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英語の長文読解に今すぐ役立つ読み方・解き方のコツ7選!

英語の長文読解は、試験においてもビジネスにおいても必要となる場面が多いですが、なかなか対策が難しいと言われる学習の一つです。この記事では、長文読解の読み方・解き方のコツを7つご紹介します。是非自分に合う方法を見つけて、学習に取り入れてみてください。

もくじ

長文読解のコツとは?

大学受験やTOEICなどの英語試験を受ける方も、仕事で英語のメールや書類をよく読まれる方も、英語の長文を読むことが苦手な方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、英語長文が苦手な方に向けて、英語長文を読む、英語長文の問題を解くためのコツを、7つご紹介していきます。

ぜひ7つのコツを読み、実践してみて下さい!

英語長文はなぜ難しい?

そもそも、英語長文を読んでいるとき、なぜ途中でわからなくなってしまうのでしょうか?

ここでは、英語長文がなぜ難しいのかの理由を3つご紹介します。

英語長文はなぜ難しい?①:そもそも知識が足りない

当然のことですが、英語のベースとなる単語や基本的な文法の知識が足りていないと、英語長文を読み解くのは難しいです。

特に、難しい長文になってくるほど、修飾語を多用した長い文や、倒置法や仮定法を使った表現など、正しい文法の知識がないと意味をとらえるのが難しい文が増えてきます。

英語の長文読解が苦手な人は、まず単語帳や文法の参考書を勉強し、しっかりとした単語や文法の知識を身に付けましょう。

英語長文はなぜ難しい?②:読むスピードが遅い

英語長文が読めない、特に試験の中で制限時間内に長文読解の問題を解くことができないという場合は、英語の文を読むスピードが遅いことが原因にあります。

英語の文を読むスピードが遅い人の特徴としては、「英語の文を後ろから返り読みし、それを一語一語日本語に訳していく」というプロセスを踏んでいることが多いです。

しかし、この読み方では英文を英語の順番通りに読んでいく人に比べて、当然読むスピードは遅くなってしまいます。

多読などのトレーニングを通じて、返り読みをしない癖をつけましょう。

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英語長文はなぜ難しい?③:文章の全体像がつかめない

英語長文が苦手な原因の3つ目は、文章の全体像をつかむことが苦手なことです。

特に英語の場合、目の前の一文を読むことに集中してしまい、文章全体の流れや論理構成を見落としてしまう、いわば「木を見て森を見ず」の状態になってしまう人が非常に多くいます。

このような状態に陥ってしまうことを避けるためにはいくつかコツがあります。

ここから詳しくご紹介していくので、ぜひご覧下さい。

長文読解の読み方・解き方のコツ①:知らない単語に出会っても諦めない

長文を不自由なく読むには、たくさんの単語を知っておく必要があります。

長文を読む上で途中で内容を勘違いしてしまったりこんがらがってしまう理由の多くは、単語の意味の誤解によるものが多いです。

とは言え、全ての単語の意味を覚えるというのはほぼ不可能です。長文を読む上で知らない単語に出くわすことは必ずあります。

それでは、知らない単語に出会った時はどうすれば良いのでしょうか?

知らない単語に出会ったときの解き方

知らない単語に出会ったときに大切なことは、その単語にこだわりすぎないということです。

分からない単語に出会った時は、その単語に気をとられるのではなく、他の部分から得られる情報を使って読み進めましょう。

例えば、以下のような文章があったとします。

Ken asked me to invest in his company.
ケンは自分の会社に投資するよう私に頼んだ。


もし「invest」(投資する)の意味が分からないとしても、そこでくじけないでください。

「invest」以外の部分から、「ケンが何か自分の会社に関することでお願いしたんだな」程度に理解して、次の文章に進みましょう。その先何文か読んでいるうちに、「invest」が何を意味するのか分かってきます。

分からない単語に出会ったときは、その単語に固執せず読み進めることが大切です。分からなくても文章全体の意味を把握する上で全く問題ないような単語も多くあります。

分からない単語はあとで調べる

前述の通り、長文を読む中で分からない単語があっても、気にせず読み進めることが大切です。

しかし、分からない単語をそのまま放置していては、英語力はなかなかレベルアップしません。長文読解の力をつけるために、読む際に出てきた知らない単語はあとで調べて意味を覚えるようにしましょう。

知らなかった単語リストを作って、そこに書き溜めていくのもおすすめです。

長文読解の読み方・解き方のコツ②:主語を意識する

日本語は主語を省略しがちな傾向がありますが、英語ははっきりと主語を書きます。

どのような文章を読むにしても「誰が」「何が」を常にはっきりとさせておくことを心がけてください。

この読み方を徹底すると、一文一文の意味を正確にとらえられるようになり、文章の全体像を見失いにくくなります。

英語の文章で主語が何かを読み取るのは、とても簡単です。基本的に主語は文章の始め、または動詞の前にあります。

しかし、複雑な文章では主語が探しにくい場合があったり、パラグラフ(段落)の途中で主語が変わっていることもあります。

主語の解釈を間違ってしまうと全体の意味が大きく変わってくることもあるので、気をつけて確実に主語を探すようにしてください。

また、英語の長文問題を解いたことがある方は経験したことがあると思いますが、長文問題には主語を把握しているかを問う問題がたくさんあります。

このような問題でつまずくことがないよう、主語がなにかを意識する読み方を心がけてみて下さい。

長文読解の読み方・解き方のコツ③:文脈を把握する

文脈を把握する力をつけることは、長文読解のとても良い対策になります。

文全体がどのような流れになっているのか、どのように論理展開が行われどのような結論が導き出されるのかを意識して把握することで、文章全体の全体像を見失いにくくなります。

わからない単語や文があってもそこにこだわりすぎることなく、文章全体を大局観をもって見る癖をつけましょう。

文脈を把握するには、文章全体がどのような構造なのか書き出す方法がおすすめです。

文章内にあるパラグラフ(段落)ごとに要点を書き出し、文章全体の中でそのパラグラフがどのような役割をしているのか(問いかけ、根拠、結論など)を整理するようにしましょう。

全体の流れを把握できていれば、全く理解できないパラグラフがあった際にも大体どのようなことを言いたいパラグラフなのか推測できることがあります。

長文読解の読み方・解き方のコツ④:接続詞が大ヒント

効率よく長文読解をするコツの一つは、接続詞に注目することです。

「But」や「Then」などの接続詞を理解することで、文と文のつながりをスムーズに理解することができ、文全体の構成を把握しやすくなるからです。

ここでは長文を読むときに注目すべき接続詞をいくつか紹介します。

逆接

・But 
・However 
・Nevertheless 


「しかし」や「にもかかわらず」を表す逆接の接続詞は、これらがよく使われます。

英語の逆接は、日本語の逆接と同じで、逆接の接続詞を挟んでいる両側が相反する文章のときに使用します。

そして、これらの逆接の接続詞を理解すると、長文読解が非常に楽になります。

なぜなら、逆接の後や前に続く文章の意味がわからなくても、片方の意味さえ理解できれば、もう片方の英文の意味も大体予想ができるからです。

ここでは3つ逆接の接続詞の例を挙げましたが、他にもたくさんあるので、是非覚えておきましょう。

順接

・And
・So 
・Therefore
・Then 


順接は、「そして」や「だから」など、前の文章が後の文章の原因や理由になっているときに使われていることが多いです。

順接は、後ろに続く文章の意味を逆接ほどはっきりと予測することはできませんが、文章がどういう流れになるのかを知ることはできるので、これらの接続詞の使われ方を知ることはとても重要です。

長文読解の読み方・解き方のコツ⑤:どんどん書き込む

長い文章を読み解くコツの5つ目は、どんどん文章の中に書き込むという読み方です。

英語の文章を読み終わったとき、一つ一つの文章は理解できていたはずなのに、文全体の意味がよく分からないという経験をしたことはありませんか?

長い文を読んだときは特にそうなると思います。

そこでおすすめなのが、文章を読みながら書き込みを入れたり、パラグラフの要点の文章に線を引いたりしておくこと。

そのときの理解度が上がるのはもちろん、後から読み返したり必要な情報を探したりするときにもわかりやすいです。

ここでは読むときにどのような書き込みを入れるといいか、おすすめのポイントをいくつかご紹介します。

ですが、自分にわかりやすいということが一番大切なので、自分はどのような情報を書き込むことで後で更にわかりやすくなるか考えてみてください。

パラグラフ毎の要点には線を引く

パラグラフごとに、そのパラグラフで言いたいことが必ずあります。

パラグラフの言いたいこと、すなわち要点を掴んでおくことは文全体を理解する上でとても重要なので、要点の部分には線を引いておきましょう。

要点はパラグラフの最初か最後に書いてあることが多いので、そこを集中して読むと見つけやすいです。

主語や接続詞に印をつける

主語や接続詞に印をつけるのもおすすめです。

主語や接続詞を意識しながら読むと、文章の流れが把握しやすくなりますし、読み違える可能性が低くなります。

また、凡ミス対策としても有効です。

知らない単語には印をつける

分からない単語には線を引いたり、マルで囲んだり、後から見てひと目で分かるように印をつけておくことをおすすめします。

これは解き方のコツではないですが、復習時分からなかった単語の意味を調べる際とても効率がいいです。

ボキャブラリーを増やすことは、長文読解対策に直結するので、しっかりとコツコツ続けてくださいね。

長文読解の読み方・解き方のコツ⑥:解答の根拠を明確にする

大学受験や英検、TOEICの長文読解に苦しめられる方も多くいると思いますが、長文問題を解く際におすすめの解き方は、「文中から答えを探す」ということです。

TOEICでも大学受験の長文読解でも、問題の答えは必ず文章の中に書いており、問題を解く際には必ず文章を注意深く読んで、文の中から回答の根拠を探すことが大切です。

当たり前だろうと思われるかもしれませんが、意外とこれをできている人は少ないです。

TOEICなど選択式で答えを選ぶような問題は、なんとなくで答えを選んでしまいがちです。ですが、なんとなくで選んでいては、正答率は上がりません。

問題を解くときは、「ここにこう書いてあるから、私はこの答えを選ぶ!」と、自分の答えの根拠を明確にし説明できるようになることを意識すると、長文読解問題の正答率はぐんと上がります。

設問を先に読む

答えを探し出す際のコツは、長文を読む前に設問を先に読むということです。

長文を読む前からあらかじめ何を探せばいいのかを理解していれば、読みながら答えを探すことができるので効率よく読解を進めることができます。

また、答えを見つけるために何度も何度も同じ長文を繰り返し読む必要がなくなるので、無駄な時間を省き、より丁寧に読む時間を確保することができます。

長文読解の読み方・解き方のコツ⑦:数をこなす

単語を覚え、読み方のコツを掴んだら、あとは練習あるのみです。とにかくたくさん文章を読んでください。先程お話した文脈を読む力などは、経験が物を言います。文章をたくさん読むことで読解スピードは上がります。

また、内容は異なっていても、構造が似ている文章は多くあります。たくさんの文章構造に触れることは、長文読解の力を付ける上で重要です。

さらに、たくさんの文章を読むことで長文読解に慣れてくると、自分に合った文章の読み方や問題の解き方を発見することができます。世の中に様々なおすすめの読み方や解き方はありますが、結局は自分がやりやすい方法が一番です。

長文読解はスポーツと同じで、毎日少しずつ練習を積むことで、毎日少しずつ上達します。一旦習得したからといってメンテナンスを怠ると、徐々に力が落ちてきて、またできなくなります。

少しずつでもいいので、毎日長文を読む習慣をつけてください。

長文読解にオススメの問題集

長文読解問題の対策になり、読み方・解き方のコツを身につけられる問題集はたくさんあります。ここでは、長文問題の対策におすすめの問題集をいくつかご紹介します。

英検の教材

最初にご紹介するのは英検の教材です。

長文の練習に英検教材を使うというと意外に思われる方もいるかもしれませんが、英検教材にはいくつかのメリットがあります。

英検教材のメリット①:レベルを選べる

英検は階級ごとに試験が行われるので、教材も階級ごとに用意されています。

そのため、英検を受験しない方でも自分のレベルに合った教材を探すことができますし、それを使って長文読解対策をすることができます。

初心者の方は5級から始め、少しずつレベルを上げていってください。

英検教材のメリット②:選択問題になっている

英検の問題の良いところは、選択問題だという点です。

長文読解の読み方・解き方のコツの一つが、答えを探し出すことだと紹介しましたが、英検の長文はどこに答えがあるかが明確な文章が多いので、「なぜその選択肢の中でこれを選んだのか」答えの根拠を探し出す練習になります。

英検教材のメリット③:分野が幅広い

英検の長文は、メール、物語、評論など分野が幅広いので、様々な長文問題の対策をすることができます。

おすすめの英検教材

英検はいろいろな出版社から様々な教材が出ています。

各教材ごとにメリットや合う・合わないがあると思うので、書店で実際に見てみて合うものを選んでください。

2021年度版 英検2級 過去6回全問題集

参考価格: 1,760円

英検2級 を ひとつひとつわかりやすく。

参考価格: 1,595円

キクタン リーディング

2つ目にご紹介するのは、「キクタン リーディング」です。

キクタンシリーズは英語学習者の方であれば一度は使ったことがあるのではないでしょうか?「キクタン600」など単語対策として使ったことがある方がほとんどだと思いますが、実は長文読解の対策シリーズもあります。

「キクタン リーディング」は速読対策にもなり、長文読解の力をつけるのに最適です。

初級レベルからセンター試験対策のレベルまで様々なレベルがあり、自分に合ったレベルに合った教材を見つけることができます。

キクタン リーディング【Basic】4000語レベル

参考価格: 1540円

英語長文読解のコツまとめ

この記事では、長文読解のコツを7つと、おすすめの問題集をご紹介してきましたが、自分の学習に取り入れることができそうな情報を見つけることはできたでしょうか?

英語の長文読解スキルは、試験だけに限らず仕事や日常生活など様々なシーンで必要となる場面があります。

長文読解対策には「これをやっておけば大丈夫!」という万能な方法はないですが、色々と試してみてご自身に合った対策方法を探してみてください。その際、この記事でご紹介したコツを是非参考にしてみてくださいね。

リーディングのスキルアップは、リスニングなどのスキルに比べて伸びづらいと言われることがあります。

長文読解の対策には時間がかかり、忍耐が必要となりますが、諦めずにコツコツと練習を積むことで着実に向上していきます。

英語の文章が読めるようになることで得られる素晴らしい世界を思いながら、学習を継続していきましょう。

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Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてプログリットのカリキュラム開発を行う。

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