
岡田さん

ミランダ
もちろん!丁寧な表現やカジュアルな表現など色々な締めの言葉があるわよ。

岡田さん
そうなんですね!英語のメールや手紙の文末に置く表現を教えてもらえませんか?

ミランダ
OK!それじゃあ今日は、ビジネスメールで使える表現を中心に、色々な締めの言葉を教えてあげるわ!
コンテンツ [表示]
- 1英語ビジネスメールは結びの言葉で印象アップ?
- 2英語ビジネスメールの結び・締めの言葉①一般的な表現
- 2.1万能の結び言葉「Sincerely」
- 2.2気にかけてますアピールの「Best Regards」
- 3英語ビジネスメールの結び・締めの言葉②カジュアルな表現
- 3.1別れ際のように締める「See you soon! 」
- 3.2文末に使える意外な締めの言葉「Take care」
- 4英語ビジネスメールの結び・締めの言葉③その他の表現
- 4.1文末で感謝の気持ちを表す「Thank you」
- 4.2誠意を伝える「I」
- 4.3相手の国の言葉で締める!
- 5英文メールと英文レターで最後の結びは変わる?
- 5.1英文レターの文末に添える結びの言葉は?
- 6英語ビジネスメールを実際に書いてみよう!
- 6.1ビジネスパートナーに向けたミーティング日時の確認メール
- 6.2親しい同僚に向けたカジュアルな質問メール
- 7英語ビジネスメールの結びの言葉まとめ
英語ビジネスメールは結びの言葉で印象アップ?
みなさんは、英語でメールや手紙を書く際、送り先やメールの用件によって言葉を使い分けていますか?日本語で書く際にも送る相手によって書き方や表現が変わるように、英語でメールを書く際にも状況に応じて言葉を選ぶ必要があります。
特に文末の最後の言葉は、丁寧なフレーズ、カジュアルなフレーズそれぞれ定番の表現があるため、しっかりと使い分けたいところです。
この記事では、ビジネスメールの文末に置く結びの言葉に注目して、利用シーンごとの表現をご紹介していきます。適切に使いこなして、印象の良いメールを書けるようになりましょう!
英語ビジネスメールの結び・締めの言葉①一般的な表現
まず始めに、これだけは絶対に知っておくべき英文メールの定番の結びをご紹介します。
万能の結び言葉「Sincerely」
Sincerely
日本語の手紙の最後に書く「敬具」に当たる英語が「Sincerely」です。とても丁寧な表現で、「真心を込めて」を意味します。 メールで言うと「何卒よろしくおねがいいたします」や「今後ともよろしくおねがいします」に当たる言葉といったところでしょうか。「Sincerely」は一般的によく使われる表現で、初対面の相手でも取引先でも、英文メールにおいていつでも使うことができる万能の結びの言葉と言えます。
Sincerely yours/Yours sincerely
地域や文化によってどちらが主流かは異なりますが、「Sincerely yours」や「Yours sincerely」のように、「Yours」を付けることもあります。「Sincerely」より更に丁寧な表現になりますが、「Yours」という言葉を少し大げさに感じる人もいる可能性があるので、あまり知らない相手に対して初めから使うには少し注意が必要かもしれません。
気にかけてますアピールの「Best Regards」
Best Regards
「Sincerely」と並んで頻繁に英文メールの最後に使われるのが「Best Regards」です。「Regards」は「関心」や「考慮」という意味で、「あなたのことを(またはメールの件について)気にかけていますよ」という意味を表します。とは言え、その意味を毎回深く考える必要はなく、メールの最後に気軽に付けることができる一般的な結びの一つです。
With Best Regards
「関心」は抱くものなので、「With Best Regards」のように前置詞を置くと更に丁寧な表現になります。
Regards
頻繁にメールをやりとりしている相手となら「Regards」だけに省略して書いてもOKです。
英語ビジネスメールの結び・締めの言葉②カジュアルな表現
英文ビジネスメールをフォーマルに結ぶ言葉として、代表的な「Sincerely」と「Best Regards」をご紹介しましたが、ビジネスとは言えもっとカジュアルな表現を使いたいこともありますよね。仲の良い同僚に連絡をすることもあれば、長い時間をかけて築き上げてきた信頼関係のおかげでリラックスして仕事の話ができるビジネスパートナーもいることでしょう。
ここでは、英文ビジネスメールの最後に使えるカジュアルな結びの表現をご紹介します。
別れ際のように締める「See you soon! 」
See you soon!/See you around
親しい友人同士の間でよく使う別れ際の挨拶を使って、英語のビジネスメールを締めることもできます。
日本語のビジネスメールで「またね」や「じゃあね」を使うのは少し現実的ではないかもしれませんが、英語の「See you soon!」や「See you around」は、ビジネスシーンであっても失礼な印象を受ける人はほとんどいません。
例えば、近日中に予定されているミーティングで会うことが決まっている相手であれば、「See you」でメールを結ぶことに何の違和感もありません。人によっては、親近感を抱いてくれます。
文末に使える意外な締めの言葉「Take care」
Take care
「Take care」と聞くと、「気をつけて」という命令形の意味や、体調が万全ではない人に対する「お大事に」の意味が思い浮かびますよね。しかし、これもまた別れ際のカジュアルな挨拶表現の一つとして使うことができます。通常は話し言葉ですが、親しい関係であればメールの結びに使っても問題ありません。
英語ビジネスメールの結び・締めの言葉③その他の表現
ここまで、英文メールを書く上で知っておきたい結びのフレーズを、フォーマルな表現とカジュアルな表現に分けてご紹介してきましたが、毎回決まった文末だとなんだかつまらないですよね。日本語でも、毎回メールの最後が「今後ともよろしくおねがいします」だと、丁寧な結びの表現とはいえ機械的な印象を与えてしまいかねません。
ここでは、英文メールで使える多様な締めの言葉をご紹介します。是非使いこなして印象アップを狙いましょう!
文末で感謝の気持ちを表す「Thank you」
Thank you
ビジネスシーンでは、プロフェッショナルな話をする中でも相手に感謝の気持ちを伝える場面は多くあります。良好な関係を築く上で、ありがとうの気持ちを伝えることは必要不可欠ですよね。
「Thank you」は、ほとんどの人が知っている一般的な感謝の言葉です。お礼のメールでは、感謝の表現から文章を始めることも多いでしょう。
そんな「Thank you」を結びの言葉にすることで、感謝の気持ちを強調してみるのも良いかもしれません。さらに、以下のように感謝の内容を一言付け加えると丁寧さもアップします。
Thank you for your consideration.
お気遣いありがとうございます。
Thank you for your cooperation.
ご協力ありがとうございます。
署名の前に更に「Sincerely」や「Best Regards」を加えることで丁寧さをアップさせることはできますが、形式的になりすぎないようにメールを結びたいという場合は、このように感謝の言葉で締めるのがおすすめです。
Thank you in advance
「前もってお礼をする」という意味の「Thank you in advance」は、ビジネスメールの中で相手に仕事の依頼をしているときなどに便利な表現です。メールの文末で感謝の気持ちを伝えつつ、お願い事項に関する念押し効果も期待できます。
Thanks again/Thanks in advance
「Thanks again」や「Thanks in advance」など、略した英語が結びに使われることもしばしばあります。「Thanks」は「Thank you」に比べてかなりカジュアルに聞こえる話し言葉です。もちろん、感謝の気持ちを表す表現には変わりないので、気軽に話せる関係にある同僚や長年のビジネスパートナーなど、信頼関係のある相手には使うことができるでしょう。
誠意を伝える「I」
ビジネスメールは会社や組織間のやりとりであるため、個人的な用件や感情はメールの内容としてふさわしくない場合がほとんどです。しかし、セールスパーソンを例に挙げてみましょう。売りたい商品やサービスは会社全体のものですが、お客様と直接話すのはセールスパーソン本人であり、直接コミュニケーションを行う者同士の関係はとても重要です。
こういった場合、メールの最後に「I」を主語にした次のようなフレーズを添えることで、敬意や誠意、やる気を示すことができます。
I am looking forward to working with you.
一緒にお仕事ができるのを楽しみにしています。
I hope that we will come up with great ideas in the future.
今後、素晴らしいアイデアを共有できることを楽しみにしています。
メールの結びが長いと感じる場合には、改行した上で更に「Sincerely」や「Best Regards」と加えると、メール全体の構成がきれいにまとまりますよ。
相手の国の言葉で締める!
母国語や英語以外の言語でも、「こんにちは」「さようなら」「ありがとう」のような簡単な言葉なら、いくつか知っているものがありますよね。例えば、イタリア語のカジュアルな挨拶「Ciao」などはご存知の方が多いのではないでしょうか。
メールの締めだけでも相手にとって馴染み深い言葉を一つ入れてみることで、親近感が一気に沸くこともあります。
ビジネスメールでも、時には文末で雰囲気を変えてみるのも粋な計らいになるかもしれませんね。
英文メールと英文レターで最後の結びは変わる?
電子メールが流通している今でも、英文レターが必要となるシーンはあります。
英文レターは、盛り込むべき項目、レイアウトなどが明確に決まっており、そしてその必要項目の一つが、署名の直前に置く最後の締めの言葉です。
ところで、手紙の文末はどのように結んだらいいのでしょうか?ここでは、英文メールと英文レターの結びの言葉に違いがあるのかをみていきましょう。
英文レターの文末に添える結びの言葉は?
結論から言って、英文メールと英文レターの結びの言葉に違いはありません。
ただ、英文レターはフォーマルな手紙なので、締めの言葉も丁寧な表現を使いましょう。先程ご紹介した「Sincerely」や「Best Regards」を使用すればまず間違いありません。
英文レターの書き方については、以下の記事で詳しくご紹介しているので、是非ご覧ください。
英語ビジネスメールを実際に書いてみよう!
最後に、簡単な英文メールの例をフォーマルなものとカジュアルなものに分けてご紹介します。メールの中で結びがどの位置で使われているのか、実際に見てみてください。
ビジネスパートナーに向けたミーティング日時の確認メール
Dear Mr. Pinol,
I am writing to confirm our meeting for July 4th at 16:00CET. A same confirmation from your side would be appreciated. I will inform you as soon as we find a meeting space. Please let me know if you have any preference.
Sincerely, (締めの言葉)
John Smith
親しい同僚に向けたカジュアルな質問メール
Hello Kate,
I was wondering if you have the number I can call to reach the HR. Thanks. (締めの言葉)
Chris
英語ビジネスメールの結びの言葉まとめ
この記事では、英語のビジネスメールや英文レターの最後に使うことができる締めの言葉をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
どれも文末に付け加えるだけの短く単純なフレーズですが、あるとないとではメール全体の丁寧さや相手が受ける印象が大きく変わってきます。
もちろん、相手との人間関係が構築されていく過程で、使う言葉や話し方が変わってくることはあります。こちらが敬意を表すつもりで丁寧に書いていても、人によっては好まれないこともあるかもしれません。
こういった表現は、「必ずこれを使う!」と決めてしまうのではなく、相手がどのような人物で、どのようなコミュニケーションを好んでいるのかを探りながら、適切に使い分けてみてください!
最後に、英文メールや英文レターに関する記事をいくつか載せておきますので、締めの言葉以外にもご興味のある方は是非ご覧ください。
また、ビジネスで通用する英語力をもっと身につけたいという方は、プログリットの無料英語力診断に行ってみることをおすすめします。
英語力を上げるためには、まず現状の自分の課題を正しく知ることが大切です。
ご自身の英語における課題は何なのか、その課題を乗り越えるために必要なことは何なのかを知りたいという方は、是非一度無料英語力診断に行ってみてください!
日本語だと、メールや手紙の文末に「今後ともよろしくおねがいします」や「敬具」のような言葉を添えますよね。英語でもそのような結びの言葉はあるんでしょうか?