
岡田さん

ミランダ
それなら動詞からおさらいするのはどうかしら?動詞を勉強することは、英文法の基礎固めにも繋がるからいいと思うわ。英単語力も上がるしね!

岡田さん
英単語力も上がるのは嬉しいですね!動詞って、確かいくつか種類がありましたよね?

ミランダ
良い機会だから、今日は英語の動詞について教えてあげるわ!
英語の動詞とは?
みなさんは、「英語の動詞とは?」と聞かれてすぐに答えることが出来ますか?
動詞とは、動作や状態を表す品詞で、英語の文中においてとても重要な役割を果たします。
この記事では、一般動詞とbe動詞の違いなど、英語の動詞について詳しく解説していきます。記事の最後では、名詞とはなにか、形容詞とはなにかについてもご紹介するので、基本をもう一度復習しておきたい方は是非ご覧ください。
英語の動詞とは①一般動詞とbe動詞の違い
動詞には、一般動詞とbe動詞の2種類があります。
まずは、一般動詞とbe動詞について、それぞれの違いを理解しておきましょう。
be動詞とは
be動詞とは、原形が「be」で主語の人称や数、時制によって変化する動詞です。活用を表で確認しておきましょう。
主語 | be動詞 | be動詞の過去形 | be動詞の過去分詞 |
1人称単数「I」 | am | was | been |
2人称単数・複数「You」 | are | were | been |
3人称単数「He/She/It」 | is | was | been |
1人称複数「We」 | are | were | been |
3人称複数「They」 | are | were | been |
また、be動詞は一般的に3つの役割があると言われています。例文で確認しましょう。
be動詞の役割①SV文型を作り「存在する」の意味を表す
God is.
神は存在する。
be動詞の役割②SV文型を作り「〜にある、〜にいる」の意味を表す
The books are on the table.
その本は机の上にある。
be動詞の役割③SVC文型を作り「〜である」の意味を表す
The sun is red.
太陽は赤色である。
一般動詞とは
一般動詞とは、be動詞以外の動詞で、時制によって変化する動詞です。変化の仕方は6種類あります。基本的な一般動詞の変化を確認しましょう。
原形 | 過去形 | 過去分詞 | 変化の形 |
play | played | played | A-B-B(過去形と過去分詞が同じ/規則的活用) |
keep | kept | kept | A-B-B(過去形と過去分詞が同じ/不規則活用) |
come | came | come | A-B-A(原形と過去分詞が同じ) |
beat | beat | beaten | A-A-B(原形と過去形が同じ) |
go | went | gone | A-B-C(全部の形が異なる) |
put | put | put | A-A-A(全部の形が同じ) |
一般動詞には、目的語を取らない自動詞と、目的語を取る他動詞があります。
自動詞
I walk.
私は歩きます。
We laughed.
私たちは笑った。
他動詞
I draw a dog.
私は犬を描きました。
She drunk some water.
彼女は水を飲みました。
英語の動詞とは②一般動詞の種類
先程、一般動詞はbe動詞以外の動詞であるとご説明しました。つまり、ほとんどの動詞は一般動詞ということになります。一般動詞には様々な種類がありますが、ここでは「知覚動詞」と「使役動詞」についてご紹介します。
知覚動詞
知覚動詞とは、人間が何か感じたことを表す時に用いる動詞を指します。つまり、五感です。五感には「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」があり、この5つを表すのが知覚動詞というわけです。
また、少し分かりづらいですが「notice(気づく)」も知覚動詞なので、合わせて覚えておきましょう。今回は、具体例として知覚動詞「see」の使い方をみていきます。
知覚動詞の具体例「see」
原形不定詞を使った知覚動詞の例文
I saw Kenta cross the road.
私は、けんたが道を渡っているところを見た。
◯解説
上の例では、目的語「Kenta」の後ろに原形不定詞「cross」が使われています。このように、知覚動詞は「主語+知覚動詞+目的語(O)+原形不定詞」の形をとり、「Oが〜するのを見る」のように訳されます。
現在分詞を使った知覚動詞の例文
I saw Kenta crossing the road.
私は、けんたが道を渡っているところを見た。
◯解説
上の例では、目的語「Kenta」の後ろに現在分詞「crossing」が使われています。このように、知覚動詞は「主語+知覚動詞+目的語(O)+現在分詞」の形をとることもあり、「Oが〜しているのを見る」のように訳されます。
ちなみに、上の2つの例文は訳文が同じになっておりますが、原形不定詞を使っている場合は「横断し終えるまで全部」を見たという意味で、現在分詞を使っている場合は「横断しているところ」を見たことを意味します。
代表的な知覚動詞一覧
感覚 | 英単語 | 日本語 |
視覚「見る」 | look at | 眺める |
watch | 見守る | |
see | 見える | |
聴覚「聞く」 | hear | 聞こえる |
嗅覚「嗅ぐ」 | smell | においがする |
味覚「味がする」 | taste | 味がする |
触覚「感じる」 | feel | 感じる |
「気づく」 | notice | 気がつく |
使役動詞
使役動詞とは、人に何かをしてもらったり、人に何かをされる事を表現したい場合に用いる動詞です。使役動詞の使い方をみてみましょう。
使役動詞の具体例「have」
I had my mother help me to clean up my room.
私は、母に部屋の掃除を手伝ってもらった。
〇解説
上記例文の使役動詞「have」は「~してもらう」という意味を持ちます。使役動詞は「have+目的語(O)+原形不定詞」という文の構成になります。
使役動詞一覧表
英単語 | 主な意味 |
make | (強制的に)〜させる |
have | 〜してもらう |
let | 〜させてやる |
get | (説得して、なんとか)〜させる |
英語の動詞とは③基本動詞一覧表
ここでは、覚えておきたい基本的な動詞を一覧表でご紹介します。
基本動詞一覧表
英単語 | 日本語 |
arrive(at) | 到着する |
begin | 始まる・始める |
come(to) | 来る |
go(to) | 行く |
drink | 飲む |
listen(to) | 聴く |
live(in) | 住む |
run | 走る |
sit | 座る |
sleep | 寝る |
start | 始める |
talk(with) | 話す |
walk | 歩く |
become | 〜になる |
feel | 〜を感じる |
sound | 〜のようだ |
smell | 〜のにおいがする |
seem | 〜のようだ |
borrow | 〜を借りる |
break | 〜を壊す |
build | 〜を立てる |
clean | 〜をきれいにする |
cross | 〜を横切る、〜を渡る |
cut | 〜を切る |
decide | 〜を決める |
eat | 〜を食べる |
enjoy | 〜を楽しむ |
express | 〜を表現する |
finish | 〜を終える |
get | 〜を得る |
grow | 〜を育てる |
have | 〜を持つ、〜を食べる |
hear | 〜が聞こえる |
know | 〜を知っている |
learn | 〜を学ぶ |
like | 〜を好む |
love | 〜を愛する |
make | 〜を作る |
mean | 〜を意味する |
read | 〜を読む |
speak | 〜を話す |
show | 〜を見せる |
study | 〜を勉強する |
take | 〜を取る |
think | 〜を考える、〜を思う |
tell | 〜を話す |
try | 〜を試す |
use | 〜を使う |
understand | 〜を理解する |
visit | 〜を訪れる |
want | 〜を欲しいと思う |
watch | 〜を見る |
wear | 〜を身につける |
write | 〜を書く |
英語の名詞とは?形容詞とは?
ここまで動詞にスポットを当ててきましたが、他の品詞に関しても一緒におさらいしておくことにしましょう。ここでは、名詞とは何か、形容詞とは何かについて、簡単にご紹介します。
名詞とは
名詞とは、人や物事の名前を表す英単語のことを指し、5つに分類することができます。一覧表にまとめましたので、簡単に確認しておきましょう。
名詞の5つの分類
名詞の種類 | 説明 | 英単語例 |
普通名詞 | 形がはっきりしていて数えられるもの | egg |
集合名詞 | 同じ種類のものがいくつか集まっているもの | people |
固有名詞 | 特定の人や物事 | Japan |
物質名詞 | 水や紙のような物質 | oil |
抽象名詞 | 感情や概念など実体のないもの | hope |
形容詞とは
形容詞とは、名詞を修飾して詳しく説明する働きをする語のことを指します。人や物事の性質、状態、形、数量などを表現することができます。下記の一覧表でそれぞれの具体例を確認しましょう。
形容詞の役割 | 英単語例 |
人の性質 | kind |
物事の性質 | difficult |
状態 | busy |
形 | round |
数量 | many |
英語の動詞まとめ
この記事では、動詞を中心に、名詞とは何か、形容詞とは何かについてもご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
基本をしっかり理解しておくことは、英語を習得する上でとても重要です。理解が曖昧だった方は、この機会に復習しておきましょう。
ご紹介した一覧表なども是非活用してくださいね!
英語の勉強をもう一度始めたいのですが、何から手を付けていいのか分かりません。ミランダさん、何かいいアイディアはありませんか?