
岡田さん

ミランダ
あら、それは良かったじゃない!社会人にとってビジネスマナーはとても大切よ。

岡田さん
そうですよね!そう言えば、「マナー」や「礼儀」って英語で何て言うんですか?

ミランダ
「ビジネスマナー」「テーブルマナー」など使い方によって英語表現は変わるわよ。今日は「マナー」や「礼儀」の英語表現について教えてあげるわ!
英語で「マナー」と「礼儀」は何て言う?
わたしたちは、「マナーが良い」「礼儀正しい」という表現をよく使いますよね。「マナー」と「礼儀」、どちらも、行儀や作法のことを表し、より良い人間関係を築くために相手を敬い思いやる行為と言えます。
ところで、「マナー」や「礼儀」は英語でどう表現するのでしょうか?
この記事では、「マナー」や「礼儀」を表す英語表現をご紹介していきます。
「マナー」の英語表現
日本語でよく使われるカタカナの「マナー」を英語で綴ると、「manner」という単数形になりますが、日本語の「マナー」の意味を考えると、複数形「manners」の方が適切です。それぞれ意味を確認してみましょう。
manner:仕方、やり方
manners:行儀、作法、風習
しかし、「マナー」は必ずしも「manners」で言い換えられるわけではありません。例文をいくつか見てみましょう。
例文
「manners」の場合
英文:He has good manners.
和訳:彼はマナーが良いです。
英文:I taught them table manners.
和訳:私が彼らにテーブルマナーを教えました。
「manners」以外の場合
英文:It's very important to understand business etiquette.
和訳:ビジネスマナーを理解することはとても大切です。
◯解説
ビジネスマナーとは、仕事をする上で必要とされるマナーのことです。英語では、「business etiquette」や「work etiquette」がよく使われます。
英文:Kindly set your mobile phone on silent mode.
和訳:携帯電話をマナーモードに設定してください。
◯解説
日本語でよく使う「マナーモード」は、周りに迷惑がかからないよう、携帯電話を消音=サイレントにすることですので、英語では、「silent mode」ということになります。
「礼儀」の英語表現
和英辞典で「礼儀」を引くと、「courtesy」「manners」「etiquette」という名詞が並んでいます。それぞれ英文でどのように使うのか見てみましょう。
例文
英文:She is polite. / She has good manners. / She is courteous.
和訳:彼女は、礼儀正しいです。
◯解説
英語で「礼儀正しい」は、「polite」の一語で表現することができます。「courteous」は、「他人を思いやる」という意味で、「courtesy」の派生語です。
英文:He is impolite.
和訳:彼は、礼儀を知りません。
◯解説
否定を意味する接頭語の「im」をつけると「impolite」=「礼儀を知らない、失礼な」という意味になります。
英文:It is good manners to open the door for others.
和訳:他の人のためにドアを開けてあげるのが礼儀です。
◯解説
「manners」は「礼儀」という意味でも使わます。
英文:Such attitude is a breach of etiquette.
和訳:そんな態度は礼儀に反します。
◯解説
「etiquette」については、次の項でお話します。
「マナー」と「礼儀」の類義語 ー「エチケット」とは?
「マナー」と「礼儀」の例文に登場した、「etiquette」という単語。日本語でも「エチケット」はよく使いますが、こちらはフランス語が語源となっている言葉です。
元々は、ベルサイユ宮殿の庭にあった芝生内への立ち入り禁止の立て札や、儀式で使う椅子の背部に張られた座席札のことを「エチケット」と呼んでいました。この立て札や座席札に記された注意書きに沿う立ち振る舞いを「エチケット」と呼ぶようになり、現在に至るそうです。
「エチケット」とは、「ある場面で、特定の相手を不快にさせぬよう求められる礼儀作法」、つまり「社交場の決まり」ということですね。
「マナー・礼儀」の英語表現まとめ
この記事では、「マナー」と「礼儀」の英語表現についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?「マナー」、「礼儀」、「エチケット」、どれも似ていて使い分けが難しいですが、何度か使っているうちに感覚がつかめていくはずです。
是非、この記事も参考にして頂ければ幸いです。
今日は嬉しいことがありました。クライアントが、僕のビジネスマナーの良さを褒めてくれたんです。