
岡田さん

ミランダ
GTECは、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4技能のパートがあるわよ。問題タイプによって出題される問題は異なるから、受験するテストタイプによって対策のコツを掴んでおく必要があるわね。

岡田さん
なるほど!確か私は、GTEC Businessを受験するよう言われました!

ミランダ
なるほどね!良い機会だから今日は、中高生向けGTECと、社会人・大学生向けGTECの問題構成や問題例について教えてあげるわ。GTEC対策のコツやおすすめの問題集・参考書についても解説するから是非参考にしてね!
コンテンツ [表示]
- 1GTECの問題はどんなの?
- 2GTEC問題構成・問題例①中高生向け(Core/Basic/Advanced)
- 2.1Core
- 2.2Basic
- 2.3Advanced
- 3GTEC問題構成・問題例②中高生向け(CBT)
- 3.1CBT
- 4GTEC問題構成・問題例③社会人・大学生向け(Business)
- 4.1Business問題構成・問題例
- 5GTEC問題構成・問題例④社会人・大学生向け(Academic)
- 5.1Academic問題構成・問題例
- 6GTEC対策のコツ
- 7GTECおすすめ参考書・問題集
- 7.1おすすめ参考書・問題集①GTEC公式ガイドブック Basic・Advanced
- 7.2おすすめ参考書・問題集②GTEC CBT公式問題集 第2版
- 8GTEC問題 まとめ
GTECの問題はどんなの?
GTECは、年齢・タイプ別に全10タイプのテストに分かれており、小学生〜社会人までさまざまな年代の方が受験し、活用できる英語資格試験です。
GTECは、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4技能のスキルを測ることができるため、近年、入試における英語テストとしてGTECスコアを採用している大学や、社内の英語レベルチェックテストとしてGTECを導入する企業も増えてきています。
この記事では、中高生向けGTECと社会人・大学生向けGTECの問題構成や問題例を、その難易度とともにご紹介していきます。また、GTEC対策のコツやおすすめの問題集・参考書についてもご紹介していくので、受験を検討されている方もスコアが伸び悩んでいる方も、みなさま是非ご覧ください。
GTECとは何なのかについて詳しく知りたいという方は、下記記事をご覧ください。
GTEC問題構成・問題例①中高生向け(Core/Basic/Advanced)
中高生向けのGTECは、「使える英語力」を測る英語検定として、大学入試で採用されているだけでなく、留学に必要な英語力を示す指標にもなります。
中高生向けのGTECには、検定版・アセスメント版・CBT版の3種類があり、検定版・アセスメント版の中には、更にCore・Basic・Advanecedの3種類のテストがあります。
中高生向けGTECの概要や特徴については、こちらの記事で詳しく解説しています。
中高生向けのGTECそれぞれのテストタイプの難易度は、以下のようになっています。
それではまずは、Core・Basic・Advanecedの問題構成や問題例をみていきましょう。
Core
リスニング
パート |
内容 |
出題数 |
時間 |
A |
写真・イラスト説明問題 |
8問 |
4分 |
B |
会話応答問題 |
8問 |
4分 |
C |
課題解決問題 |
8問 |
5分 |
D |
要点理解問題 |
8問 |
5分 |
TOTAL |
|
32問 |
18分 |
スピーキング
パート |
内容 |
出題数 |
時間 |
A |
音読 |
2問 |
|
B |
質問を聞いて応答する |
4問 |
|
C |
ストーリーを英語で話す |
1問 |
|
D |
自分の意見を述べる |
1問 |
|
TOTAL |
|
8問 |
25分 |
リーディング
パート |
内容 |
出題数 |
時間 |
A |
短文文脈理解問題 |
10問 |
5分 |
B |
情報検索・概要把握問題 |
10問 |
12分 |
C |
要点理解問題 |
8問 |
15分 |
TOTAL |
|
28問 |
32分 |
ライティング
パート |
内容 |
出題数 |
時間 |
A |
Eメール問題 |
1問 |
5分 |
B |
意見展開問題 |
1問 |
20分 |
TOTAL |
|
2問 |
25分 |
Coreの問題例はこちらをご覧ください。
Basic
リスニング
パート |
内容 |
出題数 |
時間 |
A |
写真・イラスト説明問題 |
10問 |
6分 |
B |
会話応答問題 |
10問 |
5分 |
C |
課題解決問題 |
10問 |
8分 |
D |
要点理解問題 |
10問 |
6分 |
TOTAL |
|
40問 |
25分 |
スピーキング
パート |
内容 |
出題数 |
時間 |
A |
音読 |
2問 |
|
B |
質問を聞いて応答する |
4問 |
|
C |
ストーリーを英語で話す |
1問 |
|
D |
自分の意見を述べる |
1問 |
|
TOTAL |
|
8問 |
25分 |
リーディング
パート |
内容 |
出題数 |
時間 |
A |
短文文脈理解問題 |
12問 |
6分 |
B |
情報検索・概要把握問題 |
12問 |
14分 |
C |
要点理解問題 |
12問 |
25分 |
TOTAL |
|
36問 |
45分 |
ライティング
パート |
内容 |
出題数 |
時間 |
A |
Eメール問題 |
1問 |
5分 |
B |
意見展開問題 |
1問 |
20分 |
TOTAL |
|
2問 |
25分 |
Basicの問題例はこちらをご覧ください。
Advanced
リスニング
パート |
内容 |
出題数 |
時間 |
A |
写真・イラスト説明問題 |
10問 |
6分 |
B |
会話応答問題 |
10問 |
5分 |
C |
課題解決問題 |
10問 |
8分 |
D |
要点理解問題 |
10問 |
6分 |
TOTAL |
|
40問 |
25分 |
スピーキング
パート |
内容 |
出題数 |
時間 |
A |
音読 |
2問 |
|
B |
質問を聞いて応答する |
4問 |
|
C |
ストーリーを英語で話す |
1問 |
|
D |
自分の意見を述べる |
1問 |
|
TOTAL |
|
8問 |
25分 |
リーディング
パート |
内容 |
出題数 |
時間 |
A |
短文文脈理解問題 |
14問 |
7分 |
B |
情報検索・概要把握問題 |
14問 |
14分 |
C |
要点理解問題 |
15問 |
24分 |
TOTAL |
|
43問 |
45分 |
ライティング
パート |
内容 |
出題数 |
時間 |
A |
Eメール問題 |
1問 |
5分 |
B |
意見展開問題 |
1問 |
20分 |
TOTAL |
|
2問 |
25分 |
Advancedの問題例はこちらをご覧ください。
GTEC問題構成・問題例②中高生向け(CBT)
次に、中高生向けGTECのCBTタイプの試験についてです。難易度は、先程ご紹介した図の通り。
CBT
リスニング
場面設定 |
内容 |
出題数 |
時間 |
大学で経験するような講義や学生生活の場面 |
・英文を聞いて、全体の概要および要点を把握する問題 ・与えられたタスクを行うために必要な情報を聞き取る問題 ・会話や講義の内容の論点を把握する問題 ・話された内容から話し手の意図や話し手との関係性を理解する問題 |
約40問 |
約35分 |
スピーキング
パート |
内容 |
出題数 |
時間 |
1.会話応答問題 |
質問に対して即座にかつ適切に応答する問題 |
1題(小問6問) |
2分 |
2.情報伝達および照会問題 |
ウェブサイトなどから得た情報を整理して説明する問題や、自ら質問する問題 |
3問 |
6分 |
3.意見展開問題 |
・与えられたトピックに対して、自分の考えや経験に基づいて意見を述べる問題 |
3問 |
12分 |
TOTAL | 12問 | 20分 |
リーディング
場面設定 |
内容 |
出題数 |
時間 |
大学で経験するような講義や 学生生活の場面 |
・英文を素早く読んで、全体の概要および要点を把握する問題 ・目的に合わせて、英文の主旨や詳細情報を読み取る問題 ・英文を書いたり話したりするために必要な情報を読み取る問題 ・筆者の意図を推察する問題 ・さまざまな意見の中から筆者の意見を特定する問題 |
約40問 |
約55分 |
ライティング
パート |
内容 |
出題数 |
時間 |
1.質問用紙記入問題 |
与えられた英文と状況設定を読み、条件にあった内容を書く問題 |
1題(小問4問) |
4分 |
2.Eメール作成問題 |
与えられた状況設定を読み、条件にあったEメールを書く問題 |
3問 |
21分 |
3.意見展開問題 |
・統計データなどに対して、自分の意見やその意見の背景となる理由などを書く問題 |
2問 |
40分 |
TOTAL | 9問 | 65分 |
CBTの問題例はこちらをご覧ください。
GTEC問題構成・問題例③社会人・大学生向け(Business)
社会人・大学生向けGTECは、大学でのクラス分けや、社員採用時の英語レベルチェック、入社後海外部署への異動や海外出張・駐在者選定の選抜基準として、幅広く使用されています。
Business・Business公開会場版・Academicの3種類があり、全て上限スコアは1000となっています。難易度と上限スコアはこちらをご覧ください。
それでは、社会人・大学生向けGTECの問題構成や問題例をみていきましょう。
まずは、BusinessとBusiness公開会場版です。
Business問題構成・問題例
BusinessとBusiness公開会場版の問題構成は同一です。
|
Part A |
Part B |
Part C |
Part D |
リスニング |
写真説明問題/イラスト説明問題 与えられた視覚的情報(1枚の写真/イラスト)をもとに、ある状況や場面、事物を描写説明した単文レベルの複数の英文を正しく聞き分ける力を測定します。 |
会話応答問題 事前予測ができる情報がない中で、会話的な不意の問いかけに対する適当な応答英文を素早く判断し処理できる力を測定します。 |
要点理解問題 一定以上の長さの音声英文の中から、事前に与えられた英文質問に応えるために必要な情報を選択し、求められている解答を導くための適切な判断を行う力を測定します。 |
ー |
リーディング |
語彙語法問題 単文レベルの英文の中で、文脈的なつながりを理解し、かつ文法的に、また語彙選択上で最も適切な表現を正確に判断できる力を測定します。 |
速読・要点理解問題 比較的短い英文テキスト(150語)から、英文の主意に関する内容や要点について理解できる力を測定します。 |
長文理解問題 まとまった量の英文テキスト(350語)から、英文の主意に関する内容や詳細部分の要点について理解し、必要な情報を読み取る力を測定します。 |
ー |
ライティング |
短文・メモ書き問題 簡単なメモを書いて、与えられたシチュエーションの中で適切な語彙・表現で課題を達成できるかどうかを測定します。 |
中文・メール作成問題 電子メールを初めとする簡潔な要件を伝える文章を作成する課題を通じ、英文による伝達能力、課題達成能力を測定します。 |
レポート作成問題 図や写真などを補助に、ビジネス関連のテーマで文章による説明、意見記述、文章構成能力を測定します。 |
ー |
スピーキング |
発音・リズム・イントネーション 指定された英文を読み上げる課題で、発音・イントネーションなどの下位的なスピーキング能力を測定します。 |
会話シミュレーション問題 ビデオ映像を使用した対話形式で、課題を達成するための語彙・表現力、文法的正確性、コミュニケーション・ストラテジー能力を測定します。 |
ストーリーテリング問題 9コマのマンガの説明を1分間で録音。口頭による説明能力、英文構成能力を統合的に測定します。 |
ショートプレゼンテーション問題 図や写真などを補助に、ビジネス関連のテーマで口頭による説明能力、英文構成能力を統合的に測定します。 |
Businessの問題例はこちらをご覧ください。
GTEC問題構成・問題例④社会人・大学生向け(Academic)
次に、Academicの問題構成と問題例をみてみましょう。
Academic問題構成・問題例
|
Part A |
Part B |
Part C |
リスニング |
写真説明問題/イラスト説明問題 与えられた視覚的情報(1枚の写真/イラスト)をもとに、ある状況や場面、事物を描写説明した単文レベルの複数の英文を正しく聞き分ける力を測定します。 |
会話応答問題 事前予測ができる情報がない中で、会話的な不意の問いかけに対する適当な応答英文を素早く判断し処理できる力を測定します。 |
要点理解問題 一定以上の長さの音声英文の中から、事前に与えられた英文質問に応えるために必要な情報を選択し、求められている解答を導くための適切な判断を行う力を測定します。 |
リーディング |
語彙語法問題 単文レベルの英文の中で、文脈的なつながりを理解し、かつ文法的に、また語彙選択上で最も適切な表現を正確に判断できる力を測定します。 |
速読・要点理解問題 比較的短い英文テキスト(150語)から、英文の主意に関する内容や要点について理解できる力を測定します。 |
長文理解問題 まとまった量の英文テキスト(350語)から、英文の主意に関する内容や詳細部分の要点について理解し、必要な情報を読み取る力を測定します。 |
ライティング |
短文・メモ書き問題 簡単なメモを書いて、与えられたシチュエーションの中で適切な語彙・表現で課題を達成できるかどうかを測定します。 |
中文・メール作成問題 電子メールを初めとする簡潔な要件を伝える文章を作成する課題を通じ、英文による伝達能力、課題達成能力を測定します。 |
ー |
スピーキング |
発音・リズム・イントネーション 指定された英文を読み上げる課題で、発音・イントネーションなどの下位的なスピーキング能力を測定します。 |
会話シミュレーション問題 ビデオ映像を使用した対話形式で、課題を達成するための語彙・表現力、文法的正確性、コミュニケーション・ストラテジー能力を測定します。 |
ショートプレゼンテーション問題 図や写真などを補助に、口頭による説明能力、英文構成能力を統合的に測定します。 |
Academicの問題例はこちらをご覧ください。
GTEC対策のコツ
GTECは、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング4技能のパートがあるため、しっかり対策しなければハイスコア取得はなかなか難しいテストです。また、テストのタイプによって問題構成もレベルも異なるため、テストのタイプ別・レベル別にしっかりと対策のコツを掴んで勉強する必要があります。
下の記事では、GTECの対策のコツをご紹介しています。GTEC対策に使える無料アプリなどもご紹介しているので、コツを知りたい方は是非ご覧ください。
GTECおすすめ参考書・問題集
ここでは、中高生向けGTECのおすすめ参考書・問題集をご紹介します。
スピーキングやライティングに特化したものもありますが、今回はCore/Basic/Advanced/CBTそれぞれのタイプごとの参考書・問題集です。
おすすめ参考書・問題集①GTEC公式ガイドブック Basic・Advanced
こちらの参考書・問題集の魅力は以下の3つです。
- 「GTEC」試験と同じ形式の問題を1回分収録している
- 実際に「GTEC」を受検した先輩からの学習アドバイスなどが掲載されている
- 自己採点ができ、本番に向けての目標が設定しやすい
おすすめ参考書・問題集②GTEC CBT公式問題集 第2版
こちらの参考書・問題集の魅力は以下の2つです。
- わかりやすい丁寧な解説・解答が付いている
- スピーキング・ライティングは採点ポイントが掲載されており、テスト本番にも活かせる効果的な表現が分かる
GTEC問題 まとめ
この記事では、中高生向けGTECと社会人・大学生向けGTECの問題構成や問題例を、その難易度とともにご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
是非ご自身の目的に合ったタイプのテストを受験して、スコアを活用してみてください!
しかし、目標達成までの期限が迫っている場合や、ハイスコアを目指している場合、独学で目標スコアを達成するのはなかなか難しいですよね。
そこでおすすめなのが、「英語試験対策のプロに、ベストなやり方を聞く」という方法です。
とは言え、英語系のスクールはたくさんあるし、どれを選べば良いのか分からないという方もいらっしゃるでしょう。
そこでおすすめなのが、英語コーチングの「プログリット」です。
できるだけ時間をかけず効率的に目標を達成するためには、自分の課題が何で、それを克服するためには何が必要なのかを正しく理解した上で学習する必要があります。
プログリットでは、専属のコンサルタントがあなたの英語力における課題を解明し、最適な学習プラン・カリキュラムを構築し、学習の継続を徹底サポートしてくれます。
最短で目標スコアを到達したいという方は、まずはプログリットの無料カウンセリングに行ってみてはいかがでしょうか?現状の英語力診断をした上でそれぞれの課題を明確にし、最適なカリキュラムを提案してもらうことができますよ。
今度、GTECを受験するよう会社から言われているんですが、GTECではどのような問題が出題されるんですか?