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ディクテーションとは?シャドーイングとの違いやおすすめアプリも紹介!

リスニング学習法として、ディクテーションというトレーニング方法を耳にしたことがある方は多いかと思いますが、ディクテーションとは一体どのようなトレーニングなのでしょうか?この記事では、おすすめの教材やアプリなども含め、「ディクテーションとは?」を徹底解説します。

もくじ

ディクテーションとは?

リスニング学習法として、ディクテーションというトレーニング方法を耳にしたことがある方は多いかと思いますが、ディクテーションとは一体どのようなトレーニングなのでしょうか?

ディクテーションとは、英語の音声を聞きながら、流れてくる英語を文字起こししていくトレーニングです。

トレーニングと言うと 、ディクテーションによってリスニング力が上がるような印象を受けますが、ディクテーションによってリスニング力が向上することはほとんどありません

では、ディクテーションは何のために行うのでしょうか?

ディクテーションを行う意味とは?

ディクテーションは聞こえた英語をノートに書き取っていくため、どの部分が聞こえていないのかを一目瞭然で知ることができます。聞き取りだけだと、多少聞き取れていない部分があっても何となく分かったような気になってしまいますが、書き取っていればミスが曖昧になることはありません。

そのため、ディクテーションは現状のリスニング力の目安を測るテストとして、定期的に行うことをおすすめします。

この記事では、そんなディクテーションについて、正しいやり方やおすすめの教材・アプリについてもご紹介していきます。

ディクテーションとシャドーイングの違いとは?

みなさんは、シャドーイングというトレーニングをご存知ですか?

ディクテーションとシャドーイングを混同してしまっている人をたまに見かけますが、この2つは全くの別物です。

シャドーイングとは?

シャドーイングとは、文字どおり、聞こえた音声を2、3語遅れて影のように追いかけて発声していくトレーニングです。

通訳養成所のトレーニング方法として使われることも多いこの学習方法は、難易度が高く、始めは苦戦する方が多いですが、その分得られる効果も絶大です。

シャドーイングがなぜ効果的なのかや、シャドーイングの具体的なやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。シャドーイングに興味のある方は是非ご覧ください。

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ディクテーションとは?①正しいやり方

ディクテーションのやり方は、ノートに書き取っていく方法が定番ですが、最近はパソコンやスマホでタイピングする方法もあります。どちらが合うかは人それぞれですが、今回は、ノートに書き取ることを前提としてやり方をご紹介していきます。

ディクテーションの教材選び

ディクテーションは、音声とスクリプトがあればどんなものでも教材になりますので、自分の英語力に合ったものを選ぶようにしましょう。

あまりに長いものだと書き取りが大変なので、30秒程度の音声をディクテーションすると丁度いいです。

TOEICの対策本やNHKの英語講座などは、音声がクリアに聞こえるので、ディクテーション教材に適しています。

ディクテーションのやり方

ディクテーションは、以下のステップで行っていきましょう。

①全体を通して音声を1~2回聞き、概要を理解する。

②1〜2文ごとに音声を一時停止し、ノートに書き取っていく。
(聞き取れたものの難しいと感じた場所などは、印をつけておくと後々復習しやすいのでベターです。また、聞き取れない箇所は、聞こえたままの音をカタカナでノートに書き残しておきましょう。後からスクリプトを確認する際、自分が最初に聞こえた音と照らし合わせることができます。)

③スクリプトと書き取ったノートを照らし合わせて、聞き取れなかった箇所を確認。
(聞き取れない箇所が多すぎる場合、教材のレベルが適していないので、変更しましょう。)

④聞き取れなかった箇所は、なぜ聞き取れなかったのかを明確にする。
(聞き取れない原因と対処法については後ほどご紹介します。)

レベルチェックとして、1ヶ月に1回程度のペースで行えるといいですね。

ディクテーションとは?②聞き取れない原因と対策

ディクテーションで聞き取れない箇所があった際は、なぜ聞き取れなかったのかを明確にし、対策を講じましょう。

ここでは、聞き取れない原因と対策を5つご紹介していきます。

原因と対策①聞こえた音と知っている音を結びつけるスピードが遅い

リスニングでは、聞こえてきた音を瞬時に自分が知っている音と結びつけてどの単語の音なのかを判断しなければなりません。聞き取れていない方は、このスピードが遅い可能性が高いです。

このスピードを早くするために効果的なのは、先程もご紹介したシャドーイングです。

シャドーイングとは、スクリプトを見ることなく、流れてくる英語の音声を2、3語遅れてそっくりそのまま影のように復唱していくトレーニングであるとご説明しました。この2、3語遅れてすぐに発声するトレーニングを繰り返すことで、聞こえてきた音の情報を瞬時に自分が知っている音と結びつける力を鍛えることができます。

原因と対策②音の変化を聞き取ることができない

音の変化を聞き取れていないことも、原因として考えられます。

音の変化とは、ネイティブスピーカーが自然な速度で話すときに起こる発声音の変化のことを言い、具体的には、単語同士が繋がったり(リンキング)、文末の「p,b,k,g,t,d,」の音が消えたり(リダクション)することを指します。

この音の変化の存在を知らないと、自分の知っている単語であるにも関わらず、聞き取れないということが発生します。

音の変化があるということを知っておくだけでも大きな一歩ですが、音の変化に対応できるようにならなければ意味がありませんよね。

音の変化に慣れるために最も効果的な勉強法は、またまた登場、シャドーイングです。

シャドーイングでは、音声をそっくりそのまま真似して発音していくため、もちろん、英語の音の変化も自分で捉えて発声していくことになります。この練習を繰り返すことで、音の変化に慣れ、聞き取れるようになっていきます。

原因と対策③英語の文構造に慣れていない

英語と日本語では語順が全く異なりますよね。そのため、英語の語順がしっかり身についていないと、次にどういう品詞がくるのかさえも推測することができず、聞き取りの難易度がかなり高くなります。

ディクテーションは音を聞き取れているかを確認するためのものなので、意味を理解する必要はありませんが、とは言え文構造は理解していないと音の聞き取りが難しくなります。

原因と対策④単語・文法の知識が不足している

そもそも単語や文法の知識が不足している場合、当然ながら英語を聞き取ることはできません。

特に英語初級者の方にありがちな原因ですが、こういった方はまず単語や文法の英語の知識を増やすようにしましょう。

下記記事で英単語の効率的な覚え方について解説しているので、覚えるのが苦手だという方は是非ご覧ください。

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英単語を覚える際には、必ず発音と一緒に覚えるようにしてください。

英語には綴りと発音が異なる単語が多く存在します。例えば、日本語でもよく使う「キャリア」の綴りは「career(kəríə(r))」ですが、発音は「カリア」です。「カリア」と聞こえた時「career」と結びつけることができなければ、リスニングでは意味がありません。

原因と対策⑤様々な英語のアクセントに慣れていない

日本人はアメリカ英語になじみのある方が多いと思いますが、英語を母国語または公用語としている国は他にもたくさんあります。

国が違えば発音も変わってくるのは何となく予想が付きますよね。

アメリカ英語しか聞いたことがない方は、違う国のアクセントで話された時に何を言っているのか聞き取りが難しくなります。

自分が何のために英語を学習しているのかにもよりますが、イギリスへの留学が目的なのであればイギリス英語、オーストラリアへの出張が控えているのならオーストラリア英語の発音に慣れておくことをおすすめします。

中でも、イギリス英語の発音特徴について紹介した記事を載せておくので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

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ディクテーションとは?③おすすめの教材3選

先程もご紹介した通り、ディクテーションは、音声とスクリプトがあればどんなものでも教材になります。しかし、本格的にディクテーションに取り組みたい方向けに、ここではディクテーションに特化した教材を3つご紹介します。
 

おすすめ教材①『ゼロからスタートディクテーション』

こちらは初級者向けの教材で、前半は穴埋め問題、後半は長めのディクテーション問題になっています。短文から会話、ニュースなど、さまざまな題材が収録されています。

ゼロからスタートディクテーション

参考価格:1540円

おすすめ教材②『究極の英語ディクテーション Vol. 1』

こちらは中級者向けです。カタカナ語に慣れた耳を英語耳に変換し、リスニングに必要な文法を徹底攻略していきます。

CD付 究極の英語ディクテーション Vol. 1

参考価格: 2,052円

ディクテーションとは?④おすすめのアプリ2選

机に向かってノートに書き取るような時間がない方におすすめなのが、スマホのアプリを使ったディクテーションです。アプリを使えば、通勤・通学の電車の中や日常生活の隙間時間などで、気軽にディクテーションすることができます。まずはいくつかダウンロードして、自分に合ったアプリを選んでみてください。

おすすめアプリ①『ディクトレ』

こちらは、リスニング力の向上に重点を置いたウェブサービス「英語リスニング無料学習館」のアプリバージョンで、ディクテーションを使った英語学習を無料で行うことができます。


ループ再生機能もあるので、しっかりと聞き込むことができます。

ディクトレ-ディクテーションを取り入れた英語リスニング学習-

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おすすめアプリ②『TEDICT』

こちらは、「TED Talks」のプレゼンテーション動画を使ってディクテーションができるアプリです。動画は、英語と日本語の字幕付で見られることはもちろん、ディクテーション機能を使えば、1文ごとにディクテーションすることができます。

一部の機能が使えない無料版のLITEと、有料版(360円)があります。

TEDICT LITE

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ディクテーションとは?まとめ

この記事では、ディクテーションの正しいやり方やおすすめの教材・アプリについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

英語学習は長く険しい道程です。成長を感じることがなければ、継続は難しいでしょう。

日々のリスニングトレーニングに加えて、ディクテーションを使ったレベルチェックを定期的に行うことで、是非自分の成長進捗を確認しながら学習を続けていってください。

また、これはリスニングに限ったことではありませんが、英語力を上達させるためには、まず自分の現状のレベルを知り、課題を明確にすることが大切です。自分の課題は何なのか、その課題を解決するためには何が必要なのかを知りたいという方は、是非一度プログリットの無料英語力診断に行ってみてはいかがでしょうか?

プログリットでは、英語学習のプロフェッショナルによる無料カウンセリングを随時受け付けています。

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Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてプログリットのカリキュラム開発を行う。

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