英検1級に一発で合格した勉強方法とは
英検1級に挑戦したいけれど、どのように対策しようかわからない、ちょっと難しすぎる、そう感じている方も多いのではないでしょうか?
この記事では私が英検1級に一発で合格したときの勉強法や参考書をご紹介しますので、是非英検1級対策の参考になさってください!
英検1級に一発で合格した勉強方法①単語力強化
英検5級~1級のすべての級において一番重要なのは、語彙力の強化です。
その中でも1級は約10,000~15,000語を覚える必要があるとされています。
この単語暗記という勝負に勝たない限り、合格は難しいでしょう。逆を言えば、ここを乗り越えれたら合格は大きく近づきます!
ここでは、私が語彙力強化のために実践した勉強法と使用した参考書をご紹介します。
語彙力強化のために使用した参考書は3冊!
私が、単語力強化に使用した参考書は以下の3つです(すべて旺文社)。
- でる順パス単
- 英検1級過去6回全問題集
- 7日間完成予想問題ドリル
例えば、confiscate(没収する)【=impound, seize】だと、この3つを全て覚えます。
また例文にも、時に知らない単語が出てくるのでそれもメモをして覚えました。
パス単1級は2,400単語なのですが、上述のように同義語や派生語もすべて覚えようとすると3,500単語くらいになります。
パス単をほとんど覚えた状態になったら、過去問題集と7日間予想問題ドリルに手をつけ始めます。
単語問題はもちろん、長文問題でも知らない単語があればすべてメモをして暗記しました。
これらのテキストを通して、7ヵ月間で計4,500単語ほど新たに暗記したことになります。
試験本番では25問中22問正解できましたので、是非みなさんも上記の3つの参考書を使ってみるといいかなと思います。
上記の参考書の他にも、私の運営するスクールでは英熟語ターゲット1000(旺文社)をおすすめしています。準2級~1級対策には凄く良い単語帳です!
英検1級に一発で合格した勉強方法②リーディング・リスニング対策
次にリーディングとリスニング対策です。
リーディング・リスニング対策のために使用した参考書は2冊!
リーディング・リスニング対策に使用した参考書は以下の2冊です。
- 英検1級長文読解問題120(旺文社)
- 英検1級リスニング問題150(旺文社)
また、ここに出てくる知らない単語も全て暗記します。
長文対策に関しては、洋書を読みながら楽しく勉強するのもおすすめですし、リスニングはYouTubeを使って海外のドキュメンタリーやTEDを見るのも効果的です。
私の場合、リスニングはPART2が一番苦手でしたが、できる限り問題部分を先読みすることを意識しました。
細かく聞き取ろうとするのではなく、大体の流れを掴む意識で、リラックスして挑むようにするといいでしょう。
TOEICなどの試験にも同じことが言えますが、リスニング試験は集中力にも限界があるので、息の抜き方も非常に大切になります。
またリスニング問題はただ聞くだけではなく、スクリプトを何回も音読するのも効果的です!
英検1級に一発で合格した勉強方法③ライディング・スピーキング(2次試験)対策
続いて、ライティングとスピーキングについてです。
ライティング対策
ライティング対策には、英検分野別ダーゲット英検1級英作問題(旺文社)を使用しました。
英語を書くことに苦戦をしたというよりは、「問題に対して何を書けばいいのか分からない」ことが多々あり大変でした。
例えば化学系のトピックになると、私には化学系の背景知識が全くないので大苦戦。
そのため、この参考書に載っている模範回答の重要ポイントを覚えて対応するようにしていました。
また、英検1級のライティングはスピードも重要です。そのため、私は、ライティングの練習時は20分で書き終えられるように意識して取り組みました。
ライティングの構成に関しては、主張に対する理由として何を書くのか日本語で3つほど軽くまとめて、そこから一気に書き上げるようにすると効率がいいでしょう。
練習には20分で書き終えられるようにしていましたが、実際の試験では書き終えるまで25分ほどかかりましたので、みなさんも練習時には20分を意識すると良いかと思います。
スピーキング(面接)対策
2次試験のスピーキングに関しては、「14日間でできる 二次試験・面接完全予想問題」(旺文社)を使用しました。
2分間スピーチに関しては、5つ選択肢があればどれか1つは自分が精通している分野がでてくるだろうと考えていました。
実際に行った対策は上記の予想問題を一通り自分なりに、2分間を測りながら練習しました。時に全く自分が知らない分野の問題が出てきますが、その時は模範解答を音読してなるべく頭に入れるようにしました。
練習時はゆっくり話すように心がけましたが、実際の面接時は緊張もあり、2分よりもかなり早い時間しか話せず焦りました。
面接官から「まだ時間はありますが、以上で終了でしょうか?」と言われたぐらいなので動揺したのを覚えています。
スピーチの後にある質疑応答に関しては、普段から英語で会話する機会がない方は少し苦戦をすると思いますので、そういった方は英会話スクールに通い、実際に講師と面接練習を行うことをお勧めします。
スクールに通えない場合はオンライン英会話を活用するのもいいでしょう。
英検1級に一発で合格した勉強方法④マインド
語学力の向上には、日々のマインドの持ち方も勉強方法と同じくらい重要です。
私は英語を勉強するときに、常に下の5点を意識して勉強に励んでいます。
- 毎日どれだけ疲れていても、妥協せずに勉強は必ず行うこと。
- すぐに結果は求めずコツコツと努力すること。
- 忙しくて机の上で勉強が出来ないなら、隙間時間をうまく活用すること。例えば移動中にリスニングの練習をする、などです。
- 基礎を大切にすること。
- 絶対に良い結果が出る、と思いながらポジティブに勉強すること。
私が受検を決意したきっかけは、TOEIC970点を取得した後に家で1級の過去問を解くと6割ほどしか正解できず悔しくなったからです。
それから7ヶ月間、一日も休まず毎日1時間半~2時間勉強をしました。旅行中でもお正月でも関係なく絶対に勉強をしました。
単語の習得に苦戦をし、何度も諦める寸前まで落ち込んだこともあります。
でも挫けずに勉強し続けたからこそ合格をつかみ取ることが出来ました。
今、英検合格に向けて勉強をされている方、ものすごく大変だとは思いますが是非上記の5つを意識して、取り組んでみて下さい。きっと努力が報われると思います。
英検1級に一発で合格した勉強方法 まとめ
この記事では私が英検1級を一発で合格したときの勉強法や参考書についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
すべてではなくてもいいので、参考にできる部分は是非参考になさってください。
また、私が運営する教室(https://www.stella-language.com/)では5級~英検対策の授業を開講しています。様々なメソッドを用いて、4技能しっかりと向上できるようにレッスンをしています。興味がある方は、お問い合わせください。