プロ通訳者が必ず行う英語学習法とは?おすすめの学習法を2つご紹介!

プロ通訳者が必ず行う英語学習法とは?おすすめの学習法を2つご紹介!

巷に溢れる英語学習方法。どれが一番自分に合っているのか見極めるのはなかなか難しいものです。そこで語学のプロである通訳者が必ず行う学習法を2つご紹介いたします。どちらもプロ通訳者のトレーニング法ですが、英会話が苦手な人も、もう一歩伸び悩んでいる人も必見の記事です!

株式会社テンナイン・コミュニケーション

株式会社テンナイン・コミュニケーション

テンナイン・コミュニケーションは2001年創業の通訳・翻訳エージェントです。 これまで1700社以上の日系、外資系大手企業様に通訳、翻訳のサービスをご利用いただいております。 第一線で活躍するビジネスパーソンの方々に通訳メソッドを活用した1ヶ月の超短期集中英語学習、One Month Programをご提供しています。 https://www.ten-nine.co.jp/onemonthprogram/ これからも語学を軸にお客様のコミュニケーションを総合的にサポートしています。

記事の目次

  1. 1.プロ通訳者が必ず行う英語学習方法とは?
  2. 2.プロ通訳者が必ず行う英語学習方法①シャドーイング
  3. 3.プロ通訳者が必ず行う英語学習方法②サイトラ
  4. 4.プロ通訳者が必ず行う英語学習方法 まとめ

プロ通訳者が必ず行う英語学習方法とは?

ペンと人の手とノート
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この記事を読まれる方はプロ通訳の英語学習法に興味がある方や、より効果的な学習法を知りたい方ではないかと思います。

この記事では、プロ通訳者が必ず行う英語学習法である「シャドーイング」と「サイトトランスレーション(サイトラ)」の2つをご紹介いたします。

この2つのトレーニングを通して、リスニング力、表現力、英語の論理的思考が身に付きますので、是非実践してみてください!

プロ通訳者が必ず行う英語学習方法①シャドーイング

ヘッドフォンとスマートフォン
Photo bykaboompics

まずは、シャドーイングについてです。

シャドーイングとは

シャドーイングとは「聞こえてきた英語を、そのまま英語で再現するトレーニング」です。

英語の音声を聞いてその内容をきちんと理解し、耳から入る情報と同じ情報を声に出すのがシャドーイングです。

シャドーイングは英語でのコミュニケーション力が飛躍的に向上するため、特にスピーキング力と発音やイントネーション矯正などに効果的です。

長年通訳訓練法に取り入れられてきましたが、その効果が高いことから現在では一般の英語学習教材にも多く使われています。

ただし効果を実感するためには正しいシャドーイングが必要です。

シャドーイングの正しい方法

シャドーイングの本質は耳から入ってきた情報を理解することです。

聞こえた英語を繰り返すといった見せかけのリピート練習ではありません。

「内容を理解しよう」という姿勢がとても重要です。「この英語は何を言おうとしているのだろうか?」「このスピーカーは今どんな感情で話しているのだろうか?」「この教材の中で一番大切なポイントはどこだろう?」といったところを意識して行います。

リピートではなく正しいシャドーイングを行えば最初は5分も集中力が持たないでしょう。

では簡単に、シャドーイングの正しい方法についてまとめておきます。

シャドーイングの正しい方法①集中する

内容を理解しながらシャドーイングを行うには集中力が必要です。BGMのように英語を流しながらリピートしても効果は見込めません。

1日、20分でも30分でもいいので集中してトレーニングしましょう。

シャドーイングの正しい方法②全体像をつかむ

細かな情報が聞きとれなかったとしても気を取られず全体の話の流れ(コンテキスト)をしっかりつかむようにしましょう。

ひとつの単語の聞き取りに夢中になって次のフレーズが頭に入ってこない、ということがないようにリラックスして行ってください。

意味を理解しながら聞いていれば、ひとつやふたつ単語が聞き取れなくても全体像が分かるはずです。

シャドーイングの正しい方法③声を出す

恥ずかしがらずに必ず声に出して行ってください。一人で部屋で練習する時も、大勢の人があなたのシャドーイングを聞いていると想像しながら練習してください。そして言いかけた文章はかならず最後まで完結させましょう。

プロ通訳者が必ず行う英語学習方法②サイトラ

ペンを持つ男性の手
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続いての学習法はサイトラです。

サイトラとは?

中学・高校の授業では英語を文の後から訳すように習いました。

英語は動詞が主語のすぐ後に来ますが、日本語では文章の終わりのほうに来ますよね。

だから、英文を最後まで読んでから訳す、ということがなされたのです。しかし英語の一文を最後のピリオドまで読まなければ意味を理解できないとしたら、どうしても時間がかかってしまいます。

また、最後まで読んだら最初の部分を忘れてしまったので、再度読み返さなくてはいけなかった、という覚えのある人もいるでしょう。

しかしよく考えてみてください。最後まで文章を読まないと意味が分からないなんて、おかしいと思いませんか? 

英語のネイティブスピーカーは、英語を聞いたまま、読んだまま、頭から理解しているはずですね。それと同じように英語を理解するトレーニングが、サイトトランスレーション、略してサイトラです。

サイトラの方法

サイトラは英文のテキスト(音声があればリスニングもできるのでなお可)があれば、いつでもどこでも手軽に始められますが、自分のレベルに合った英語で何かしら興味の持てる内容であることが重要です。

サイトラで理解する前に単語レベルで躓いてしまわないよう、事前に知らない単語をチェックしておくといいでしょう。

では、具体的にサイトラの方法についてご紹介します。

サイトラの方法①スラッシュを入れる

サイトラでは英文を意味のかたまりごと区切り前から順番に日本語に訳していきます。この段階では、きれいな日本語に訳そうとする必要はありません。

英文を目で追いながら、情報の単位または意味のかたまりごとに、スラッシュ(/)を入れていくようにします。スラッシュを入れるときには、訳を気にする必要はありません。

サイトラの方法②声に出して訳す

スラッシュを入れ終わったら、サイトラの実践です。頭の中だけで訳を考えるのではなく、声に出して訳していきましょう。文章を頭から小さな意味の単位で区切って訳すのがポイントです。

音声がある場合には、スラッシュごとに音声を止めて訳をしていくといいでしょう。

サイトラの実例

それでは、実際に以下の英文をサンプルに考えてみましょう。

2005 was concurrently a hopeful yet troubling year for global baseball. On the one hand, in July 2005, the International Baseball Federation (IBAF) had a joyful moment as it held a press conference in Detroit, Michigan, to announce the launching of the World Baseball Classic (WBC). Major League Baseball (MLB) and its players’ association, MLBPA, helped this development along with non-American professional baseball leagues and federations, including the ones from Asia.

まずは最初の文章で考えてみます。

2005 was concurrently a hopeful yet troubling year for global baseball. という文章を2つに分けるとしたら、yearとforの間で分割することができますね。ですから、最初の文章は2005 was concurrently a hopeful yet troubling year / for global baseball.としましょう。

2つ目の文章はもう少し長いです。
まずはOn the one hand(「一方で」という意味)が1つの塊。In July 2005も1つの塊です。the International Baseball Federation (IBAF) had a joyful moment、as it held a press conferenceも1つの塊です。in Detroit, Michiganも「ミシガン州デトロイト市で」と意味が分かります。to announce the launchingで1つ、そしてof the World Baseball Classicで1つです。

「どこで区切るのが正しいか」などと迷う必要はありません。例えば最後の文章to announce the launching of the World Baseball Classicを1つとしても全く問題ありません。これ位の長さであれば、最初の内容を忘れてしまうことも無いですよね。

逆に少し不安であれば、もっと短く切っても構いません。1文目を2005 was concurrentlyで切ってしまっても問題ありません。

重要なのはどこで区切るかを気にすることではなく、ある程度の細かい意味の塊を作り上げることです。
こう考えると、ひとまず以下のようなサイトラ用の英文が出来上がるでしょう。

2005 was concurrently a hopeful yet troubling year / for global baseball. // On the one hand, / in July 2005, / the International Baseball Federation (IBAF) had a joyful moment / as it held a press conference / in Detroit, Michigan, / to announce the launching of the World Baseball Classic (WBC). // Major League Baseball (MLB) and its players’ association, MLBPA, / helped this development / along with non-American professional baseball leagues and federations, / including the ones from Asia.//

サイトラをする際には、スラッシュ単位で意味を考えます。

2005年は希望を持たせると同時に不安も残る1年だった/世界の野球界にとって// 一方で/2005年7月に/国際野球連盟が輝かしい時を迎えた/記者会見を開いたとき/ミシガン州デトロイト市で/WBCの開催を発表する為に// MLBと選手協会のMLBPAは/この発展の手助けをした/アメリカ以外のプロリーグや連盟と一緒に/アジアを含め//

以上の訳を読んで、意味は十分に分かるのではないでしょうか。そのまま読み上げたら、文章として非常におかしなものですから、同時通訳者はある程度聞きやすい日本語に直すトレーニングを受けますが、英文を理解するということであればそこまでを求める必要は全くありません。

身近にある英文をどんどんサイトラして意味をとらえていきましょう。

プロ通訳者が必ず行う英語学習方法 まとめ

英語の資料と赤ペン
Photo byannekarakash

通訳者の英語学習法「シャドーイング」と「サイトラ」はいかがでしたでしょうか?
テンナイン・コミュニケーションが開発した、One Month Programは今回ご紹介した学習法以外にも「ディクテーション」や「リプロダクション」などの通訳者の学習法を活用した1ヶ月の超短期集中英語プログラムです。
英語力を伸ばしたいとお考えの方は、ぜひそちらも参考にしてください!

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