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英語の記号一覧|「カンマ」「ダッシュ」など、意味や読み方を分かりやすく紹介!

日本語の文章の中で使われる記号と言えば、「、」や「。」などの句読点くらいですが、英語には、文章を読みやすくするための記号が、よく使うものだけで14種類もあります。この記事では、そんな英語の記号を一覧にしてご紹介していきます。

もくじ

英語の記号は種類がたくさん!

日本語で、文章を読みやすくするために「、」や「。」などの句読点を使うように、英語にもいろいろな記号が使われています。英語の記号は日本の句読点よりも種類が豊富で、ピリオドやカンマ、ダッシュやコロンなど、よく使われているものだけで14種類もあります。

今回は、そんな英語記号の中でも、よく使うものを一覧にして意味や読み方をご紹介していきます。

見たことはあるけど、読み方や意味が分からない記号があるという方は、是非ご覧ください。

英語記号の意味・読み方一覧①ピリオド・クエスチョンマーク・エクスクラメーションポイント

まずは、英語の文末で使われる記号を3つご紹介します。

英語記号「.」

始めにご紹介するのは、「.」です。読み方は「ピリオド」が一般的ですが、イギリス英語では「フルストップ」、日本語では「終止符」とも読まれます。使い方は主に2つです。

ピリオドの使い方①文の終わりを示す

ピリオドは、日本語の「。」と同じ働きをし、文の終わりを意味する記号として最もよく使われます。質問文以外の文は、ほとんどピリオドで終わります。

ピリオドの使い方②省略を表す

主に文の終わりに使われるピリオドですが、単語の省略を意味することもあります。例えば、住所などでよくみる「st.」は道を意味する「street」をピリオドを使って省略した形です。他にも、月の名前を省略して、「January」を「Jan.」と書いたりもします。

英語記号「?」

「?」は質問文の終わりを意味する記号です。読み方は「クエスチョンマーク」で、日本語では「疑問符」と読まれることもあります。

英語記号「!」

「!」の読み方は、アメリカ英語では「エクスクラメーションポイント」、イギリス英語では「エクスクラメーションマーク」、日本語では「感嘆符」です。驚きを表したい時や何かを強調したいときに文末で用います。例えば、「He said, “Wow!”」のような文で登場します。

英語記号の意味・読み方一覧②カンマ・セミコロン・コロン

日本語で文章を書くときにセミコロン(;)やコロン(:)を使うことはまずありませんよね。しかし、英語の文章では意外と見かけることが多いのがこの2つです。

英語記号「, 」

ピリオドと並んでとてもよく見かけるのがこの記号です。読み方は「カンマ」で、主に3つの使い方があります。

カンマの使い方①読点として使う

カンマは、文の途中で区切りを表すために使われることが多いです。日本語の読点(、)に近い英語記号ですね。

カンマの使い方②人の名前を呼びかける

文の中で誰かに呼びかける際は、カンマを使って残りの文と切り離します。

Thanks for your help, John. 
ジョン、手伝ってくれてありがとう。

カンマの使い方③羅列する

英語の文の中で人の名前や物の名前を羅列するときには、カンマを使って1つ1つを区切り、最後の1つの前で「and」や「or」をつけます。

Clara buys bread, milk, and butter at the grocery store. 
クララはスーパーでパンとミルクとバターを買います。

英語記号「;」

日本語ではあまり見かけない記号ですが、「;」もよく使われます。読み方は「セミコロン」で、それぞれ独立した節をつなげて1つの文にする働きをします。セミコロンは、2つの節の繋がりが強いときに、ピリオドの代わりに用います。例えば以下の例文を見てください。2つの節の内容は密接に繋がっています。

John was hurt; he knew Clara only said it to upset him. 
ジョンは傷ついた;彼はクララの言葉が彼を怒らせるためのものだと分かった。

英語記号「:」

「:」の読み方は「コロン」です。コロンの使い方は、主に3つです。

コロンの使い方①引用・例・羅列などを示す

コロンの使い方で多いのが、引用・例・羅列などを紹介する言葉に続いて、その内容を書くときです。例をみてください。

He was planning to study three subjects: economics, sociology, and biology. 
彼は3つの教科を勉強しようと計画していた:経済学、社会学、そして生物学。

コロンの使い方②独立した節を繋げる

セミコロンの使い方と似ていますが、2つ目の節が1つ目の節を説明するときには、コロンを使うこともできます。例文です。

I didn’t have time to get changed: I was already late. 
私には着替えてる時間がなかった:私はすでに遅刻していたから。

コロンの使い方③強調する

コロンの使い方3つ目は、何かを強調するときです。強調したい部分がコロンの後にきます。

You know what to do: practice.
もうやらなきゃいけないことは分かっているだろう:練習だ。

英語記号の意味・読み方一覧③ハイフン・ダッシュ

ハイフンとダッシュは、見た目が似ているため混同されがちですが、実は全く違う意味の記号です。違いを順番に解説していきます。

英語記号「-」

ハイフンは、2つ以上の単語をつなぎ合わせて1単語にする時に使われます。

例えば、数字の「22」を英語で書くと、「20」を意味する「twenty」と「2」を意味する「two」を組み合わせた「twenty-two」になりますよね。他にも、「一部」を意味する「part」と「時間」を意味する「time」を組み合わせた「part-time(非常勤)」もハイフンで結ばれています。

英語記号「–」「ー」

ダッシュには2種類あります。ハイフンより少しだけ長いものが「en ダッシュ」、その2倍の長さのものが「em ダッシュ」です。それぞれ、「n」と「m」の長さと等しいことに呼び名は由来しています。

ダッシュの種類①en ダッシュ

短い方のen ダッシュは、長さや繋がりを示す記号です。

例えば、「2000年から2005年まで」と言うときには「2000–2005」と書きます。また、電車の範囲を示すときにニューヨークとボストンを繋いでいる電車であれば、「Boston–New York trains」と書きます。

ダッシュの種類②em ダッシュ

em ダッシュは、カンマ、コロン、クオテーションマークの代わりに用いられます。使う理由は、文を読みやすくするためや、強調するためです。例文です。

She gave him her answer ー No! 
彼女は彼に答えた–ダメ!

英語記号の意味・読み方一覧④アポストロフィー・クオテーションマーク

最後にご紹介するのは、アポストロフィーとクオテーションマークです。どちらも、英語で文章を書くときには知っておくべき記号です。

英語記号「’」

「’」は「アポストロフィー」という読み方の記号で、主に3つの使い方があります。

アポストロフィーの使い方①文字を省略する

単語の中で文字が省略されているときには、アポストロフィーを使ってそれを表します。

例えば、「cannot」を省略して「can’t」にしたり、「do not」を省略して「don’t」にしたりする際に使用します。

アポストロフィーの使い方②所有を表す

英語で「太郎の車」などと所有を表すときには、アポストロフィーと「s」を使って、「Taro’s car」のように表します。固有名詞と一緒に使うことが多いです。

アポストロフィーの使い方③小文字の複数形を表す

英語のアルファベットの小文字を複数形にしたいときには、「’s」を文字の後につけます。例えば、「彼は4つのxが入った文を作った」は「He made a sentence with 4 x’s」です。

英語記号「”」

「”」の読み方は「クオテーションマーク」で、日本語では「引用符」とも呼ばれています。この記号は日本語のカギカッコにあたり、誰かの発言や引用を表します。基本的にはカンマの後に引用を始める場合がほとんどです。

クオテーションマーク内の最初の文字は、文が完全文なら大文字、そうでないならば小文字です。例文をみてみましょう。

She said, “Don’t go outside.” 
彼女は「外に行かないで」と言った。

英語記号の意味・読み方まとめ

この記事では、よく使われる英語記号を一覧でご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

英語では日本語以上にいろいろな種類の記号が日常的に使われています。日本人には馴染みのないような記号であっても、小説から学術論文まで幅広く登場するので、意味を知っておくととても便利ですよ。

是非、今回ご紹介したような記号だけでも覚えておいてください!

Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてプログリットのカリキュラム開発を行う。

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