
岡田さん

ミランダ
おめでとう!次は2次試験ね。

岡田さん
2次試験がどんなものかよく分からないので不安です。

ミランダ
では英検準2級の2次試験について、一緒にみてみましょう!
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- 1英検準2級の面接を乗り越えるには?
- 2英検準2級の面接対策①流れを知る
- 2.1受付~退室まで
- 3英検準2級の面接対策②コツを掴む
- 3.1①氏名・級の確認、挨拶のコツ
- 3.2②パッセージ黙読のコツ
- 3.3③「パッセージ音読」のコツ
- 3.4④「パッセージについての質問」への解答に関するコツ
- 3.5⑤「受験者自信の意見を問う質問」への解答に関するコツ
- 4英検準2級の面接対策③過去問をチェック
- 4.1ポイント①本番のシミュレーションをする
- 4.2ポイント②自分の声を録音して聞いてみる
- 5英検準2級の面接対策④教材で練習する
- 5.1教材のポイント①単語の教材を使う
- 5.2教材のポイント②文法の教材を使う
- 5.3教材のポイント③簡単な英会話フレーズの教材を使う
- 6英検準2級の面接対策まとめ
英検準2級の面接を乗り越えるには?
英検準2級の一次試験の合格通知が来たら、次に待っているのが二次試験(面接)です。
二次試験(面接)を乗り越えるには、面接の流れをしっかりと把握し、対策を考え何度も練習することです。そうすることで自信がつき、本番で緊張することも少なくなり、実力を発揮することができます。
過去問や完全予想問題集の教材などを参考に、実際に練習して、本番で慌てないように準備しましょう。面接の例文や単語をよく学習し、面接で答えられるようにすることが大切です。
この記事で、面接のコツ、過去問や完全予想問題集の使い方のポイントについても紹介していますので、是非参考にしてください!
英検準2級の面接対策①流れを知る
まず最初に、英検準2級の面接の全体の流れを見ていきましょう。
受付~退室まで
①受付~入室
受験票に書かれている時間に受付を済ませたら、係員の案内に従い、控室で待機します。「面接カード」を渡されるので、氏名・個人番号など、必要事項を記入しましょう。係員に面接室の前に案内される際は、自分の荷物を全て持って移動します。
自分の順番が来たら、ドアの前で「May I come in?(入ってもよろしいでしょうか)」と英語で言い、入室する際には、「Hello」などと挨拶しましょう。
②「面接カード」を渡す
面接委員との会話は全て英語で行われます。椅子に座る前に「Here you are?」などと簡単に挨拶をして「面接カード」を渡しましょう。
③着席
面接委員の指示に従って、着席します。荷物は自分の席の横に置くのがよいでしょう。
④氏名・級の確認、挨拶
面接委員が名前を尋ねます。「My name is ...」と答えましょう。その後、準2級のテストであることを確認されます。そして簡単な挨拶が交わされます。
⑤「面接カード」を渡される
面接委員から「面接カード」が手渡されます。「面接カード」には、パッセージ(文章)と2枚のイラスト(Picture A, B )が印刷されています。
⑥パッセージの黙読(20秒)
パッセージを黙読するように、面接委員から指示されます。黙読時間は20秒です。
⑦パッセージの音読
次に、パッセージを音読するように指示がありますので、タイトルから音読します。制限時間はありませんが、面接委員に聞こえる声の大きさで、はっきりと読みましょう。
⑧パッセージについての質問(No.1~No.3)
音読したパッセージの内容について質問されます。面接で行われる質問はNo.1~No.5までありますが、パッセージに関連する質問はNo.1~No.3で、「問題カード」を見ながら答えることができます。
No.3のイラストの状況を説明する質問のあと、面接委員から「問題カード」を裏返すよう指示があります。これ以降は「問題カードを」を見ずに解答します。
⓽「問題カード」を裏返す
「問題カード」を裏返します。
⑩受験者自身の意見を問う質問(No.4~No.5)
通常は、「問題カード」とは関連しない質問がされます。面接委員から質問されるので、受験者自身の意見を答えましょう。
⑪「問題カード」を返す
面接試験が終了したら、「問題カード」を面接委員に返します。
⑫退出
挨拶をして退出します。退出後は控室に戻ったり、他の受験者と話をしたりせず、速やかに会場を出ましょう。
英検準2級の面接対策②コツを掴む
面接の流れを把握できたところで、次は面接のコツをいくつかご紹介します。コツを頭に入れておくと例文や過去問・完全予想問題集を使って練習するときに、効果的に対策ができます。実際の面接でも力を更に発揮することができるでしょう。
①氏名・級の確認、挨拶のコツ
このパートで予想されるやり取りの例文は、次のようなものです。
面接委員:My name is △△ △△. May I have your name, please?
受 験 者:Yes. My name is 〇〇 〇〇.
面接委員:Mr. 〇〇. This is the Grade-pre2 test ok?
受 験 者:Yes, OK.
面接委員:How are you today?
受 験 者:I'm good, thank you.
氏名・級の確認、挨拶のパートでは、完璧な英文で答えなければならないという意識は持たず、例文のようにシンプルで伝わりやすい答えをはっきりと言いましょう。「I'm good」と答える場合は、元気に答えることが大切です。
②パッセージ黙読のコツ
黙読の時間は20秒ですので、一つ一つの文の意味を理解しようとしたり、分からない単語に目を止めてしまったりすると、時間がなくなってしまいます。まずは、タイトルの意味をしっかりと頭に入れ、パッセージ全体の意味を掴むことが大切です。
ピリオド、カンマに気を付けながら、「However」「For example」など文の意味が変わる単語に注意して、どこからどこまでが文のまとまりなのか、パッセージの大体の構成を把握しましょう。
③「パッセージ音読」のコツ
音読に時間制限はありませんので、落ち着いて、面接委員によく聞こえるよう、明瞭な発声で読むことが大切です。
カンマやピリオドの後には少しポーズを置き、接続詞や前置詞の前、副詞(句)の前後などの、意味の区切れにもポーズを取ると、自然な読み方に聞こえます。強調すべきところは強調し、そうでないところは、弱く読むなど、メリハリをつけると、内容が伝わりやすく、分かりやすい読み方になります。
もし、知らない単語が出てきても、飛ばしたり、止まってしまったりするのではなく、スペルを見て発音を推測し、流れ良く読み切りましょう。
音読に関しては、例文・過去問・完全予想問題を使って何度も練習すると格段に上達できるパートです。また、練習することによって音読に自信がつき、気持ちにも余裕が出ます。黙読のパートで掴めなかった意味も、この音読のパートで把握でき、質問に対する準備ができます。
音読は一人で練習できるので、例文・過去問・完全予想問題集などを使って、しっかりと練習しておきましょう。
④「パッセージについての質問」への解答に関するコツ
音読した後には、パッセージについて質問されます。「流れ」でも前述しましたが、「問題カード」を見ながら解答することができます。「Why(なぜ)」や「How(どうやって)」から始まる質問がよく出ます。その時には「問題カード」の文中で、「理由」や「方法」が書いてある文を見つけ、「Because」や「By doing」を文頭に置いて答えるとよいでしょう。
「What are they doing?」などの質問に、イラストの描写を見て解答する際には、現在進行形を使って答えましょう。イラストの中で一人一人違ったことをしている場合は、「A woman is cleaning.」「A boy is running.」のように、主語が人ならば「A man」「A girl」など、動物ならば 「A cat」「An elephant」など具体的な言葉にしましょう。
⑤「受験者自信の意見を問う質問」への解答に関するコツ
このパートでは、日常生活の身近な事柄について、受験者自身の行動や考え、好みを聞かれます。自分自身の意見を答える問題なので、面接委員の目を見て、自信のある様子で答えることが大切です。
質問が聞き取れなかった場合には、「Pardon?」や「Could you speak that again?」など、自然な会話の流れの中であれば、聞き返しても減点はされません。しかし、何度も繰り返し聞き返すと、聞き取れていないと判断され、次の質問に移られてしまうので、頻繁に聞き返すのは避けましょう。
このパートでは、「流れ⑩」で前述したNo.4とNo.5の、2題が質問されます。2題だけということを頭に置いて、落ち着いて挑みましょう。質問の英文の時制をよく聞き取り、現在形の質問には現在形で、未来形の質問には未来形でというように、時制を合わせて答えましょう。
こちらのパートも、例文、過去問題、完全予想問題集などで、解答を練習しておくことが大変効果的です。上述した、時制を合わせるという点でも、未来形の質問には「will」「be going to」で答えるなど、練習することによって、予め頭の中で準備しておくことができます。社会問題や習慣などについての質問が多いので、例題を頭に入れることで、少し練習と違った問題が出ても、本番でアレンジして答えることができます。
英検準2級の面接対策③過去問をチェック
英検準2級の面接の準備として、過去問や完全予想問題集を使って練習する人も多いでしょう。次に、過去問や完全予想問題集を使った練習方法のポイントをご紹介します。
ポイント①本番のシミュレーションをする
過去問で演習する
書店やインターネットで、英検準2級の面接の過去問題集が販売されています。英検準2級試験の全体(筆記・リスニング・面接)の過去問が載っているものと、「面接大特訓」など、面接だけについて、詳しく説明されているものがあります。
収録回数は過去3回分、6回分など書籍によって異なりますが、短期で集中して練習したい場合は過去3回分、じっくり多くの例文を練習したい場合は過去6回分など、使い分けて書籍を選ぶとよいでしょう。
本番同様のカラーの「問題カード」が付属されている本や、「面接模範例」など、実際の二次試験を模範できる工夫がされている本も発売されています。それらを利用して、学校の先生や友人に、実際にシミュレーションしてもらうのがよいでしょう。シミュレーションする際は面接室に入る前(「May I come in?」と言ってドアをノックするところ)から退出まで行うと、全体の流れを実際に把握でき、本番での緊張を少なくすることができます。
予想問題で演習する
過去問ではなく、面接の完全予想問題集も販売されています。こちらは、過去には出ていない問題なので、これから出題される可能性もあり、対策として練習しておくのも、とても効果的です。
完全予想問題集には、DVDが付いている本もあり、実際に面接委員と対面になって、シミュレーションができるものもあります。周りに面接委員役を頼める人がいない場合、このようなDVDを使うのもよいでしょう。
完全予想問題が10回分収録されている本もあるので、数をこなすことで効果的にトレーニングでき、自信にも繋がります。
ポイント②自分の声を録音して聞いてみる
先生や友人に頼んでシミュレーションする際や、DVDを使って面接の練習をする際に、自分の声を録音して、解答を聞いてみることも、とても効果的です。
録音をせずに済ませてしまうと、発音の間違いや、時制・複数形など文法のミスに気付かないで終わってしまうことが多いためです。またこの録音で、面接委員が聞きやすい明瞭な話し方をしているか、声の大きさは十分か、抑揚は正しく付けているかなどを、客観的にチェックし、改善することができます。
練習の際に、声を出さずに、イメージトレーニングのようにしていると、本番でうまく声が出なかったり、無意識に伏し目がちになってしまったりします。自分だけで練習するときにも、本番で答える時と同じように声を出して、DVDの中の面接委員役の人や、ぬいぐるみ等を使って、アイコンタクトを取りながら、解答することが大切です。
練習で、言いたい単語が思い出せない際には、他の英単語に言い換えるなどして、一通り最後まで答える習慣をつけましょう。本番では当然辞書を引くことはできませんので、分からない単語があった際に乗り切る練習になります。面接練習の後に、言えなかった単語を辞書で調べるなどして、十分に学習しましょう。
英検準2級の面接対策④教材で練習する
英検準2級の面接対策として、教材を使う人も多いでしょう。教材と一言で言ってもたくさん種類がありますので、ポイントを押さえながら紹介します。
教材のポイント①単語の教材を使う
まずは、英検準2級のレベルに合った、単語演習の教材を使うことをおすすめします。参考書・CD・DVD・スマホアプリなど、種類は自分の使いやすいもの、自分に合った教材で構いません。単語だけでなく、その単語を使った例文が多く載っている教材がよいでしょう。
英検準2級の面接では、本番で聞き取れない単語、言いたいけど思いつかない単語があっても、もちろん辞書で調べることはできません。そのため、いかに自分の頭の中に単語を入れるかが重要になってきます。
レベルの高すぎる単語を覚える必要はありません。英検準2級のレベルの「でる単」「パス単」といった例文付きの教材を使って単語を習得し、面接に臨みましょう。
教材のポイント②文法の教材を使う
英単語の学習と同時に、文法の教材を使うことをおすすめします。こちらに関しては、英検準2級レベルの文法の書籍(CD付きなど)が良いでしょう。
英検準2級の面接で解答するとき、英文法が頭に入っていると、単語と文法を組み立てて、きちんとした文章で答えることができます。もちろん、完璧な文法で答えることに気を取られ過ぎる必要はありません。しかし、文法がある程度理解できている方が面接で楽に解答することが可能になります。
英文法は数学で言えば公式であり、これを理解しておくとリスニング・スピーキング・リーディング・ライティングにおいて必ず大きなヒントとなります。
英文法の教材を使って、英検準2級の面接に備えましょう。
教材のポイント③簡単な英会話フレーズの教材を使う
上述の「面接の流れ」にもありますが、面接の中で挨拶をするパートや、全体的な流れの中で面接委員と会話をする必要があります。その際に会話に詰まってしまったりしないために、簡単な英会話フレーズの教材を使って学習しましょう。
こちらに関しては、書籍・CD・DVD・スマホアプリどんな種類の教材でも、自分に合ったものを利用するのが良いでしょう。載っている例文を、音読する練習がおすすめです。
ミニ英会話シリーズ、簡単英会話など、基礎的な英会話フレーズが載っているものを使いましょう。このような教材で短い英会話例文を学習することは、「面接カード」のパッセージに関する質問に解答する際にも役立ちます。
英検準2級の面接では、難しい英語の構文を使って答えるより、基礎的なフレーズではっきりと分かりやすく答えることが大事です。このような教材で、基礎的な英会話フレーズを頭に入れておくことが、本番の試験でスムーズに英語が出てくるためには効果的です。
英検準2級の面接対策まとめ
ここまで、英検準2級の面接の流れやコツ、練習方法、教材などについて見てきました。
英検準2級の面接では、「アティチュード」という採点項目があり、面接中の態度や姿勢も評価されます。たとえ英語のスキルは未熟だとしても、学習した単語と文法を使って、積極的にコミュニケーションしようとすれば、プラスの評価をもらえるはずです。
しっかりと対策・練習して、自信を持って面接に臨み、英検準2級合格を目指しましょう!
この間の英検準2級の1次試験に合格しました!