
岡田さん

ミランダ
あらまあ。岡田さんが続けられなかった理由はなんだったのかしら?

岡田さん
後回しにするうちにやらなくなってしまったことですかね…
そもそも効果が出てるのか自信なかったので、時間を割かなくなってしまいました…

ミランダ
まずは、シャドーイングの目的を理解し、自分に合った学習方法を見つけることね!なんとなく初めてしまったり、適切でない方法を試した場合は、効果を感じる前に挫折してしまうわ!シャドーイングの目的を明確にして正しく学習できるコツを知りましょう!
コンテンツ [表示]
- 1シャドーイングとは?
- 1.1シャドーイングの概要
- 1.2シャドーイングの種類
- 2シャドーイングのどこでつまずいている?【原因5選徹底解明】
- 2.1挫折原因①:自分に合った教材がわからない
- 2.2挫折原因②:効果が感じられない
- 2.3挫折原因③:モチベーションを継続できない
- 2.4挫折原因④:時間の確保が難しく継続できない
- 2.5挫折原因⑤:いろんなやり方があってどれが正しい方法かかわからない
- 3シャドーイングの正しいやり方
- 3.1シャドーイングの正しい手順
- 4自分に合ったシャドーイングのやり方を見つけよう!【学習診断表あり】
- 5シャドーイングのやり方①:シャドテンを活用する
- 5.1シャドテンとは?
- 5.2シャドテンの活用メリット3つ
- 6シャドーイングのやり方②:アプリを使用する
- 6.1おすすめアプリ:VOA Learning English
- 7シャドーイングのやり方③:市販教材を使用する
- 7.1おすすめ教材:公式TOEIC問題集
- 8シャドーイングのやり方④:YouTubeを活用する
- 8.1おすすめ動画:TED
- 9シャドーイングのやり方まとめ
シャドーイングとは?
効率よくリスニング力アップできる学習方法として話題になっている「シャドーイング」。
英語学習している方なら、取り組んだことがある、あるいはこれからやってみたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
しかしこのシャドーイング、正しい手順で毎日コツコツ行わなければ、効果は表れません。
自分に合った教材を知らなければ、効果が実感できず挫折してしまいますし、やり方に自信がなければ、継続することが難しくなります。
「なぜシャドーイングを実施するに至らなかったのか」「もしくは継続できていないのか」どこでつまずいているのか原因から考え、自分に合ったシャドーイング方法を見つけていただければと思います。
この記事では、皆さんに効果的に英語力をアップしていただくため、一人ひとりに合ったシャドーイングの取り組み方を見つけていただきます。
記事中間部には、以下の「シャドーイングの取り組み方診断」があるので、自分に合ったシャドーイングのやり方を見つける際に役立ててみてください!
シャドーイングの概要
シャドーイングとは何か概要から一度おさらいし、トレーニングの目的を再確認していきましょう。
シャドーイングとは、英語音声を聞きながらそっくりそのまま、影(shadow)のように少し遅れて復唱していくトレーニングです。
シャドーイングでは、スクリプトは見ずに英語ネイティブが話す音声だけを聞き、忠実に真似して発音することが重要になります。
シャドーイングの効果①:音声知覚の自動化(リスニング力アップ)
リスニングをする際、脳内では、耳から入った音声を”意味を持つ言語”として知覚する音声知覚と、その音声がどういう意味なのか理解する意味理解の2つのプロセスが行われています。
ネイティブの速い英語についていこうと、聞こえてきた英語音声一つひとつを聞き取ろうと必死になっている方は、音声知覚にエネルギーを消化し、「話の内容を理解する」という本来のリスニングの目的である意味理解を疎かにしているため、リスニング力が伸びません。
シャドーイングでは、前者の音声知覚を鍛え、自動化させることで、日本語で話している時のように無意識のうちに意味理解に集中できる状態を作り出します。
つまり、シャドーイングをすることで、音と同時に意味理解を促す力を鍛えられるので「ネイティブの会話が早すぎて理解できない」というようなことはなくなり、リスニング力は格段にアップします。
シャドーイングの効果②:発音が改善される
実は、細かな部分まで忠実に真似するよう心がけるシャドーイングでは、ネイティブ特有の音の変化やアクセントなど、普段は意識しない細かい点まで注意するようになります。
正しく発話することを意識するため、発音は良くなり、自分がネイティブに近い発音を習得することで、ネイティブの発音が認識できるようになります。
リスニング力・発音を同時に向上させることができるので、一石二鳥のトレーニング方法だと言えます。
シャドーイングの種類
シャドーイングは2種類あり、段階を踏んで取り組むことで、シャドーイングの効果を最大限得ることができます。
- プロソディ・シャドーイング…聞こえてきた音のみに集中して行うシャドーイング。一般的に「シャドーイング」と呼ばれているトレーニングはこちらです。上記した音声知覚の自動化を促します。
- コンテンツ・シャドーイング…聞こえてきた音声の意味にも意識を置いて行うシャドーイング。
一般的にプロソディ・シャドーイングから着手し、まずは脳内で音から単語へと照合するスピードを鍛えることが、最短でリスニング力アップさせるコツだと言われています。
余裕のある方は、コンテンツ・シャドーイングも行うことで、意味を考えながら英語を発話できるようになる回路を脳内に構築します。これが「英語脳」と言われるもので、徐々に音声・単語・意味を同時に理解しながらコミュニケーションが取れるようになります。
シャドーイングのどこでつまずいている?【原因5選徹底解明】
リスニング力アップに効果的なシャドーイングですが、なぜ継続できない方が多くいるのでしょうか?
挫折するポイントごとに原因を確認していきましょう。
主な原因は以下の5つです。
- 自分に合った教材がわからない。
- 効果が感じられない。
- モチベーションを継続できない。
- 時間の確保が難しく継続できない。
- いろんなやり方があってどれが正しい方法かかわからない。
挫折原因①:自分に合った教材がわからない
シャドーイングをやり始めたいとなった方の中で、教材選びに苦戦し、結局始められない・継続できない、という方が多くいらっしゃいます。
実はこの教材選び、とても難しいです。
前提として自分の現時点での英語レベルを知っていて、そのレベルに最適な教材まで知らなければ、効果的な英語学習はできません。
自分に合った教材レベルがわからないと、簡単な教材を使って飽きてしまったり、難しすぎてモチベーションが下がったりしてしまいます。
そして、レベル以外にも、興味があるもの、スクリプトがあるものでなければ、シャドーイングを継続することは難しくなります。
また、英語力の伸びに伴い、教材の難易度を適宜上げていく必要もありますので、レベルに合った教材選びが面倒になり挫折してしまうことが多いです。
解決策①:教材の正しい選び方を知る
解決策の一つ目は、「ご自身が教材の正しいやり方を知る」方法です。
ご自身で教材を選ぶ際は以下の3点に注意しましょう。
①自分のレベルに合ったものを選ぶ。
諸説ありますが、音声を聞いて50〜60%程度の内容を理解できる教材が、シャドーイング課題として最適なレベルです。
※説によっては80%程度と言うこともありますが、自分の現状では“少し難しい“と感じるレベルのものが推奨、という意味合いです。
②自分が学びたい英語を選択する。
英語には、アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語など、様々な種類があります。それぞれの国によって特徴的な発音があるため、出張先や取引先・留学先など既に決まっている場合は行き先の発音に合わせたものを選ぶのがコツです。
③スクリプトがあるものにする。
シャドーイングをする前に、内容をしっかりと理解するためにスクリプトが必要になります。和訳があることによって、内容を事前に把握することができるため、意味を理解しようとせず、より忠実に音に集中することが可能になります。(余裕がある方は、知らなかった単語の意味や発音まで確認できると、語彙力の向上も図れます。)
解決策②:教材選びはプロに任せる
解決策二つ目は、「教材選びはプロに任せる」という方法です。
これからご紹介するシャドテンでは、英語のプロがあなたの英語レベルに合わせて教材を選んでくれます。教材選びに無駄な労力と時間を使いたくないという方におすすめです。
挫折原因②:効果が感じられない
シャドーイングの目的がわからないまま、なんとなく取り組んでしまい、効果を感じる前に挫折してしまうケースです。
シャドーイングの目的は「音声知覚の自動化」です。
シャドーイングは、楽なトレーニングではなりませんが、音声知覚の自動化という目的を理解した上で、正しい方法でコミットしていれば最短でリスニング力を上げることができます。
なお、リスニング力は短期的な成果が感じづらいため、シャドーイングが効率的と言えど、半年〜1年ほど継続しましょう。
シャドーイングを始める際は、「このトレーニングで何を鍛えているのか」明確に理解した上で取り組むようにすると挫折することは少なくなります。
挫折原因③:モチベーションを継続できない
何度もお伝えしますが、シャドーイングを始めたからといってすぐに効果が出るわけではありません。
根気強く学習に取り組む姿勢を持ち、成長過程を楽しむことができるかどうか、がシャドーイングで英語力を伸ばすコツです。
成長過程を楽しむため、「日を重ねるごとに発話が楽になった」「単語がクリアに聞き取れるようになった」というような小さな進歩であっても、英語力の向上を実感できるようになりましょう。
毎日の小さな進歩が積み重なり「知らないうちに英語が聞き取れるようになっていた!」と効果を感じる日が絶対に訪れます。
コツコツ取り組まず、どんどん自分を追い込むような学習をしてしまっている方は、途中でモチベーションが下がってしまい、挫折してしまいます。
【図解】ドラゴン桜 第7話メモ
— 地理おた部 ~高校地理お助け部~ (@geographybu) June 6, 2021
ぼそぼそシャドーイングとは?#ドラゴン桜 pic.twitter.com/SuzkIz8Ylj
挫折原因④:時間の確保が難しく継続できない
シャドーイングは1分程度の英語音声を、最低30分から、できれば1時間かけてトレーニングするのが望ましいと言われています。
むしろそれ以上やると英文の「記憶」に繋がりやすくなり、正しくシャドーイングできなくなってしまう可能性が高いため、短く、効率的に行うことが重要です。
プライベートや仕事が忙しく英語学習の優先度が下がってしまったり、初めから完璧を求めすぎて学習予定を詰め込みすぎてしまうと継続が困難になります。
シャドーイングは、継続することで英語が定着し、効果が表れるトレーニング方法なので、毎日コツコツと続けられなければ、効果も表れにくく、結果として続けるモチベーションをさらに下げてしまいます。
解決策:強制的に学習する場を作る
英語学習の時間を捻出できずに困っている方は、強制力のあるコーチングに申し込んだり、毎日タスクが課されるアプリなどを使用すると良いでしょう。
特に、コーチングでは「どんな目標」があって「いつまでに」英語力アップしたいか、ヒアリングした上で学習スケジュールを組んでくれるので、一度話を聞きに行ってみるのも良いでしょう。
挫折原因⑤:いろんなやり方があってどれが正しい方法かかわからない
シャドーイングをやり始めるにあたりネット上で検索し、様々な情報が行き交うあまり、どの情報を信用してシャドーイングのやり方を確立すべきか困惑してしまったことはありませんか?
コンテンツによって情報に違いがあるとなおさら「正しいやり方」がわからなくなり、自分の学習で効果が出るという自信を持てなくなってしまいます。
このような状態になると、わざわざ時間を捻出してまで学習するようなことはなくなるので、継続することが難しくなります。
「効果が出る」と自信を持って学習を継続するためにも、まずは下記で、シャドーイングの正しいやり方をしっかりと確認しましょう。
シャドーイングの正しいやり方
では、どのようにシャドーイングを学習していけば良いのでしょうか?
シャドーイングの正しい手順を見ていきましょう。
初めから正しい方法で取り組むことが、時間を無駄にすることなく効果的に学習を進めるコツなので、一度丁寧に確認しておきましょう。
シャドーイングの正しい手順
シャドーイングの正しいやり方(1日目)
- 1. 英文スクリプトがある英語音声を用意する。
- 2. 動画内でシャドーイングする部分を1分ほど決める。
- 3. 字幕を見ずに英語音声を3回※1まで聞き、理解度を確認する。
- 4. 英語音声を流し英文スクリプトを見ながら、聞き取れなかった部分を確認する。
- 5. 英語音声を流し日本語字幕で意味のわからない表現の意味を確認する。
- 6. 英語音声を流し英文スクリプトを見ながら同時に発声する(オーバーラッピング)。10回繰り返す※1。
- 7. 英語字幕(スクリプト)は見ず、英語音声だけを聞き復唱する(シャドーイング)。30回繰り返す※1。
- 8. 自分の音声を録音する。
シャドーイングの正しいやり方(2〜4日目)
- 1. 英文スクリプトを見ながら前日の録音した音声を聞き、音の変化・抑揚・リズム・発音が忠実にまねできているか確認する。
- 2. 改善部分を意識しながらシャドーイングを一日50回行う。
- 3. 再現精度が90%以上になったら(目安3日)次の題材を探す。
※くりかえし
※1 回数はあくまで目安です。人それぞれ最適解は異なり、効果を保証する記述ではありませんので予めご了承くださいませ。
※2 音の変化→抑揚→リズム→発音の順でネイティブの発音に近づけていきましょう。
「音の変化」…リエゾンやリダクションなど、英語を話すときに起こる発声音の変化のことでことを指します。
例)「like it」を「ライク イット」とは読まず「ライキッ」と自然な発音になるよう変化のことです。
文字だけだとシャドーイングのイメージが湧かないという方は、他の手段でシャドーイングのやり方への理解を深めてみましょう!
大きく分けて手段は以下3つです。
シャドーイングのやり方を知る①:YouTubeで情報収集
正しい情報か見極めることが重要ですが、YouTubeから情報収集するのも一つのコツです。
まりあの英語コーチングでは、シャドーイングの正しいやり方を紹介しています。学習風景をイメージしやすいのでおすすめです。
シャドーイングのやり方を知る②:ウェビナーに参加する
シャドーイングの効果や正しい学習方法を、プロから学びたい方はウェビナーに参加するといいでしょう。
定期的に開催されているウェビナーがあるようなので、ぜひご覧ください!
https://www.shadoten.com/webinar.html
シャドーイングのやり方を知る③:「英語学習2.0」を読む
この本では、英語力を効率的に伸ばす方法としてシャドーイングが紹介されています。
シャドーイングの効果や独学する際に使える教材・シャドーイングの正しいやり方についても詳細が言及されています。
「どう学習したら英語力が伸びるのか」論理的に理解した上で学習に取り組みたい方におすすめです。
自分に合ったシャドーイングのやり方を見つけよう!【学習診断表あり】
シャドーイングの正しいやり方を確認したところで、取り組み方も見直してみましょう。
自分に合ったシャドーイングのやり方を模索している方のために、「シャドーイングの取り組み方診断」を用意しました。
表にある問いに答えると、どのように学習していけば効果的に継続できるか、ご自身の適性に合った学習法が知れるようになっていますので、最適な学習方法を見極めるために役立てていただければと思います。
何を使ってシャドーイングするのが一番自分に合っているか、表内4つから選んだ方は、それぞれ教材別の取り組み方まで確認していきましょう!
自習できると感じた方は、以下3ステップを踏んだ後シャドーイングに取り組みましょう。
- 目標設定「いつまでにどのレベルまでリスニング力を伸ばすか」を明確にする。
- ディクテーション(英語の音声を聞きながら流れてくる英語を文字起こしして、現状どれくらい英語が聞き取れているのか目安を測る)をする。
- 自分に合った教材を選ぶ。
シャドーイングのやり方①:シャドテンを活用する
学習方法に自信がなかったり、教材選びが億劫だという方は、シャドテンを活用することをおすすめします!
シャドテンとは?
「シャドテン」とは、シャドーイングを効率的に行うためにつくられたサービスのことで、アプリ一つでシャドーイング学習が完結する優れものです。
英語のプロが自分のレベルに合ったシャドーイング用教材を選んでくれるので、教材選びに無駄な労力を使うことも、効果のない学習をし続けることもなくなります。
また、シャドーイング練習した音声を録音し提出すると添削が返ってくるので、効率的に自分の課題にアプローチでき、最短で英語力を上げることができます。
シャドテンの活用メリット3つ
シャドテンのメリット①:英語のプロが教材を選んでくれる
シャドテンでは、登録時に「リスニング力診断」があり、その結果を元に英語のプロがあなたにとってベストの教材を提供してくれます。
「英語スキルの中でもどの部分が足りていないのか」「英語レベルはどのくらいなのか」診断した上で、シャドーイングで使用する教材を選んでくれるので、もう教材選びで悩む必要はありません。
なんとなく選んだ教材が合っておらず、「時間を費やしたのに効果が出なかった」ということがないので安心です。
シャドテンのメリット②:いつでもどこでも正しく学習できる
シャドテンは、忙しかったり予定を立てるのが難しい方でも、すきま時間にスマホ一台ですぐにシャドーイングに取り組めるのでおすすめです。
シャドーイングのやり方がわからなくなってもアプリ内の動画で学習方法をすぐに確認できますし、再生スピードを調整したり、うまく聞き取れなかった部分だけリピートできる機能も付いているので、シャドーイングを効率的に進めることができます。
また、録音した音声の添削は24h以内に届くので、早いタイミングでご自身の発音の癖や、英語の課題に気づき、改善していくことが可能です。
あの本田圭佑さんも、現在シャドテンを使ってシャドーイングに挑戦しているということで、忙しい中でも取り組み方を工夫して継続されている方は多くいらっしゃいます。「英語力を伸ばしたい」と本気で考えるのであれば、忙しいからと諦めずぜひ挑戦してみましょう。
シャドテンのメリット③:英語の伸びた部分・課題点を提示してくれる
シャドテンの添削では、毎回 Good Point と Development Point が書かれているので、自分では気づかなかった英語力の伸びを実感したり、新たな課題点に気づくことができます。
シャドテンでは、第三者からのきめ細やかなアドバイスがもらえるため、モチベーション維持することができます。
動画でも学習の仕方を確認できます。
少しでも気になった方は、ぜひ「シャドテン」活用してみてください。
シャドーイングのやり方②:アプリを使用する
独学でアプリを使ったシャドーイングに興味がある方、
使い勝手が良く、低コストで始められるアプリは魅力的ですよね。
シャドーイング練習に使い勝手が良いアプリは限られているので、ここではその厳選をお伝えし、すぐに学習する方法を身につけていただければと思います。
おすすめアプリ:VOA Learning English
「VOA Learning English」というアメリカ国営ラジオ局「Voice of America」が英語学習者向けに作っているアプリです。
アメリカ国営ラジオ局が運営しているものということもあり、英語の文法ミスはなく、聞き取りやすい音質のため、シャドーイングにはとても最適です。
ニュースとはいえ、使用されている英単語レベルは比較的容易なものなので、英語学習初心者の方から上級レベルの方までご活用いただけます。
再生速度を調整できたり、英語音声に合わせてスクリプトの色が変わる機能があったりと、使い勝手が良く、効率的にシャドーイング学習できるのでおすすめです。
注意点
- 一つの報道を全てシャドーイングすると長いので、1分程度に区切ったものを課題にしましょう。
- 録音・添削する作業はご自身で行う必要があります。
シャドーイングのやり方③:市販教材を使用する
独学で机に向かってコツコツ学習したい方、手元にスクリプトがあった方が便利だという方は、教材を使用してシャドーイングに取り組みましょう。
おすすめ教材:公式TOEIC問題集
ご紹介するのは、TOEICの公式問題集です。
シャドーイング用の教材ではありませんが、TOEICのリスニングパートをシャドーイング学習に活用することで、3つのメリットが得られます。
①日常会話レベルの英語で学習できる
TOEICは英語圏での日常会話を想定した問題が作られており、多くの方が初聴でも半分以上理解できるレベルになっているため、シャドーイングに適していると言えます。
②なまりのない英語で学習できる
TOEICで使われる音源は、イントネーションのクセやアクセントに偏りがないため、比較的聞き取りやすい音源になっています。
③文量がシャドーイングにちょうど良い
TOEICのPART3やPART4の長文は、1題45~60秒ほどの内容であることがほとんどです。途中で区切ることなくそのまま1課題として使えるのは便利です。
シャドーイングに特化した教材もたくさん市場に出回っていますが、もともとご自宅にTOEICの問題集を持っているのであれば、わざわざシャドーイング用の教材を購入しなくても充分活用できます。
ましてや、TOEICリスニングセクションのスコアアップを狙っているのであれば、TOEICの音声に慣れることでそのままTOEIC対策にもなるため、こちらを活用した学習方法をおすすめします。
注意点
- CDを巻き戻したり、録音する際に手間がかかります。
シャドーイングのやり方④:YouTubeを活用する
最後はYouTubeを使ったシャドーイング学習方法をお伝えします。
独学で「楽しく学習したい」「好きなコンテンツを課題にしたい」という方はYouTubeがおすすめです。
YouTubeでは、教材として難易度の高すぎるものが多いため、教材選びの際は十分注意し選択しましょう。
おすすめ動画:TED
シャドーイングのレベルは一気に上がります。
TEDのプレゼンは、TOEICなどのように綺麗な発音で収録された英語ではありません。
世界各国の方がプレゼンターとして登壇するTEDでは、音の変化がたくさん出てくる上に、地域によって英語のイントネーションの違いもみられます。こういった生の英語でシャドーイングすることは、実際の英会話でのリスニングの強化に大いに役立ちます。
TEDは、かなりの動画数がアップされており、毎日シャドーングしても動画が不足することはないため、永久に無料でシャドーイングできるコンテンツだと言えます。
英語字幕の有無やスピード調整はもちろんのこと、日本語字幕でも意味確認することができるため、内容までしっかりと理解しながら学習できます。
注意点
- 2,30分ある動画なので「シャドーイングする部分1分」を決めて行う必要があります。
シャドーイングのやり方まとめ
ここまで、シャドーイングを継続できない原因や一人ひとりに合った教材の選び方・やり方のコツをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
シャドーイングは難易度の高いものではありますが、英語学習初心者の方から上級者まで、リスニング力やスピーキング力を上げられる非常に効果的なトレーニングです。
ドラマでも取り上げられて、「シャドーイング」は今まさに話題の学習方法です。
【実践用】
— ドラゴン桜2(公式) (@mita_norifusa) June 6, 2021
"ぼそぼそシャドーイング"のやり方!#ドラゴン桜 pic.twitter.com/usthcCxEF1
この記事をきっかけに、今日からシャドーイングに挑戦してみようと思ってくれた方が一人でもいらっしゃれば幸いです。
とはいえ、自分に適したレベルの教材を見つけ、自分の発音を自分で改善していくことが容易ではないことは、十分ご理解いただけたかと思います。
そこでおすすめなのが、やはり自分のシャドーイング教材をプロに選んでもらい、音声を添削してもらうことです。
最短でリスニング力を上げるコツは、第三者から客観的にアドバイスもらうことに尽きると思います。
記事の中間部でもご紹介した、英語コーチングのプログリットが運営している「シャドテン」では、アプリひとつで手軽にシャドーイングを行うことができ、プロのスタッフが毎日添削し、細かな改善点まで教えてくれます。
教材に関しても、自分の英語力や英語を使うシチュエーションに合わせ、WPMをもとにスタッフと決めていくため、自分にとってベストの教材で効率よく英語力を伸ばすことができます。
7日間の無料体験も実施しているため、「プロのアドバイスのもと着実に英語力をつけたい」「忙しいので効率よく勉強したい」という方は、ぜひ一度「シャドテン」を試してみることをおすすめします!
最近、話題になっているシャドーイングという英語勉強方法に挑戦してみたのですが、継続するのが難しく挫折してしまいました…