
岡田さん

ミランダ
あら、それはいいわね。どんな職業に就きたいのか、候補はあるの?

岡田さん
いえ、まだ具体的にはないんです。英語を使う職業ってどんなものがあるんでしょうか?

ミランダ
英語を活かすことができる職業にはいろんな種類があるわよ!
英語を使う仕事に就きたいあなたへ
留学で英語を学んだり、独学で英語を勉強している方の中には、将来英語を活かして働きたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、英語を使う仕事をご紹介していきます。英語関係の仕事に就きたいと考えていらっしゃる方は、是非ご覧ください。
英語を使う仕事一覧①国内で英語関係の仕事に就く
まずは、国内で働く英語関係の仕事一覧です。
「通訳・翻訳系」「教育系」「観光系」「貿易・金融系」の4種類に分けてご紹介します。
通訳・翻訳系
英語を活かすと言えばまず思いつくのが、通訳や翻訳の仕事ではないでしょうか。
●通訳者
<必要な資格>通訳者に必要な資格はありません。一般社団法人・通訳品質評議会主催の「一般通訳検定」でレベルを証明することができます。
ただし、観光ガイドが職務となる「通訳案内士(通訳ガイド)」になるためには国家資格が必要ですので、詳しくは、「観光系」の仕事一覧をご覧ください。
●翻訳者
<必要な資格>翻訳者にも特に必要な資格はありませんが、資格試験として、一般財団法人・日本翻訳協会主催の「JTA公認翻訳専門職資格試験」があります。
通訳や翻訳のお仕事は、フリーランスで仕事をしている方も多いです。英語力を活かしてフリーランスで働きたいという方は、是非下記記事も参考になさってください。
教育系
●英語教師
<必要な資格>私立校では資格不要ですが、公立校では都道府県や政令指定都市教育委員会実施の「教員採用試験」に合格することが必須となります。
●英会話講師
<必要な資格>必要な資格は特にありません。しかし、自らの英語力を示すためにも、何かしらの英語試験のスコアを持っておくほうが良いです。
●英語教材編集者
<必要な資格>必要な資格はありませんが、求人情報によると、英検2級以上の英語力が望まれるようです。
●日本語教師
国内の日本語学校ではさほど英語力は求められません。一方、外資系の企業や駐日外国公館などで日本語を教えるためには、英語力が必要です。
<必要な資格>教員免許は不要ですが、①大学か大学院で日本語教育主/副専攻修了、②日本語教育能力試験に合格、③大卒後、文化庁受理の420時間日本語教師養成講座修了、のいずれかひとつを満たしていることが、日本で日本語教師になるための条件となります。
日本語教師は、海外での需要も高まっており、海外での授業には英語力が不可欠です。
観光系
●通訳案内士
別名は通訳ガイドで、観光地で、海外からの観光客の方に日本の文化や伝統を伝えるお仕事です。
<必要な資格>観光庁が実施する国家資格「全国通訳案内士試験」に合格することが必須です。
●ホテルスタッフ
外国人観光客の方が多い近年では、ホテルのスタッフも英語を使う機会が増えています。
<必要な資格>必要な資格はありませんが、ホテルで使うような英会話は一通りマスターしておいたほうがベターです。海外からのお客様を接客できる、正しいマナーを身につけていることも重要です。
●入国審査官
空港や港で、外国人の方たちの出入国や日本人の出帰国を審査するお仕事です。
<必要な資格>「国家公務員採用一般職試験」合格後、法務省入国管理局職員採用となります。
●ツアーコンダクター
団体旅行に同行し、手続きやコース設定などを運営するお仕事です。
<必要な資格>国内のみの添乗には「国内旅程管理主任者」、海外も含めた添乗には「総合旅程管理主者」の資格取得が必須です。いずれも、国土交通大臣に登録された機関の研修修了と添乗実務経験を要します。
●キャビンアテンダント
日系航空会社の国際線乗務員や外資系航空会社の客室乗務員は、特に英語を活かすことができます。
<必要な資格>航空会社によりますが、TOEIC600点以上を募集要件に設定している航空会社が多いです。
●通関士
物の輸出入に関わる税関での手続き代行のお仕事です。
<必要な資格>財務省の地方組織である税関主催の「通関士試験」に合格する必要があります。
貿易・金融系
国内採用でも、海外出張や海外勤務のチャンスがあり、広域で英語を活かすことができる職業です。いずれも、応募時に必要な資格はありませんが、大卒以上の学歴が望まれます。
●商社社員
英語力の他、商談や交渉に適応できる高いコミュ二ケーション能力も欠かせません。
●外資系金融会社社員
細かく分けて、投資銀行、証券会社、クレジットカード会社、保険会社が該当します。
●貿易会社秘書
輸出入手続き、各種スケジュール管理などの他、海外からの顧客対応でも英語を活かすことができます。
英語を使う仕事一覧②海外で英語を使って働く
世界のエリートと肩を並べて仕事をすることになるため、高レベルの英語力が必要となる英語関係の仕事です。
●外交官
外務省に所属し、国を代表して外交任務を遂行する職業です。
<必要な資格>総合職(キャリア)は、「国家公務員採用総合職試験」、専門職(ノンキャリア)は、「外務省専門職員採用試験」に合格する必要があります。
●国際公務員
国際連合と、それに所属する専門機関で働く職員を指します。
<必要な資格>必要な資格は特に無く、公募への応募、国連試験、外務省の派遣制度に合格して、仕事に就くことができます。
●国際NGOスタッフ
世界で様々な問題解決に取り組む仕事です。
<必要な資格>資格よりも、医療や農業など、各団体の専門分野における知識と経験が求められます。
英語を使う仕事一覧③アルバイトで英語関係の仕事に就く
アルバイトとして英語関係の仕事に就くのも、一つの手です。英語を活かすなら、以下のようなアルバイトがおすすめです。
●家庭教師
●塾の英語講師
●外国人の方が多く訪れる観光地や飲食店での接客
●空港内のショップやレストランでの接客
英語を使う仕事一覧まとめ
この記事では、英語関係の仕事をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?英語を活かすことができる仕事には様々な種類のものがあることをお分かりいただけたかと思います。
英語を活かす仕事に就きたいと考えていらっしゃる方は、是非一覧を参考にしてみてください!
英語を使う仕事一覧
- 国内で英語関係の仕事に就く
通訳・翻訳系:翻訳者、通訳者
教育系:英語教師、英会話講師、英語教材編集者、日本語教師
観光系:通訳案内士、ホテルスタッフ、入国審査官、ツアーコンダクター、キャビンアテンダント、通関士
貿易・金融系:商社社員、外資系金融会社社員、貿易会社秘書 - 海外で英語を使って働く
外交官
国際公務員
国際NGOスタッフ - アルバイトで英語関係の仕事に就く
家庭教師
塾の英語講師
外国人の方が多く訪れる観光地や飲食店での接客
空港内のショップやレストランでの接客
英語がもう少し上達したら、英語を活かして働けるような職業に転職しようと思っています!