
岡田さん

ミランダ
岡田さん、ひょっとしてお金の英語表現が苦手なんじゃない?

岡田さん
えっ!?なんでわかるんですか?

ミランダ
数字の直し方を見ていればわかるわよ。1万とか10万くらいの金額でも直すのに苦労してるんじゃない?

岡田さん
実はそうなんです...勉強不足で...

ミランダ
勉強不足ではなくて、実はコツを知らないだけなのよ!私が教えてあげるわ!

岡田さん
本当ですか!?助かります!
お金の英語表現はみんな苦手
突然ですが、問題です!
以下の金額を30秒以内に日本円に直してみてください!(
12.5 million dollars
どうでしたか?答えは、12.5億円です。
計算が速い人であれば「million(ミリオン)=100万の」
しかし、上の数字を見た瞬間に「あ、苦手なやつだ」
難しいのは実は当たり前なんです!
日本人にとって数字や金額の英語表現が難しいのは、英語と日本語の数字表現の違いを知らないことに起因しています。
この記事では、「英語と日本語の数字表現の違い」と「英語で数字やお金を理解するコツ」を解説していきます!
英語と日本語の数字表現の違い
英語と日本語では、数字表現の認識の仕方が根本的に違います。
例えば以下の数字を見てください。
「10,000,000」
この数字を読もうとするとき、多くの日本人は一の位から一、十、
そして千万まで行って始めて「あ、一千万か。」
それに対して、欧米では前から数字を読みます。
英語の数字の読み方には、3桁単位で読み方が変わるというルールがあります。
0が3つ→thousand
0が6つ→million
0が9つ→billion
なので、英語圏の人は10,000,
中学生以来、日本では、「million=100万」、「
「10,000,000を英語で言ってください。」
と言われた時に、まず
- 一、十、百、千、万、…と後ろから桁を数えて日本語で数字を読む
- million=100万の、を思い出し、10,000,
000が100万の何倍かを考える
のような思考プロセスを辿ります。
これをさらに「金額に直せ(ドル→円)」と言われると、
英語の金額を日本語に直せる、
これで速く読める!英語の数字の読み方ルール
ここでは、
- million, billion...と書かれていても、すぐに数字に起こせる(例:1 million→1,000,000)
- 大きい数字を速く英語で読めるようになる(例:123,400,000→123,4 million)
といっても、覚えるルールは1つだけです。
また、
ルール:英語の数字の読み方は3桁単位で変わる!
たったひとつの覚えるべきルール、それは
英語の数字の読み方は「3桁単位で変わる」
これだけです。
どういうことか。以下の表をご覧下さい。
0の数 | 英語 | 日本語訳 |
0が3個 | thousand(サウザンド) | 千 |
0が6個 | million(ミリオン) | 百万 |
0が9個 | billion(ビリオン) | 十億 |
0が12個 | trillion(トリリオン) | 一兆 |
0が15個 | quadrillion(クァドリリオン) | 千兆 |
0が18個 | quintillion(クインティリオン) | 百京 |
0が21個 | sextillion(セクスティリオン) | 十垓 |
この中では、「ミリオン」が一番日本人にとってなじみ深いでしょうか。「ミリオンセラー」「ダブルミリオン」など、売り上げを表現するのによく使われていますよね。
日本語訳も載せておきましたが、あまり重要ではありません。
とにかくまずは「0がいくつあると、英語ではなんと読むのか」を覚えましょう。
これだけ覚えれば、
1万、10万...くらいの数字や金額は覚えてしまうのも手
英語の数字の読み方に関しては上記の「3桁単位」のルールを覚えておけば、基本的にどんな数字にも対応できるかと思います。
しかし、1万(円)、10万(円)くらいの数字や金額の英語表現は、覚えてしまうともっと速く数字に対応できるかと思います。
単に数字表現で言えば、「1万=10 thousand」、「10万=100 thousand」。
金額で言えば、1ドル=100円の概算で「100 dollars=1万円」、「1,000 dollars=10万円」。
このあたりを覚えておくと、アメリカに旅行に行ったときなどの比較的低めの金額表現には対応しやすくなると思います。
筆者はアメリカに留学経験がありますが、住み始めたころはドルの金額表現に慣れておらず、タクシー運転手にチップとして100ドル(1万円相当)渡してしまったことがあります(笑)
旅行中にこんなもったいないことをしないためにも、1万、10万...くらいの金額表現は覚えてしまうのも手です。
ルールを使ってお金の英語表現を練習しよう!
以下に練習問題を用意しました。「3桁単位」のルールを使って、英語の数字表現、お金表現の練習をしてみましょう!
練習その1:英語数字→日本語数字
次の数字を日本語で読んでみましょう。
- 10 thousand
- 12.5 million
- 1.519 billion
1 : thousandは「0が3個」なので10に0を3個つけて10,000。答えは1万。
2:millionは、「0が6つ」なので、
3:billionは「0が9つ」なので、1,519,000,
練習その2:大きい数字の英語読み
次の数字を英語で読んでみましょう。手間がかかるかもしれませんが、ルールを使えば今までよりずっと速くなるかと思います。
- 123,456,789
- 1,234,567,891
1:「3桁単位」が2つあるので、「123 million」とまず読める。そのあとは「3桁単位」
「one hundred twenty three million four hundred fifty six thousand seven hundred eighty nine」
2:「3桁単位」が3つあるので、まず「1 billion」と読める。その後は「3桁単位」
「one billion two hundred thirty four million five hundred sixty seven thousand eight hundred ninety one」
練習その3:日本語数字→英語数字
次の日本語数字を英語数字に直してみましょう。
- 10万
- 6.777兆
「one hundred thousand (100 thousand)」
2:6.777兆→6,777,000,000,000なので、これを前から読んで
「six trillion seven hundred seventy seven billion (6.777 trillion)」
練習その4:お金の英語表現→日本語表現
次の英語で書かれた金額を、1ドル=100円として日本語金額に直してください。
- 1 thousand dollars
- 12.5 million dollars
- 1.519 billion dollars
「100,000円(10万円)」
2: millionが「0が6個」なので、12.5 million dollars→12,500,000 dollars。1ドル=100円なので100倍にして答えは
「1,250,000,000 円 (12億5千万円)」
3: billionが「0が9個」なので、1.519 billion dollars→1,519,000,000 dollars。1ドル=100円なので100倍にして答えは
「151,900,000,000 円 (1519億円)」
練習その5:日本語お金表現→英語お金表現
次の日本語で表されている金額を、1ドル=100円として英語の金額に直してください。
- 47億円
- 2兆円
47 million dollars
2: 2兆円→2,000,000,000,000円→20,000,000,000ドル
20 billion dollars
お金の英語表現まとめ
いかがでしたか?英語の金額表現・数字表現は苦手な人が多いですが、覚えておくコツは意外と少ないことをお分かり頂けたかと思います。1万、10万などの数字や金額でも苦労していたところが、コツを知ると大きい金額でも今までより速く対応できるようになりますよ。
お金の英語表現をマスターするコツ
- 英語と日本語は数字表現のルールが違うことを知る!
- 英語の数字の読み方は「3桁単位で変わる」!
- 1万、10万くらいの数字や金額は覚えてしまう!
12.5 million dollarsって、日本円でいくらになるんだろう... えーっと、millionが100万だから...