スペインで英語は通じる?通じない?バルセロナ、マドリードなどスペイン旅行に行く方は必見!

スペインで英語は通じる?通じない?バルセロナ、マドリードなどスペイン旅行に行く方は必見!

日本からも人気の海外旅行先であるスペインには、マドリードやバルセロナなど魅力的な都市がたくさんあります。旅行先に選んだものの「スペイン語話せないけど英語は通じるの?」と思う人は多いはずです。ここではスペインで英語が通じるか通じないかを都市別にご紹介します。

岡田さん

岡田さん

今度の休暇にスペインに行く予定なんです。

ミランダ

ミランダ

あら、いいわね!スペインは魅力的なところがたくさんあるものね。

岡田さん

岡田さん

ただちょっと不安なのが、英語が通じるのかどうかで...。僕はスペイン語話せないんです。実際、スペインって英語が通じるんでしょうか?

ミランダ

ミランダ

マドリードやバルセロナなどの大都市はそれほど心配しなくても大丈夫よ!スペインの英語事情について教えてあげるわ。

コンテンツ [表示]

  1. 1情熱の国スペインで英語は通じる?
  2. 2スペイン人の英語力①国別ランキング
  3. 2.1EF EPIからみるスペイン人の英語力
  4. 3スペイン人の英語力②首都マドリード
  5. 3.1観光スポット
  6. 3.2市街
  7. 4スペイン人の英語力③観光都市バルセロナ
  8. 4.1観光スポット
  9. 4.2市街
  10. 5スペイン人の英語力④その他の都市
  11. 6これだけは覚えておきたいスペイン語
  12. 6.1スペイン語で「こんにちは」
  13. 6.2スペイン語で「ありがとう」
  14. 7スペインで英語は通じる? まとめ

情熱の国スペインで英語は通じる?

サラマンカ

ヨーロッパの中でも、フランスに次いで観光客が訪れる国、スペイン。日本からも観光で訪れる方が多いと思いますが、スペインの公用語はスペイン語です。旅行先に選んだものの、スペイン語が話せないという方も多くいることでしょう。世界の共通語とも言える英語はスペインでは通じるのでしょうか?

この記事では、スペインで英語が通じるかどうかについて、筆者の経験も交えつつご紹介します。

スペイン人の英語力①国別ランキング

スペイン国旗
Photo byEfraimstochter

まずは、スペイン人の英語力を国別ランキングの観点から見ていきます。

EF EPIからみるスペイン人の英語力

EF EPIとは、グローバル教育機関「EF」による英語能力試験「EF試験」を受験した成人の、国ごとの英語能力指数のことです。

このEF EPI(2018年版)の英語能力ランキングによると、スペインは32位で「標準的」な英語力レベルに分類されています。幼少期からの英語教育を推進する教育省のプロジェクトにより、英語とスペイン語のバイリンガル教育に力が入れられているようです。

日本は、このランキングで49位(「低い」)ですので、スペインは日本よりは英語が通じるということになりますね。

詳細なデータは以下のリンクから確認できます。

EF EPI 2018 – EF 英語能力指数 – スペイン
スペイン – 88か国および地域中32位

スペイン人の英語力②首都マドリード

マドリード市内
Photo byfalco

では、スペインの首都マドリードから見ていきましょう。

観光スポット

マドリードには、王宮やマヨール広場、プラド美術館などの観光スポットがあります。サッカーファンであれば、レアル・マドリードの本拠地であるサンチャゴ・ベルナベウ・スタジアムも外せないところですね。また、バスや電車で30分〜1時間半で行ける範囲に、世界遺産の町トレドもあります。

これらのような、世界中から観光客が集まる場所やその周辺は高確率で英語が通じます。インフォメーションセンターやチケット売り場なども英語で大丈夫ですので、ここらを拠点として英語の地図やパンフレット、各観光スポットの情報を収集しておくといいでしょう。観光スポットには警備員や清掃員の方が多くいますが、英語が通じるかどうかはその人次第です。お手洗いや入口など簡単なものを聞く場合は片言でも通じる人が多いので問題ないでしょう。

市街

個人旅行だったり、ツアーの自由時間などでは街の散策をする人も多いでしょう。ショッピングを楽しんだり、カフェやレストランに入ったり、交通機関を使って移動したり...。このような観光スポット以外のマドリード市街で、英語が通じるかどうかを場面別にご紹介します。

交通機関

交通機関ですが、マドリード観光の移動手段として利用する可能性が高いのが地下鉄です。地下鉄の無人発券機は多くの場合タッチパネル式で、スペイン語以外にも英語など他の言語に切り替えが可能ですので、行き先や乗り方がわかっていれば困ることはありません。何かトラブルがあっても、主要駅の駅員さんなら最低限の英語はわかる人が多いので特に心配はいらないでしょう。

バスを利用する人は少ないかもしれませんが、バスの運転手さんが英語が話せるかどうかは人によります。年配の人だと通じないこともあります。とはいえ、バスに乗る際に難しいコミュニケーションは不要ですから、ジェスチャーと地図と簡単な英単語で乗り切れるでしょう。乗り降り自由の観光客向けの市内循環バスは必ず英語が通じるので、そちらを使ってもいいかもしれませんね。

タクシーの場合、片言以上のレベルで英語を話せる人が多い印象ですが、実際のところその人次第です。英語で観光地の説明をしてくれるようなおしゃべりな人もいれば、英語が通じず地図を指差してのコミュニケーションになる場合もあります。タクシーを利用する際は、事前に英語版でもいいので地図を準備しておくと安心です。

レストラン、カフェ、ショップ

町中のレストランやカフェ、ショップですが、英語が通じるかどうかは店舗の立地が関係してきます。

有名観光スポットの周辺であれば、ほぼ英語が通じますし、レストランには英語メニューがあるところも多いです。ギフトショップなどはもちろん、ZARAやDesigualなどのスペイン発ブランドの店舗なども、最低限の英語が通じるスタッフが多いので安心です。

ただ、小さな店舗や大きな通りから少し外れたところのレストランなどになると、英語が通じないところもあります。小規模なバルなどスペインの地元の雰囲気を堪能するにはもってこいですが、スタッフの年齢層によっては片言の英語ですら通じるかどうかの場合もあります。

基本的にどのようなレストランやショプなどでも共通して言えることは、若い人には高確率で最低限の英語が通じます。英語でオーダーや何かを尋ねたりする際は、若い人を選ぶようにするといいでしょう。

スペイン人の英語力③観光都市バルセロナ

カタルーニャ音楽堂

次は、スペインを代表する観光都市バルセロナの英語事情をみていきましょう。

観光スポット

バルセロナだと、サグラダ・ファミリアをはじめ、カサ・バトリョやグエル公園などガウディに関連する観光スポット、FCバルセロナの本拠地カンプノウ、ブケリア市場や多くのショップが軒を連ねるランブラス通りなどが有名観光スポットとして挙げられます。

有名どころの観光スポットでは、チケット売り場や売店などでほぼ英語が通じます。観光の移動拠点となるカタルーニャ広場は、観光案内所や観光バスのスタッフなど、英語が流暢な人が大勢いますので、情報収集にオススメの場所です。有名観光スポットはほとんどの場合、英語のツアーがあったり、音声ガイド(英語は必ずありますし、日本語があるところも多いです)が利用できますので、スペイン語が話せなくても問題ないでしょう。

市街

バルセロナの観光スポット以外で英語が通じるかどうかを場面別に見ていきましょう。

交通機関

バルセロナの町歩きは、カタルーニャ広場から南東は徒歩で、それ以外の場所は地下鉄やバスでの移動が基本になります。バルセロナもマドリード同様、地下鉄の無人発券機は英語でも利用できるので問題ありません。他の交通機関の場合も同様で、観光客向けのバスは問題なく英語が通じますし、公共の路線バスやタクシーだと運転手によりけりです。

筆者の印象だと、片言の場合や訛りはあるものの、観光地周辺ではマドリードよりもバルセロナの方が英語が通じる人が多いです。ですので、地図さえ持っていればスペイン語が全くできなくてもなんとか英語でサバイバル可能です。

レストラン、カフェ、ショップ

カルターニャ広場から南東の徒歩圏内のエリアは、大きなレストランやバルはほぼ英語が通じます。広場周辺やランブラス通りにある小規模のファストフード店などでも、最低限通じる場合がほとんどです。また、有名なブケリア市場で買い物や食事を計画している人も多いと思いますが、市場内のバルや食堂でも高確率で英語が通じます。スパイスやお土産などを扱っている店舗や小さなカフェやギフトショップ、ブランドショップなどでも片言以上のレベルで英語が通じるので、このエリアではそう困ることはないと思います。

ただ、サン・パウロ病院やムンジェイックの丘エリア、グエル公園など、中心地から少し離れている観光スポットの周辺だと、小さな店舗では英語が通じないこともあります。また、地元の人が集まるバルやレストランも中心エリアに比べると通じない確率が上がるので、出来るだけ言語面の不安を取り除きたい方は要注意です。

スペイン人の英語力④その他の都市

サンティアゴ・デ・コンポステーリャ

これまでにご紹介したマドリードやバルセロナ以外にも、グラナダやバレンシア、セビーリャ、サンティアゴ・デ・コンポステーリャなど、世界中から観光客が押し寄せる都市がたくさんあります。

これらの都市は、観光スポットではほぼ英語が通じますが、バルセロナやマドリードに比べると、町中のカフェやレストラン、ショップなどで英語が通じない確率がグッと上がります。また、英語を話せても、発音や抑揚に訛りがあってよく聞き取れないということもよくあります。

バスやタクシー、電車などでの移動の場合も英語が通じないことが多いので、地方都市へ行く場合は簡単なスペイン語が乗っているガイドブックなどがあると安心です。

これだけは覚えておきたいスペイン語

バルセロナのバル

マドリードとバルセロナでは観光地周辺では英語が通じる場所が多いですが、相手の文化をリスペクトするためにも、一言二言はスペイン語を覚えたいところです。ここでは、スペイン語で「こんにちは」と「ありがとう」をご紹介します。

スペイン語で「こんにちは」

スペイン語の挨拶でもっとも使われるのが「オラ(Hola)」です。どんな時間帯でどんな場所でも使える使い勝手No.1の単語です。スペイン語でもおはようございます、こんにちは、こんばんはに該当する表現は存在しますが、職場で上司と話すような場面などでしか使われませんので、レストランやショップのスタッフから市場の店員さんまで、旅行中の会話では基本的に誰にでも「オラ!」と挨拶すれば大丈夫です。

スペイン語で「ありがとう」

スペイン語でありがとうは「グラシアス(Gracias)」です。「ムーチャス・グラシアス(Muchas gracias)」だと英語の「Thank you very much」に当たります。

何かを買った時、サービスを受けた時、何かをたずねた時などは、ぜひスペイン語で「グラシアス!」と言ってみましょう。

「こんにちは」と「ありがとう」は、世界中どこへ行っても使用頻度トップクラスのマジックワードです。せめてこの二つだけはスペイン語で言えるようにしておくといいですね。

スペインで英語は通じる? まとめ

ブケリア市場

本記事ではスペインの英語事情をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

マドリードやバルセロナの大都市では、有名観光スポット周辺や交通機関でも比較的英語が通じます。レストランやカフェ、ショップなどでも、言語面が大きく問題になることは少ないでしょう。

ただ、地方の都市になると、観光スポットでは英語が通じても、その周辺の飲食店や店舗で通じない確率がグッと上がります。交通機関でも通じないことが多いので、地図や簡単なスペイン語会話が乗っているガイドブックなどがあると安心です。

また、せっかくスペインへ旅行するなら、「オラ(こんにちは)」と「グラシアス(ありがとう)」はスペイン語で言えるようにしておきたいですね。

筆者も数度スペイン旅行に行きましたが、本当に人も観光スポットも魅力たくさんの国です。この記事が、これからスペインへ旅行へ行かれる方のお役に立てたら幸いです。また、行ってみたいけど言語面が不安...という方も、バルセロナやマドリードなら英語のみでも大きな不自由なく過ごせますので、ぜひスペインへ行ってみてくださいね!

ゆえまり

ゆえまり

歴史大好き30代女性で、ポルトガル人の旦那&うさぎ2匹とフランス西部で生活中のゆえまりです。 趣味は旅行と歴史的建造物巡り。 英語圏への留学や海外生活の実体験を活かして、皆様に色々な情報をお届けします!


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