
岡田さん

ミランダ
オーストラリア人が使う英語は、独特な単語の使い方や訛りが特徴と言われているわ。

岡田さん
現地に行って、英語がわかるかどうか心配になってきました、、、。

ミランダ
オーストラリア英語の特徴を知っておけば、大丈夫よ!私が教えてあげるわ!
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- 1オーストラリア英語の特徴が知りたい!
- 2オーストラリア英語の特徴①発音の訛り
- 2.1「a」の発音
- 2.2「r」の発音
- 3オーストラリア英語の特徴②単語のスペル表記
- 3.1「or」が「our」になる単語
- 3.2「s」と「z」のスペルの違いがある単語
- 4オーストラリア英語の特徴③単語や文章の短縮
- 4.1単語の短縮一覧
- 4.2「ie」を使って短縮する単語一覧
- 4.3「y」を使って短縮する単語一覧
- 5オーストラリア英語の特徴④よく使う使う言い回し
- 5.1オーストラリア人が使う言い回し①「G'day, mate!」
- 5.2オーストラリア人が使う言い回し②「No worries.」
- 5.3オーストラリア人が使う言い回し③「sweet as」
- 5.4オーストラリア人が使う言い回し④「Ta!」
- 6オーストラリア英語の特徴とは? まとめ
オーストラリア英語の特徴が知りたい!
みなさんは、オーストラリア人が話す英語について、どんなイメージをお持ちですか?
南半球に位置するオーストラリアは、かつてイギリスの植民地であった歴史があるため、オーストラリア人が話す英語はイギリス英語の影響を受けています。今ではイギリス英語ともまた違った、オーストラリア人特有の皮肉やユーモアのセンスからくる言葉の言い回しや単語が多くあり、それらも含めてオーストラリア人が話す英語は「オージーイングリッシュ」とも呼ばれています。
この記事では、発音や単語の使い方、スペルなど、オーストラリア英語の特徴についてご紹介します。
オーストラリア英語の特徴①発音の訛り
日本では、アメリカ英語に接することが多く、学校で勉強する英語もハリウッド映画もアメリカ訛りの英語です。そのため、初めてオーストラリア人の話す英語を聞いたときに、多くの方が「聞き取りづらい」「何を言っているかわからない」と感じてしまうようです。
しかし、事前にオーストラリア英語の発音の特徴を知っておけば、かなり聞き取りが楽になりますよね。ここでは、オーストラリア英語に特徴的ないくつかの発音の訛りについてご紹介します。
「a」の発音
アメリカ英語とオーストラリア英語では、「a」の発音が異なることがあります。いくつかの単語で例を見てみましょう。
英単語 | アメリカ英語発音 | オーストラリア英語発音 |
today | トゥデイ | トゥダイ |
mate | メイト | マイト |
paper | ペイパー | パイパー |
「r」の発音
オーストラリア人は表記に「r」が含まれる単語の多くで「r」を発音しません。
アメリカやカナダ、アイルランド、スコットランドで話される英語は、表記に「r」が含まれる単語をすべて発音します。これを「rhotic」といいます。
反対に、オーストラリア、イギリス、ニュージーランドや南アフリカで話されている英語は「non-rhotic」で、多くの単語の場合「r」を発音しません。
例えば「doctor」という単語は、表記の最後の文字「r」を発音すると「ドクター」と語尾が少し伸びる音になり、舌を少し丸めて「r」を発音しますが、オーストラリア英語では、「r」を発音せず、「ドクタ」と語尾が「ア」の音で終わります。
以下で、その他の単語例を見ていきましょう。
英単語 | アメリカ英語発音 | オーストラリア英語発音 |
water | ウァーラー | ウォタ/ウォラ |
over | オーヴァー | オーヴァ |
however | ハウエヴァー | ハウエヴァ |
fire | ファイヤー | ファイア |
nature | ネイチュアー | ネイチャ |
オーストラリア英語の特徴②単語のスペル表記
オーストラリア英語のスペルは、アメリカ英語よりもイギリス英語の表記方法に近いのが特徴です。
以下で、オーストラリア英語の単語スペル表記についてご説明します。
「or」が「our」になる単語
同じ意味と読み方の単語でも、オーストラリア英語では「our」と表記し、アメリカ英語では「or」と表記するものがあります。
以下は「our」がスペルに含まれている単語の例です。
アメリカ英語 | オーストラリア英語 |
color | colour |
honor | honour |
labor | labour |
favor | favour |
ただし、例外もあります。1912年に採用されたオーストラリア労働党の正式表記は「Australian Labor Party」で、アメリカ英語のスペル「Labor」になっています。当時のオーストラリア労働党は、アメリカの労働運動に影響を受けていたため、「Labour」からアメリカ英語のスペルに変更されました。
「s」と「z」のスペルの違いがある単語
「s」と「z」の使い方もオーストラリア英語とアメリカ英語の使い方の違いのひとつです。
以下の単語は、オーストラリア英語のスペル では「s」になり、アメリカ英語では「s」が「z」と表記されます。
ただし、このスペルの違いについては、あまり神経質にならなくても大丈夫です。スペルが変わっても意味が変わることはもちろんないですし、通じないこともありません。
アメリカ英語 | オーストラリア英語 |
organize | organise |
recognize | recognise |
analyze | analyse |
オーストラリア英語の特徴③単語や文章の短縮
単語や文章を短縮するのもオーストラリア英語の大きな特徴のひとつです。短縮形は多くの場合、単語の最初の部分を残して語尾を「a・o・ie・y」に変化させています。以下でそれぞれ具体的にご紹介していきます。
単語の短縮一覧
「a」を使って短縮する単語一覧
元の形 | 短縮後 | 読み方 |
cup of tea | cuppa | カパ |
sandwich | sanga | サンガ |
McDonald's | Macca's | マカス |
日本でも有名なハンバーガーチェーンのマクドナルドは、日本でも「マック」や「マクド」と短縮されることがありますね。オーストラリアでは「Macca's」と呼ばれていて、オーストラリアのマクドナルド社の社名も「Macca's」に変更されています。看板が「Macca's」になっているお店もあるんですよ。
「o」を使って短縮する単語一覧
元の形 | 短縮後 | 読み方 |
afternoon | arvo | アーヴォ |
this afternoon | s'arvo | サーヴォ |
avocado | avo | アヴォ |
上記の他、人名の語尾を「o」に変化させる場合があります。親しみを込めて、友達や家族の名前を呼ぶ場合に使います。
元の形 | 短縮後 | 読み方 |
John | Jonno | ジョノ |
David | Davo | デイヴォ |
Wilkinson | Wilko | ウィルコ |
「ie」を使って短縮する単語一覧
元の形 | 短縮後 | 読み方 |
Australian | Aussie | オズィ |
barbecue | barbie | バービー |
toasted sandwich | toastie | トースティ |
mosquito | mossie | モズィ |
「y」を使って短縮する単語一覧
元の形 | 短縮後 | 読み方 |
breakfast | brekky | ブレッキー |
chewing gum | chewy | チュウィ |
kindergarten | kindy | キンディ |
laptop Computer | lappy | ラッピー |
husband | hubby | ハビー |
chocolate | choccy | チョッスィ |
biscuit | biccy | ビィスィ |
オーストラリア英語の特徴④よく使う使う言い回し
オーストラリア英語は、訛りや言葉の短縮だけでなく、独特な言い回しがあるという特徴もあります。最初はどんな意味で使っているかとまどうこともありますが、オーストラリア英語を話したければ、ぜひマスターしておきましょう!
オーストラリア人が使う言い回し①「G'day, mate!」
読み方は、「グダイ マイト」です。オーストラリア人は「Hello」のかわりに「G'day」、「Friend」のことは「Mate」と言います。このフレーズは友達同士やもちろん、お店に入った時など、あらゆる場面で使えます。オーストラリアに旅行や留学で訪れる際には、絶対に覚えておきたいフレーズです!
オーストラリア人が使う言い回し②「No worries.」
直訳すると、「No」と「Worries」=「心配」なので、「心配いらない」という意味になりますが、オーストラリアでは、「You're welcome」や「It's O.K.」の代わりに使います。
「No worries.」を使った会話例①

Thank you for your help.
手伝ってくれてありがとう。

No worries!
どういたしまして!
「No worries.」を使った会話例②

I am sorry I couldn't go to your birthday party.
あなたの誕生日パーティに行けくてごめんね。

No worries!
気にしないで!
オーストラリア人が使う言い回し③「sweet as」
元々はニュージーランドのスラングだったという説もありますが、オーストラリアでも広く使われている言い回しのひとつで、「very good」や「ok」、「awesome」、「great」などいろいろな意味で使われる便利な言い回しです。
「sweet as」を使った会話例

Can you please call her back?
彼女に電話をかけ直してくれますか?

Sweet as!
もちろんよ!
オーストラリア人が使う言い回し④「Ta!」
「Thank you!」は「Ta!」となります。オーストラリア人は、言葉を短縮するのが好きなのはわかりましたが、これは少し短いですよね。ちなみに、ここでご紹介した言い回しは、以下のサイトで確認できます。
オーストラリア英語の特徴とは? まとめ
この記事では、オーストラリア英語の特徴についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
英語を公用語とする国はいくつもあり、それぞれに訛りや言い回しの違いがありますが、なかでもオーストラリアは単語の短縮や言い回しがユニークですね。オーストラリアに行く予定のある方は是非覚えて使ってみてくださいね!
今度、オーストラリアに出張に行くことになったんですが、オーストラリア英語って訛りがあるんでしょうか?