
ミランダ

岡田さん
、、、。今更誰にも聞けなかったんですが、実はちょっと曖昧なんです。

ミランダ
三単現のsは初歩的な英語のルールだから、ここでしっかりマスターしておきましょう!

岡田さん
はい!三単現のsについて教えてください!
三単現のsってなに?
「三単現のs」は、中学校の英語の授業で何度も出てきた言葉だと思いますが、みなさんはこの三単現のsについて完璧に理解できていますか?意外と理解があやふやな方もいると思います。今回は、今さら聞けない三単現のsについて詳しく解説していきます。
その前に、三単現という言葉が一体どういう意味なのかご説明しておきます。
三単現=三人称単数現在形
三単現とは、三人称単数現在形を略した言い方で、三人称、単数、現在形の3つの言葉を組み合わせたものです。
三人称
三人称とは、話し手や聞き手以外の人や物のことです。一人称、二人称と一緒に下にまとめておきます。
一人称:話し手自身(I・We)
二人称:聞き手や読み手(You)
三人称:話し手(一人称)と聞き手(二人称)以外の人や物
単数
単数とは、1人、1つのことです。2人以上、2つ以上は、複数です。
現在
現在とは、時制が現在であることを表します。また、一般的に知られていることや繰り返しおきる習慣について言及する際にも使用します。例文を見てみましょう。
The earth goes around the sun.
地球は太陽の周りをまわっています。
Everyone has 24 hours a day.
一日は24時間です。
Robert wakes up at 6:00 everyday.
ロバートは毎日6時に起床します。
三単現のsの用法を知ろう
英語では、三人称単数を主語とする現在形の文のとき、一般動詞は三人称単数現在形の形を取ります。一般動詞の語尾に「s」「es」「ies」を付けることで、三人称単数現在形の形となります。
She likes pizza.
彼女はピザが好きだ。
◯説明
主語が三人称単数且つ現在形の文章なので、動詞が三人称単数現在形の形を取り、「likes」となっています。
They like pizza.
彼らは、ピザが好きだ。
◯説明
「They」は三人称だから動詞は「likes」じゃないのかと思った方もいると思います。「They」は三人称ですが、「彼ら」という複数を表します。三人称、単数、現在の全ての条件が揃ったとき、動詞は三人称単数現在形の形をとります。
三単現のs・es・iesの使い分け
主語が三人称単数で現在形の文の一般動詞には、「s」「es」「ies」を付けるということはお分かりいただけたかと思いますが、それでは「s」「es」「ies」はどう使い分けるのでしょうか?三単現が苦手な人の多くは、どの場合に「s」をつけて、どの場合に「es」をつけるのか、使い分けができていないことが多いです。それぞれ使い分け方をまとめておきます。
s・x・ch・sh・oで終わる動詞にはes
「s・x・ch・sh・o」で終わる動詞には「es」を付けます。
pass → passes
finish → finishes
watch → watches
子音+yで終わる動詞にはies
子音+「y」で終わる動詞は、「y」を「i」に変えて「es」を付けます。
study → studies
try → tries
その他の動詞にはs
上記以外の動詞は基本的に「s」をつけます。
read → reads
sing → sings
know → knows
例外
上記ルールの例外をご紹介しておきます。「have」は「e」で終わっていますが、「haves」ではありません。
have → has
三人称単数現在形の否定文と疑問文
ここまで三単現のsについてご説明してきましたが、全て肯定文でした。三単現のsを使った文が否定文や疑問文になったとき、動詞の形はどうなるのでしょうか?ここでは、三人称単数現在形の否定文や疑問文についてご説明します。
三人称単数現在形の否定文
肯定文:Tom lives in New York.
否定文:Tom does not live in New York.
否定文では、動詞についていた「s」が消え、その代わり助動詞の「do」に「es」が付くことで三単現を表します。
三人称単数現在形の疑問文
肯定文:Tom lives in New York.
疑問文:Does Tom live in New York? -Yes, he does. / No, he doesn't.
疑問文でも、動詞についていた「s」が消え、その代わり助動詞の「do」に「es」が付くことで三単現を表します。
三単現のsまとめ
今回の記事では「三単現のs」についてご説明してきました。慣れるまでは三人称単数の見分けがつかなかったり、語尾に「s」を付けるのか「es」を付けるのか迷ったりすることがあるかと思いますが、数をこなせば感覚的に分かるようになってきます。
動詞に三単現のsを付けなかったからと言って意味が伝わらないということはありませんが、やはり正しい文法を使うに越したことはありません。特にこのような初歩的な文法は、しっかりと使いこなしておかないと少し教養のない印象を受けてしまいます。これを機に完璧にマスターしてしまいましょう。
岡田さん、三単現のsについてちゃんと説明できる?