
岡田さん

ミランダ
それは大変でしたね。一体何の椅子を洗ったんですか?

岡田さん
椅子、、、??僕が洗ったのは、椅子ではなくシーツなんですが…。

ミランダ
岡田さんが言っていたのは、「seats(椅子)」ではなくて、「sheets(シーツ)」だったんですね。ごめんなさい、発音がちょっと紛らわしくって、うまく聞き取れなかったわ。

岡田さん
うまく発音しているつもりなんですが、僕の発音ではまだまだネイティブには伝わらないのですね。

ミランダ
大丈夫よ、発音は訓練次第で絶対に上達するから。岡田さんのために発音矯正について説明してあげるわ!
コンテンツ [表示]
- 1英語が伝わらない!英語の発音に悩むあなたへ
- 2英語の発音を矯正するには
- 2.1独学で発音矯正する方法①発音記号を理解する
- 2.2独学で発音矯正する方法②口の動きや舌の位置を意識する
- 2.3独学で発音矯正する方法③リエゾンやリダクションなど「音の変化」について知る
- 2.4独学で発音矯正する方法④シャドーイングを繰り返す
- 3英語の発音矯正におすすめの方法①発音矯正専門のスクールに通う
- 3.1おすすめの発音矯正スクール①「ザ・ジングルズ」
- 3.2おすすめの発音矯正スクール②「ハミングバード」
- 4英語の発音矯正におすすめの方法②アプリを使って独学する
- 4.1発音矯正におすすめのアプリ①「UDA式30音 トレーニング」
- 4.2発音矯正におすすめのアプリ②「発音図鑑」
- 4.3発音矯正におすすめアプリ③「ELSA Speak」
- 4.4発音矯正におすすめアプリ④「スタディサプリENGLISH」
- 5イギリス英語の発音を習得したいなら?
- 5.1イギリス英語の発音を身につける方法①イギリス英語の教材を使用する
- 5.2イギリス英語の発音を身につける方法②イギリス英語の動画をシャドーイングする
- 6英語の発音矯正についてのまとめ
英語が伝わらない!英語の発音に悩むあなたへ
「文法も単語も間違っていないはずなのに、なぜか相手に理解してもらえない、、、。」英語を話していて、このような経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。その原因は一体何なのでしょうか?
実は、多くの日本人は、文法的知識や単語を十分身につけていても、発音がうまくできないために伝わりずらい英語を話しているのです。
つまり、「伝わる英語」を話すためには「発音を学ぶ」ことが、文法や単語を学ぶのと同じくらい大切なのです。
「世界には色々な英語があるんだから、最終的に伝わることが大事。発音はそんなに必要がない。」という意見もよく耳にします。確かに、言語の最終目的は「意図が伝わること」ですので、その意見も一理あります。
しかし、正しい発音を身につけることで、コミュニケーションがよりスムーズになるのは間違いないでしょう。
この記事では、発音矯正の必要性やおすすめの勉強方法についてご紹介していきますので、是非ご参考になさって下さい。
英語の発音を矯正するには
これまでの日本の学校教育では、発音をあまり重要視してきませんでした。
発音記号について学校で学ぶこともありませんし、教える先生も発音に特化した教授法は学んでいないため、ネイティブにも伝わりやすい発音ができる先生は限られていました。
更に、日本人の中には「上手に発音する=やる気があってかっこ悪い」というような風潮があり、そのことも生徒がネイティブらしく発音することを妨げてきたように思います。
このように、発音を学ぶ環境が整っていない状態では、発音を上達させることは難しいでしょう。
では、学校で学べなかった英語の発音を、大人になってから矯正するにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、独学でもできる発音矯正の方法についてご紹介していきす。
独学で発音矯正する方法①発音記号を理解する
独学で発音矯正する近道の一つは、発音記号を学習しておくことです。
発音記号をマスターすれば、単語帳を見るだけである程度どのように発音すればよいかがわかるようになります。
英語の母音や子音は日本語に比べると数が多いので、覚えるのが大変そうに見えますが、覚えてしまえばそんなに難しくはありません。発音記号については、専門書もいくつかでていますし、Youtubeなどの動画で説明しているものを見て、独学することもできます。
また、後でお伝えしますが、スマホアプリで発音記号を学習することもできます。発音記号を独学で練習すると「本当に正しい発音かどうかわからない」という悩みも、アプリのチェック機能などを利用することで解消できます。
発音記号を覚え、ネイティブに近い発音で読めるようにしましょう。
以下の記事では、より詳しく発音記号の読み方をご紹介していますので、是非参考にして下さい。
独学で発音矯正する方法②口の動きや舌の位置を意識する
日本語と英語は、そもそも口や口周りの筋肉の使い方が異なります。例えば、日本語は、口周りの筋肉をあまり使わず発音できますが、英語は口の周りをかなり使います。
また、日本語と英語では舌の位置も異なります。例えば英語の「th」は舌を前歯と下の歯で挟むようにして、舌と前歯の間から空気を流して音を作りますが、日本語にはそのような舌の使い方をする音がありません。
このように日本語と英語では口の動きや舌の位置が異なりますので、英語の口の動きや舌の位置を意識することで、今よりも英語らしい発音をすることができるようになります。
以下の記事で口の動きや舌の位置について詳しくご紹介していますので、一度ご確認下さい。
独学で発音矯正する方法③リエゾンやリダクションなど「音の変化」について知る
リエゾンやリダクションという言葉はご存知でしょうか。
例えば「my name is」という言葉を発音する際、「mai neimis」の様に、name とisがくっついて一つの単語のように発音されます。このように、語と語が結合されて発音することを「リエゾン」といいます。
リダクションは、スペリング上では存在しているのに、発音されなくなったり、弱い音で発音される言葉のことを指します。
例えば、「black and white」という言葉を発音しようとすると、and のdの音は発音されず、「ən」と、発音されます。このように、本来あったはずの音が発音されなくなることを、リダクションといいます。
このような音の変化については、以下の記事に詳しく書かれていますので、是非ご覧ください。
独学で発音矯正する方法④シャドーイングを繰り返す
発音を矯正したいと思ったときに、手軽に家でもできる独学の方法としてシャドーイングがあります。
シャドーイングとは、聞こえてくる音を同じ発音・スピードで影(shadow)のように2〜3語遅れて繰り返して発声していく練習方法です。元々通訳の方の英語の練習方法として有名でしたが、スピーキング力だけではなく、リスニングに非常に効果的であることから、今では通訳以外の英語学習者でもシャドーイングを取り入れるようになってきています。
発音を意識しながらシャドーイングを行うことにより、スピーキング力やリスニング力の向上に加えて英語の正しい発音方法やイントネーション・リズムも身につけることができます。
以下の記事でシャドーイングの詳しいやり方についてご紹介しています。シャャドーイングを学習に取り入れたい方は必見です。
英語の発音矯正におすすめの方法①発音矯正専門のスクールに通う
英会話スクールの中には、発音矯正に特化したコースを用意している学校がいくつかあります。
ネイティブの先生から直接発音を教えてもらえるのは、スクールに通う何よりのメリットですよね。
ここでは、発音矯正におすすめの英会話スクールを2つご紹介します。どちらのスクールもよく練られた学習方法を取り入れていますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめの発音矯正スクール①「ザ・ジングルズ」
「ザ・ジングルズ」は、発音矯正に特化した学校です。「科学的に開発された英語筋肉発達システム」を重視し、短期間でネイティブの様な発音ができるようになることを目的としています。
細かなレベル分けに応じた練習方法があり、毎日5分ずつ自分で練習することを重視しています。
口の動かし方や筋肉をどう使うかは、独学ではなかなか体得できない点ですので、先生に直接指導してもらえるのはとてもありがたいですね。
用意されているコースも、忙しい方に向けたコースから、イギリス英語を学びたい方に向けたコースなど様々なものが用意されているので、自分のライフスタイルや目的に合ったコースを受講することができます。
ネイティブのように話せるようになりたい、本気で発音を矯正したいという方には大変おおすすめです。スクールは東京にしかありませんが、東京以外にお住まいの方はオンラインコースを受講することができます。
おすすめの発音矯正スクール②「ハミングバード」
「ハミングバード」は、日本語話者の口の使い方や口の筋肉の動きを研究して開発した独自の発音矯正カリキュラムが特徴の発音専門スクールです。
「ハミングバード」では、レッスンを録音し、録音したものをチェックすることで自分の弱点を認識し、その弱点を矯正していく方法が取られます。録音した音声は24時間いつでも聴けるようにデータ化されますので、非常に便利です。
また、講師だけでなく、専門カウンセラーからのアドバイスを受けることができますので、安心して学習を進めていくことができます。
英語の発音矯正におすすめの方法②アプリを使って独学する
英会話スクールで講師から直接発音を学ぶことはとても魅力的ですが、地方に住んでいたり、なかなか時間が確保できないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方にはアプリを使った学習をおすすめします。ここでは、発音矯正に特化したアプリを4つご紹介します。
発音矯正におすすめのアプリ①「UDA式30音 トレーニング」
このアプリは、日本人の発音できない子音23個、母音7個、計30個の発音を学ぶことができるアプリです。
解説には図や映像がついており、きちんと習得できたかどうかを確認する「聞き分けクイズ」もあります。実際ににきちんと聞き分けられているか確認できるというところが、このアプリの大変便利な点です。是非活用してみて下さい。
【iOS対応】
発音矯正におすすめのアプリ②「発音図鑑」
こちらのアプリは、母音や真の発音方法を3Dで動画で見ることができます。
舌の使い方や口の中の動きを文で説明されても、なかなかイメージしづらいことってありますよね。発音できない音だからこそ、動画で詳しく解説してもらえるのはありがたいですね。
【iOS対応】
発音矯正におすすめアプリ③「ELSA Speak」
「ELSA Speak」は、Android対応の発音に特化した練習ができるアプリです。
このアプリの優れた点は、ユーザーの発音の傾向を分析して、それを元に個々にあった独自のレッスンプランを作成してくれる点です。苦手な発音を集中して学ぶことができるので、忙しい毎日の中で英語学習する方にはぴったりです。
また、興味のあるトピックを選んで練習もできますので、モチベーション維持にもつながります。
無料で使える範囲も広いので、まずは無料で試してみた後に、ご自分にあったコースを選ぶと良いでしょう。
【Android/iOS対応】
発音矯正におすすめアプリ④「スタディサプリENGLISH」
このアプリでは、実際にストーリーに出てくる登場人物になって、指示された発音を読みます。その上であなたの発音に対し、アプリが判断して細かなフィードバックをくれます。
発音に対するフィードバックが的確でわかりやすい上に、リスニングや文法など、英語学習を全般的に網羅することができる、優れもののアプリです。
発音の練習をしながら語彙も増やしていきたい方におすすめです。
【Android/iOS対応】
イギリス英語の発音を習得したいなら?
英語圏とはいっても、アメリカ英語ではなくイギリス英語を学びたいという方も中にはいらっしゃることと思います。
ここではイギリス英語の発音を身につける方法についてご紹介します。
イギリス英語の発音を身につける方法①イギリス英語の教材を使用する
イギリス英語を学びたい方は、イギリス英語の教材を使用することをおすすめします。いくつかイギリス英語の発音を独学する際に役立つサイトや本などをご紹介していきます。
おすすめのイギリス英語教材①「BBC Learning English」
「BBC Learning English」は、イギリスの国営放送BBCが運営しているニュースサイトです。
ニュースを元にした動画だけではなく、イギリス英語特有のイディオムの紹介や、普段疑問に思うような英語の用法に関する説明など、コンテンツが盛りだくさんで、無料とは思えないボリュームです。
また、「6minutes English」というコーナーは、スクリプト付きでリスニングができる教材で、シャドーイングにも活用できます。
アプリもありますので、手軽に活用できるところもおすすめポイントです。
おすすめのイギリス英語教材②「イギリス英語発音教本」
この「イギリス英語発音教本」は、プロの音声英語学者の小川直樹先生が監修された本で、イギリス英語の発音に特化しています。
母音を正しく発音するところから始まり、徹底的に基礎を固めるように練られた良書です。一冊を終える頃には、イギリス英語の発音に関する体系的な知識が身につくことでしょう。
イギリス英語の発音を身につける方法②イギリス英語の動画をシャドーイングする
イギリス英語の教材でシャドーイングすることは、イギリス英語の発音を身につける上でとても効果的です。
自分の興味のある分野や映画などをシャドーイング教材として扱ってみましょう。
「好きこそものの上手なれ」ではないですが、好きなもの・興味のあるものでシャドーイングを行うことは、英語力アップだけではなく、自分のモチベーションの持続という面から見ても効果が大きいです。ぜひ、お気に入りの教材を見つけて取り組んでみてください。
英語の発音矯正についてのまとめ
この記事では、発音矯正の必要性から学習方法、そしておすすめの発音矯正スクールやおすすめ教材などについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか。
たくさんの方法がありますが、大切なことは発音記号やシャドーイングなど、一つ一つを丁寧に学んでいくことです。発音は一朝一夕でよくなるわけではありませんが、続けていくことで、必ず上達していきます。あきらめずに取り組んでみましょう。
ところで、英語が喋れるようになるには発音も大切ですが、ご自分の課題を見つけてそこを集中的に学習していくことも大切です。ご自分の英語力の課題がどこにあるか知りたいという方は、是非一度プログリットで無料の英語力診断を受けてみてはいかがでしょうか?
英語力を上げる1番の近道は、まず現状の自分の課題を正しく知り、その課題にピンポイントに対策をしていくことです。ご自身の英語における課題は何なのか、その課題を乗り越えるために必要なことは何なのかを知りたいという方は、プログリットのカウンセリングに行ってみることをおすすめします。
I was very busy yesterday because I washed my sheets.