
岡田さん

ミランダ
だったら、TOEIC Bridge Testを受験してみるのはどう?英語初心者にはおすすめのテストよ。

岡田さん
TOEIC Bridge Test?そんなものもあるんですね。詳しく教えてください!

ミランダ
それじゃあ今回は、TOEIC Bridge Testについて解説していくわね!
コンテンツ [表示]
- 1TOEIC Bridge® Testとは?
- 2TOEIC Bridge Testの内容
- 2.1TOEIC Bridge IP テストとは?
- 3TOEICとの違い
- 3.1違い①:試験時間と問題数
- 3.2違い②:出題されるトピック
- 4TOEICとの点数換算
- 5TOEIC Bridge Testの過去問
- 5.1リスニングセクションPart 1:画像選択問題
- 5.2リスニングセクションPart 2:応答問題
- 5.3リスニングセクションPart 3:会話問題
- 5.4リスニングセクションPart 4:説明文問題
- 5.5リーディングセクションPart 5:短文穴埋め問題
- 5.6リーディングセクションPart 6:長文穴埋め問題
- 5.7リーディングセクションPart 7:読解問題
- 6TOEIC Bridge Testおすすめ勉強法
- 6.1TOEIC Bridgeおすすめ勉強法①:文法
- 6.2TOEIC Bridgeおすすめ勉強法②:単語
- 6.3TOEIC Bridgeおすすめ勉強法③:リスニング
- 6.4TOEIC Bridgeおすすめ勉強法④:リーディング
- 7まとめ
TOEIC Bridge® Testとは?
TOEIC Bridge® Test(以下「TOEIC Bridge」)とは、TOEIC® L&R Test(以下「TOEIC」)と同じ運営団体、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が実施している、英語初級者・中級者向けの試験です。
「Bridge」とは「橋」という意味であり、「TOEICへの架け橋」としてほしいという意味が込められています。
英語学習を始めたばかりで、まだTOEICを受けるには力不足と感じている人に、ぜひ受けていただきたい試験です。
(TOEIC Bridgeの問題形式は、2019年6月より大きく変更されました。当記事では、新形式に沿ってご説明いたします。)
TOEIC Bridge Testの内容
TOEIC Bridgeとは英語初心者・中級者向けのテストであり、主に「日常的で身近な内容」についての英語力を測ります。
出題されるトピックには、例えばお店での店員との会話、駅でのアナウンスなどがあります。
テストはリスニングとリーディングの2パートからなり、問題数は100問、試験時間は1時間となります。
TOEIC Bridge IP テストとは?
TOEIC Bridgeテストは、会社や学校で英語力を測るために活用されることも多くあります。
この時に採用されるのは、TOEIC Bridge IP テスト、つまりTOEIC Bridge テストの団体受験版です。IPとは「Institutional Program」の略称であり、会社や学校が設定した場所・時間でTOEIC Bridgeのテストを受けることができます。
このIPテストでは、公開テストで過去に使用した過去問が出題され、本番と同じ基準で採点も行われます。
つまり、本番と同じ形式・難易度で英語力を測ることができるため、多くの企業・会社で使われています。
TOEICとの違い
同じ団体が運営し、名前もよく似ているTOEIC BridgeとTOEIC。しかしその間には、難易度以外にもいくつかの違いがあります。
ここでは、大きく二つの違いについてご紹介します。
違い①:試験時間と問題数
英語初心者向けのテストであるTOEIC Bridgeの試験時間は1時間と短く、問題数は100問であるのに対し、TOEICは試験時間約2時間、問題数は200問となっています。
つまり、試験時間、問題数ともにTOEIC BridgeはTOEICの半分程度となっています。
試験時間が短いためTOEICよりも気軽に試験を受けることができるのも、TOEIC Bridgeの特色の一つとなっています。
違い②:出題されるトピック
TOEIC Bridgeでは、買い物中の店員との会話など「日常的で身近な内容」をトピックにした問題が出題されます。
それに対し、TOEICではビジネスシーンで使える英語力を測るため、仕事中の会話やビジネスメールなどに関連した問題が多く出題されます。
このため、TOEICのほうが求められる単語力や難易度は高くなっています。
TOEICとの点数換算
TOEIC Bridge の結果は、リスニング、リーディング各50点ずつの100点満点で表示されます。
では、TOEIC Bridgeの結果をTOEICの結果に換算するとどれくらいになるのでしょう?
残念ながら2019以降の新形式TOEIC Bridgeでは、TOEICとの点数換算が示されていません。しかし、2018年以前の旧形式では、得点率85%でTOEIC500点、90%でTOEIC600点程度という、点数換算の目安が示されていました。
TOEIC Bridgeの新形式と旧形式では難易度に大きな違いはないため、新形式でもこの換算目安は活用できると思われます。
つまり、TOEIC Bridgeで85点を取った人の英語レベルは、TOEIC500点程度ということです。このレベルの点数を取れる英語力を持っている人は、TOEIC Bridgeを卒業しTOEICを目標に英語を勉強するのがいいでしょう。
逆に、TOEIC Bridgeで50~80点程度の人は、TOEICを受験してもあまりいい結果は得られません。この点数帯の人は、まずTOEIC Bridgeで85点を取ることを目指しましょう。
TOEIC Bridge Testの過去問
TOEIC Bridgeはリスニング4パート、リーディング3パートの計7パートから構成されています。
リスニングセクション | 形式 | 問題数 |
Part 1 | 画像選択問題 | 6問 |
Part 2 | 応答問題 | 20問 |
Part 3 | 会話問題 | 10問 |
Part 4 | 説明文問題 | 14問 |
リーディングセクション | 形式 | 問題数 |
Part 5 | 短文穴埋め問題 | 15問 |
Part 6 | 長文穴埋め問題 | 15問 |
Part 7 | 読解問題 | 20問 |
ここでは、それぞれのパートの問題形式と対策についてご紹介していきます。
リスニングセクションPart 1:画像選択問題
英文や句を聞き、問題文にある4つの画像から最もふさわしいものを選ぶ問題です。
全部で6問出題されます。
リスニングセクションPart 2:応答問題
質問を聞き、その応答として最もふさわしいものを4つの選択肢から選ぶ問題です。
全部で20問出題されます。
リスニングセクションPart 3:会話問題
2人による会話を聞き、会話の内容に関係する質問に答えます。問題文に加え、地図や看板などの図表が与えられ、それを参考に解答することもあります。
全部で10問出題されます。
リスニングセクションPart 4:説明文問題
駅のアナウンスやスピーチなど、一人の人が話す英語を聞き、その内容に関する質問に答えます。問題文に加え、地図や看板などの図表が与えられ、それを参考に解答することもあります。
全部で14問出題されます。
リーディングセクションPart 5:短文穴埋め問題
単語や句が1か所抜けている文を読み、空欄に当てはまる語句を選択肢から選ぶ形式の問題です。TOEICのPart 5とほぼ同じ形式です。
全部で15問出題されます。
リーディングセクションPart 6:長文穴埋め問題
語句や文が3か所抜けている長文を読み、空欄に当てはまる選択肢を選ぶ形式の問題です。TOEIC Part 6と似た形式です。
全部で15問(長文5つ)出題されます。
リーディングセクションPart 7:読解問題
文書を読み、内容に関する2つか3つの問題に答える形式です。いわゆる英語長文ではなく、看板やウェブサイトなど様々な形の文書が出題されます。
問題数は全部で20問です。
TOEIC Bridgeのサンプル問題は、TOEIC Bridge公式サイトから入手することができます。
より過去問について詳しく知りたい方は、ぜひそちらをご覧ください。
TOEIC Bridge Testおすすめ勉強法
ここでは、TOEIC Bridgeで良い結果を出すための、対策と勉強法についてご紹介します。
TOEIC Bridgeおすすめ勉強法①:文法
TOEIC Bridge対策として重要なのは、まずは中学レベルの基礎文法をしっかり理解することです。これはPart 5の文法問題だけでなく、リーディング・リスニングどちらにとっても重要です。
文法の基礎が出来ていない人は、まず中学文法の参考書を一通り勉強し、基礎固めを行いましょう。
その後は、TOEIC Bridgeの過去問を使い、Part 5の対策をすると効果的です。
中学レベルの基礎文法を理解するのにおすすめの参考書を一冊ご紹介します。こちらを何度も繰り替えし解き、例文を音読して基礎文法をマスターしましょう!
TOEIC Bridgeおすすめ勉強法②:単語
TOEIC Bridgeではあまり難易度の高い単語は出題されません。
しかし、簡単な単語ばかりだと思って対策を怠ると、良い結果を手にすることはできません。「キクタン【中学英単語】」などの単語帳を使って、しっかりと対策するようにしましょう。
おすすめの勉強法は、一定の範囲を何度も繰り返し学習することです。
単語帳を最後までやり終えてから最初に戻って復習するのではなく、50ページ分など範囲を区切り、その限られた範囲を毎日勉強したほうが、効率よく単語を覚えることができます。
TOEIC Bridgeおすすめ勉強法③:リスニング
リスニング対策として重要なのは、まず英語を聞き取ることに慣れることです。
TOEIC Bridgeを受験するレベルの人は、たいていの場合英語を聞いた経験があまり多くありません。過去問などを利用し、英語を聞くことに慣れるのが最も重要です。
さらに高得点を得るためには、シャドーイングという勉強法に挑戦してみましょう。シャドーイングとは、リスニング教材を聞きながら、追いかけるように聞こえてきた英語を繰り返すという勉強法です。
これを、TOEIC Bridgeの過去問などを使って練習すると、高いリスニング力が身につきます。
シャドーイングの詳しいやり方については、以下の記事をご参考になさって下さい。
TOEIC Bridgeおすすめ勉強法④:リーディング
リーディング対策は、TOEIC Bridgeの過去問を活用するようにしましょう。
TOEIC Bridgeのリーディングは、ほかの英語試験と違い、いわゆる長文問題は出題されません。その代わり、看板やウェブサイトなど、さまざまな形式の文書を読んで解答しなければなりません。
そのため、一般的な長文の問題集などを勉強しても、あまり良い結果には結びつきません。
TOEIC Bridgeの過去問や専門の参考書を使い、TOEIC Bridgeのリーディング形式に特化した勉強をしましょう。
まとめ
この記事では、TOEIC Bridgeの形式やTOEICとの点数換算など、「TOEIC Bridgeとは何か」についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
TOEIC Bridgeに向けてしっかり対策を行い、高い点数を獲得できるようこの記事をぜひ活用してください!
TOEICを受けてみたいのですが、英語初心者なのでどのくらい解けるか不安です。手も足も出ないかも知れません…