VERSANTとは?話題の英語スピーキングテストを徹底解説!

VERSANTとは?話題の英語スピーキングテストを徹底解説!

ビジネスシーンでの英語力をスマホアプリ一つで測定できるテストとして、近年注目を集めているVERSANT®。この記事では、VERSANT受験を検討されている方、これから受験される方に向けて、VERSANTの特徴や対策について徹底的に解説していきます。

岡田さん

岡田さん

来月、会社でVERSANTという英語のテストを受験することになりました。VERSANTとは一体どのようなテストなんでしょうか?

ミランダ

ミランダ

VERSANTは、日本経済新聞社が提供している英語のスピーキングテストよ。スマホだけで手軽に受講できるのが特徴ね!

岡田さん

岡田さん

日経が提供しているんですか!それならビジネスで役に立つ英語力を測定できそうですね。他にはどういった特徴がありますか?

ミランダ

ミランダ

それじゃあ今回は、VERSANTの特徴やスコアの見方、対策について詳しく紹介していくわ!

記事の目次

  1. 1.VERSANTとは?
  2. 2.VERSANTテストの内容
  3. 3.VERSANTの自動採点は信頼できる?
  4. 4.VERSANTスコアの見方
  5. 5.VERSANTの問題形式と対策
  6. 6.おすすめのVERSANT勉強法
  7. 7.VERSANTでビジネス英語力を測定しよう!

VERSANTとは?

VERSANTとは
Photo byJESHOOTS-com

VERSANTとは、英Pearson社が開発し、日本では日本経済新聞社(以下日経)が提供している、英語テストです。

ビジネスシーンでの実践的な英語力を測定できるとして、日本たばこ産業(JT)やクラレなどの多くのグローバル企業や、アメリカ国防総省など、様々な法人で活用されています。

VERSANTにはVERSANT English Speaking Test、VERSANT English Writing Test、VERSANT English Placement Testなどいくつかの種類がありますが、この記事ではスピーキングテストについてご紹介していきます。

VERSANTスピーキングテストでは、英語をリアルタイムで理解し瞬時に返答するという、実践的な英語力を測定しています。

そのため、TOEICなどの他のテストのようにペーパーテストが行われるわけではなく、試験はすべて口頭で行われます。

またオンラインで、スマホアプリ一つで受験することができるのも、VERSANTスピーキングテストの特徴です。

試験はすべてオンラインで行われ、24時間365日好きなタイミングで、スマホやパソコンのアプリから受験することができます。

試験時間自体も約17分と短く、試験終了から5分程度で結果も分かるため、他のテストに比べ手軽に受験することができます。

VERSANTテストの内容

VERSANTの内容
Photo byPIRO4D

VERSANTスピーキングテストは、オンライン・専用スマホアプリで24時間いつでも受講することができ、受験料は5000円(税別)となっています。

試験時間はおよそ17分で、時間内に63個の問題に答えます。

試験はすべて英語で行われ、英語で聞かれた問題に英語で答えなければなりません。

そのため、ネイティブスピーカーが話す英語を理解するリスニング力と、それに瞬時に対応するスピーキング力の両方が問われます。

テスト結果はAIによって自動採点され、受験後5分ほどで結果を確認することができます。

スコアは20点から80点で表され、80点に近いほど実践的な英語力が身についているといえます。

日経の発表によると、ビジネスシーンで流暢に英語を使いこなすためには、VERSANT58点以上の英語力が必要となるそうです。

VERSANTの自動採点は信頼できる?

AIによる自動採点
Photo bygeralt

VERSANTのスピーキングテストでは、受験者の解答を録音しAIによって自動採点することで、スコアを出しています。

そのため、AIによる採点の精度や結果の信頼性に不安を持たれる方もいるかもしれません。

そこで、ここではVERSANTの自動採点の仕組みについて、詳しく解説していきます。

VERSANT自動採点の仕組み

VERSANTでは、音声認識と採点にAIを利用しています。

4000人を超える英語ネイティブ、非ネイティブスピーカーの話す英語を解析したうえで、ネイティブスピーカーの話す英語と解答者の英語を比較し、採点を行っています。

具体的には、解答の発音・イントネーションやアクセント、問題を聞いてから話し始めるための時間などが比較されています。

そのため、他のスピーキングテストのように試験官の主観が混ざることなく、ネイティブスピーカーと同じような英語を話す人に高い点数をつけることが可能になっています。

他のテストとの比較

VERSANTを開発したPearson社によると、VERSANTスコアはTOEICリスニングセクション、TOEFL iBTスピーキングパート、IELTSスピーキングパートなどの点数と、0.7以上の高い正の相関関係を示しているそうです。

これは、VERSANTで高得点を取ることができる人は、TOEICのリスニングセクションや、TOEFL iBT、IELTSなどのスピーキングテストでも高い点数を取ることができるということです(もちろん逆も言えます)。

そのため、VERSANTは他のテスト同様、しっかりと英語力を測定することができる信頼できるテストであり、VERSANTの自動採点システムも信頼がおけるものだと言うことができます。

VERSANTスコアの見方

VERSANTスコア
Photo byFree-Photos

VERSANTの点数は、20点から80点の間で付けられます。

そして、このスコアは「文章構文」「語彙」「流暢さ」「発音」の4つのサブスコアをベースに点数がつけられます。

サブスコアもそれぞれが20点から80点の点数がつけられ、そのおおむね平均が総合スコアとなるということです。

サブスコアが示す意味については、VERSANTスコアレポートによると、以下のように説明されています。

文章構文 文章構文は、発言を把握し、それを逐語的に発話する能力です。構文力や文章内における適切な単語、句、および節の使用の習熟度によりスコアが判定されます。
語彙 語彙力は、構文中の日常的かつ一般的な単語を理解し、自在に表現する能力です。日常的な単語の形式と意味の理解、また関連する発言におけるそれらの用法の熟達度によりスコアが判定されます。
流暢さ 流暢さは、文章の組み立て、読み、反復の際のリズム、区切り及びタイミングの取り方の能力です。
発音 発音は、文脈においてネイティブ同様に子音や母音を発音し、強勢を置くことのできる能力です。日常単語の音韻構造の知識によりスコアが判定されます。

VERSANT対策をする場合、この4つの力を重点的に鍛えていくことが重要です。

VERSANTとTOEICのスコア比較

ここでは、日本において受験者の多い英語テストであるTOEICと、VERSANTのスコアがどのように対応してるかを比較していきます。

ここで注意するべきことは、VERSANTはリスニング・スピーキング力を測る試験であるのに対し、TOEICはリスニングとリーディングの力を測る試験であるということです。

測っている能力が2つの試験では異なるため、VERSANTとTOEICのスコアを厳密に比較することは難しく、比較はあくまでも予測の値となります。

ここでは、CEFR(ヨーロッパ共通言語参照枠)という枠組みを使って、2つの試験の点数を比べていきます。

CEFRを基準とした場合、VERSANTとTOEICの点数は以下のような対応になります。

CEFR VERSANT TOEICリスニング TOEICリーディング
C2 79-80    
C1 69-78 490~ 455~
B2 58-68 400~ 385~
B1 47-57 275~ 275~
A2 36-46 110~ 115~
A1 26-35 60~ 60~
A1未満 20-25    

例えば、TOEICでリスニング、リーディングともに350点の場合、VERSANTでは47~57点程度の点数だということです。

とはいえ、日本人の多くはリーディングよりスピーキングを苦手としており、実際にVERSANRを受験した場合、もう少し点数が低いことも多いでしょう。

参考までに、日経の調査によると、日本人のVERSANT平均スコアは38点となっています。また、TOEICを運営しているIIBCの発表では、TOEIC平均スコアは517点となっています。

VERSANTの問題形式と対策

形式と対策
Photo byPublicDomainPictures

VERSANTスピーキングテストは、Part A~Fの6つのパートから構成されており、全部で63問となっています。

ここでは、それぞれのパートの問題形式と、その対策についてご紹介します。

Part A: Reading(音読)

アプリ画面に記載されている文章を、指示された順序で声を出して読みあげます。

Part Aは全部で8問あり、ここでは「流暢さ」と「発音」が診断されています。

したがって、ただ読み上げるのではなく、ネイティブのような発音と抑揚をつけて読むことを意識することが大切です。

また、試験中は一つの文を読む時間が10秒と長めに与えられているので、文を読み終えた後は次の文に目を通すようにし、どのように抑揚をつけるのか、どこに区切れを入れるのかを事前に考えることが、パートA対策のテクニックです。

Part B: Repeat(復唱)

音声で流れてきた文章を、聞こえた通りに繰り返し読み上げます。

文章は一度しか読まれず、画面には文章は表示されません。

Part Bは16問あり、ここでは「文章構文」、「流暢さ」、「発音」が診断されています。

音声は途中からどんどん速く複雑になっていくので、すべての単語を聞き取ることは難しいです。

したがって、聞き取れた単語をもとに自分で助動詞や前置詞を補い、しっかりとした文章を話すことが大切です。

VERSANTはスピーキング力のテストではありますが、ここではスピーキングの基本となる文法の力が問われています。

基本的な文法の知識を身に付けることが、パートBの一番の対策となるでしょう。

Part C: Questions(質問)

ここでは、主に2択の質問が24問出題されます。

A or B? の形で質問されることがほとんどなので、問題文の中に出てきた単語を使って、シンプルに1単語で答えましょう。

ここでは、相手の話した単語の意味を理解する「語彙」の力が測定されています。

点数アップのためのコツとしては、1単語で単刀直入に回答することです。A or B? と聞かれた場合、I think...や This is...などは付けずに、"A"と答えるようにしましょう。

逆に、1単語ではなく長いセンテンスで話したとしても、VERSANTの機械採点では正解と認識されません。

歯切れよく1単語で回答するようにしましょう。

Part D: Sentence Building(文の構築)

ここでは、一つの文章が3つのブロックに分割され、さらに順番がバラバラになった状態のものが読み上げられます。

それを聞き、正しい順番に並べなおして答えるのが、このパートです。

例えば、a magazine / my mother / is reading という音声が聞こえてきた場合、これを並び替え、

My mother is reading a magazine.

と答えるようにしましょう。

このパートは全部で10問あり、文章を正しく並び替える「文章構造」の力と、「流暢さ」が測定されています。

ここで大事なことは、SVOなどの基本的な文型を感覚的に理解しておくことです。

このパートで複雑な文構造の文章が読み上げられることはないですが、その代わりに、文を聞き意味を考えつつ、それを並び替えるという処理を短時間で行わなければなりません。

したがって、単語を聞いた際に反射的に並び替えることができるよう、文型を頭ではなく感覚にしみこませることが重要です。

Part E: Story Retelling(話の要約)

このパートでは、5センテンス程からなる短いストーリーを聞いたうえで、それを30秒程度で要約する、ということを3問行います。

応用的な問題であり、「文章構文」「語彙」「流暢さ」「発音」のすべてが問われています。

とはいえ、ストーリー自体はそれほど難しいことについて話しているわけではなく、スピードも速くはありません。

したがって、高い点数を取るためには、できるだけ細部まで聞き取ったうえで回答することがおすすめです。

パートのタイトルには「話の要約」とありますが、要約だからと言って細かい部分を切り捨てるのではなく、解答時間の中でできるだけ多くの情報を伝えることが高得点の鍵となります。

Part F: Open Questions(自由回答)

このパートでは、個人的な意見やプライベートに関することについて、2つ質問されます。

それぞれの質問に対し40秒の回答時間が与えられるので、なぜそう考えるのかという理由も含めて答えるようにしましょう。

最終パートなだけあり応用的な問題なので、「文章構文」「語彙」「流暢さ」「発音」のすべてが測定されます。

ここでのコツは、英語の論理構成に沿った回答を心がけることです。

理由→結論となることが多い日本語の論理構成と違い、英語では先に結論を述べ、その後に理由を述べます。

したがってこのパートの対策としては、質問に対する答えを簡単に述べた後、理由を話して結論を補強するようにしましょう。

おすすめのVERSANT勉強法

おすすめの勉強法
Photo bylil_foot_

ここでは、VERSANT対策におすすめの勉強法についてご紹介していきます。

文法&単語

VERSANTで求められる文法や単語の知識はそれほど高度なものではありません。

文法に関しては中学レベル、単語も高校レベルの知識があれば十分高得点を取ることができます。

しかし、VERSANTの評価項目に「文章構文」と「語彙」があるように、基礎的な文法と単語の知識を身に付けておくことは、高得点のために必須となります。

ここに不安がある方は、しっかりと復習しておきましょう。

以下におすすめの文法参考書と単語帳のリンクを貼っておきます。

どちら基礎的な文法と単語の知識を身につけるのに役立ちますので、是非ご活用ください。

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シャドーイング

シャドーイングとは、動画や音声をスクリプトを見ずに聞きながら、流れてくる音声を2、3語遅れてそっくりそのまま影のように復唱していくトレーニングです。

これはVERSANTの評価項目の中では、「流暢さ」と「発音」のレベルアップに効果的なトレーニングです。

ネイティブスピーカーの話す英語をできるだけ真似て復唱するので、ネイティブらしい英語の抑揚や、正しい発音が身につきます。

また、リスニング力向上にも効果的なので、VERSANT対策としてぜひ行うようにしましょう。

シャドーイングの詳しいやり方は以下の記事でご紹介していますので、あわせてご覧下さい。

【決定版】英語シャドーイングとは?|初心者にも効果的なやり方・コツを紹介!のイメージ
【決定版】英語シャドーイングとは?|初心者にも効果的なやり方・コツを紹介!
シャドーイングはリスニング力を上げるトレーニング方法として有名ですが、本当に効果はあるのでしょうか?この記事では、シャドーイングとは何かやその効果について、そして具体的なやり方やコツについてご紹介します。英語学習初心者の方から上級者の方まで、皆様ご覧ください。

瞬間英作文

瞬間英作文とは、簡単な日本語を瞬間的に英語に訳していくトレーニングです。

例えば、「彼にはいとこが何人いますか?」や「今、東京は何時なの?」といったごくごくシンプルな日本語を、ひたすら素早く英語に直していきます。

これは、VERSANTの評価項目では、「文章構文」の力を鍛えるのに効果的な練習です。

シンプルな英文を素早く組み立てる練習を繰り返すことで、スピーキング力のアップにつながります。

また、瞬間英作文用のスマホアプリもありますので、忙しいビジネスパーソンでもすきま時間に勉強することができます。

VERSANTでは素早く回答を組み立てる力が必須となりますので、ぜひ瞬間英作文に力を入れるようにしましょう。

瞬間英作文の詳しいやり方は以下の記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください。

瞬間英作文は間違ったやり方では効果が出ない?正しいトレーニング方法を紹介!のイメージ
瞬間英作文は間違ったやり方では効果が出ない?正しいトレーニング方法を紹介!
本屋の英語学習コーナーで必ずと言っていいほど見かける『瞬間英作文』。英語のスピーキング勉強法としてとても人気の教材ですが、残念ながらやり方を間違えてしまうと効果はありません。この記事では、瞬間英作文を使った効果的な勉強法を、徹底的に解説していきます。

VERSANTでビジネス英語力を測定しよう!

ビジネス英語力を測定しよう
フリー写真素材ぱくたそ

ここまで、日経が提供するスピーキングテスト「VERSANT」についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

ビジネス英語力を身に付けたい方、自分の英語力がどれだけビジネスシーンで通用するのかを確かめたい方は、ぜひ受験してみてください!
 

しかし、スピーキングテストはの対策は、一人ではなかなか難しいもの。

いざVERSANTで目標点数を取得するために勉強しようと思っても、何をすればいいのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。勉強法や教材は世の中に溢れているし、どれがベストなのか自分で判断するのは至難の業です。

「時間とお金を費やしたのに、結果が全くなかった」という最悪の事態を避けるためにおすすめなのが、「VERSANT対策のプロに、ベストなやり方を聞く」という方法です。

しかし、英語系のスクールはたくさんあるし、どれを選べば良いのか分からないという方もいらっしゃるでしょう。

そこでおすすめなのが、英語コーチングの「プログリット」です。

できるだけ時間をかけず効率的に目標を達成するためには、自分の課題が何で、それを克服するためには何が必要なのかを正しく理解した上で学習する必要があります

プログリットでは、専属のコンサルタントがあなたの英語力における課題を解明し、最適な学習プラン・カリキュラムを構築し、学習の継続を徹底サポートしてくれます。

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参考文献

日本経済新聞社 人材教育事業局:VERSANT 日経スコア活用 BOOK
VERSANTスコアレポートサンプル https://www.versant.jp/_common/_js/pdfjs/web/viewer.html?file=Sample-Score-Report_VET.pdf
2017年 TOEIC Listening & Reading Test 世界の受験者スコアとアンケート結果を発表いたします 日本の平均スコアは、517点|プレスリリース|IIBCについて|IIBC https://www.iibc-global.org/iibc/press/2018/p098.html
 


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