
岡田さん

ミランダ
これまで英語を勉強してきた成果を発揮するチャンスじゃない!頑張ってきてね!

岡田さん
はい!でも、ひとつだけ心配なことがあって……。実は、出張の最終日に英語でプレゼンをすることになったんです。今まで英語でプレゼンなんてしたことがないので不安で……。

ミランダ
あら、それは大変ね。それじゃあ今日は、プレゼンの流れや使える英語フレーズ・例文を教えてあげるわ!
英語のプレゼン発表を成功させるには?
企業のグローバル化が進んでいる現代のビジネスシーン。
あなたの会社でも、海外出張や外国人との会議、カンファレンスで英語でプレゼンテーションをする機会があるかもしれません。
しかし、ただでさえ英語に苦手意識がある方にとっては、英語でのプレゼン発表はとても緊張してしまいますよね。
この記事では、プレゼンテーションの流れや、プレゼン発表で使える英語フレーズをご紹介していきます。是非、参考にしてみてください!
英語のプレゼン発表を成功させるには?
英語のプレゼン発表を成功させるコツは2つ。
- プレゼンテーションの流れを理解すること
- 定番のフレーズを活用すること
英語のプレゼン発表を成功させるコツ①:プレゼンテーションの流れを理解する
まず大切なのは、プレゼンテーションの流れを理解することです。
これは英語だけでなく全てのプレゼンに共通して言えることではありますが、プレゼンにとって大事なのは論理の筋道がしっかりと通っていることです。
そして、論理的なプレゼンには必ず、導入→本題→結論という流れがあります。
この流れを理解し自分のプレゼンに落とし込むのが、プレゼンの一番のコツになります。
英語のプレゼン発表を成功させるコツ②:定番のフレーズを活用する
先ほど紹介したプレゼンの流れに沿ってプレゼンを行うためのテクニックとして、プレゼンを進める上での定番のフレーズを活用することがあげられます。
プレゼンには、トピックを示す、理由や根拠を示す、結論をまとめるなどの場面に応じて、頻繁に使われる定番のフレーズが存在します。
英語プレゼンが苦手な方は、まずこれらのフレーズを使いながら、プレゼンの流れを組み立てるように意識するといいでしょう。
ここからは、紹介した2つのコツについてより詳しくご紹介していきます。
英語のプレゼンの流れ
まずは、プレゼンテーションの流れを確認しておきましょう。一般的なプレゼンの流れは、次のようになります。
導入
まず始めは、導入パートです。導入では、挨拶や自己紹介、プレゼン内容の簡単な説明を行います。
導入は、その後のプレゼンをスムーズに進めていく上でもとても重要なパートです。しっかりと決めて、まずは緊張をほぐしましょう。
本題
本題は、話の内容を3つ程度のトピックに区切って話をするのが一般的です。
例えば、自社の製品についてのプレゼンをする場合、話の内容を
- 自社製品の概要
- 自社製品の特徴
- 他社製品と比べた時の強み
締め
プレゼンの締めは、プレゼン全体の内容のまとめに加え、最後の挨拶をするパートです。
プレゼンで最も言いたかったことを最後に簡潔にまとめることで、発表内容を聴衆にしっかり理解してもらうことができます。
プレゼン発表で使える英語フレーズ①導入で使える表現
それではここからは、プレゼンテーションで使える英語フレーズをご紹介していきます。
先程お伝えした通り、導入パートでは、挨拶と自己紹介、プレゼン概要を話します。それぞれみていきましょう。
挨拶と自己紹介
導入部分のはじめは、挨拶と自己紹介をしましょう。
挨拶
「Hello.」や「Good morning.」といった簡単な挨拶に加えて、以下のようなフレーズを付け加えましょう。
Thank you so much for coming here today.
本日はお越しいただき、誠にありがとうございます。
I'd like to thank you for giving me the opportunity to speak here.
こちらでお話しする機会をいただき、ありがとうございます。
挨拶をしっかりしておくと、聴衆にとても好印象です。長々とした挨拶は逆効果となることもありますが、このような簡単な一言は必ず入れるようにしましょう。
自己紹介
自己紹介で、どのような人が話しているのか聴衆に伝えることはとても大切です。自分の名前以外にも、所属や肩書などの情報を付け加えておきましょう。
My name is ~.
私の名前は、~です。
I'm ~, the president of ABC Company.
私は、ABC会社の社長、~です。
I'm ~ from XYZ University.
私は、XYZ大学から来た、~です。
プレゼンの概要紹介
挨拶や自己紹介の後いきなり本題に入ってしまうと、聴衆は何についての話か分からず、戸惑ってしまうことがあります。プレゼンの冒頭部分で、これから話す内容について簡潔に伝えるようにしましょう。
次のようなフレーズを使うと、冒頭部分からスムーズにプレゼンの内容に話を移すことができます。
Today, I'd like to talk about〜.
本日は、〜についてお話ししたいと思います。
また、プレゼンの中でいくつかの内容について話す場合には、この導入部分でそれらをまとめて伝えておくとよいでしょう。
In this presentation, I'd like to cover three points. First, ~. Secondly, ~. And thirdly, ~.
このプレゼンテーションでは、3つの点についてお話ししたいと思います。1つ目は、~。2つ目は、~。そして3つ目は、~です。
このように、話す内容をはじめに紹介しておくことで、聴衆がプレゼンテーション全体の流れをイメージしやすくなります。
質疑応答の案内
質疑応答の時間がアナウンスされていない場合、聴衆はいつ質問をすればいいのか分からないままプレゼンを聞くことになります。導入の最後に、どのタイミングで質問をしてほしいか伝えておくと親切です。
質問を受けるタイミングに応じて、以下の例文のような表現を使ってみてください。
プレゼン後に質疑応答の時間を設ける場合
プレゼンが終わってからまとめて質問を受け付ける場合には、次のように言っておきましょう。
I will be taking your questions at the end of the presentation.
質問は、プレゼンテーションの最後に受け付けます。
プレゼン中に質問を受ける場合
もし、プレゼンの途中で質問を挟んでもらっても構わないという場合には、次のようなフレーズを使うといいです。
If you have any questions, please feel free to ask me anytime during the presentation.
もし質問があれば、プレゼンテーションの途中でも遠慮せず尋ねてください。
プレゼン発表で使える英語フレーズ②本題で使える表現
次は、プレゼンテーションの本題で使えるフレーズです。
分かりやすい発表をするコツは、いくつかのトピックに区切って話すことです。その際、トピックの始めと終わりを明確に示すことで、聴衆に伝わりやすいプレゼンを行うことができるようになります。
また、特に大切な内容を強調したり、前に述べた内容との関連性を示すことで、聴衆の理解を助けることもできます。
ここでは、本題パートをよりスムーズに分かりやすくするために使える表現をご紹介します。
トピックを移行する
①1つ目のトピックを始める
導入部分から1つ目のトピックに移る部分では、次のようなフレーズを使いましょう。
So, I'd like to begin with~.
では、〜から始めたいと思います。
もう少し短く表現したい場合には、「To begin with,」だけでも大丈夫です。
②トピックを終わる
トピックの終わりには、一つの話題が終わったことを示しましょう。また、トピックの区切りの部分でそのトピックで話した内容を簡潔にまとめておくと、聴衆がプレゼンの内容を理解し、記憶に留めておきやすくなります。
So far, I have explained~.
今までのところで、~について説明しました。
That's all I have to say about~.
~に関して、私が言いたいことは以上です。
③次のトピックへ移行する
次のトピックへ移る際には、いきなり次の話を始めるのではなく、別の話題に移るということを聴衆に明確に伝えるようにしましょう。
先ほどまでと全く違う話題に移る場合は、次の例文のような表現が使えます。
Now, I'd like to move on to the next part.
では、次のパートに移りたいと思います。
前のトピックと関連した話題に移る場合には、次のようなフレーズを使って前のトピックからのつながりを伝えましょう。
This leads me to my next topic, which is~.
このことから、次のトピックが導かれます。それは、〜。
前に述べた内容を振り返る
特に、ある程度長いプレゼンでは、前にすでに述べた内容であっても、聴衆が覚えているとは限りませんよね。だからといって、前の内容をただ繰り返すだけでは、同じことばかりを繰り返しているようにも聞こえてしまいかねません。
このような場合、次のようなフレーズを使って、前述の振り返りであることをはっきりと示すのが効果的です。
As I mentioned earlier, ~.
先に述べた通り、~。
This relates to what I mentioned earlier, which is~.
これは、先に述べた~に関連しています。
話のポイントを強調する
プレゼンの中で特に重要な点に関しては、聴衆の印象に残るように強調して伝えたいですよね。
次のようなフレーズは、重要な点に聴衆の注意を向けるために非常に効果的です。
I'd like to emphasize that~.
~を強調したいと思います。
Please remember that~.
~を覚えておいてください。
話を整理する
具体例などを盛り込んで話していると、どうしても話が長くなってしまい、結局何が言いたいのか明確に伝わらなくなってしまうことがあります。このような場合は、話を整理しながら進めるのが、伝わりやすいプレゼンをするためのコツです。
以下のような表現を使ってみましょう。
In other words,~.
言い換えると、~。
To put it more simply,~.
もっと簡潔に言うと、~。
What I meant to say is,~.
私が言いたかったことは、~。
プレゼン発表で使える英語フレーズ③締めで使える表現
プレゼンの最後では、全体のまとめと、終わりの挨拶をしましょう。
発表内容のまとめ
プレゼンをまとめるときによく使われる例文や表現を挙げておきますので、参考にしてみてください。
Now, let me summarize my presentation.
では、私のプレゼンテーションを要約します。
In conclusion,~.
結論としては、~。
締めの挨拶
プレゼンの一番最後には、締めの挨拶が必要です。日本語では「ご静聴ありがとうございました。」などとよく言いますが、英語では、次のように言うことが一般的です。
Thank you for your attention.
ご静聴ありがとうございました。
質疑応答への導入
プレゼンの最後に質問を受け付ける場合には、次の例文のような一文を最後に付け加えて、質疑応答へスムーズに移行しましょう。
I am happy to answer your questions now.
では、みなさまのご質問にお答えしたいと思います。
プレゼン発表で使える英語まとめ
この記事は、英語でプレゼンテーションを行う際の流れや、それぞれのパートで使える英語フレーズ・例文をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
英語のプレゼンは、定番の流れと表現をしっかりと覚えておけば、そんなに難しいことはありません。
みなさんのプレゼンテーションが成功することを願っています。
英語のプレゼンの流れまとめ
- 導入:挨拶・自己紹介・発表内容の概要を伝える
- 本題:いくつかのトピックに分けて話す
- 締め:発表内容のまとめ・挨拶・質疑応答を行う
とはいえ、定番のフレーズを勉強するだけでは、上手なプレゼンテーションを行うことが出来ないのも事実。
英語プレゼンや質疑応答を成功させるためには、やはりビジネスシーンで通用する本質的な英語力を身に付けることが一番です。
しかし、忙しいビジネスマンにとって英語の勉強を続けるのは大変なこと。そこでおすすめなのが、「プロに最も効率的な勉強法を聞く」という方法です。最短で目標に到達するためには、やはりその道のプロにベストなやり方を聞くのが1番です。
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ミランダさん、僕、今度アメリカに出張に行くことになったんです!