスピーカーの発音を参考にしながら音読することはできません。とは言うものの、やらないよりやったほうが絶対に良いです。

「ビジュアル英文解釈」Part2の使い方~上級者向け~

参考書の上に眼鏡が置かれている写真
Photo bystevepb

Part2の使用法も、基本的にはPart1と同じですが、Part1でしっかり基礎力をつけた方であれば、Part2は自分なりにアレンジを加えた使用法を試してみても良いでしょう。

上で私は、「初心者のうちは一文一文訳さなくてもよい」とお伝えしましたが、Part2に取り組めるくらいのレベルにいるのであれば、大意と見比べながら自分なりの訳を作るのも良いでしょう。

「ビジュアル英文解釈」Part2までこなせば、英文和訳の多い難関国立大学に対応できるレベルになると言われています。「訳せるようになる」ことを最終目的とした参考書ではありませんが、研究パートに載っている基礎的な訳し方と大意パートに載っているユニークな訳に触れることにより、様々な訳の引き出しを身につけることができます。

Part2は、Part1に比べてかなり難易度が上がるので、覚悟して取り組みましょう。

「ビジュアル英文解釈」Part2の例題の訳をノートに書いた例。

↑「ビジュアル英文解釈」Part2の例題の訳をノートに書いた例。この章は1時間程度で終わりました。

「ビジュアル英文解釈」の使い方まとめ

以上が、英語学習者の必読書「ビジュアル英文解釈」の初心者向けの使用法です。

もちろん紹介した方法はあくまで一例です。使っていくうちに自分なりにしっくりくる使い方が分かってくると思いますので、色々と試してみてください。

「ビジュアル英文解釈」で学び、英文をなんとなくで読んでいた自分とお別れしましょう!

「ビジュアル英文解釈」の使い方まとめ

  • 焦点から研究までは、とにかくガッツリ読み込む
  • Part1では大意を読む必要はない
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