英検2次試験対策の決定版|当日会場での流れや面接のコツ・裏ワザなど紹介!

英検2次試験対策の決定版|当日会場での流れや面接のコツ・裏ワザなど紹介!

英検では3級以上の場合、1次試験合格後に2次試験があります。2次試験は英語での面接となっていますが、どのような試験なのか知らない方も多いのではないでしょうか。この記事では、英検2次試験を控えている方に、当日の流れや面接のコツ、スマホでできる対策をご紹介します。

岡田さん

岡田さん

英検3級の1次試験に合格しました!合格をもらえてほっとしています。

ミランダ

ミランダ

まだ安心していられないわよ。英検3級以上は2次試験に合格しなきゃいけないのよ。

岡田さん

岡田さん

それは知らなかった、、、。英語で面接なんて緊張しますね。どのような対策をしたらいいのでしょうか。

ミランダ

ミランダ

では、今日は英検2次面接の流れから対策方法まで一緒に勉強していきましょう!

英検2次試験はこうして乗り切ろう

人がペンで紙に書いている画像
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英検の2次試験では、どのような力が求められるのでしょうか。面接形式の試験では、話す力が重要であると多くの方が考えると思います。しかし、ただ英語をスラスラと読めるだけでは英検の2次試験を乗り切ることはできないのです。

英検の2次試験では、面接官と簡単な挨拶を交わしたあと、受験者自身のことについて聞かれることがあります(私が大学在学中に英検準1級を受けた際には、学部や専攻のことを聞かれました)。その後、英語で書かれたパッセージを読む問題があり、続いて英語で質疑応答をし、パッセージを伏せた後はそのトピックにまつわる受験者自身の意見を聞かれます。

ここまで来ると、求められる能力が話す力だけではないことがわかると思います。質問を聞き取ったり、自分の考えを伝えたりする力も必要です。多様な力を求められる英検2次試験では多くの方が緊張することと思います。

面接では少しでもその緊張を和らげ、しっかりと英語を話したいですよね。そのためには2次試験の流れや、面接を突破するための知識やコツが必要です。この記事では、英検2次試験の当日の流れや面接のコツ、面接対策を詳しくご紹介していきます。英検2次試験を控えている方、今後英検にチャレンジしようと思っている方は是非ご覧ください!

コンテンツ [表示]

  1. 1英検2次試験はこうして乗り切ろう
  2. 2英検2次試験対策①日程・時間・当日の流れを知る
  3. 2.1日程を把握しよう
  4. 2.2時間に気をつけよう
  5. 2.3当日の流れを頭に入れておこう
  6. 3英検2次試験対策②面接のコツ
  7. 4英検2次試験対策③面接の裏ワザ
  8. 4.1裏ワザ①つなぎ言葉を使う
  9. 4.2裏ワザ②聞き取れなかったら聞き返す
  10. 4.3裏ワザ③接続詞を使う
  11. 5英検バーチャル2次試験とは?
  12. 6英検2次試験対策まとめ

英検2次試験対策①日程・時間・当日の流れを知る

腕時計の画像
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英検2次試験の日程や時間、会場は、1次試験合格後に送付される2次試験の受験票に記載されています。日程や時間は申し込み方法や受験する級によって異なるので、当日焦らないためにもきちんと確認しておきましょう。

日程を把握しよう

2次試験の日程には、「A日程」と「B日程」の2種類があります。A日程が最初に行われ、B日程はその1週間後に設定されています。受験票が届いたら、自分がどちらの日程で受けることになっているか必ず確認する必要があります。この日程の区分けは、申し込み方法や受験する級、年齢によって異なります。

団体申し込みの場合

以下は、英検の公式HPの団体申し込みの日程についての記載内容です。

中学校、高等学校、小・中/中・高/小・中・高一貫校、高等専門学校、専修学校高等課程、特別支援学校が団体申込をした受験者は、全級A日程での受験となります。小学校、大学、短大、塾、その他団体が団体申込をした場合、1級・準1級の受験者はA日程、2級・準2級・3級の受験者はB日程での受験となります。

個人申し込みの場合

続いて、個人申込みの場合です。

(※1級の受験者)
二次試験を東京・横浜・名古屋・大阪で受験する場合、2019年4月1日時点の年齢で満20歳以下の受験者はA日程、満21歳以上の受験者はB日程での受験となります。それ以外の受験地で受験される方は年齢を問わずA日程での受験となります。

(※準1級の受験者)
二次試験を東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・兵庫で受験する場合、2019年4月1日時点の年齢で満20歳以下の受験者はA日程、満21歳以上の受験者はB日程での受験となります。それ以外の受験地で受験される方は年齢を問わずA日程での受験となります。

(2級・準2級・3級の受験者)
受験地および年齢を問わず、B日程での受験となります。

時間に気をつけよう

受付時間や試験開始時間は間違いのないように把握しておきたいですよね。2次試験の試験時間は級によって異なります。準1級・準2級の2次試験は午前、1級・2級・3級の2次試験は午後に行われます。ただし、1級と3級に関しては午前に行われる可能性もあるので、自分の受験票を確認しましょう。

当日の流れを頭に入れておこう

試験当日の流れを頭に入れておくことは、落ち着いて本番に臨むことができるという点で強みになります。会場入りから試験終了までの流れをご紹介します。

流れ①会場へ向かう

英検では慣れない会場に出向くことも多いと思います。試験時間から逆算して、余裕を持って会場に着くことができるように準備をしましょう。出発前に受験票を持ったかどうか、忘れ物がないかどうか確認しましょう。会場によっては土足厳禁のところもあるので、スリッパなどの上履きも忘れないようにしましょう。

流れ②受付をする

2次受験票と身分証明書(パスポート、運転免許証、学生証、保険証)を持って、受付手続きを済ませます。受付を終えると「受験者証兼携帯電話収納ケース」が配られるので、携帯電話やスマホの電源を切りケースに収納したら首から下げます。

流れ③受験者控え室に入る

自分が受験する級を確認して、受験級ごとに分けられている控え室へ行きます。案内された方から着席していくので、係の方の指示に従ってください。控え室では私語が禁止されています。控え室では面接カードに必要事項を記入します。受験者集合時間までにお手洗いは済ませておきましょう。

流れ④面接を受ける

案内された順番に面接を受けていきます。控え室に戻ることはできないので、必ずすべての荷物を持って移動してください。面接室の前まで来たら、待機席で前の受験者が終わるまで待ちます。待機席では係の方が面接カードの確認を行います。面接カード以外の物はすべてかばんにしまってください。このとき、スマホや携帯を入れた受験者の用の袋は首からさげたままでかまいません。面接はすべて英語で行われます。

流れ⑤退出

面接が終わったら試験終了です。

英検2次試験対策②面接のコツ

人がマイクを持って話している画像
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2次試験を突破するには、英語力ももちろん大切ですが、いくつかのコツが必要です。具体的な対策方法とともにご紹介します。

面接のコツ①積極的にアピールする

英検の2次試験では、積極的に英語を話そうとしているかどうかも見られています。最初は「How are you?」などの簡単な挨拶や受験者名の確認から始まります。面接官と1対1の面接は緊張するとは思いますが、相手の目を見て、明るくハキハキと質問に答えましょう。積極的にコミュニケーションをとろうとする意志を見せることがコツです。

面接のコツ②発音やアクセントに気を配る

パッセージを音読する際に気をつけることは、発音の正確さと英語らしいリズムです。単語のアクセントの位置に注意しながら、文章を読む際は抑揚をつけてリズムを大切にします。パッセージを音読する前に黙読の時間がありますが、その時間で必ず文章全体に目を通すようにして、頭の中で英文をきちんと読むようにしましょう。黙読で一通り発音を確認することが、音読の際にスムーズに英文を読むためのコツと言えます。

また、日頃の対策として、自分がどのような英語を話しているのか、スマホで音声を録音して聞いてみるといいでしょう。発音できていないところや自分のアクセントを客観的に知ることは、初見の英文を読むときにも役立つでしょう。

面接のコツ③自信を持って話す

英検の2次試験では、パッセージを読むだけでなく受験者自身の意見や社会的な事象に対する考えなどを英語で述べる力も求められています。日頃から身の回りで起きていることに目を配って、自分の意見を述べられるように準備しておくといいですね。そして自分の意見を英語で書いたり、話したり、わからない表現は自ら調べたりする習慣をつけておきましょう。そのような日頃の積み重ねが、2次試験で出題される幅広い話題にどれだけ対応できるかを決めるでしょう。

英検2次試験対策③面接の裏ワザ

クエスチョンマークが浮かんでいる画像
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2次試験ではちょっとしたテクニックも必要になります。ここでは、面接で緊張してしまった際や焦ってしまった際に使える裏ワザをご紹介します。面接中に陥りやすいポイントに注目しながら、ピンチをチャンスへと変える方法を見ていきましょう。

裏ワザ①つなぎ言葉を使う

どうしてもすぐに言いたいことが思いつかないという状況もあると思います。そのような場合は、繋ぎ言葉(フィラー)を上手に使って何を言うか考える時間を作りましょう。時間を稼ぐ裏ワザです。

代表的な繋ぎ言葉としては、
Well...
えっと…

Let me see.」
考えさせてください

といった表現があります。

言いたいことがうまくまとめられない際は、
I mean~
つまり

How can I say?
何と言いましょうか

といった表現も使いこなせるといいでしょう。

また、少し難しい質問をされた場合は、

That’s an interesting question.
それはおもしろい質問ですね

などと言いながら、頭の中で何を言うか考えることも1つの手です。

繋ぎ言葉は考える時間を作り出す裏ワザですが、使いすぎには注意しましょう。

裏ワザ②聞き取れなかったら聞き返す

面接官の英語が聞き取れなかった際は、聞き返すこともできます。面接官の質問を正確に理解し、考える時間を生み出す裏ワザです。ただし、何度も聞き返してしまうと次の質問に進んでしまったり、減点の対象になったりすることもあるので注意しましょう。

聞き返すときに使えるフレーズ

聞き返す際は、

Could you say that again?
もう一度おっしゃってもらえますか

Could you repeat the question?
質問を繰り返してもらえますか

といった丁寧な表現を使うと良いでしょう。

裏ワザ③接続詞を使う

英語で会話をするのが苦手な方は、どうしても文章が短くなりがちです。そのような場合は接続詞をうまく使って、一文の中の情報量を増やす工夫をしましょう。情報をさらに追加して述べたいなら「and(そして)」、文章の前後で異なる主張をする場合(逆接)は「but(しかし)」を使って、話の内容を豊かにしていきましょう。1級・準1級・2級を受ける上級者の方は、関係代名詞をうまく活用して論理的な説明を加えられると良いですね。

英検バーチャル2次試験とは?

人がパソコンに向かっている画像
Photo bylukasbieri

英検の公式サイトでは、バーチャル2次試験を見ることができます。バーチャル2次試験という言葉を初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。スマホやPCとネット環境があれば誰でも使えるツールなので、知っておいて損はありません。

バーチャル2次試験では、2次試験での面接の流れを音声とアニメーションで把握することができるのです。バーチャルという名の通り、英検2次試験を仮想体験できるというすぐれものです。スマホでも視聴できるのが嬉しいですね。入室から退室までの流れが丁寧に描かれているので、初めて2次試験を受ける方は必見です。

面接で行われることは受験級によって決まっています。自分が受験予定の級のバーチャル2次試験を見て、面接の流れをしっかりと頭に入れましょう。スマホがあれば会場に行くまでの電車やバスの中でも視聴できるので、緊張しがちな方は何度も映像を見てイメージトレーニングを行うことをおすすめします。

バーチャル2次試験を実際に見てみたい、バーチャル2次試験についてもっと知りたいという方は、英検公式サイトに掲載されているこちらのページも合わせてご覧下さい。

バーチャル二次試験/バーチャルスピーキングテスト | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
英検バーチャル二次試験ページです。1級から3級まで、二次試験での面接室に入室してから退出するまでの流れをアニメーションでご紹介しています。試験前にイメージをつかむのに活用ください。

英検2次試験対策まとめ

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Photo byEngin_Akyurt

この記事は英検2次試験の対策についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

英検2次試験では、面接の場で英語をきちんと読むことができるか、自分の考えを英語で表現することができるか、そして積極的に英語でコミュニケーションがとれているかが見られています。面接で最大限自分の力を出すためには、当日の流れを把握しておくことに加えて、面接で困った際に英語で切り抜けるための知識も必要です。

面接でピンチになってしまった際に使える裏ワザやスマホひとつで2次試験本番さながらの体験ができるバーチャル2次試験など、初めて知った方も多いのではないでしょうか。使えるツールはたくさん使って、本番に臨みたいですね。

是非今回ご紹介したコツや裏ワザを実践して、合格を掴みとってください!

ゆかっぱー

ゆかっぱー

大学と大学院で英文学を専攻。学部時代に約1年間カナダへの留学経験あり。TOEIC935、IELTS7.0取得。英語力向上のため、日々勉強中です!


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