TOEICの点数で見る、あなたの英語レベルとは?スコアランク別に解説!

TOEICの点数で見る、あなたの英語レベルとは?スコアランク別に解説!

TOEIC受験者にとって点数は最も気になるところですが、スコアを見てもいまいち自分の英語レベルが分からないと感じることはありませんか?この記事では、TOEICの点数から、試験でのパフォーマンスや実際のコミュニケーションレベルの目安を定義し、解説していきます。

岡田さん

岡田さん

TOEICのテストを受けてからもう3週間か。そろそろ成績をWeb上で閲覧できる頃だな。

ミランダ

ミランダ

もう結果は出てるんじゃない?見てみましょうよ!

岡田さん

岡田さん

結果が確認できるようになっていました。、、、870点!!前回より100点もアップしてます!!

ミランダ

ミランダ

すごいじゃない!おめでとう!

岡田さん

岡田さん

ありがとうございます!でも、870点って実際どのくらいの英語レベルなんでしょうか?TOEICの試験においては高得点な気がするけど、ビジネスシーンなどではどう評価されるんでしょうか?

ミランダ

ミランダ

TOEIC Listening&Readingテストはスピーキングのセクションがないから、コミュニケーションレベルを評価するのは難しいけど、いくつかの基準を元にレベルの目安を出すことはできるわよ。

岡田さん

岡田さん

なるほど!870点がどれくらいのレベルなのか、ビジネスシーンにおいてどう評価されるのか、気になります!

ミランダ

ミランダ

それじゃあ今日は、TOEICの点数ランクごとに、英語レベルがどのくらいに値するのか教えてあげるわ!

TOEICの点数から自分の英語レベルを知ろう!

テスト
Photo bytjevans

就職のため、転職のため、昇進のため、TOEICを受験する理由は人それぞれですが、結果を見た時みなさんはどのように感じたでしょうか?

「600点、平均くらいかな」「800点、まあまあ良いな」

色々と思うことはあるでしょう。

しかし、TOEICスコアの基準の中で良い悪いを判断することはできても、実際自分がどれくらいの英語レベルなのか、ビジネスシーンで通用する基準はどれくらいなのか、いまいち分かりませんよね。

TOEICの点数を見て一喜一憂するのも良いですが、せっかく受けたTOEICをもっと有意義なものにしたいのであれば、スコアから自分の英語力の現在地を知り、次にやることを明確にするべきでしょう。

この記事では、試験でのパフォーマンスの目安・実際のコミュニケーションレベルの目安・更なるスコアアップのために取り組むべきことを、TOEICの点数ランクごとにご紹介していきます。
 

ご存知の通り、TOEIC Listening&Readingテストにはスピーキング力を測るセクションがないため、その点数からコミュニケーションにおけるレベル目安を評価するのは難しいのですが、この記事では、「TOEIC®Program各テストスコアとCEFR(※1)との対照表」を元にランク付けを行っています。また、各ランクごとの英語レベルは、IIBC(※2)のサイト上で公開されている「Score Descriptor Table(レベル別評価の一覧表)」「PROFICIENCY SCALE(TOEIC®スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表)」(※2)なども参考に定義しています。

※1) CEFRとは、ヨーロッパ全体で外国語学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドラインのことです(ヨーロッパ言語共通参照枠)。
※2) IIBCとは、TOEICを運営している団体、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会の略称です。

TOEICとCEFRの対照表出典: https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/toeic_cefr.html

(TOEIC®Program各テストスコアとCEFRとの対照表)

TOEICの点数に関する諸知識

本を読む少年
Photo byFree-Photos

スコアランクごとの詳細を見る前に、まずはTOEICの採点方法や、スコア分布などの各種データを確認しておきましょう。

採点方法

TOEIC Listening & Readingテストは、Listening5~495点、Reading5~495点、最終的な成績は10点〜990点の5点刻みで表示されます。

Listening、Readingそれぞれ100問の択一式からなるので、各問約5点と考えて差し支えありません。ただし、TOEICでは素点がそのまま最終得点になるわけではありません。各試験の難易度の偏りによってスコアが上下しないよう、毎回統計処理が行われ、得点の調整がなされています。

そのため、自分の実力に変化がない限り評価が一定に保たれるのが、TOEICスコアの特徴です。

点数分布・各種データ

IIBCが発表している「平均スコア・スコア分布 詳細 (第242回)」を元に、スコア分布や各種データについてまとめてみました。

スコア分布

スコア分布図

こちらの分布図から、TOEICの取得スコアは400~600点周辺に集中していることが分かります。また、山より左側(低得点)の人数に比べて、右側(高得点)の人数の方が多くなっています。

5割以上獲得している受験者は全体の65%程度、9割以上獲得している受験者は全体の3.5%程度となっています。

最高・最低・平均スコア

最高スコア・最低スコア・平均スコアについてもまとめておきましょう。

  Listening Reading Total
最高スコア 495 495 990
最低スコア 5 5 10
平均スコア 321.9 259.6 581.5
受験者数:97,424人

TOEIC点数ランク①スコア120~220(CEFR A1)

鉄棒の初心者
Photo byMatanVizel

それではここからは、点数ランクごとに英語レベルの目安や今後やるべき学習について詳しくみていきましょう。

まずは、スコア120~220からです。

試験でのパフォーマンスの目安

スコアが120~220点の人は、TOEICの試験の中で自信をもって解けたと言える問題がほとんどないレベルと言えるでしょう。

Listeningについては、文章中で数値や記号のような目立つ語句が明言されているような場合のみ、それを聞き取ることができる段階です。その他の通常の会話や論理展開については追随できていない、というのが英語力の目安です。

Readingについては、参考書等に登場した文法事項がそのまま出題されている場合のみ正解でき、その他の問題はおおよそランダムに回答しているという段階です。

また、問題を解くスピードが遅く、まともに解いた場合後半のパラグラフの読解には到達できないでしょう。

コミュニケーションレベルの目安

よく使われる日常的表現や基本的な言い回し程度であれば、理解し用いることができますが、断片的に単語を並べる程度で、実質的な意思疎通の役には立ちません。相手がゆっくりはっきりと話して、なおかつ助けが得られるならば簡単なやり取りをすることができますが、コミュニケーションが成立しているとは言えないレベルです。

ビジネスの場面においては、まだ評価の対象になりません。

スコア120~220の人が取り組むべきこと

スコア120~220の方は、語彙や文法に関する知識が圧倒的に足りていない状態です。

リスニングやリーディングのトレーニングをいきなり始めても歯が立たない可能性が高いので、まずは単語と簡単な文法の学習から始めましょう。

文法は、いきなり問題を解くのではなく、5文型など中学レベルの基礎的な文法の復習から取り組むことをおすすめします。基礎がない状態で演習に取り組むと、解説を理解するのに時間がかかり非効率です。

単語に関しては、以下の記事で効率的な暗記方法について詳しく解説しているので、是非参考になさってください。

TOEIC点数ランク②スコア225~545(CEFR A2)

英語学習が本当の意味でスタート
Photo byFree-Photos

次は、スコア225~545です。

試験でのパフォーマンスの目安

スコア225~545の方は、自信をもって回答できる問題が一部生じている段階です。

Listeningでは、序盤の短い問題で内容が理解できるものがあります。

Readingでは、最初の空欄補充で自信をもって正解できる問題がいくつか出てきている段階です。シンプルな一文を単独で理解することはできますが、長文のように文脈の把握が必要になると理解できなくなるというのが目安です。

細かなスケールではあるものの、英語を「文」として理解できるようになってきており、こういった意味で英語学習のスタートラインに立ったと言えるでしょう。

コミュニケーションレベルの目安

基本的な個人情報や家族情報、買い物、仕事など、自分と直接的関係がある領域に関しては、シンプルな表現を使って最低限のコミュニケーションを取ることができるレベルです。

語彙・文法・構文ともに不十分なところは多いですが、相手がノンネイティブに特別な配慮をしてくれて、ゆっくり話してもらうか、繰り返しや言い換えをしてもらえば、簡単な会話は可能です。

ただ、ビジネスの場においては、議論や会話に参加はできずまだ活躍の機会はありません。英語力を示す基準としてスコアを提出しても、評価される段階ではありません。

スコア225~545の人が取り組むべきこと

スコア225~545の人は、単語や基礎文法の学習に加えて、オーバーラッピングやスラッシュリーディングのトレーニングを加えてみましょう。

オーバーラッピングとは、スクリプトを見ながら音声と全く同じタイミングで発声していくトレーニングのことです。単語自体の発音に加え、英文の抑揚、強弱などのイントネーションにも慣れることができ、英語を聞き取りやすくなります。

スラッシュリーディングとは、英文を前からスラッシュを入れながら読解していく読み方のことです。例えば以下の文を見てみてください。

I will never forget/the time/when we first met.
私は忘れないでしょう/その時を/私達が初めて会った


このように、適切な場所にスラッシュを入れながら前から順々に訳していきます。スラッシュリーディングによって、英語をかたまりで捉える力を身につけることができるため、意味を理解しやすくなります。

スラッシュリーディングについては、下記記事で詳しく解説しています。

TOEIC点数ランク③スコア550~780(CEFR B1)

次は、分布的に数が多いスコア550~780です。

試験でのパフォーマンスの目安

550~780点得点できている方は、会話やメールなどの複数の英文をまとまりとして理解できるようになっています。この基準に達していれば、Listening、Readingのいずれも序盤の問題は難なく解けるでしょう。

Listeningでは、特に語彙が難しくない場合や情報の繰り返しがある場合には、内容を理解することができます。一方で、テーマ・状況が複雑になってくると難しいと感じるでしょう。

Readingでは、中級レベルの語彙や規則に基づいた文法を理解することができます。長文においては、文章の限られた範囲内では情報を関連付けることができるものの、広い範囲に渡る文章を関連付けることはできません。

コミュニケーションレベルの目安

身近な話題や個人的に関心のある話題について、主要部分は理解することができ、簡単な文章を作ることができます。基本的な文法・構文・語彙を備えており、日常生活の限定された範囲内では業務上のコミュニケーションを取ることが可能です。

通常会話であれば、要点を理解し応答にも支障はないですが、複雑な場面における的確な対応や意思疎通はまだまだ難しいです。

ビジネスにおいては、手元にある資料の内容の把握などは可能になってきます。会話・議論をスムーズに行うのは難しいものの、話を真剣に聞いた後に質問をしたり、簡単に感想を言ったりできるレベルに達しています。

企業にもよりますが、就職試験の履歴書などにおいては、TOEIC600点あたりから評価の対象になることがあります。

スコア550~780の人が取り組むべきこと

スコア550~780の方は、実践的な文法トレーニングや、読解スピードを上げるための音読トレーニング、シャドーイングなどに取り組みましょう。

このレベルの方は、基本的な文法事項は頭に入っているはずです。あとは、何問も問題を解く中で、イレギュラーな問題や難問に挑戦し、どんどんレベルアップしていきましょう。

読解スピードを上げるためには、音読がおすすめです。音読しながら読むと、当然ながら前からしか読むことができないため、強制的に返り読みを防ぐことができます。英語を英語の語順のまま前から理解する力をつけることができると、読解スピードは上がります。

シャドーイングは、言わずと知れたリスニングのトレーニング方法ですが、このレベルの方はTOEICの音源を使ってシャドーイングトレーニングすると良いでしょう。シャドーイングについては、以下の記事で詳しく解説していますので、是非ご覧ください。

また、このレベルの方は、模試で実践練習を積むことも大切です。実際のテスト形式に慣れて上手に時間配分できるようになっておくことは、スコアアップに欠かせません。

TOEIC点数ランク④スコア785~940(CEFR B2)

会話している外国人
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それでは、スコア785~940についてもみていきましょう。

試験でのパフォーマンスの目安

785~940点得点できている方は、内容が多く複雑である会話・文章でも、おおよその内容を理解することができます。この基準に達している方は、Listening、Readingで出題される全ての問題に着手でき、平易な問題は全て正解できます。

Listeningでは、30秒以上の長めの会話・アナウンスについても、その最大の要点を理解し正解することができます。

Readingでは、知識・経験のある分野における長めの文章を理解することができます。初見の話題であっても、難解な文章でなければ細部まで理解することができるでしょう。

コミュニケーションレベルの目安

複雑な文章でも主要な内容は理解できるようになっており、幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができます。

通常の会話は理解でき、業務上も大きな支障はありません。正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もありますが、意思疎通を妨げるほどではありません。

ビジネスシーンにおいては、英語力が評価され、海外部署への異動や海外支社への駐在などを任される機会もあるでしょう。駐在員を選ぶ際の英語レベルの目安として、TOEIC900点を基準としている企業も多いようです。

スコア785~940の人が取り組むべきこと

スコア785~940の方は、より難しい課題を使ったシャドーイングや速読のトレーニングで、更なるスコアアップを狙いましょう!

速読は、文字通り速く読めるようになるトレーニングです。先程の音読トレーニング同様、音読を繰り返すことで英語を英語の語順のまま理解できるようになることを目的としたトレーニングですが、速読では、よりスピードを意識するために、音読の前後で読了時間を測ります。読了時間を記録することで、常に読解スピードを意識することができます。

また、模試をたくさん解くことで自分の苦手なパートを見つけ出し、ピンポイントに対策を講じていきましょう。

シャドーイングについては先程ご紹介した記事をご覧ください。

TOEIC点数ランク⑤スコア945~990(CEFR C1)

最後に、スコア945~990です。

試験でのパフォーマンスの目安

945~990点得点できている方は、TOEICで出題される程度の英語について、細部まで理解することができます。この基準を満たす方は、全ての問題に取り組み、かつ内容を十分に理解できます。

Listeningでは、どういう話題の会話・議論・アナウンスであっても、その要旨を把握することができます。しかし、普段使用しない文法や語彙が出てきた場合のみ、理解できないことがあります。

Readingでは、どの問題もテーマや登場人物を把握でき、内容を理解することができます。しかし、複雑な表現があった場合や難解な語彙が出てきた場合のみ、理解できないことがあります。

コミュニケーションレベルの目安

日常生活のみならず、学問上や職業上でも、英語を流暢に、また自然に用いることができ、複雑な話題についても対応が可能です。

この基準を満たしている方は、ネイティブスピーカーの域には一歩隔たりがあるとは言え、語彙・文法・構文のいずれも正確に把握し、使いこなす力を持っています。ノンネイティブとして十分なコミュニケーションができるでしょう。

ビジネスシーンにおいては、安心して海外企業や外国人との仕事を任せられると評価されるレベルです。

スコア945~990の人が取り組むべきこと

このスコアランクの方は、TOEICの勉強はもう十分であると言えます。

何が目標なのかにもよりますが、ビジネスシーンなどでの実用的な英語力の習得を目指すのであれば、スピーキングのトレーニングに比重を置いてみましょう。オンライン英会話などでアウトプットの場を設け、インプット学習とアウトプット学習を程よいバランスで行うと、効率的です。

スピーキングのトレーニングについては、以下の記事を参考になさってみてください。

現状の英語レベルを正しく把握して、対策しよう!

英語でのビジネスに成功
Photo byrawpixel

この記事では、TOEICの点数ランクから、試験でのパフォーマンスの目安・実際のコミュニケーションレベルの目安・更なるスコアアップのために取り組むべきことをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

自分の現在地や、今後の学習について、何となくイメージできたのではないでしょうか?

TOEICの学習に限りませんが、英語力を伸ばすためには、まず現状の自分の実力を知り課題を明確にすることが大切です。

自分の課題は何なのか、その課題を乗り越えるために必要なことは何なのかをもっと詳しく知りたいという方は、是非プログリットの無料英語力診断に行ってみてください。

今回はざっくりと5つのランクに分けてそのレベルをご紹介してきましたが、より細かい分析をした上で対策を講じることで、効率的にスコアアップすることができますよ!

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