
岡田さん

ミランダ
それはいいわね!海外掲示板やインスタグラムなどのSNSで自分の趣味に関する情報を得たり、共通の趣味を持つ人と繋がったりすると、生きた英語を学ぶことができるわよね。

岡田さん
そうなんです!ただ、英語のネットスラングが分からないのが少しもどかしいです。ネットスラングが分かればもっと楽しいんだろうけど、、。

ミランダ
なるほどね。ネットスラングには、その時のトレンドのものも多いから、ネイティブの私でも着いていくのが大変よ。良い機会だから、定番からトレンドの表現まで、いろんなネットスラングを一覧で教えてあげるわ!
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英語のネットスラング(ネット用語)にはどんなものがある?
海外のインターネット掲示板やSNSの投稿を見ていると、「imo」など英語のネットスラング(ネット用語)が目に入ることはありませんか?
日本にも、ネットスラングはたくさんあり、それを日常生活でも使用することがありますが、それは海外でも同じです。
例えば、冒頭の「imo」は、「in my opinion」の頭文字をとったネットスラングです。このように頭文字を取った「Internet acronym」とも呼ばれるスラングは英語では特に多いのですが、パッとみただけでは意味が分からないですよね。
この記事では、こうした海外で使われる英語のネットスラングを、よく使われる場面ごとに一覧にしてご紹介していきます。ネットスラングが分かれば、インターネット掲示板もSNSも更に楽しく閲覧することができますよ!
英語のネットスラング(ネット用語)①海外掲示板で使われる表現
まずは、インターネット掲示板でよく使われるネットスラング(ネット用語)をご紹介していきます。
人によっては日常生活で使用する言葉もありますが、ほとんどはネット用語として、インターネット上で使われる表現です。
インターネット掲示板は「Forum」と呼ばれ、有名なものには「Reddit」などがあります。自分の趣味や疑問について、こうした海外掲示板で調べてみるのも面白いですね。
①AMA
「AMA」は、インターネット掲示板では定番の表現として知られています。こちらは、「Ask Me Anything」の頭文字をとった表現で、つまり「私になんでも聞いて」という意味になります。
アメリカの巨大掲示板サイトRedditで生まれたネットスラングで、今は広く使用されています。
②Bump
インターネット掲示板サイトでは、通常トピックに投稿があれば、どんどんトップに上がっていき、なければ下がって埋もれていってしまいますよね。
この「Bump」は、特定のトピックを上の方へ押し上げるという意味で使われます。
例えば、あるトピックを上へ押し上げたいとき、単に「Bump」とだけ新しいコメントとして投稿したりします。日本語のネット用語「age」とすごく似ていますね。
③Troll
一覧の中でも、特にインターネット特有の表現がこの「Troll」です。北欧神話に出てくるトロールのことですが、これが海外のネットスラングだと、日本語のネットスラングで言う「荒らし」「釣り」「ネタ」という意味になります。
よく使われるのがこちらの表現です。
英文:Don't feed the troll.
和訳:ネタにマジレスするな。/荒らしは放置しとけ。
名詞だけでなく、「He is trolling.」のように動詞としても使われます。
④Lurker
「lurk」は、元々「コソコソ動く」という意味の動詞です。「lurker」とは「コソコソ動く人」のことで、日本語でのネット用語では「ROM」という表現が使われています。
掲示板やブログで、読むだけ読んでコメントなど痕跡を残さないユーザーのことを指します。
⑤DAE
「DAE」は「Does Anyone Else」の頭文字を取った表現です。インターネット掲示板などで、質問を投げかけるときに使われる表現です。
日本でも、質問サイトを始め、インターネットで他人の意見を聞く人は多いですが、海外でもそれは同じです。「DAE」の後に質問文を続ければいいのでとても便利ですが、掲示板など以外ではあまり見かけない表現でもあります。
英文:DAE use this app?
和訳:誰かこのアプリ使ってる人いない?
英語のネットスラング(ネット用語)②広く浸透した表現
次に、元々ネットスラング(ネット用語)であったものの、今や定番の表現として、インターネット全般で広く受け入れられている言葉を一覧でご紹介します。
スラングというとカジュアルすぎるように感じますが、この一覧の表現はカジュアルながらも今や定番の表現として定着しているものになります。
①Meme
「Meme」とは、インターネット以前の時代からある言葉で、本来の意味は「人から人へ受け継がれていくもの」を意味します。
これがインターネット上では、画像や言葉、格言など、コピーやシェアによって人から人へ広まっていくものを指します。みなさんも、インターネットで「Memes」をいくつも見たことがあるはずです。
②Facepalm
「Facepalm」とは、人が自分の手を顔にあてて、「あちゃー」というポーズをすることです。ある人の発言や行動にがっかりしたり、呆れたりしたときに、アスタリスクをつけて「*facepalm*」とだけコメントして、自分の気持を表現することもあります。
こちらも今や定番の表現で、一覧の中では唯一スマートフォンの絵文字にもなっています。
③FAQ
こちらは、ネットスラング一覧の中でも定番中の定番表現で、ネットスラングだと思っていない方もいるかもしれません。しかし、「FAQ」もインターネットから生まれた「Acronym」です。
「Frequently Asked Questions」の頭文字を取ってできた言葉で、「よく聞かれる質問」という意味です。企業のWebサイトで必ずといっていいほど見かけますね。問い合わせる前にまず「FAQ」を見てみるのは、今や常識です。
英語のネットスラング(ネット用語)③友人間で使う表現
次は、インターネット上だけではなく、友人とのカジュアルなやり取りでも使えるネットスラング(ネット用語)の一覧です。
インターネット掲示板でしか使われないような独特のネットスラングがある一方で、普段使いにも便利で、友人とのテキストメッセージやチャットのやりとりで使えるような表現もたくさんあります。
①I can't even
「I can't even」は、とても驚くようなことがあったり、素晴らしいものを見たときなど、言葉が出てこないようなときに使われます。文法的には意味をなしませんが、インターネットではこのまま使われます。
また、これも最近若者に多用されている「Literally」と一緒に使われることが多いです。「Literally」は直訳すると「言葉通り」という意味で、「マジで」に似たようなニュアンスで使われています。
英文:Literally,I can't even...
和訳:マジで、言葉でないわ…
②BTW
「BTW」は「By The Way」の頭文字をとって作られたネットスラングです。「ところで」という意味でお馴染みですね。
話題を変えたいときによく使われる便利な表現「By the way」ですが、少し打つのがめんどくさいですよね。新しい話題の前に「BTW」と打つだけでいいので、すごく楽になります。
③LMK
「LMK」は「Let Me Know」の頭文字をとって作られた表現です。
「Let me know」は、カジュアル・ビジネス、メール・会話問わず、幅広い場面でよく使われている表現で、「私に教えてください」「私に知らせてください」という意味です。後ろに文章を続ける場合と、会話の流れですでに何が言いたいか明らかに分かっていれば「Let me know」だけで終わらせることもあります。
「Let me know」はビジネスでも使われますが、くれぐれもビジネスメールで「LMK」は使わないでくださいね!
英文:LMK when you are ready.
和訳:準備ができたら教えて。
英文:LMK if you wanna come.
和訳:もし来たいんだったら教えて。
④TBH
「TBH」は「To Be Honest」の頭文字を取って作られたネットスラングで、「正直に言うと」という意味です。「To be honest」という表現自体は、ビジネス・カジュアル問わず広い場面で使われています。少し言いにくいことを言うときなどに、前置きとして使う定番の表現です。
「TBH」はインターネットや友人とのやり取りで使用してください。
英文:TBH I can't agree with his opinion.
和訳:正直に言うと、彼の意見には賛成できない。
英語のネットスラング(ネット用語)④SNSで使う表現
最後は、インスタグラムなどSNSの投稿でよく使われている、トレンドのネットスラング(ネット用語)一覧です。今、最もトレンドのネットスラングが生まれやすいのが、インスタグラムやフェイスブックなどSNSの世界です。
英語学習もかねて、海外のインスタグラマーをフォローしたり、英語で投稿している方も多いですよね。
SNSでよく使われるスラングを理解できていると、投稿を見るのもより楽しくなりますし、自分の投稿もこなれた雰囲気になりますよ!
①Bae
「Bae」は恋人のことを指すネットスラングです。
この言葉は、「Babe」という恋人を指すスラングから来ているという説と、「Before Anyone Else」の頭文字から来ているという説がいます。いずれにせよ、誰よりも大事な人、恋人や奥さん・旦那さんを指すときに使われる、今どきのネットスラングです。「Boyfriend」「Girlfriend」の代わりにこの「Bae」を使うと、投稿が一気にネイティブらしく見えます。
②TBT
インスタのハッシュタグでよく見かける「TBT」は、「ThrowBack Thursday」の頭文字で作られた、トレンドのネットスラングです。
木曜日に、思い出について話したり、過去の写真を投稿するトレンドのことです。「Throwback」には、過去に逆戻りするという意味があります。なぜ木曜日なのかは謎ですが、今はこの「Throwback」という言葉を使って、木曜日以外に思い出を振り返る投稿をする方も多いです。
③Squad Goal
「Squad」とは、友達やグループを指すスラングで、「Squad Goal」で、自分や人が目指す友達やグループのことを表します。こちらも、ハッシュタグでよく使われます。
英文:My awesome squad!!
和訳:僕の最高の仲間!!
「Goal」は、他にも「Couple Goal」「Family Goal」など、理想とするカップル像、家族像にあてはまるときにもよく使われます。「Goal」には「目標とするもの」という意味があるので、そこを頭に入れておくと覚えやすいですね。
英語のネットスラング(ネット用語)まとめ
この記事では、定番からトレンドのネットスラング(ネット用語)まで、様々な表現を場面ごとに一覧でご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
インターネットは、生きた英語を学べる絶好の場所です。ネットスラングは、ビジネスの場面で使われることは少ないかもしれませんが、友人との日常会話やSNSでは頻繁に登場します。インターネット掲示板やSNSの英語を読んでいるときに知らないネットスラングが出てきたら、是非その都度意味を調べてみて下さい。
この記事が、皆様の英語学習の一助となれば幸いです。
ネットスラング(ネット用語)まとめ
- ネットスラングには、頭文字を取って作った「Acronyms」がたくさん存在する
- インターネット掲示板で使われる独特な表現は、日常生活やSNSではあまり使わない
- 便利なスラングも、ビジネスメールでは使わないようにする
- トレンドのネットスラングはSNS上で生まれる
最近、自分の好きなことや趣味から英語が学べたらと思って、海外のインターネット掲示板なんかも見るようになりました!