英語の動名詞と不定詞の使い方が分からない?用法の違いを例文付きで解説!

英語の動名詞と不定詞の使い方が分からない?用法の違いを例文付きで解説!

動名詞と不定詞といえば中学時代の英語の授業で習う基本的な文法事項ですが、どちらも日本語では「〜すること」と訳すことができるため、使い分け方が分からないという方も多いのではないでしょうか?この記事では、英語の動名詞と不定詞の使い方についてご説明します。

岡田さん

岡田さん

動名詞と不定詞って日本語に訳すとどちらも「〜すること」で、ほとんど一緒ですよね。何か使い方に違いはあるんですか?

ミランダ

ミランダ

確かに日本語訳だけ見ると同じように思うわよね。でも、動名詞と不定詞は使い方に違いがあるわよ。

岡田さん

岡田さん

一体どんな違いがあるんですか?

ミランダ

ミランダ

今日は動名詞と不定詞の用法やそれぞれの違いについて詳しく見てみましょうか!

記事の目次

  1. 1.英語の動名詞と不定詞の使い方が分からないあなたへ
  2. 2.英語の動名詞の使い方
  3. 3.英語の不定詞の使い方
  4. 4.英語の動名詞と不定詞の違い
  5. 5.英語の動名詞と不定詞の使い方まとめ

英語の動名詞と不定詞の使い方が分からないあなたへ

英文の赤ペン添削の写真
Photo byannekarakash

動名詞と不定詞の名詞的用法は、日本語にすると「〜すること」のように同じ意味になるため、「使い分け方がわからない」と混乱したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、動名詞と不定詞はとても基本的な文法で日常会話でも頻繁に使われますので、使い分けをしっかり理解しておきたいところです。

この記事では、動名詞と不定詞のそれぞれの用法と違いを、例文付きで解説していきます。

英語の動名詞の使い方

古い本の上に懐中時計が置いてある写真
Photo byMyriams-Fotos

まずは、動名詞の使い方を解説いたします。

英語の動名詞の用法

英語の動名詞は「動詞+ing」の形で作ることができます。例えば「study+ing」で「studying」のようになります。また、動名詞はその名の通り、名詞と同じ働きをします。

動名詞の用法は4つあり、主語・補語・目的語・前置詞の目的語として使うことができます。それでは例文を使って具体的に見ていきましょう。

用法①主語として使う

英文:Reading books is my hobby.
和訳:本を読むことは私の趣味です。


◯解説
この文章は第2文型(SVC)のうち、主語(S)の部分に動名詞が使われています。動名詞の「Reading books=本を読むこと」を主語とする文章です。

用法②補語として使う

英文:My hobby is reading books.
和訳:私の趣味は本を読むことです。


◯解説
この文章も先ほどと同様第2文型のSVCで、ここでは動名詞が補語(C)の部分に使われています。ただし第5文型(SVOC)の場合は動名詞を補語(C)として使うことはできないので、注意が必要です。

用法③目的語として使う

英文:I like reading books.
和訳:私は本を読むことが好きです。


◯解説
この文章は第3文型のSVOの形を取っていて、動名詞は目的語(O)として使われています。だだし動名詞は第4文型(SVOO)の2個目の目的語(O)として用いることはできないので、注意が必要です。

④前置詞の目的語として使う場合

英文:I am fond of reading books.
和訳:私は本を読むことが好きです。


◯解説
動名詞は前置詞の後に使うことができます。

英語の動名詞のニュアンス

動名詞には「過去」および「一般的・普段の状態」といったニュアンスが含まれています。例文で具体的に確認してみましょう。

英文:I remember seeing that face.
和訳:あの顔を見たことを覚えているよ(=あの顔に見覚えがあるよ)。


◯解説
この文では「(過去に)あの顔を見た」という事実を覚えているという意味になります。過去のニュアンスを含む動名詞の使い方です。

英文:I prefer going outside to staying at home.
和訳:私は家にいるよりも、外に出かけることが好きです。


◯解説
この文では「家にいる状態よりも、出かけて外にいるという状態が好きである」という意味を含んでいます。通常どちらの状態を好むか、という状態のニュアンスを含む動名詞の使い方です。

動名詞のみを目的語にとる動詞

動詞の中には、目的語に不定詞を取ることができないものがあります。ここでは、代表的な8つをご紹介します。

動詞 意味
mind  〜を嫌がる
enjoy 〜を楽しむ
give up 〜を諦める
avoid 〜を避ける
finish 〜を終わりにする
escape 〜から逃れる
practice 〜を練習する
stop 〜をやめる

頭文字をとってメガフェップス(megafeps)のように覚えると便利です。

英語の不定詞の使い方

ビルの窓ガラスに青空と雲が写っている写真
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動名詞に続いて、不定詞の用法について解説します。

不定詞の用法

英語の不定詞には下記の表のような使い方があります。

to不定詞 名詞的用法(名詞句の役割)
  形容詞的用法(形容詞句の役割)
  副詞的用法(副詞句の役割)
原型不定詞 使役動詞の目的語(have,let,get,make)
  知覚動詞の目的語(feel,see,smell,hearなど)

この中でも動名詞と対応して語られるのは「to不定詞」の名詞的用法です。ちなみに、形容詞的用法は名詞の説明を、副詞的用法は名詞以外の文の要素(動詞・形容詞・副詞・文全体)を修飾する働きがあります。

この記事では動名詞と不定詞がテーマですので、to不定詞の名詞的用法以外の詳しい解説は割愛させていただきますが、名詞的用法以外の使い方もあることを頭に入れておきましょう。

to不定詞の名詞的用法

英語のto不定詞の名詞的用法は名詞句として使われ、4つの用法があります。主語・補語・目的語・SVO+to不定詞の構文です。では例文を用いて詳しく見ていきましょう。

用法①主語として使う

英文:To read books is my hobby.
和訳:本を読むことは私の趣味です。


◯解説
第2文型SVCの文章です。「To read books」が主語(S)の働きをしています。

用法②補語として使う

英文:My hobby is to read books.
和訳:私の趣味は本を読むことです。


◯解説
上記と同じ第2文型SVCの文章です。ここでは「to read books」が補語(C)の働きをしています。

用法③目的語として使う

英文:I want to go there.
和訳:私はそこに行きたいです。


◯解説
この文章は第3文型のSVOです。この目的語(O)の部分にto不定詞が使われています。

用法④SVO+to不定詞の構文として使う

英文:I want my child to be a responsible person.
和訳:私は私の子供に信頼できる人になってほしいです。


◯解説
ここでは「my child」=「to be a responsible person」と捉え、「私の子供が(今後)信頼できる人になる」という意味になります。「want」「expect」「consider」などがこの構文を取ることができます。

英文:I ask her to come here tomorrow. 
和訳:私は彼女に明日ここに来てくださいと頼みました。


◯解説
「her」が「to come here tomorrow」の文章の意味上の主語になっており、「彼女が明日ここに来る」のように訳します。

以下の動詞も、このSVO+to不定詞の構文を取りますので、しっかり確認しておきましょう。

動詞 意味
allow A to~ Aが〜することを許す
teach A to~ Aに〜することを教える
tell A to~ Aに〜することを伝える
remind A to~ Aに〜することを思い出させる
※Aには、人を表す言葉(you,him,her,themや人名など)が入ります。

to不定詞の名詞的用法のニュアンス

英語のto不定詞(名詞的用法)には「未来」や「現在」を表すニュアンスが含まれています。具体的な例文を確認しましょう。

英文:Don't forget to turn off the light before going out.
和訳:出かける時に電気を消すことを忘れないでください。


◯解説
この文では「(今は屋内にいるけど、今後外に出る時に)電気を消す」という未来のことについて忘れないように依頼しています。

英文:I think him to be honest.
和訳:私は彼は今本当のことを言っていると思います。

英文:I think he is honest.

和訳:私は彼はいつも正直だと思います。

◯解説
上の2つの文の違いをご説明します。to不定詞の文では「(いつもはどうかわからないけれど、今現在の)彼は正直である」という意味を含んでいます。それに対してもうひとつの文章では「彼は常に正直である」という彼の特性、いつもの状態という意味合いが含まれています。

不定詞のみを目的語とする他動詞

動名詞を取らず不定詞のみを目的語とする動詞は、上記のSVO+to不定詞の構文解説であげた動詞の他に、下記のような動詞があります。

動詞 意味
care  〜を気にする
desire  〜を望む
hope  〜と願う
decide  〜と決める
agree  〜と同意する
promise  〜と約束する

目的語にはすべて「今後についての話、未来の話」が続きます。

英語の動名詞と不定詞の違い

赤い大きなグローブと青い小さなグローブの写真
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ここまで、動名詞と不定詞それぞれの使い方についてご説明してきました。ここでは、英語の動名詞と不定詞を比較して、その違いについてご説明します。

①用法の違い

動名詞、to不定詞の名詞的用法はどちらも名詞句の役割をし、主語・補語・目的語になることができます。ただし、第4文型(SVOO)、第5文型(SVOC)を取れるのはto不定詞の名詞的用法のみです。

to不定詞は名詞的用法の他にも形容詞的用法・副詞的用法があります。また原型不定詞と呼ばれる知覚動詞・使役動詞の目的語として使われる場合もあります。このように不定詞の用法は多岐に渡ります。

②英語のニュアンスの違い

動名詞は「過去・状態」を表すニュアンスがあり、どちらかと言えばネガティブな印象の動詞に使われることが多いです。一方、to不定詞の名詞的用法は「未来・現在」を表すニュアンスがあり、どちらかと言えばポジティブな印象の動詞に使われることが多いです。

「regret」という動詞の例文を用いて、両者を比較してみましょう。

英文:I regret going there.
和訳:私はそこに行ったことを後悔します。 

英文:I regret to go there.
和訳:私は残念ながらそこに行かなければなりません。


◯解説
上記の文章では動名詞と不定詞のどちらも第3文型(SVO)の目的語(O)の役割をしていますが、ニュアンスが異なっているのにお気づきでしょうか。

動名詞の文では「(過去に)そこに行ったこと」という過去のニュアンスが含まれています。一方、to不定詞の文では「(これから)そこに行くこと」という未来のニュアンスが含まれています。

英語の動名詞と不定詞の使い方まとめ

赤い壁の部屋にイギリスとアメリカの国旗の柄の箱が飾ってある写真
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この記事では、英語の動名詞と不定詞の違いについて例文を交えて解説してきましたが、いかがでしたか?

日本語訳だけ見ると混乱してしまいがちな動名詞と不定詞ですが、それぞれが持つ英語のニュアンスや他の用法を掘り下げてみると、違った性質を持っていることをお分かり頂けたのではないでしょうか?

是非、日々の英会話やテスト対策に生かしていただけると幸いです。

chika1222

chika1222

日本では大学卒業後、看護師をしていて全く英語を使いませんでした。けれど夫の海外転勤に伴い、現在ブルガリア在住です。 英語が公用語の国ではありませんが、多くの外国人が生活していて当たり前のように英語を使ってコミュニケーションを取っています。 海外住むようになって初めて本当の意味での英語の必要性を認識しました。 大人になってから英語を勉強したいと考える人の助けになれればと思います!


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